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中国病院船の内部はこうなっている



Peace Ark: Onboard China’s Hospital Ship

By: Kyle Mizokami
Published: July 23, 2014 10:28 AM
Updated: July 23, 2014 1:35 PM
Chinese hospital ship Peace Ark. Xinhua Photo
Chinese hospital ship Peace Ark. Xinhua Photo
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「和平方舟」船上でーーーー2012年海軍長官レイ・メイバス Ray Mabus の訪中で人民解放軍海軍PLANを2014年のリムパック演習に招待した。中国は今年のリムパックに四隻の艦船を派遣しており、そのうち一隻が病院船「和平方舟」 Peace Arkである。行程4,915マイルを2週間かけパールハーバーに6月24日に到着している。
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USNI Newsはこのたび同艦の医療部門長Sun Tao上級大佐から取材を許された。Taoは北京軍病院の副院長もつとめる胃腸科医で英語も流暢に話すが、取材では通訳者を通じ、質問への回答に集中した。
View of the gangway to Peace Ark. Kyle Mizokami Photo
View of the gangway to Peace Ark. Kyle Mizokami Photo

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和平方舟はタイプ920級の専用病院船であり、同級はいまのところ姉妹艦がない。建造は広州造船所 Guangzhou Shipyard International Company Limited で2008年12月に就役している。

同艦は大型で排水量は1万トン以上、全長583フィートだ。配属は南海艦隊で浙江省舟山Zhoushan,  Zhejiang province。平時は乗員113名で治療室を20確保している。有事には328名に医療専門員100名が加わる。医療部門は任務に応じて変更可能だ。(災害時、戦時、訓練等)

Sun Tao上級大佐は同艦の任務を次のように説明した。「和平方舟は戦闘時の傷病者の救難と処置にあたる」「平時には医療支援を提供するとともに、人道援助任務にもあたる。また医療関係者にとって研究と研修を行う場所にもなる」

Capt. Tao displaying a plastic model of an ear during a tour of Peace Ark. Kyle Mizokami Photo
Senior Capt. Sun Tao displaying a plastic model of an ear during a tour of Peace Ark. Kyle Mizokami Photo


中国は同艦をこれまで数回にわたり人道援助災害救助ミッションに投入している。2009年には中国沿岸島嶼部の人民解放軍部隊向けの医療支援を、2010年にはジブチ、ケニア、タンザニア、セイシェル。バングラデシュで地元住民向けに展開した。翌年はカリブ海、南米を、2013年には台風の被害を受けたフィリピンへ派遣されている。

同艦は患者を三つの方法で収容できる。一つがヘリコプターでZ-9「救急ヘリ」を搭載し、格納庫着艦パッドを備える。あるいは小舟艇やハンガーバスケットで収容できる。患者収容を措置を迅速に行える設計だ。右舷には重症度判定区画があり、患者は治療方法をそこで判定される。次に患者は医療区画へ搬送される。
The bridge of the Peace Ark. Kyle Mizokami Photo
The bridge of the Peace Ark. Kyle Mizokami Photo


手術室は8つあり、一日で大規模手術40例を実施できる。さらに集中治療室に20ペッドあり、一般病棟は300床ある。医療器具の多くは外国製のようで、とくにオランダのフィリップス製が目立つ。

さらに検査診断施設が充実していおり、X線、超音波、CTスキャンがある。さらに病理標本の検査室があり、婦人科診断室は人道援助ミッションで有益に使われているとの説明だった。

幅広い医療行為を提供し、海上で救難した人員向きには体温低下対応のバッグがある。これは一件寝袋のようだが、低体温症との診断が出た際に中国製血液透析装置とともに使われる。この装置は人民解放軍により艦上であるいは災害地で血液浄化に使える世界初のものと喧伝されている。

Senior Capt. Sun Tao in an examination room on the Peace Ark. Kyle Mizokami Photo
Senior Capt. Sun Tao in an operating room on the Peace Ark. Kyle Mizokami Photo

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「内臓移植以外の治療手術なら本艦はなんでもできる」とTao大佐は自慢する。その中には伝統的な漢方処置もあり、一室を古代からの吸角療法、マッサージ、鍼治療用に充てている。

艦内のネットワーク化、通信能力は充実している。医師は患者の様子を遠隔監視でき、机上のワークステーション上で重要データをいつでも知ることができる。艦内から北京や上海の海軍、陸軍病院とビデオ会議もできる。

病院船である同艦の構造は軍艦の基準では作ってない。艦を放棄する事態が発生すれば特別設計の救難艇に担架18あるいは患者24名をそれぞれ収容する。
A sign onboard Peace Ark in Chinese and English. Kyle Mizokami Photo
A sign onboard Peace Ark in Chinese and English. Kyle Mizokami Photo


艦内の表示はほとんど全部が英中の二か国語になっている。艦には防衛装備は搭載されていないようだった。護衛防御用の小火器は搭載され、衛兵はQBZ-95突撃銃を使っていた。

Tao大佐は同艦のリムパックでの役割は三点あるという。第一に医療専門家として他国の同僚との学術的交流があり、第二は海外医療関係者との合同演習、三番目が7月15日より開始された海上演習だ。

リムパック演習で同艦は米沿岸警備隊の指揮下に入り、カナダ、ノルウェー、シンガポール、オーストラリア、フィリピンの各国との演習が予定されている。中国艦隊は8月4日に帰国する。■



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