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2010年2月6日土曜日
DARPAプロジェクトの最新動向
2010年1月29日金曜日
ロシア第五世代戦闘機が初飛行に成功
Sukhoi's PAK FA fighter completes first flight
29/01/10,Flightglobal.com
- スホーイの第五世代戦闘機プロトタイプPAK FAが本日午前47分間の初飛行に成功した。 テスト飛行はコムソモリスクで行われ、テストパイロットはセルゲイ・ボグダンで、スホーイによると「大変良い結果」だったという。 「飛行中に同機の操作性、エンジン性能、主要システムの作動状況の初期評価を行いました。」(ボグダン) 飛行中に同機の降着装置の格納、引き下げが実施された。
- PAK FAのエンジンはNPOサターン「117型」が二基でスホーイSu-35とSu-27Mに搭載の117Sエンジンの改良型だ。機内の統合飛行制御システムでエンジン他機内の主要システムを制御する。
- スホーイによると同機には複合材料が使われている他、より進んだ空力学技術によりエンジンの排気特徴を減らしておリ、「前例のない小さな レーダー断面積を実現し」ているという。その他、より進んだフェイズドアレイレーダーを搭載している。昨年のモスクワMAKSエアショーにおいてティコミ ロフNIIPが同機用に開発したアクティブ電子スキャンアレイレーダーを展示していた。
- PAK FAに第四世代戦闘機部隊を加え、ロシア空軍は次の10年間の対応力を備えることになる。
- PAK FAの飛行試験は2012年まで続き、その後ロシア空軍は同プロジェクトの成否を決定する。同機の量産型はT-50と呼称される見込み。
- あるいは同機の設計を元にロシア・インド共同開発の第五世代戦闘機に発展する可能性がある。
2010年1月24日日曜日
電子戦装備の開発が進展しています
戦闘機の話題になると急にアクセスが増えていますが、地味ながら電子戦の話題です。無人機と電子戦は日本がこれから力を入れなければならない分野ですね。
Electronic Warfare Evolves
aviationweek.com Jan 22, 2010
Electronic Warfare Evolves
aviationweek.com Jan 22, 2010
- 電子戦の重点は防御ではなく攻撃に移るだろう。電子パルス、相手方の情報を混乱させるデータ・ストリーム、アルゴリズムが次世代ジャマーNext-Generation Jammer (NGJ)に搭載されるだろう。
- 米海軍へのNGJの配備は2018年の予定。
- EP-3Eの後継となるEP-X情報収集機の最終仕様案、設計案は未定だ。
- EP-Xは敵の信号を探る目であり耳となってNGJで撹乱、操作を行う構想だ。敵の信号発信源を正確に捉えることが鍵となる。
- EA-18GグラウラーがNGJ搭載の主力となる。次に海兵隊のF-35に装備されるだろう。空軍のF-35Aがこれに続き同時並行で大型高速の無人機への搭載が実現するはずだ。
- JSFの開発当初から電子戦に応用する構想があるが、電子装備向けの補助電源の確保が課題だ。
- 海軍の視点は地対空ミサイルが高性能になるほど発信する波形が複雑になることから低出力ジャミングにより敵の防空システムに攻撃を加え対応能力を低下させることであり、要は敵のネットワークを使えなくさせることだ。
- そこで海軍の優先事項は既存のALQ-99ジャマーポッドの性能を向上してNGJの能力をEA-18Gに搭載することであり、F-35Aに搭 載することだ。空軍はかねてからスタンドオフ能力を求めており、B-52を電子戦に応用する構想があったが現在は継続していない。そこで空軍もNGJに関 心を寄せており、空軍が求める周波数帯が微妙に違っていることもあるが、基本設計は空軍機にも搭載可能なものだ。
- レイセオンによると空軍から2012年締切で情報の提供が求められてきたと言う。同社の通信・電子攻撃・偵察監視ポッドを発展させる構想のようだ。
- 要求されるジャミング有効距離は秘匿情報だが情報を総合すると水平線の湾曲を考慮するとざっと200マイルというところだろう。B-52利用 案はこれよりも大きな距離を想定していたが、現有のEA-6Bプラウラーの有効距離よりも長い。同機の電子支援でF-117を運行していたが、ジャミング は80マイルしかなく、ステルス機はセルビアで1999年に撃墜されている。(機体残骸はその後ロシアへ移送された) EA-6のジャミング性能はあらか じめ伝えられていたが作戦立案時に考慮されていなかったのだ。
- 専用UAVの開発が秘密裏に進んでいることは業界では公然の事実であり、空軍はすでにレイセオン製小型空中発射おとりジャマーMALD-Jへ相当の予算を使っている。敵領空上で短距離からの電子戦ミッションを実施するのに無人機の方が適している。
- F-35をEF-35に改造するコンセプトもあるが、ステルス性を犠牲にしないためにも搭載するハードウェアは相当奇抜な形状になると思われる。
- RAT(ラムエアタービン)で電源が確保できればグラウラー用のポッド設計の制約条件がなくなる。同じようにF-35にも応用が可能となる。
- RATをウェポンベイに搭載する案もあるが、本来は電子戦装備を格納するスペースだ。
- ただし、NGJには機関砲搭載スペースで十分だ。そこでロッキード・マーティンはF-35用のNGJ案を検討中。同機の機種左側の機関砲ブリスターにNGJ開口部をつける。
2010年1月22日金曜日
JSF開発の遅れを深刻視しない米空軍
USAF Chief Downplays JSF Testing Delay
aviationweek.com Jan 21, 2010
- F-35のテストが遅れていることで同機の単価上昇が避けられなくなるが、空軍参謀長ノートン・シュワーツ大将は「影響はあくまでも短期間のもの」と見ている。
- 同大将は大幅な価格上昇があってもナン-マカーディ法の報告義務条項に違反することはないと語った。同条項によれば一定の価格上昇が発生すると ペンタゴンは代替選択枝の検討が必要となり、同時に議会に対し費用あるいは日程の大幅な変更が発生した原因について報告しなくてはならない。
- また、同大将は遅れといっても「複数年」の規模ではなく、必要なものであったという。政府関係者の中には同機のテスト完了は最高で30ヶ月も予 定より遅れるとの見方がある。現在の見通しではテスト終了は2014年の予定。シュワーツ大将は具体的な遅延の規模の言及は拒んだが、本年2月1日に公表 されれう2011年度予算案で明らかにすると語った。
- 開発と生産を同時並行させる度合いを減らし、テスト期間を延長し、テスト機材を増強すると同大将は以前に発表している。この結果、量産への移行はより現実的になるというのが考え方だ。
- F-35開発は「F-22の同時期と比較するとはるかに進んでいる」と同大将は表現する。両機種ともロッキード・マーティンが主契約社。
- JSFの共同開発パートナー各国に加え購入希望各国も開発計画の進展に「関心を有している」ことを同大将は認める。同機以外の選択枝も検討している国もあり、開発が遅れるとそれだけF-35導入の可能性が減ることになる。
- ただし、最初の訓練部隊の初期作戦能力獲得時期は予定通りだと同大将は語った。
- 全体の遅れにより空軍はF-16から運用の重複なく、旧式機からステルス機に完全な引継ぎができると同大将は発言。
コメント F-35は時限爆弾だと当方は見ますが、いかがでしょうか。ましてやわが国が手を上げれ ば待ってましたとばかりに費用負担を押し付けられるのは明らかですね。そもそも開発がこれからまだ5年もかかるとは。同機には手を出さないのが賢明では。少数機導入の選択肢もあるはずですが、この機体に日の丸をつけたところを見るのは勘弁願いたいですね。
2010年1月18日月曜日
サイレントイーグルの初飛行に備え販路拡大を狙うボーイング
Boeing Looks To First Silent Eagle Flight
aviationweek.com Jan 16, 2010
aviationweek.com Jan 16, 2010
- ボーイングの簡易ステルス機F-15サイレントイーグル試作機のレーダー断面積(RCS)試験が完了し、同社は最初の導入国は韓国になると期待している。
- 韓国のF-X3契約で60機の需要があり、韓国国会で完全ステルス機の導入に慎重な姿勢が出ていることを受けて同社は自信を強めている。同機の新型一体型燃料タンクは国際開発の予定だが、提携先は未定。
- ボーイングが狙うのはF-15を運用中の各国。ロッキード・マーティンのF-35に関心をもつ各国にも有望な選択肢となる。サイレントイーグルのステルス性はJSFより劣るが、国防予算に制約のある各国には選択の巾が広がる。
- 航空作戦の初期段階においてサイレントイーグルの一体型燃料タンク内部に空対空あるいは空対地兵装を装備させれば、正面RCSを減少できる。敵の脅威を一層すれば数時間でより多くの兵装を搭載して制圧作戦を開始することができると言うのが同社の構想。
- 空 軍からボーイングに貸出されたテスト機F-15E1のRCSテストは同社セントルイスの無響室内で昨年8月から9月に行われた。各種の表面塗装材料から絞 り込んだ塗装が機体に施された。テストの結果は期待にそったものだったという。ただし、同社は塗装の種類およびRCS値を公表していない。
- テスト機の尾翼は標準形の垂直取付であり、同社が昨年に発表した15度の角度つきの尾翼ではない。新型尾翼によるRCSへの影響は数値理論上求めると同社は言う。
- 初飛行は7月末としている。当初は2010年第一四半期が予定だったが、同機を購入する可能性のある各国からの事前設計作業への要望を反映すべく遅らせたという。
- 初飛行後は発達型中距離空対空ミサイル(AMRAAM)を一体型タンク内に装着し、7月末から8月に高度2マンフィート速度マッハ0.6で初の試射をする。
- 一方でボーイングは輸出許可を申請中で裁定は今春に下ると見込む。
- 同社の販売見込みは合計190機規模だが、イスラエルがF-35 に熱心で、サイレントイーグル構想には乗り気でないのが気になる点だ。
- 韓国は2011年に新型戦闘機の仕様書を提示すると予想。サウジアラビアも初期型F-15合計80機の更新を検討するとボーイングは見ている。シンガポールも導入の可能性がある。
- ボーイングの試算ではサイレントイーグル単価を1億ドル。
2010年1月17日日曜日
中国のJ-10戦闘機は海外に販路を広げるか
Chinese Chengdu J-10 Emerges
aviationweek.com Jan 14, 2010
aviationweek.com Jan 14, 2010
- 1998 年の初飛行以来秘密のベールに包まれていたChengdu 成都航空機のJ-10多任務戦闘機が世界市場に参入してくる。源をたどると60年代までさかのぼり人民解放軍空軍(PLAAF)に配属されて5年のJ- 10はおおよそロッキード・マーティンF-16ブロック60と同程度の性能で価格は半分なので急速にその存在を高めるだろう。
- 150機がPLAAFに配備されているとみられるが、この数は300機になるかもしれない。その根拠は中国がロシアから購入したといわれるサリュートAL-31FNエンジン(推力12.7トン)が300から400基であるため。パキスタンがJ-10の最初の導入国になる。
- パ キスタン報道では合計36機を14億ドルで購入するという。単価は40百万ドルになり、UAEが購入したF-16ブロック 60(AN/APG-80アクティブフェイズドアレイレーダー装備)は約80百万ドルだった。ただし、パキスタンの購入価格に予備部品、支援、訓練が含ま れているかは不明。
- パキスタンの購入機数は150機程度になる可能性がある。その他イラン、ミャンマー、フィリピンがJ-10に関心をもっていると の報道がある。
- 中国はJ-10 の性能諸元を公表していないが、同国国内の報道を総合すると以下のようである。全長16.43メートル 翼端長8.78あるいは9.75メートル 最大離 陸重量19,227キログラム 最大武器搭載量7,000キログラム 戦闘行動半径1,100キロメートル 最高速度マッハ2 機体限度9G
- 同機開発にはロシア、イスラエルの支援があったこと、さらにサリュートエンジンに依存しているにもかかわらず、中国はJ-10 を純国産戦闘機としている。昨秋のPLAAF設立60周年記念式典でJ-10が曲技飛行を展示し、同機の複座型の原型機および実寸大モックアップが国立航 空博物館で公開された。
- 価格以外の魅力は同機が搭載する新型の電子・兵装システム。J-10Bとしてインターネット上で写真 が流出した最新型では超音速空気取り入れ口がどことなく共用打撃戦闘機に類似している。機首には再設計され赤外線捜索・追尾システムが装備されており、電子スキャンアレイレーダーが搭載されているようだ。これが正しいと中国のレーダー技術も相当進歩してきたことになるし、J-10 も西側・ロシアの第四世代戦闘機に肩を並べることになる。コックピットには多機能ディスプレイが3面とヘッドアップディスプレイがついている。
- 武 装取り付け点は合計11あり、うち機体に5点ある。主要対空兵装はLuoyang洛陽PL-12アクティブレーダー誘導空対空ミサイル(AAM)で有効 射程は70キロメートル。主翼と機体に装着され合計8初のPL-12を搭載できる。短距離空対空ミサイルにはPL-8(イスラエル製パイソン-3のコ ピー)および同ミサイルの性能向上型PL-9がある。今後はヘルメット装着ディスプレイと第五世代のAAMが導入される。
- 同機が海外市場で成功するかは信頼度の高い高性能ターボファンエンジンが国産化出来るかにかかっている。国内のライバルメーカーShenyang瀋陽がWS-10Aターボファンエンジンを80年代から開発しており、推力は13.2トンだが、ロシア筋は開発は難航していると見ている。
- Chengdu は別により高性能のHuashan華山ターボファンエンジンの開発を進めており、開発には90年代後半に入手したトゥマンスキR-79ターボファン(中止 になったヤコブレフYak-141超音速垂直・短距離離陸戦闘機用)の技術データが元になっていると見られている。にもかかわらず、ロシアによると中国か らより強力なサリュートAL-31FN(推力13.5から15トンクラス)への関心が示されているという。
- Chengduは空母搭載型J-10の開発を開始する動きを示している。前述のPLAAF式典では地上テスト結果からJ-10が空母からも運用可能と関係者が認めたという。
2010年1月16日土曜日
イスラエル空軍 KC-707空中給油機を増強する理由
| Israel Bolsters KC-707 Refueling Fleet aviationweek.com Jan 14, 2010
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