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ロシア海軍に本土海域侵入されるのを甘受できない英海軍は警戒態勢強化中

昨年末から英海軍含めNATO海軍戦力の減退ぶりを伝える記事が目立ちますが、反対にロシア海軍の元気ぶりが目立つ格好になっており、さらに海底通信線は大丈夫なのかとの懸念が伝わってきました。ロシアはいつも警戒対象なのですね。インターネットも実は海底ケーブルあっての存在であり、いったん通信網が崩壊すれば大変なことになります。そんな暴挙にロシアが出ないようにもっとグローバルネットワークに組み込まないといけませんね。 Russia Is Getting More Confident About Infiltrating UK Territories 英領海に侵入への自信を深めるロシア   BY LIANNA BRINDED QUARTZ READ BIO DECEMBER 28, 2017 http://www.defenseone.com/threats/2017/12/russia-getting-more-confident-about-infiltrating-uk-territories/144861/?oref=d-river         ロシア海軍艦艇の英国領海への出現が最近増えている。 ロシアから英国へのクリスマスプレゼント? 英領海に超接近した事例が12月23日に発生し、英海軍フリゲートHMS セント・アルバンがロシア海軍艦艇と併行するよう現地に移動した。「北海から英国の権益圏に移動してきた」と英海軍も認めた。 ただしこれが初めてではない。英海軍は「休暇シーズンになるとロシア艦が英領海を航行することが増える傾向がある」と述べ、クリスマスイブにHMSタインが別のロシア情報収集艦にエスコートを命じられ、北海から英仏海峡まで追尾した。 「我が国領海の防護には躊躇しない。またいかなる形の侵害は受け入れられない」と英国防相ギャビン・ウィリアムソン Gavin Williamson が声明文を今週発表した。「英国は自国防衛、国民、国益の防衛に躊躇することはない」 英国領海付近でロシアのプレゼンスが増加中 1月にはRAFタイフーン戦闘機の三機編隊および英海軍艦艇一隻がロシア空母他が英仏海峡を北上するのをエスコートした。2016年6月には英海軍がロシアのキロ級潜水艦を要撃している。同艦は巡航ミサイルを

★★ドイツだけではなかった。英海軍も深刻な低稼働率に直面

心配になるニュースで、英独両国が負担すべき努力を怠ったためこうなったのか、産業構造に問題があるのか、政治家が悪いのかわかりませんが昨日今日始まった問題ではないようです。NATOが海軍力で欠陥を抱えたままだと米海軍の負担が増えて太平洋のバランスにも影響が出かねません。解決策としてNATOへの日本の加盟、あるいはNATOを拡大した「有志連合」として太平洋、大西洋をカバーする超同盟の樹立はいかがでしょう。 Almost All of the UK's Surface Combatants Are in Port While Germany Has No Working Subs 英水上艦ほぼ全隻が出動不能状態、ドイツには稼働潜水艦皆無 These already worrying developments reflect poor readiness overall and other larger issues within both of these NATO navies. 心配になる事態は両国海軍の即応態勢以外にもっと大きな問題がある証拠 CROWN COPYRIGHT BY JOSEPH TREVITHICK DECEMBER 20, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17140/almost-all-of-the-uks-surface-combatants-are-in-port-while-germany-has-no-working-subs 英独両国の海軍部隊の即応態勢がともにかつてない低さになっており、英海軍では駆逐艦フリゲート艦のほぼ全数が港内にとどまり、ドイツ潜水艦部隊では一隻も出動できない状態だ。両国で現状ではヨーロッパ内外の危険に対応できないとの主張に勢いがついている。 2017年12月20日現在で英海軍23型フリゲート13隻で稼働可能艦は一隻だけで、45型駆逐艦6隻は全て港内に留まっている。2か月前にはドイツ海軍のU-35潜水艦が事故で損傷し、212A型潜水艦6隻全部が港内で修理を待つ状況にある。 英海軍は「世界規模で作戦投入されクリスマス、新年関係なく国益を防護する」状態を保っていると報道官がテレグラフ紙に語っている。「水上艦潜水

英海軍空母クイーン・エリザベスが艦隊編入、しかし....

Britain moves to restore carrier strike capability with warship commissioning  英海軍:空母打撃能力の再整備へ Police officers are seen in front of the HMS Queen Elizabeth during its commissioning ceremony on Dec. 7, 2017, in Portsmouth, England. (Matt Cardy/Getty Images) By: Andrew Chuter    14 hours ago https://www.defensenews.com/naval/2017/12/07/britain-moves-to-restore-carrier-strike-capability-with-warship-commissioning/ LONDON ―英国が空母打撃群の再整備に一歩近づいた。 12月7日、HMSクイーン・エリザベス(排水量65千トン)がポーツマス海軍 基地で正式に英海軍に編入された。 クイーン・エリザベスは完成したが... 同艦はヘリコプター運用試験を来年から始め、2018年後半に米東海岸へ移動し、F-35B運用テストを開始する。英国は同型機を14機発注中。 クイーンエリザベスは欧州最大の艦となり、英国は2隻をBAEシステムズ傘下の共同事業体に62億ポンド(83億ドル)で発注している。二番艦HMSプリンスオブウェールズの艦体は完成しており英海軍は2019年に受領する。 常時運用できる空母は一隻となるが、英国には二隻同時に運用できる人員がないのも事実だ。 就任式典で第一海軍卿フィリップ・ジョーンズ大将は「HMSクイーンエリザベスから海軍旗を掲げられ英国は世界有数の軍事力を有する国となった」「空母戦隊は近代化装備で強力となった英海軍の中核であり、兵力投射を海空陸さらにサイバー空間で行い、不確実な世界で軍事力で政治に選択肢を実現する存在になる」と述べた。 同艦の就役で英海軍に空母打撃能力が復活した。以前の保守党政権がインヴィンシブル級軽空母を2010年に全廃して空白になっていた。 その間英軍パ

新型英空母クイーン・エリザベスの就航は12月7日に

Queen Elizabeth to formally join fleet クイーン・エリザベスの就役近づく    Source: Crown Copyright Tim Ripley - IHS Jane's Defence Weekly 17 November 2017 http://www.janes.com/article/75777/queen-elizabeth-to-formally-join-fleet 英海軍クイーン・エリザベス級空母一号艦が建造業者による海上試験をこの度終了し、12月7日に艦隊編入される。 国防相ギャビン・ウィリアムソン Gavin Williamson が11月16日にイングランド南西海上で公試中の同艦を訪れ発表した。 就役式典にはエリザベス女王が参列しポーツマス海軍基地で行う。同艦の建造は エアクラフトアライアンス が行った。式典後に正式HMSクイーン・エリザベスとなる。 同艦は10月30日出港し建造者公試験第二段階を開始している。狙いは通信機能、レーダー等のセンサー機能だ。オープンソースAISトランスポンダー追跡によれば同艦はランズエンド周辺からコーンウォール北海岸を航行していたのがわかる。■

★★英海軍新鋭空母がはやくも演習に参加、しかしその実態は?

英海軍が大型空母二隻を整備する理由がよくわかりません。グローバルな打撃力を実現するとしてもF-35Bが12機程度しか搭載できないのであれば片手落ちでしょう。結局米海兵隊機材を搭載するのであれば図体は大きいのに中途半端な存在にならないでしょうか。むしろ艦を建造し運用は余裕がある同盟国に任せる賃貸物件のオーナーのような立場になるのでは。日本から見ればF-35B運用の実際を見てみたいところですがね。あらためて防衛力整備には強力な経済力が必要だと痛感させられますね。今後の日本が心配です。 USN Royal Navy's New Supercarrier Trains Alongside Its US Counterpart For The First Time  英海軍新造超大型空母が米海軍と初めて訓練に加わった The training mission off the coast of Scotland offers the first glimpse of future Royal Navy carrier operations.  スコットランド沖合での訓練から英海軍の空母運用構想が垣間見えた   BY JOSEPH TREVITHICK AUGUST 9, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/13368/royal-navys-new-supercarrier-trains-alongside-us-navy-counterpart-for-first-time 英海軍の新鋭超大型空母HMSクィーンエリザベスが随行艦とスコットランド沖合で多国間訓練演習の最終段階に入っている。同艦は米海軍USSジョージ・H・W・ブッシュ以下空母打撃群2(CSG-2)と行動をともにし、将来の二国間合同作戦のモデルを示している。 サクソンウォリアー2017演習とは 艦船15隻と6千名がドイツ、ノルウェー、スウェーデン、英国、米国5カ国から北大西洋に終結し8月1日サクソン・ウォリアー2017演習の幕が開いた。目的は各国間の海軍作戦の共同実施で目玉は空母二隻が参加したことだ。 空母2隻は随行艦、各国水上艦と対空、対艦、対潜戦の他飛行禁止区域の執行を想定した各種演習を