U.S. carrier leads warships in biggest ever Japan defense war game 米空母含む艦艇が日本最大の軍事演習に参加中
US Navy
USSロナルド・レーガン艦上にて---米戦闘機編隊が西太平洋上空に土曜日展開した。原子力空母USSロナルド・レーガンが日本の駆逐艦部隊およびカナダ艦艇に合流し最大規模の即応体制確認の演習が日本周辺で行われた。
キーン・スウォード演習が2018年11月3日実施され、米海軍、海上自衛隊、カナダ海軍が合流した。
演習には日米だけで総員57千名が加わり、戦闘、上陸作戦、弾道ミサイル防衛の各種訓練を展開する。自衛隊員で参加する47千名は日本の総兵力の5分の一に相当する。
「ここに集結したのは安定のためであり、いざという際の威力を維持するためでもある。キーンスウォードのような演習は必要だ」とレーガン空母打撃群司令カール・トーマス中将がF-18戦闘機が艦上で開かれた報道説明会で述べた。
空母には8隻が随行し対潜戦も演習する。日米両国は日増しに強くなる中国の影響力を警戒している。
この地域のみならずインド太平洋にかけて日米同盟は安定のため不可欠」と江川宏海将補もレーガン艦上で語った。
レーガンは横須賀を母港としアジアで最大の米軍艦で、乗組員5千名、F/A-18スーパーホーネット約90機を搭載する。
カナダが初参加
カナダ海軍の補給艦一隻も演習に加わっている。
日米二国間演習として1986年に始まった同演習でカナダの参加は初。在日カナダ大使館付き武官ヒューズ・カヌエル大佐は「多国間演習に復帰するもの」と今回の意義を語り、カナダはアジアでの軍事プレゼンスを強めたいとも述べた。
この地域で安全保障の役割を拡大しようとする西側国はカナダ以外に英国、フランスもあり、艦艇派遣を増やそうとしている。中国が南シナ海の軍事プレゼンスを増大し、インド太平洋への影響力を強めるのを横目で睨む形だ。
キーン・スウォードには英国、フランス、オーストラリア、韓国も視察団を派遣。
存在感を強める日本
各国がアジア安全保障へ関心を高めているのと日本の域内外交で軍事力誇示が増えてきたのは偶然の一致ではない。
同時に安倍晋三首相は中国との対話により東シナ海の軍事緊張緩和を探りつつ経済面の協力関係も模索中だ。
米中で貿易摩擦が強まる中、安倍首相は日本首相として7年ぶりに北京に飛び、習近平主席、李克強首相と会談し北朝鮮問題含む域内安全保障で日中両国で責任分担すると述べた。
ただし日本は北朝鮮より中国を警戒し、南シナ海での海上軍事力増強だけでなく太平洋インド洋への中国の進出も問題視する。
中国の今年の1600億ドルの国防予算は日本の三倍規模で、米国防費の三分の一に相当する。.
キーン・スウォードは「有志同盟国・協力国のコミットメントの表われだ。強力な実力を発揮し一致団結してインド太平洋で平和と安定を実現していく」と米海軍作戦部長ジョン・リチャードソン大将が述べている。■
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