Stackley: Navy Plans to Refuel Carrier George Washington
By: Sam LaGrone
Published: July 10, 2014 6:06 PM
Updated: July 10, 2014 9:06 PM
An E/A-18G Growler from the Scorpions of Electronic Attack Squadron (VAQ) 132 flies by the Nimitz-class aircraft carrier USS George Washington (CVN-73).
米海軍の建艦最高責任者が議会に対して海軍は70億ドルの予算を組みなおし原子力空母USSジョージ・ワシントン(CVN-73)の燃料交換を実施し同艦を維持する予定と述べた。同空母の運命は軍事予算環境が厳しい中で今年初めから議論の的となっていた。
- 「70億ドルを確保して核燃料交換を実施し、同艦の航空隊、兵員、支援体制を維持します」と海軍次官補(研究開発調達)ショーン・スタッキーSean Stackley, Assistant Secretary of the Navy for Research, Development & Acquisition (RDA)が下院軍事員会のシーパワー・兵力投射小委員会の聴聞会で7月10日に発言している。
- 「2014年度先行調達予算の残高を発表しており、引き続き熟練作業員を造船の現場で確保する一方、議会が2016年度の強制予算削減をどう取り扱うのかを待っているところでですが、その間に他の事業が圧迫されてきます」
- 今回の動きはそもそも海軍がジョージ・ワシントンの燃料交換を2015年度予算に計上しなかったことに対し、議会内の委員会三つが予算計上を求める意見を上申してきたことへの対応だ。
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- 国防総省も同艦を保持しようとしつつ、燃料交換および大規模修繕refueling and complex overhaul (RCOH)要に2016年度に40億ドルを議会が承認するかは不確定だと一貫して表明していた。議会が2011年予算管理法を根拠とする強制削減による予算制限を解除するとは思えないとしていた。
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- これに対し国防長官チャック・ヘイゲルは2月に強制削減が解除されない限り、ジョージ・ワシントンおよび空母航空隊は現役艦艇から外されると発言していた。
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- 「海軍は米太平洋軍司令官の言葉を借りれば悲惨な結果を生みかねなず、米国の安全保障を危うくしようとしている」と小委員会議長ランディー・フォーブス議員(共、ヴァージニア)はUSNI News充てに書面で意見を表明している。
- 「合衆国が世界を支配できる海軍力を主力艦たる空母を解体しても維持できると信じるのは妄想である」、
- スタックリー次官補はヘイゲル長官の2月発言を受け議会からは海軍にRCOHを2016年度予算の一部として実施を許す動きがみられると言っていた。16年度予算要求は現在海軍が編成中である。
- 「この件に関し前に進め予算配分し、造船所と予定を詰めるべき段階に来ていると考える」とスタッキー次官補はUSNI News取材に答えている。
- 「2016年度予算案編成中では議会が予算管理法および強制削減に手を付ける予測で予算を作っているが、議会が実際に行動するのを待ってから予算を編成する余裕がないのが現状」
- 議会と国防総省の間で国防予算を巡る駆け引きの中で、ペンタゴンは同艦の燃料交換をしないと脅かしたのが最大の効果を上げている。
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- 海軍は2014年度にRCOHの先行調達分として243百万ドルを計上していた。直近の2015年度予算要求でも796百万ドルが長納期対象費目に796百万ドルを計上していた。
- RCOHを工期四年間で請け負うハンティントン・インガルス工業 Huntington Ingalls Industriesは今回の発言を慎重に受け止めつつ楽観視している。
- 「RCOH予算によい動きが出てきましたが、非常に複雑な工程なので引き続き状況を注視していきます」と同社はUSNI News充てに書面で回答している。■
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