スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

F-35限定つき飛行停止解除へ ファーンボロ行きは未定のまま

F-35 Cleared To Fly, But Not To Farnborough Yet Jul 15, 2014 Amy Butler | AWIN First 米空軍、海軍の耐空証明認証機関がそれぞれF-35に制限付き飛行停止措置を解除したが、ファーンボロ航空ショーでの同機の展示は依然微妙なまま。ショーは7月20日に閉幕する。ペンタゴン関係者はF-35B4機による大西洋横断の実施に希望をつないでいる。 飛行禁止措置の解除で「エンジン点検と制限付き飛行」が可能となったとジョン・カービー海軍少将 Rear Adm. John Kirbyが発表。制限付き飛行許可は「根本原因が解明されるまで」継続される。 6月23日にF-35A搭載の プラット&ホイットニー 製F135エンジンが発火したのは統合ブレイドローター(IBR)で第三段目のファンが過剰摩擦したためと判明した。ただし、プラット&ホイットニー社、F-35開発室のいずれも飛行制限の内容について情報開示をしていない。 一方でペンタゴンの調達トップが7月14日に今回の事故の根本原因は各機共通の問題ではないと断言している。 三段構造のIBRはF135の前方ファンの後方に位置し、高圧コア部分に送る空気を圧縮するのが役目。各段は固定子で分離され、ケーシング内部で回転する。ケーシングは帯状の摩耗物で内貼りされており、ブレイド先端部とコンプレッサーのケーシング内壁のわずかな隙間を維持している。これにより圧力ロスを減らしつつ、隙間の公差を確保し、摩擦が一定程度におさまる設計になっている。 事故機AF-27のエンジン内部ではブレイドが設計想定以上に摩擦をおこし、過熱したうえブレイド内部で微細亀裂が発生していた。そのため疲労不良となり、同部分が「バラバラに」なったことで火災につながったとF-35開発室ボグデン中将は発表した。■

F-35のファーンボロ航空ショー出展はまだ微妙なまま

F-35 Misses Farnborough Kickoff Jul 13, 2014 Tony Osborne | AWIN First F-35はファーンボロ航空ショーの初日に姿を現すことはなくなったと主催者側から発表があった。 主催者側からは米国から出発する許可を軍耐空証明機関から待っている状態であるが、「週末までに飛来できると期待」しているという。 飛行停止措置なければF-35は英国で国際デビューをしていたはずだが、HMSクイーン・エリザベス命名式会場上空の飛行(7月4日)、RAFフェアフォード基地でのロイヤルインターナショナルエアタトゥー(7月11日)が中止されている。米海兵隊VMFA-121教育隊のF-35B三機はパタクセントリヴァー(メリーランド州)で大西洋横断飛行の許可を待っているが、英国登録のBK-3はまだエグリン空軍基地(フロリダ州)で待機中でパタクセントリヴァーまでまず移動する必要がある。 仮に各機がファーンボロ―に間に合ってもフェアフォード基地から発進しての飛行展示するだけしか想定されていない。 「今週の航空ショーに参加できるよう関係者各位が努力していますが、一方でパイロットとともにショー来場者の安全を一切妥協することはできません」とショー関係者が7月13日に報道発表している。■

F-35Aエンジン開催事故の原因はファンブレイドの「摩擦」

ファンブレイドの異常な摩擦とは一体?かえって謎が深まるような事故原因についてのコメントがペンタゴン高官から出ています。 Kendall: Fan-Blade Rubbing Cause of F-35 Fire Jul. 13, 2014 - 05:25PM   |   By AARON MEHTA    An F-35A flies a flight test at sunset at Edwards Air Force Base, California. (Lockheed Martin) 6月23日に発生したF-35A火災事故の原因が判明してきたが、調査陣はそもそもなぜ発生したのかを引き続き調査中。 火災原因はF135エンジン内部のファンブレイド部の「過剰な」摩擦だとフランク・ケンドール国防次官補(調達)がロンドンで記者団に語っている。 ケンドールはファーンボロ国際航空ショーの公開の場でより詳細な発表を14日月曜日に行うとみられる。 ただし今回が一回きりの事象なのか、全機で発生しうる問題なのかがわからない。全機共通の不良ではないとの見方もあるが、調査は引き続き行われている。 火災発生の機体はF-35A(AF-27)で、これが契機にF-35全機が飛行停止措置を受けている。その結果、ロイヤルインタナショナルエアタトゥーでの国際デビューも流れてしまった。 地上待機が続く中ファーンボロでの機体展示も危うくなっており、最終的には月曜日に主催者側が判断する。 ブラットアンドホイットニー製F135エンジンでファン関連の事故はこれが二件目だが、前回はエンジンの別の場所で発生しており、二件の関連は少ない。■

逆転 G・ワシントンの核燃料再補給実施の見込み、同艦の保持へ

Stackley: Navy Plans to Refuel Carrier George Washington By: Sam LaGrone Published: July 10, 2014 6:06 PM Updated: July 10, 2014 9:06 PM An E/A-18G Growler from the Scorpions of Electronic Attack Squadron (VAQ) 132 flies by the Nimitz-class aircraft carrier USS George Washington (CVN-73). 米海軍の建艦最高責任者が議会に対して海軍は70億ドルの予算を組みなおし原子力空母USSジョージ・ワシントン(CVN-73)の燃料交換を実施し同艦を維持する予定と述べた。同空母の運命は軍事予算環境が厳しい中で今年初めから議論の的となっていた。 「70億ドルを確保して核燃料交換を実施し、同艦の航空隊、兵員、支援体制を維持します」と海軍次官補(研究開発調達)ショーン・スタッキーSean Stackley, Assistant Secretary of the Navy for Research, Development & Acquisition (RDA)が下院軍事員会のシーパワー・兵力投射小委員会の聴聞会で7月10日に発言している。 「2014年度先行調達予算の残高を発表しており、引き続き熟練作業員を造船の現場で確保する一方、議会が2016年度の強制予算削減をどう取り扱うのかを待っているところでですが、その間に他の事業が圧迫されてきます」 今回の動きはそもそも海軍がジョージ・ワシントンの燃料交換を2015年度予算に計上しなかったことに対し、議会内の委員会三つが予算計上を求める意見を上申してきたことへの対応だ。 . 国防総省も同艦を保持しようとしつつ、燃料交換および大規模修繕refueling and complex overhaul (RCOH)要に2016年度に40億ドルを議会が承認するかは不確定だと一貫して表明していた。議会が2011年予算管理法を根拠とする強制削減による予算制限を解除するとは思えないとしていた。

イラク軍はISILに勝てるのか---勝てないとイラクはどうなるのか

What if Iraqi Military Can't Defeat ISIL? Jul. 9, 2014 - 03:45AM   |   By JOHN T. BENNETT   |   Comments .カール・レヴィン上院議員によればイラク陸軍の能力評価が米国の取る最初の一歩でその後に追加行動を選択すべきだという。 (Mark Wilson / Getty Images) 合衆国にとって最悪のシナリオはこうだ。イラクの各民族が統合政権の樹立に失敗(あるいは放棄)、軍が崩壊する。 ある上院議員はCongressWatchにほとんどの関係者はその可能性を「排除」していると告げた。ただし専門家はその可能性はあると言っている。 米軍上層部は「評価チーム」をイラクに送り、バラク・オバマ大統領と政府上層部に状況を正確に理解させようとしている。 政権内部と議員は派遣計6チームから解体状態のイラク軍の状況、軍再建の必要条件を聞こうと待ち受けている。 ホワイトハウス関係者、議員、専門家からはイラク・レヴァント・イスラム国家 (ISIL)が占拠した地点を奪回するには二つ条件があるという。ISILはこの数週間でイラク西部北部各地を占拠している。 一つがイラク軍がISILの戦闘部隊を打破すること。ISILはイラク可国内で米軍部隊と、またシリア内線でも戦闘経験が豊かだ。 もう一つは政治枠組みを変え、マリキ首相とシーア派優遇をあらため、残る主要民族集団スンニ派とクルド族への締め付けを改めることだ。 上院軍事委員会委員長カール・レヴィン議員(民、ミシガン)に記者団が8日にイラク派遣部隊を300人から780人に引き上げている米国はこれから大規模なイラク派兵に向かうのかと言う質問を浴びている。 レヴィン委員長はこの問題に直接答えず、まずペンタゴンによるイラク軍事情勢評価結果を見てみたいと答えている。「今この段階で必要なのはイラク陸軍の戦闘能力を正しく評価すること」 米国の軍事評価は「イラク国内に団結して共通の敵とたたく意思があるのか」との問いへの答えとなるだろう。 「イラク軍がISILの動きを止める力があるのかどうかの評価が出るまで、下手に動くわけにいかない」

F-35のエアタトゥー出展中止、来週のファーンボロショーも微妙

F-35s Will Not Fly At Air Tattoo; Farnborough Appearance In Jeopardy Jul 10, 2014 Tony Osborne | AWIN First F-35が予定されていたRIAT(ロイヤルインターナショナルエアタトゥー)航空ショーでの国際デビューをできなくなったことが主催者から発表された。 主催者によれば7月10日にこの決定がロッキード・マーティン、米英の国防省と協議して決まったという。会期中(7月11日―13日)の同機飛行展示はなくまった。 米海兵隊仕様のF-35B3機と英軍仕様のF-35B1機は現時点で米国を出発していない。. 7月3日にペンタゴンからF-35全機の飛行停止措置が発表されており、4機は大西洋横断飛行ができなくなっていた。 ファーンボロ航空ショーでの展示はまだ可能性が排除されていないが、ますます困難になっている。また機体展示がなくなったため、エアタトゥー会場で予定されていた英国防相フィリップ・ハモンドの訓示も中止となった。 中止決定と並行しF-35開発室長クリストファー・ボグデン中将がフェアフォード基地で報道陣に背景説明をしている。中将は各機を英国へ飛来させる可能性に期待している。 「現時点で耐空証明認証機関から証拠提出を求められており、現在それに対応中。昼夜連続で安全な飛行が再開できるように努めている。米国と英国の各機体はパックス・リバーに駐機中で最後のぎりぎりまで飛. 飛行停止措置はF-35Aでエグリン空軍基地から離陸前に火災事故が発生したため。ペンタゴンから7月3日付で100機を超える全機の飛行停止命令が発出された。 「新型軍用機の開発で遅延が発生するのは珍しくありませんが、エアタトゥーはロッキード・マーティン、米海兵隊、米国防総省、英国防省と一緒にショー出展のためフェアフォードまで同機を移動させようと努力してきました。残念ながら今回は時間切れです」(ショーのCEOティム・プリンス) 英国防省はパイロットと機体の安全を最優先に考えていると発表。「ライトニングIIがエアタトゥーにあわせ英国に飛来できないのは残念ですが、エンジン異常問題の原因調査が完了するまで大西洋横断飛行を延期するとの今回の決定を全面的に支

速報 米空軍が次期ステルス爆撃機の提案を依頼

Air Force Releases Request for Proposal for Secretive Long Range Bomber By: Dave Majumdar Published: July 10, 2014 11:45 AM Updated: July 10, 2014 11:45 AM ボーイングとロッキード・マーティン共同提案の次世代爆撃機(NGB)の想像図(2009年) Boeing Photo 秘密のベールに覆われたステルス長距離打撃爆撃機(LRS-B)の提案依頼書 (RFP) を米空軍が7月9日に発出していたと明らかになった。 . RFPは2015年春までに新型爆撃機開発の契約会社を「競争選定」で選ぶ作業の第一歩になる。 「LRS-Bは空軍の機材近代化の中でも最優先事項です。同機は状況に適合可能な高性能システムとなり、成熟技術を基に生まれます」と空軍長官デボラ・リー・ジェイムスDeborah Lee James はUSNI Newsが10日に入手した文書で発言している。「この国家安全保障上で重要な機体の実現に業界が尽力することを期待します」 同機開発は2011年から秘匿扱いとなっており、今回も空軍は提案書締切がいつなのか、その他の情報は一切明らかにしていない。 . 空軍の調達想定は80機から100機で単価550百万ドル。 . LRS-Bについてわかっていることはごくわずかで、超長距離飛行可能な亜音速機で広範囲ステルス性能を備え、低周波レーダー/ 高周波レーダー ともに探知を無効にできる、だけが判明している。 同機にはゆくゆくは核兵器運搬も認証されるもとみられ、長距離打撃機ファミリーをシステム構成するが、そもそも強固に防衛された敵領空に単独進入する想定はない。 . LRS-Bは「有人操縦が選択可能」な爆撃機として想定されていたが、空軍によれば当初は有人機になるという。 ノースロップ・グラマン と ボーイング / ロッキード・マーティン ・チームが競合する見込みだ。■

ロッキードCEOに国防事業、宇宙事業について聞く

Lockheed CEO On Defense And Space Endeavors Jul 7, 2014 Joe Anselmo and Amy Butler | Aviation Week & Space Technology 開発に13年を費やしているロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機にもついに国際デビューが近づいてきた。ロイヤルインターナショナルエアタトゥーとファーンボロ航空ショーで飛行展示を予定し、ショーに合わせ大西洋横断出張する前にロッキード・マーティンCEO兼社長マリリン・ヒューソンをAW&ST編集長ジョセフ・アンセルモとペンタゴン担当上級編集者エイミー・バトラーがワシントン郊外で取材し同社の近況と課題について尋ねた。 F-35の経験で得られた教訓は多数ある中でもっとも重要な教訓はなにか。 ヒューソン: まったくの新型機開発で複雑な要素がたくさんあり、三軍に8か国も加わり、開発意外でも性能などで他に例がない事業である。過去の事業とまったく違う。教訓として連絡を強化し、要求内容を完全理解し、各工程をしっかりとこなしていくことだ。もう一つ重要な教訓は良い仕事だ。複雑な開発過程をこなし、増産し、維持し、全体通していい仕事をすることだ。 教訓をロッキード・マーティンは将来の事業にどう反映させるのか。 各事業担当は組織的な訓練を受けており、顧客に焦点を合わせ次のような疑問に答えられるよう強化している。「顧客に耳を傾けているか、また正しく対応しているか。顧客の目的を正しく理解しているか」 ただしこれは当社事業では当たり前のことだ。そこにあえて優先順位を付ける。顧客とはオープンで透明性のある意思疎通が重要と考えるし、ちゃんと聴いて顧客の要求にこたえ、顧客のニーズにあわせることが肝要だ あなたのCEO就任前にペンタゴンの調達トップのアシュトン・カーターがロッキードの出す結果が一定の基準以下なら同社のJSF責任者は更迭されるべきだと発言している。部下の責任者たちの功績をどう評価し、F-35他事業に応用できる教訓が得られたと考えているのか。 おっしゃる意味での教訓についてはお話しできない。事業は2010年に再構成されてからうまく動いてきた。当社の事業責任者には要求内容の完全理解を求め、顧客と密接に動く

日豪が潜水艦建造で協力関係を強化 総理はオーストラリア訪問中

Japan and Australia to Cooperate on New Submarine Design By: Sam LaGrone Published: July 7, 2014 11:53 AM Updated: July 7, 2014 11:54 AM Japanese Soryu-class class submarine. JSDF Photo 日本とオーストラリアは7月8日火曜日にも潜水艦開発の二国間協力に合意する見通しで、日本は中国の台頭を横目に見ながら自国軍事技術の輸出につながると期待する。 憲法解釈の見直しも受け、日本とオーストラリアは「海洋流体力学研究」で共同合意し、新型潜水艦の建造につながる情報共有を進める。オーストラリア海軍Royal Australian Navy (RAN)はコリンズ級ディーゼル攻撃型潜水艦(SSK)を6隻運用中。かねてからRANは高性能潜水艦でこの六隻を更新しようとしていた。 オーストラリアからはそうりゅう型SSKに関心が寄せられている。そうりゅう型は世界最大級かつ高性能SSKで排水量は4,200トンで非大気依存推進力air-independent propulsion (AIP) を有し、潜水したままこれまでよりも長距離を航行できる。 そこで豪国防相デイビッド・ジョンストン David Johnston が6月に実際にそうりゅう型を視察している。 防衛協力(防衛装備品・技術の院展に関する合意)が成立すれば三菱重工業はじめとする企業には自社製品を海外半版する道が開ける。 . 合意内容が実施されれば防衛装備・技術の共同事業も可能となり、二国間で技術移転、共同開発が可能になると、安部晋三総理はオーストラリア新聞に寄稿している。 日豪間の協力が緊密になると西太平洋各国ではこれまでも報道され、論説の中心は中国がこれにどう反応するかだった。 6月に中国外務省報道官華春瑩Hua Chunying から「中国はアジア太平洋諸国と常に友好的協力関係を第三国の権益を損なわない形で維持しており、共同で地域内の安定と繁栄を維持する所信である」と発表している。. 在オーストラリア中国大使館はこの発言を繰り返し引用し、オーストリアン紙に中国は貿易

イラク情勢に注目が必要 イラク軍は反攻しても失地回復は不可能との米国防トップの見方

Dempsey: Iraqi Forces Will ‘Probably Not’ Be Able to Retake Lost Territory Alone By: Sam LaGrone Published: July 3, 2014 1:41 PM Updated: July 3, 2014 3:05 PM An undated photo of Iraqi Security Forces 米統合参謀本部議長からイラク治安維持隊Iraqi Security Forces (ISF)によるバグダッド防衛は可能だが、イラク・シリアイスラム国家が占拠中の各地点の奪還は不可能との見通しが明らかになった。 「イラク軍が反攻に出て失地を回復できるかどうか。これは大規模な作戦になります」とマーティン・デンプシー大将はペンタゴン内の記者会見で話している。 「おそらく単独では不可能だろうが、だからといって当方から動的な支援をすぐに提供することにはならない。ただし、これは既定の方針ではありません」 同議長によればISFはイラク北部で再編成中だが、ISIS部隊の前に後退していた。「ISFは戦力を強化している。バグダッドは防衛できるだろうが、攻勢に回のは困難だろう。物資補給がネックだ」 物資補給はISISにも課題で、現在占拠中の地区から南進しバグダッド包囲網を形成する狙いがあるとみられる。 「反乱分子は現在はスンニ派と協力して急速に進軍している」「現在は広い範囲に広がっており、占領地区の統制にかかりきりになっている間、補給線・連絡回廊も伸びきっている」 ただし米国が国内治安回復ならびにイラクへの義務をどう果たすのかはまだ見えてきていない。 デンプシー議長とチャック・ヘイゲル国防長官からは米国の義務はアメリカ国民の生命と財産の保護であり、イラク軍へは助言を与えることとの認識が示されている。 「約200名の軍事顧問団が現地入りしており、イラクと合同作戦本部をバグダッドで立ち上げている。第二本部はエルビルにおき、すでに初期作戦能力を獲得している」(ヘイゲル長官) 軍事顧問団は戦闘に参加していないが、今後の関与方針は未定のままだ。 デンプシー議長はISISを地域内安全

日曜日はのんびりと 初の映画批評に挑戦 「ドローンズ」

Drones – Film Review Posted in News on June 30, 2014 by The Editor, UAS Vision 「ドローンズ」“ Drones ”はリアルタイムで進行するスリラー映画で、架空の危機的状況に無人機を操作する空軍要員2名が対応する様子を描く。数千マイル彼方の監視ビデオでテロリストを発見することで二人の意見が対立する。 ボタンを押して対象者を抹殺すべきか、民間人の巻き添えには目をつぶるのか。舞台劇として書かれた脚本をテレビ中心に活躍するリック・ローゼンタルが映画化した。ただし作品は二人を中心にした室内を部隊としたアクション映画に仕上がっている。6月27日に一部劇場で公開された後、ネット上で公開される。 スー・ローソン中尉(エロイズ・マムフォード)は飛行課程を終了したが、眼球障害で一時的に地上勤務に付いている。うだるような暑さのネヴァダ州にある基地内のトレーラーでの一日目に一緒に勤務につくのは経験が豊かな部下ボウルズ(マット・オリアリー)で一見退屈な中東の寒村の監視が仕事だ。実はそこが行方をさがしているテロリストの家族が住む場所である。ローソンは一見無害に見える光景からテロリストがこっそりと訪問しようとしていると推測する。 ボウルズは野郎を抹殺したくてうずうずしている。それは二人の上司も同じだ。実行すれば9・11後良いニュースが少ない中で米軍が勝利の瞬間を迎えられる。しかしローソンは訪問者が本当に探しているテロリストなのか疑い始める。もうしそうだとしても本人が米情報機関が言うようなアルカイダの一員なのだろうか。どちらにせよ、もし無人機が攻撃を実施すれば女子供含む民間人十数名が巻き添えで命を失うことになる。 良心に揺れるローソンは引き金を引きたくて仕方のないボウルズとの間に緊張が高まる。これだけで正味70分の本篇のドラマには十分なのだが、脚本はその他多くの出来事を盛り込み過ぎており、ローソンと攻撃対象のつながりや、米側のふたりの喧嘩まで描かれている。「ボーン」シリーズのような込み入った筋はやり過ぎの観がある。 また主役二人の関係も問題があり、脚本、演技の両方に問題があるのだろう。)上司を演じるフィップ・ハブリーとウィリアム・ラスは通信モニターで声だけの演技をうまくこなして