スキップしてメイン コンテンツに移動

マラバール演習:日米印三カ国海軍演習が25日開始されています


Naval Ships From US, India and Japan To Start War Games

Jul. 24, 2014 - 02:19PM   |  
By AGENCE FRANCE-PRESSE  

TOKYO — 米、印、日の三カ国が一週間にわたる海軍演習を開始する。各国間の連携を深め、自己主張を強める中国の軍備増強を横目に見る中での実施だ。
三カ国の艦艇は25日から合同演習を開始する。前日に佐世保海軍基地で式典が行われている。
マラバール演習Malabar Exerciseの名称でこれまでインドと米国間で実施されてきたものだが、海上自衛隊の参加は2007年以来で三度目になる。
演習場所は日本南方海域で領土を巡る緊張が高まっている地域の後方となる。
中国の影響力がアジアで増大する中、米国はアジア重視を強めているが、中国の軍事力増強が地域内各国の神経をいらだたせている。
「インド、日本、米国は戦略的な権益を共有している」と語るのは早稲田大の山本武彦名誉教授だ。「今回の演習の目的は西太平洋からインド洋まで広がる広大な海洋での海軍作戦の運営にある。各国は海洋交易路を確保する必要があり、中国を視野に入れた演習であると言える。」とコメントしている。
またインドは「真珠の首飾り」と通称されているインド洋周囲の港湾各地に中国がアクセスを得ることは重大な脅威になると警戒視していると同教授は指摘する。
演習では日本とインドの連携強化が注目される。安倍首相はデリーを1月に公式訪問し、二国は「更なる強化」を防衛協力で進め、海上演習を定期的に実施することで合意している。
今回の7月演習にはインド海軍は3隻(フリゲート1、駆逐艦1、補給艦1)、人員800名を派遣するとインド海軍はAFPに伝えており、演習の内容は海賊対策、テロ防止、人道支援、ヘリコプター運用を含むという。
米第七艦隊のほか、海上自衛隊は護衛艦2、US-2捜索救難飛行艇1、P-3C哨戒機1を演習に参加させる。
安倍内閣が広範に防衛力を使えるように憲法解釈を正式に変更して中国は非難を強めている。中国の主張は日本が再び軍国主義に走り、第二次大戦の反省を示していないとするもの。
【ご参考】以下海上自衛隊の発表です。
26. 7. 24
海上幕僚監 部
(お知らせ)
日米印共同訓練(マラバール14)について
海上自衛隊は、次により、日米印共同訓練(マラバール14)に参加します。
1 目 的
海上自衛隊の戦術技量の向上及び参加各国各軍との協力強化の促進
2 期 間
平成26年7月24日(木)~7月30日(水)
3 場 所
四国南方から沖縄東方海域
4 訓練統制官
海上自衛隊:第2護衛隊群司令 海将補 岩﨑 英俊
米 海 軍:CTF70 海軍少将 M.C.Montgomery
インド海軍:東部艦隊司令官 海軍少将 A.K.JAIN
5 参加予定規模
海上自衛隊:護衛艦「あしがら」、護衛艦「くらま」、救難飛行艇US-2、哨戒機
P-3C
米 海 軍:航空母艦 GEORGE WASHINGTON、駆逐艦 J.S.MCCAIN 等
インド海軍:フリゲート艦 SHIVALIK、駆逐艦 RANVIJAY、補給艦 SHAKTI
6 主要訓練項目
対潜戦、対水上戦、対空戦、立入検査、捜索・救難訓練 等


コメント

このブログの人気の投稿

フィリピンのFA-50がF-22を「撃墜」した最近の米比演習での真実はこうだ......

  Wikimedia Commons フィリピン空軍のかわいい軽戦闘機FA-50が米空軍の獰猛なF-22を演習で仕留めたとの報道が出ていますが、真相は....The Nationa lnterest記事からのご紹介です。 フ ィリピン空軍(PAF)は、7月に行われた空戦演習で、FA-50軽攻撃機の1機が、アメリカの制空権チャンピオンF-22ラプターを想定外のキルに成功したと発表した。この発表は、FA-50のガンカメラが捉えた画像とともに発表されたもので、パイロットが赤外線誘導(ヒートシーキング)ミサイルでステルス機をロックオンした際、フィリピンの戦闘機の照準にラプターが映っていた。  「この事件は、軍事史に重大な展開をもたらした。フィリピンの主力戦闘機は、ルソン島上空でコープ・サンダー演習の一環として行われた模擬空戦で、第5世代戦闘機に勝利した」とPAFの声明には書かれている。  しかし、この快挙は確かにフィリピン空軍にとって祝福に値するが、画像をよく見ると、3800万ドルの練習機から攻撃機になった航空機が、なぜ3億5000万ドル以上のラプターに勝つことができたのか、多くの価値あるヒントが得られる。  そして、ここでネタバレがある: この種の演習ではよくあることだが、F-22は片翼を後ろ手に縛って飛んでいるように見える。  フィリピンとアメリカの戦闘機の模擬交戦は、7月2日から21日にかけてフィリピンで行われた一連の二国間戦闘機訓練と専門家交流であるコープ・サンダー23-2で行われた。米空軍は、F-16とF-22を中心とする15機の航空機と500人以上の航空兵を派遣し、地上攻撃型のFA-50、A-29、AS-211を運用する同数のフィリピン空軍要員とともに訓練に参加した。  しかし、約3週間にわたって何十機もの航空機が何十回もの出撃をしたにもかかわらず、この訓練で世界の注目を集めたのは、空軍のパイロットが無線で「フォックス2!右旋回でラプターを1機撃墜!」と伝え得てきたときだった。 戦闘訓練はフェアな戦いではない コープサンダー23-2のような戦闘演習は、それを報道するメディアによってしばしば誤解される(誤解は報道機関の偏った姿勢に起因することもある)。たとえば、航空機同士の交戦は、あたかも2機のジェット機が単に空中で無差別級ケージマッチを行ったかのように、脈絡な

主張:台湾の軍事力、防衛体制、情報収集能力にはこれだけの欠陥がある。近代化が遅れている台湾軍が共同運営能力を獲得するまで危険な状態が続く。

iStock illustration 台 湾の防衛力強化は、米国にとり急務だ。台湾軍の訓練教官として台湾に配備した人員を、現状の 30 人から 4 倍の 100 人から 200 人にする計画が伝えられている。 議会は 12 月に 2023 年国防権限法を可決し、台湾の兵器調達のために、 5 年間で 100 億ドルの融資と助成を予算化した。 さらに、下院中国特別委員会の委員長であるマイク・ギャラガー議員(ウィスコンシン州選出)は最近、中国の侵略を抑止するため「台湾を徹底的に武装させる」と宣言している。マクマスター前国家安全保障顧問は、台湾への武器供与の加速を推進している。ワシントンでは、台湾の自衛を支援することが急務であることが明らかである。 台湾軍の近代化は大幅に遅れている こうした約束にもかかわらず、台湾は近代的な戦闘力への転換を図るため必要な軍事改革に難色を示したままである。外部からの支援が効果的であるためには、プロ意識、敗北主義、中国のナショナリズムという 3 つの無形でどこにでもある問題に取り組まなければならない。 サミュエル・ P ・ハンチントンは著書『兵士と国家』で、軍のプロフェッショナリズムの定義として、専門性、責任、企業性という 3 つを挙げている。責任感は、 " 暴力の管理はするが、暴力行為そのものはしない " という「特異な技能」と関連する。 台湾の軍事的プロフェッショナリズムを専門知識と技能で低評価になる。例えば、国防部は武器調達の前にシステム分析と運用要件を要求しているが、そのプロセスは決定後の場当たり的なチェックマークにすぎない。その結果、参謀本部は実務の本質を理解し、技術を習得することができない。 国防部には、政策と訓練カリキュラムの更新が切実に必要だ。蔡英文総統の国防大臣数名が、時代遅れの銃剣突撃訓練の復活を提唱した。この技術は 200 年前のフランスで生まれたもので、スタンドオフ精密弾の時代には、効果はごくわずかでしかないだろう。一方、台湾が新たに入手した武器の多くは武器庫や倉庫に保管されたままで、兵士の訓練用具がほとんどない。 かろうじて徴兵期間を 4 カ月から 1 年に延長することは、適切と思われるが、同省は、兵士に直立歩行訓練を義務付けるというわけのわからない計画を立てている。直立歩行は 18 世紀にプロ