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F-35の英国遠征案が明らかになる

Lockheed Preparing For F-35 U.K. Deployment By Anthony Osborne tony.osborne@aviationweek.com Source: AWIN First aviationweek.com April 16, 2014 Credit: Lockheed Martin ロッキードマーティンは米国防総省、英国防省と共同でF-35の英国でのデビュー案を最終調整中。 原案はチャック・ヘイゲル国防長官が4月16日に承認ずみで、王立国際航空タトゥー(RIAT)が今年7月11日から13日にフェアフォード英空軍基地で開催されるのにあわせ、F-35を飛行展示とと地上展示する。 またファーンボロ航空ショーにも出展するが飛行展示のみとし、会期中はフェアフォードに機体を駐機し移動させる。 派遣するのF-35Bは三機で二機は海兵隊仕様で一機は英国向け機体とし英パイロットが操縦する。 派遣が決まると、運用基地から三週間にわたり遠隔地に送られるため苛酷な条件となるほか、空中給油により長時間飛行して移動することになる。給油機が海兵隊のKC-130Jか、空軍のKC-135ないしKC-10になるかは現時点では不明。 もうひとつはっきりしないのは今回派遣対象の機体のうち一機が7月4日予定の英国の新型空母HMSクイーン・エリザベスの命名進水式(スコットランド・ロサイス)で役割を与えられるかどうかだ。 英国は現在三機のF-35を保有しており、四機目を発注中。期待されている追加14機の調達案はまだ発表されていない。■

新型軽量攻撃機スコーピオンの国際デビューは7月か

重厚長大な支援攻撃機の代替策としてテクストロンが提案しているスコーピオンが国際デビューする可能性が出てきましたが、肝心の米空軍は同機をシカトしているようです。 関連記事  http://aviation-space-business.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html?view=timeslide Scorpion Eyed For RIAT, Farnborough Debut By Amy Butler abutler@aviationweek.com Source: AWIN First aviatonweek.com April 14, 2014 Credit: Textron テクストロン はスコーピオン軽攻撃偵察機の試作型を7月の英国国際航空タトゥー(RIAT)およびファーンボロ航空ショーに送り、国際お披露目を図る予定だ。 「ファーンボロは国際展示会としてスコーピオンにうってつけと考えています」とテクストロン広報は説明するが、出展は決定事項ではないという。 スコーピオンは完全失設計の軽量攻撃偵察任務機で武装ターボプロップ練習機とジェット高性能戦闘機の隙間を埋める機体としてテクストロンが企画したもの。同社の目標は運航コストを一時間当たり3,000ドルとすることで中小国の空軍に訴求力を持たせること。 テクストロンと エアランド (スコーピオン専業で設立した小企業)が実証機組立を介したのは2012年1月で、初飛行を2013年12月に実施している。その後、テスト飛行は60時間を超えている。同機の存在は昨年9月にAviation Weekが初めて報道している。. 同社は米空軍にも同機導入を期待しているが、いまのところ海外販売がせいぜいである。同機のフェリー飛行距離は2,400 nmなので北回り空路をとり、英国に到達するまでに数回給油のため着陸を余儀なくされるだろう。■

デンマークの次期戦闘機選定始まる

Denmark Kicks Off Fighter Contest By Anthony Osborne tony.osborne@aviationweek.com Source: AWIN First aviationweek.com April 14, 2014 デンマークの次期主力戦闘機選考で4社に情報開示が要請されている。 ボーイングにF/A-18F スーパーホーネット、ユーロファイターにタイフーン、ロッキード・マーティンにはF-35A、サーブにグリペンEの詳細情報を請求中で、現行のF-16ファイティングファルコンの後継機種選定に入る。ダッソーのラファールは情報請求の対象から外れた。 各社の回答は7月の予定で選定は2015年中ごろに性能および耐用期間中の改修可能性、運用・維持費用、およびデンマーク国内産業へ生産面で業務発注の可能性があるかを考慮して絞り込む。 次期機種は2020年から2024年にかけ就役し、その時点でデンマーク空軍のF-16 は機齢45年になっている。 。 デンマークはレベル3の共用打撃戦闘機開発の署名国であるが署名国だからとって同機の購入は義務ではなく、デンマーク産業はF-35関連で国内に回ってきた業務量に失望していると何度も伝えられている。 一方でボーイングはスーパーホーネットをデンマーク王立空軍のエアショー(6月22日カルップKarup)に派遣する予定だ。 コメント  ズバリ大胆予想をすれば、デンマークが選定するのは ユーロファイター だと思います。スウェーデンのサーブは選びたくないのでは。F-35については経済が理由で選定外、F/A-18は将来性を考えると食指が動かないのでは。そうなるとユーロファイターですが、日本に売り込む際には産業協力をもちかけていましたね。どうなりますやら。

黒海の米海軍艦艇にロシア空軍がいやがらせ

クリミア情勢に加えウクライナ東部がきな臭いですが、黒海で任務遂行上の米海軍艦艇にロシア空軍がちょっかいをだしています。これは単に現場パイロットの勝手な行動なのか、計算されたロシアのメッセージなのか、まだ読み取れませんね。 Russian Fighter Buzzes U.S. Destroyer in Black Sea USNI NEWS By: Sam LaGrone Published: April 14, 2014 4:12 PM Updated: April 14, 2014 4:12 PM Arleigh Burke-class guided-missile destroyer USS Donald Cook (DDG-75) transits the Dardanelles en route to the Black Sea. US Navy Photo 黒海に入っている米海軍アーレイ・バーク級駆逐艦にロシア戦闘機が90分にわたり低空で上空通過飛行を繰り返していたことがUSNI Newsに国防関係者から伝えられた。 発生したのは4月12日土曜日でスホイSU-24フェンサー1機がUSSドナルド・クック(DDG-75)から1,000ヤード地点を高度500フィートで飛行したという。 同機は駆逐艦上空を12回通過したが、同艦は同機の接近前に数回無線交信を試みたが反応がなかった。空域にいた2機目のフェンサーは無謀な飛行はしていない。 「挑発的かつプロの資質を疑いたくなるロシア側の行為は国際慣行の上からもこれまでの軍事上の合意事項にも反するもの」とペンタゴンが発表している。「ウクライナにおけるロシア軍の行為は国際通念に違反しており、数か月継続しており、このような挑発行為は当方が求めているウクライナ情勢の鎮静化になんら資するものではない」 A Russian Sukhoi SU-24 Fencer. クックが黒海に入ったのは先週木曜日でクリミアへのロシア侵攻に対し、合衆国の同盟国向けにプレゼンスを示すのが任務だ。 今回のフェンサーの上空通過飛行はロシア外相セルゲイ・ラヴロフRussian Foreign Minister Sergei Lavrovが合衆国が1936年の通称海峡通過に関するモントルー協定に

ジェネラルアトミックスのUCLASS提案

米海軍のUCLASS構想に名乗りを上げる企業にはプレデターシリーズで有名になったジェネラルアトミックスもありますが、肝心のUCLASSの想定運用環境次第ではステルス性等の仕様が大きく変わりますね。やはり空中給油能力の付与も想定されているようですが、どうなりますやら。UCLASSでは四社が競合する形になりそうですね。 General Atomics Shows Off Company’s UCLASS Option USNI NEWS  By: Dave Majumdar Published: April 10, 2014 12:12 PM Updated: April 10, 2014 2:46 PM An artist’s concept of General Atomic’s Sea Avenger UCLASS bid taken from a display monitor. US Naval Institute Photo ジェネラルアトミックス は同社のシーアヴェンジャー Sea Avenger 無人機を原型にした案を米海軍の無人艦載監視攻撃機 Unmanned Carrier Launched Airborne Surveillance and Strike (UCLASS)として提案するとみられる。 4年前に海軍からUCLASS構想が発表となった際には同社のプレデターCを改修したシーアヴェンジャー案を売り込もうとしていた。その後、高性能攻撃機の機能を重視するか、情報収集監視偵察(ISR)機能を重視するかで意見がまとまっていない。 ある程度のISR任務を制空権が確保された空中で実施する能力を重視する向きが主流となってきた観があるが、海軍関係者以外にはUCLASSの仕様が何を求めているのか見えなくなってきている。海軍は情報管理をしているためだ。 もし海軍の要求水準が自由に飛行できる環境でのISRを重視し、高度のステルス性を軽視するのであれば、ジェネラルアトミックスのシーアヴァンジャー案に十分勝算が出てくる。 An artist’s concept of General Atomic’s Sea Avenger UCLASS bid taken from a display monitor. US Naval In

オーストラリアがF-35追加調達へ

Australia Likely To Order More F-35s By Bradley Perrett Source: Aviation Week & Space Technology aviationweek.com April 07, 2014 Credit: Lockheed Martin オーストラリアが ロッキード・マーティン F-35調達を58機追加する見込みがでてきた。実現すれば同国は合計72機のF-35を整備し、EA-18Gグラウラー12機と合わせ空軍力の近代化を図る。 このF-35発注は80億ドル規模で空軍の要求を政府は受け入れる構え。これによりロッキードはF-35の大口海外注文を維持する格好となる。オーストラリアは当初100機の導入を検討していた。 オーストラリア空軍(RAAF)は100機のF-35でF-111とF/A-18A/Bホーネットを退役させる予定だったが、F-35開発の遅延で変更を余儀なくさせられていた上、F-111が2010年に想定より早く舵一線を退いたことで、グラウラー購入に動いたもの。またスーパーホーネット24機がF-111の後任となり、課題は2020年に機体寿命が切れる旧式ホーネット71機の後継機種選択に移っていた。 もともとはF-35導入一本だったが、スーパーホーネット導入で代替策が見えてきた。オーストラリアにはスーパーホーネットを追加購入する選択肢とF-35 納入を待つか、取り消すことでスーパーホーネットのみによる部隊編成の可能性があった。 そこでオーストラリア政府はまず2機のF-35を発注し、追加12機の導入意向を示していたが、この12機は契約に正式に含まれていなかった。政府は今月半ばにも追加購入を承認する見込みだが、意思決定が遅れる可能性もある。 決定に当たり、政府は同機の性能、国内産業の関与、米国との同盟関係を考慮し、追加購入に動くこととした。また、F-35開発が安定化してきたことも考慮し、今後の機材供給が順調に実現すると見込み、初期作戦能力獲得を2020年とみていたが、当面戦闘機部隊の規模縮小は避けられない。 ただしグラウラー12機が2018年に実戦配備されると、実質的な戦力増加が実現する。 F-35追加調達が58機になるとRAAFの第一

次期大統領専用ヘリ選定結果の発表近づく

NAVAIR to Select Presidential Helicopter by End of May USNI NEWS By: Dave Majumdar Published: April 10, 2014 9:54 AM Updated: April 10, 2014 12:11 PM An artist’s rendering of Sikorsky’s bid for the VXX presidential helicopter. Sikorsky Photo 米海軍はVXX次期大統領専用ヘリ(マリーンワン)取得にむけ主契約企業を5月にも選定したい意向だ。 「決済手続きと契約手続きは最終段階にあり、数週間で最終発表できる運びです」とディーン・ピーターズ大佐(海軍航空システムズ本部VXX計画担当) Capt. Dean Peters, Naval Air Systems Command’s VXX program manager が発言しており、選定は「5月中」になるという。 提案企業は シコルスキー 一社で、S-92でVH-3およびVH-60(いずれもシコルスキー製)を代替しようというもの。 2013年7月段階では提案は複数あり、 アグスタウェストランド AW101 大型ヘリが撤回され、 ボーイング もCH-47チヌークとV-22オスプレイ提案を取りやめている。 一社提案でも標準手続きを順守する必要がある。 契約企業を選定すれば、その後は迅速に進むものとみられる。試験用一号機は2016年に納入されるとピーターズ大佐は語る。海軍の調達規模はテスト用2機と別に21機の運用機材となると同大佐は説明。. 大統領専用ヘリ調達は2009年のVXXでいったんロッキード・マーティンとアグスタウェストランド共同提案に決まったが、コスト超過で取り消しになり、2008年の大統領選挙戦で争点となった経緯がある。■