UK Hails Successful Initial F-35 Carrier Trials 初のF-35艦上運用テストを成功と英国が判定
Nov 22, 2018Tony Osborne | Aerospace Daily & Defense Report
Lockheed Martin
英軍向けロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機の新型空母HMSクイーン・エリザベス艦上での初運用試験は期待以上の成果を上げたと軍上層部が述べている。
三回予定の開発テストで二回(DT-1 、DT-2)までが米東海岸で11月18日行われ、F-35は離陸202回、垂直着陸187回、垂直ローリング着艦(SRVL)を15回実施した。
フライト時間は計75時間を記録しテストパイロット4名は兵装投下54回もこなした。
日程は多忙で困難だったが結果から希望が見えてきた、とHMSクイーン・エリザベス艦長ニック・クック・プリースト大佐が所感を述べている。
「今回の運用は単なる固定翼機の艦上運用以上お意味がある。英海軍に航空戦力を復活させたことであり、同盟国にも意味がある」
DT-1は9月25日にはじまり英海軍テストパイロットのネイサン・グレイ中佐がF-35Bで同艦に初めて着艦した。DT-1ではSRVLも初実施し、10月半ばまで続き、その時点でHMSクイーン・エリザベスがニューヨークに到着した。
DT-2の目標は多様な天候条件と荒天下での海上運用で、F-35の機首を舷側に向けた着艦に初挑戦する。通常は機首は艦首に向けて着艦する。
テスト部隊の技術陣は艦と機体双方からデータを記録し天候条件、湿度、ピッチ-ロール角度、機体重量でそれぞれ上限を決定する。
同部隊は各種兵装を内部、外部に搭載し同艦が搭載する自動装填装置を活用している。
三回目のテストは2019年夏の予定でその後実戦テストが控える。■
これに対し原記事に以下のような厳しいコメントがついています。
記事の真意がわからない。ここまで遅延している同機だが英軍向けF-35Bの配備そのものが成功といえるのか。あるいはクイーン・エリザベスへのF-35B搭載が成功ということなのか。F-35Bは米海兵隊が先に運用開始しているが、実は真の意味で実戦能力を備えている状態ではない。過去三年間のAWST記事をご覧いただければおわかりと思う。英海軍艦船でF-35Bの運用ができる状態にあれば良いと思う。ただしこれは大いに疑わしい。同機各型は戦闘可能な状態に程遠くさらに数十億ドルもの追加資金投入、数年間かけないと作戦運用可能と認定されない状態にある。
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