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UCLASS仕様の見直しと想定される性能内容の解説



Latest UCLASS Concept Emphasizes Maritime Roles

By: Dave Majumdar and Sam LaGrone
Published: July 17, 2014 2:30 PM
Updated: July 17, 2014 4:19 PM
An artist's concept of General Atomic's Sea Avenger UCLASS bid taken from a display monitor. US Naval Institute Photo
ジェネラルアトミックスのシーアヴェンジャーUCLASS構想の想像図 US Naval Institute Photo


米海軍がUCLASS(無人艦載偵察攻撃機)のコンセプトを変更するのは三度目になり、開発はかつてない規模の混乱と変更を生んでいる。

2006年の当初案では新世代無人艦載機として空母航空隊各機の飛行距離をしのぐ長距離飛行性能を重視していた。

しかし2011年に海軍とペンタゴンは低価格UAVで対テロ攻撃を重視し、陸上運用型UAVの飛行が制約される場所に米軍が作戦行動を展開する想定とした。あわせて情報収集監視偵察(ISR)機として通常の艦載機が飛行していない間に投入する案を作った。

今度は海軍は再度UCLASSの位置づけを変更し、飛行時間の大半を海上で過ごす機体を想定しているようだ。
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「海軍の装備の一部として空母打撃集団にもなります」とポール・グロスクラグス中将 Vice Adm. Paul Grosklags(研究開発調達担当海軍副長官付き主席武官)がUSNI Newsに述べている。
A 2008 illustration from the CSBA paper: Range, Persistence, Stealth and Networking: The Case for a Carrier-Based Unmanned Combat Air System by Thomas P. Ehrhard and Robert O. Work

2008年当時のCSBAによる想定図。空母運用型無人戦闘航空機システムの考察:航続距離、飛行時間、ステルス性、ネットワーク能力について(Thomas P. Ehrhard and Robert O. Work)

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新コンセプトは現国防副長官ボブ・ワーク Bob Workも参加した当初案とと全く違うものだ。一方で海軍が現時点で想定する西太平洋での脅威への対応としては整合性があるように見える。現在想定されるUCLASSのミッションには制空権の確保された空域でのISRおよび開戦時の攻撃ミッションがあると中将は言う。その後加わるのが難易度の高い沿海部でのISRおよび攻撃ミッションで、さらに水上戦闘艦艇への攻撃も加わる。

UCLASSへの要求内容が決まり、ペンタゴンは国防調達委員会Defense Acquisitions Board (DAB) を7月21日に開催するとグロスクラグス中将は下院軍事委員会シーパワー兵力投射小委員会で証言した。

ただしDAB開催前にワーク副長官より事前会合の要望があり、ペンタゴンはDABを延期せざるを得なくなった。

ワーク副長官との会議およびDABは来週開催の見込みで、そのあとで最終版の提案要求(RFP)が四社に送付される予定だ。ボーイングロッキード・マーティンジェネラルアトミックスノースロップ・グラマンの各社。RFPでは内容は大部分が非秘匿性ではないものの閲覧は制限される。「国民一般の安全を危うくすることはできない」と言うのが海軍航空システムズ本部の考え方だとUSNI News に伝えてきた。「保安上の秘匿扱い方針が海軍上層部で決まりました」(同本部報道官ノジェイミー・コスグローヴ)

ただしコスグローブは具体的に海軍の誰が秘匿扱いを承認したかを伝えていない。

一方グロスクラグスは証言の中でUCLASSの性能開発文書は2013年4月に作戦部長ジョナサン・グリーナート大将が承認しており、海軍トップが関与しており、一年以上にわたり改定されていないと発言。

さらに合同性能要求検討会 Joint Requirements Oversight Council (JROC) はUCLASS性能要求を6回にわたり検討しており、直近では2月4日に作業をしたと米空軍ンジョセフ・グアステラ准将 Brig. Gen. Joseph Guastella(統合参謀本部要求性能設定次長)が委員会に述べている。

現時点で想定されるUCLASSは危険度が低い、あるいは中程度の空域でISR任務および軽攻撃を実施する手段として空母航空隊の一部に想定されているとグロスクラグスは述べている。
Proposed operational ranges of UCLASS. US Naval Institute Illustration
UCLASSの作戦半径の想定 (米海軍協会による作図)


初期作戦能力獲得時の段階で同機は空母から600海里でISR周回飛行を二通り実施するか1,200海里で周回飛行を一回実施する想定だ。同時に1,000ポンドのレーザー誘導式共用直接攻撃弾 Laser Joint Direct Attack Munition (LJDAM)一発を内部に搭載して2,000海里先の攻撃ミッションを実施する。

初期想定でUCLASSは耐空14時間想定だったが、その後ミッションが変化したことでこれは消えた。「14時間というのは初期の想定で限定的な精密攻撃能力しかないものだった」とグロスクラグスは述べている。

しかしながら外部兵装搭載をしても14時間連続飛行が可能な設計案もありそうだが、各社とも14時間には固執しないだろうという。

14時間飛行性能はライフサイクルコストにより導かれたものだと証言したのはマーク・アンドレス(海軍情報作戦部長代理) Mark Andress, assistant deputy chief of naval operations for intelligence.である。
X-47B UCAS. Northrop Grumman Photo
X-47B UCAS. Northrop Grumman Photo


UCLASSを8時間飛行とし、攻撃・空中給油に最適化すると海軍が負担する運用・保守費用は14時間飛行型の4倍になる。

UCLASSは発展改良を前提にしているが内部兵装搭載量は1,000ポンドのままだ。最終的には外部ハードポイントに兵装を搭載することになる。海軍はこのハードポイントで軍の兵装搭載が可能ならばよいとする。「外部ハードポイントは3,000ポンド二か所となる」とグロスクラグスは説明している。

UCLASSに求められる生存性では低視認性だけに依存するのではなく、海軍の考え方で電子攻撃能力をハイエンドの戦闘状況で使うことも想定している。

グロスクラグスはステルス性能でどの周波数帯に特化しているのかをコメントできる立場ではない。しかしUCLASSが全翼機の形状でないとすると高周波数帯への対応に特化しておく必要があるのは物理法則によるもの。

An artist's concept of the Lockheed Martin's bid for the Unmanned Carrier Launched Airborne Surveillance and Strike (UCLASS). Lockheed Martin Image
ロッキード・マーティン提案のUCLASS構想の想像図 Lockheed Martin Image


UCLASSは単独で敵空域奥深く進入する想定ではなく、他の艦載機と連携してNIFC-CA海軍統合火器管制対空作戦実施能力構想でロッキード・マーティンF-35C、ボーイング F/A-18E/FやEA-18Gグラウラーと共同作戦をする想定だ。

「単機での運用は想定していないし、敵の防御が整っている空域での運用も想定外」とする

強固な防御空域での作戦で想定される問題のひとつが敵による通信妨害であるが、海軍はすでにこれを想定ずみだとするものの詳細には触れていない。

「ジャミングあるいは通信途絶の脅威は検討済み」とグロスクラグスは述べている。「現時点での想定を検討しただけでなく、将来の環境も考慮している」

The Navy plans to field UCLASS by 2020.
海軍はUCLASSの配備を2020年までに実現する予定だ。



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