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★F-35を飛ばした米空軍パイロット31名から判明した同機の事実9点とは

9 F-35 Facts We Were Told from 31 Air Force Pilots Who Flew the Stealth Jet F-35を飛ばした空軍パイロット31名からわかった関する9つの事実
November 2, 2018  Blog Brand: The Buzz  Tags: F-35Air ForceMilitaryTechnologyWorldWar
計174名の米軍パイロットがロッキード・マーティンF-35AライトニングIIの訓練過程を修了している。ヘリテージ財団はそのうち31名から聴取することができた。すべてF-15C、F-15E、F-16C、A-10からの機種転換組だ。全員がF-35Aに高い信頼を寄せていることがわかった。
今回わかったパイロットたちの知見を以下9点にまとめた。
1. 開発段階のため機体反応や操縦性に制限があるとはいえ、今回聴取したパイロット全員が空対空戦(ドッグファイト)なら以前の機種よりF-35Aを選ぶと答えた。
2.F-15C教官パイロットの経験があるものは模擬空戦で以前乗っていた機種を連続して打ち負かしていると述べた。
3. 以前F-16C教官パイロットだったものは空軍兵装教官課程(海軍のトップガン校に相当)も修了しており旋回ではG-制限のため制約が付くが方向舵を使った旋回には目を見張るものがあり毎秒28度が可能だという。制限が撤廃されればもっとすごい操縦が可能となるはずだ。
4. F-16CJワイルド・ウィーゼルの元教官パイロット三名からはF-35A一機でSAM陣地を今までより迅速に発見が可能で対応はF-16CJ三機分に等しい効果があると聴取した。
5. F-35Aのレーダーで敵戦闘機や地対空レーダーを電子攻撃し作動不能にできる。このため同機は敵レーダーに対して無敵だ。
6. A-10の元教官パイロットはF-35Aが搭載するセンサー装備で状況認識が向上し近接航空支援はA-10と同様あるいはそれ以上にこなせると述べた。
7. 研究開発の進歩によりF-35Aのステルス表面の整備が簡単になり出撃制約がF-22,F-117やB-2より低くなった。F-35Aでは戦闘、訓練いずれでも連日飛行が可能となった。
8. F-35Aが搭載する各種戦術センサーの情報は一つの画面にまとめられセンサー融合)るがまだ最適化されておらず、パイロットはほとんど全員が「ゴースト」が見えたり、同じ標的の情報が複数表示されると述べた。
9. 量産段階に入ればF-35Aの機体価格は第四プラス世代のユーロファイター・タイフーン、ラファールM、さらにF-15Kストライクイーグル後期機材より安価になる見込みだ。各機を上回る性能を空対地攻撃で示し、空対空戦でも各機が敵わない性能を示す。
F-35Aで開発と生産が同時進行シているとは確かに難題で遅延や費用超過のリスクが調達に影響を及ぼしているかと言うと必ずしもそうではない。
構成部品、センサー、機体構造の開発を同時に進めるため機体重量、寸法、性能で小規模の変更が生じ日程に変更が生まれればやはり機体重量、寸法、性能、全体の日程に影響が生まれる。
事業全体を時間どおり予算以内に抑えて進めるためには安定した指導体制が必要だ。米国は史上最高の技術を応用した高性能戦闘機を正しく配備できるかを問われていると言えよう。
同時並列開発方式によるF-35A事業で得られた教訓や制約条件は貴重だ。ペンタゴンは将来の大型装備案案件にこれを生かして陳腐化してしまう前に配備がすすむようにすべきだ。■
元ネタはヘリテージ財団なのでF-35Aについて好意的に見ていますね。初出は数年前らしいので現在は少し変わっているかもしれません。数十年供用し段階的に性能をアップデートするのはいいのですが何年たっても完璧な機体にならないのではそのうちに別の機体に追い越されてしまいますね。F-35という存在自体にいつも疑問を感じるのは私だけでしょうか。

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