スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(USN)が付いた投稿を表示しています

★F-35は最後の有人戦闘機になるとの海軍長官発言から見えるF/A-XXの方向性

海軍のほうが技術を軸に、しっかりと未来を見つめている気がするのは当ブログ運営者だけでしょうか。空軍が主力戦闘機を無人型にするというのは相当勇気がいることなのでしょうか。そのために可能性を自ら閉ざすということはないでしょうか。結果が出なければわからないといえばそれまでですが。 Mabus: F-35 Will Be ‘Last Manned Strike Fighter’ the Navy, Marines ‘Will Ever Buy or Fly’ By: Sam LaGrone April 15, 2015 1:55 PM • Updated: April 15, 2015 3:56 PM http://news.usni.org/2015/04/15/mabus-f-35c-will-be-last-manned-strike-fighter-the-navy-marines-will-ever-buy-or-fly NATIONAL HARBOR, Md. レイ・メイバス海軍長官がF-35共用打撃戦闘機(JSF)が「海軍省が購入あるいは運航する最後の有人戦闘機になるのはほぼ確実」と発言し、ボーイングF/A-18E/Fスーパーホーネットの後継機種の方向性を暗示した。 「今後は無人機とくに自律運航型が広い分野で標準機種になる」(メイバス) またメイバス長官は無人戦闘装備の役割増大に呼応すべく無人システムを専門に取り扱う副次官補ポストを設け、水上戦や航空戦部局と同列の組織をN-99として新設すると発表。 この措置は「無人装備全て、空中、水上、水中および海上陸上で運用する装備全体を調整し優秀な装備を確保するため」と長官は説明した。 海軍省でN2/N6の情報優越性確保の目的で情報収集・監視・偵察(ISR)機体を活用しているが、水中・水上の無人装備は多数の組織にまたがって運用されている。 「上位ポスト新設は海軍が無人航空機を重要視している証だが、その技術の進展如何で海軍の将来が影響を受けるので、有効活用が求められている」と下院軍事委員会シーパワー・兵力投射小委員会委員長ランディ・フォーブス議員(共・ヴァージニア州)がUSNI News取材に答えている。 「空母航空隊の将来は無人システムの開発に関

★★ズムワルト級駆逐艦でレイルガン搭載の可能性が出てきました

レーザー、レイルガン、さらには海水のジェット燃料加工などここのところ海軍の技術開発の話題が多いですが、火薬を使わない発射の仕組みは武器の体系を大きく変える可能性がありますね。これも注目の技術です。ズムワルト級は大幅に建造隻数を減らされ実験艦の性格が強い存在になりそうですが立派な攻撃能力を有しています。太平洋艦隊配属が決まっている一番艦は横須賀にその威容を示すことになるかもしれません。 Navy Considering Railgun for Third Zumwalt Destroyer By: Sam LaGrone February 5, 2015 4:13 PM http://news.usni.org/2015/02/05/navy-considering-railgun-third-zumwalt-destroyer 電磁レイルガンの試作品は共用高速艇USSミリノケット(JHSVー3)に搭載されている。US Navy Photo WASHINGTON, D.C. – ズムワルト級駆逐艦(DDG-1000) に電磁レイルガンを搭載する検討が海軍艦政本部 Naval Sea Systems Command で始まった。 ズムワルト級で設置スペース、電力、冷却が可能かを検討し155ミリBAE製高性能主砲Advanced Gun Systems (AGS) の一基、あるいは二基を撤去することになる。NAVSEAを率いるウィリアム・ヒラリデス中将 Vice Adm. William Hilarides がUSNI Newsに明らかにした。 搭載は三号艦リンドン・B・ジョンソン Lyndon B. Johnson (DDG-1002)となりそうで、ジェネラル・ダイナミクスのバスアイアンワークスで建造中の同艦は2018年に就役予定だ。ズムワルト(DDG-1000)、マイケル・マンスール (DDG-1001) は工程の関係で検討対象外となった。 米海軍はレイルガン実証試験を開始しており、これまで砲弾の推進力源だった火薬を不要とし高出力の電磁パルスをレイルの間に走らせることで弾頭を超音速で発射する。 実証実験はBAEシステムズ製の試作型レイルガンを共用高速艇lミリノキットUSNS Millinocket

在日米海軍にサンアントニオ級ドック輸送艦グリーンベイが合流

USS Green Bay Ships Out for Japan By: Sam LaGrone Published: January 26, 2015 1:38 PM • Updated: January 26, 2015 1:38 PM http://news.usni.org/2015/01/26/uss-green-bay-ships-japan ポイントローマ海軍基地消磁処理を受けるUSS グリーンベイ (LPD 20) 。2014年8月20日撮影。 揚陸艦USSグリーンベイ(LPD-20)が1月26日サンディエゴ海軍基地を出港し佐世保に向かった。米海軍前線展開部隊に合流する。同艦はサンアントニオ級揚陸ドック輸送艦でデンバー(LPD-9)に交代する。 日本では第7艦隊隷下でボンノムリシャール揚陸即応部隊(ARG)に編入され、在沖縄の第31海兵遠征部隊(MEU)が利用する。 揚陸艦の交代とあわせて掃海艦の日本向け派遣変更も昨年中に発表ずみだった。アヴェンジャー級のパイオニア(MCM-9)とチーフ(MCM-14)は昨年にすでに日本に到着している。 また現在派遣中のUSSジョージ・ワシントン(CVN-73)は今後数年中にUSSロナルド・レーガン(CVN-76)と交代する。また弾道ミサイル防衛対応アーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦2隻も母港をサンディエゴから日本へ移動する予定。■

米海軍:次期攻撃型原潜の建造準備に入る

ヴァージニア級建造が続く中、次世代の攻撃型原潜の準備が始まっているようです。潜航中の潜水艦から無人機を発進させるのには弾道ミサイルと同様に圧縮空気で泡を作り、水面上で機体を展開するのでしょうか。相当小さいサイズでしょうが、潜水艦が空も活動領域に加えようとしているのですね。 Navy Starting Work on New SSN(X) Nuclear Attack Submarine By: Dave Majumdar Published: October 23, 2014 3:45 PM Updated: October 23, 2014 3:45 PM ヴァージニア級攻撃潜水艦ジョン・ワーナー(SSN-785)が9月1日に進水式を迎えた US Navy Photo 米海軍は次期原子力攻撃潜水艦の建造準備に着手する。現行のヴァージニア級(SSN-774)の後継艦として戦力化を2044年と想定し、それまでにヴァージニア級最後のブロックVII建造が終わる予定。 「長期にわたるSSN新型の建造計画を想定している」と海軍海洋システムズ本部で潜水艦計画を取り仕切るデイヴ・ジョンソン少将Rear Adm. Dave Johnson,が海軍潜水艦連盟Naval Submarine League 主催のシンポジウムで発表した。 「2034年というと、はるか先のようですが、艦体設計開発部門は今からアクションを取る必要があります」 次期攻撃型潜水艦はSSN(X)の名称でこれから10年のうちに各種案の検討を完了させておく必要がある。 そうなると新型潜水艦の要求性能、設計、新技術の実証に使えるのは正味9年程度となり、ジョンソン少将は小チームを編成し、5年計画で作業を開始させたと発言。このチームは民間産業の意見も取り入れ同艦が作戦を展開する2050年以降の世界での脅威の中身を想定する。 SSN(X)では艦外のシステムとの統合化が求められるとマイク・コナー中将(大西洋潜水艦隊司令官) Vice Adm. Mike Connor, Commander of Submarine Force, Atlantic (COMSUBLANT)は語る。またヴァージニア級とSSN(X)各艦はネットワーク化され超長距離兵器を運用

逆転 G・ワシントンの核燃料再補給実施の見込み、同艦の保持へ

Stackley: Navy Plans to Refuel Carrier George Washington By: Sam LaGrone Published: July 10, 2014 6:06 PM Updated: July 10, 2014 9:06 PM An E/A-18G Growler from the Scorpions of Electronic Attack Squadron (VAQ) 132 flies by the Nimitz-class aircraft carrier USS George Washington (CVN-73). 米海軍の建艦最高責任者が議会に対して海軍は70億ドルの予算を組みなおし原子力空母USSジョージ・ワシントン(CVN-73)の燃料交換を実施し同艦を維持する予定と述べた。同空母の運命は軍事予算環境が厳しい中で今年初めから議論の的となっていた。 「70億ドルを確保して核燃料交換を実施し、同艦の航空隊、兵員、支援体制を維持します」と海軍次官補(研究開発調達)ショーン・スタッキーSean Stackley, Assistant Secretary of the Navy for Research, Development & Acquisition (RDA)が下院軍事員会のシーパワー・兵力投射小委員会の聴聞会で7月10日に発言している。 「2014年度先行調達予算の残高を発表しており、引き続き熟練作業員を造船の現場で確保する一方、議会が2016年度の強制予算削減をどう取り扱うのかを待っているところでですが、その間に他の事業が圧迫されてきます」 今回の動きはそもそも海軍がジョージ・ワシントンの燃料交換を2015年度予算に計上しなかったことに対し、議会内の委員会三つが予算計上を求める意見を上申してきたことへの対応だ。 . 国防総省も同艦を保持しようとしつつ、燃料交換および大規模修繕refueling and complex overhaul (RCOH)要に2016年度に40億ドルを議会が承認するかは不確定だと一貫して表明していた。議会が2011年予算管理法を根拠とする強制削減による予算制限を解除するとは思えないとしていた。

米海軍でも深刻な戦闘機不足

Experts Consider Navy Fighter Gap aviationweek.com 7月23日 F/A-18C/Dホーネットの就役期間を延長して米海軍の戦闘機不足を解消しようとして機体改修中の戦術航空機不足は解消しないと海軍航空作戦のアナリストは見ている。コングレッショナル・リサーチ・サービス(CRS)のロナルド・オロークはホーネットの機体寿命延長案で1,400時間が追加となるが、空母搭載戦闘機の不足への有効な対策のひとつにはなると語る。議会公聴会で海軍・海兵隊で2010年代中ごろか末期までに125機から243機の不足が見込まれるとの証言があった。 これ以外の解決策としてF-35共用打撃戦闘機の調達速度を上げる、F/A-18E/Fスーパーホーネットの購入機数を増やすことがあるが、オルークはそれぞれ欠点があるという。 ホーネット改修には延べ1,100から2,200人・時間が一機あたり必要となり、現役部隊から一度抜き取られるので別の形の不足が発生すると、海軍航空協会会長のロバート・ダン中将(退役)は見ている。F-35生産の加速は実現する可能性は低いとダンは見ている。 議会内各委員会でスーパーホーネットの追加導入方法の合意が形成されていないのも問題だ。上院軍事委員会は9機の追加調達を希望しているが、複数年度調達方式は認めていない。下院の軍事委員会はこれとは反対のアプローチであり、下院歳出委員会の国防省委員会は追加調達も複数年度調達も支持している。 オルークはあくまでも私見でありCRSの意見ではないとことわったうえで、両院の軍事委員会はともに議会予算局に現有ホーネットの寿命延長とホーネットの追加購入の比較検討を求めていると見ている。 イラク、アフガニスタンでの作戦が急速に展開する中F/A-18C/Dが「酷使され」消耗していることが「海軍航空部隊内部での動揺」をひきおこしており、搭乗員・支援要員ともに部隊移動を繰り返しているとダンは見ている。空母航空隊10編成のそれぞれに4戦闘飛行隊があるので、合計40飛行隊のはずが実際に稼動できるのは36飛行隊しかなく、そのうち1飛行隊は海兵隊所属である。