再び台湾のニュースです。新型迎撃ミサイルと言うものの、ご覧のように小型ミサイルでこれで大丈夫なのかと心配になるくらいですが、電子工業の発達した台湾ですので、性能は確かなのでしょう。またかえって大型化すると中国を刺激することになるのかも。そこらあたりに台湾の知恵が見えますが、かつては海峡を挟み軍事優越を維持してきた台湾がここまで追い込まれているのでしょうか。 Taiwan to spend $2.5 billion on anti-missile systems Aug. 30, 2014 - 04:17PM | By AGENCE FRANCE-PRESSE | Comments 台湾が2007年軍事パレードで初公開した天弓3ミサイル。 (PATRICK LIN / AFP/Getty Images) TAIPEI — 台湾は今後9年間で748億台湾ドル(25億米ドル)を投じミサイル迎撃システムを構築し、中国への防空体制を固める。 台湾国防部は現地開発の天弓 Tien Kung 3 (Sky Bow 3)地対空ミサイルを2015年から2024年までに旧式のホークミサイルと更新する。実現すれば台湾国産装備の調達として最大規模になる。 天弓3を開発したのは中山科学技術院 Chungshan Institute of Science and Technology で戦術級弾道ミサイルとミサイル迎撃に対応した仕様。1996年から開発を開始し200億台湾ドル以上を投入したといわれる。天弓3は2007年の軍事バレードで初めて公開され、2011年度のミサイル演習でテストされている。 蘋果日報Apple Daily によれば前国防部長高華柱 Kao Hua-chu が天弓3で中国巡航ミサイルへ対抗が可能で、J-20ステルス戦闘機にも対応し、台湾の防空能力向上につながると発言している。 台中間の緊張は馬英九 Ma Ying-jeou の総統就任(2008年)から一気に緩和しており、親中路線を取る馬は2012年に再選されている。 とはいえ、中国は台湾を自国領土の一部と認識し、再統一の機会を待っているが、必要なら力で達成する構えだ。 台湾の専門家の試算では台湾に照準を合わせる人民解放
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....変化が激しい防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発、情報収集手段としてのISR、電子戦等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。また、航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。