クリミア情勢に加えウクライナ東部がきな臭いですが、黒海で任務遂行上の米海軍艦艇にロシア空軍がちょっかいをだしています。これは単に現場パイロットの勝手な行動なのか、計算されたロシアのメッセージなのか、まだ読み取れませんね。
Updated: April 14, 2014 4:12 PM

Russian Fighter Buzzes U.S. Destroyer in Black Sea
USNI NEWS By: Sam LaGrone
Published: April 14, 2014 4:12 PM
Updated: April 14, 2014 4:12 PM
Arleigh Burke-class guided-missile destroyer USS Donald Cook (DDG-75) transits the Dardanelles en route to the Black Sea. US Navy Photo
黒海に入っている米海軍アーレイ・バーク級駆逐艦にロシア戦闘機が90分にわたり低空で上空通過飛行を繰り返していたことがUSNI Newsに国防関係者から伝えられた。
発生したのは4月12日土曜日でスホイSU-24フェンサー1機がUSSドナルド・クック(DDG-75)から1,000ヤード地点を高度500フィートで飛行したという。
同機は駆逐艦上空を12回通過したが、同艦は同機の接近前に数回無線交信を試みたが反応がなかった。空域にいた2機目のフェンサーは無謀な飛行はしていない。
「挑発的かつプロの資質を疑いたくなるロシア側の行為は国際慣行の上からもこれまでの軍事上の合意事項にも反するもの」とペンタゴンが発表している。「ウクライナにおけるロシア軍の行為は国際通念に違反しており、数か月継続しており、このような挑発行為は当方が求めているウクライナ情勢の鎮静化になんら資するものではない」
A Russian Sukhoi SU-24 Fencer.
クックが黒海に入ったのは先週木曜日でクリミアへのロシア侵攻に対し、合衆国の同盟国向けにプレゼンスを示すのが任務だ。
今回のフェンサーの上空通過飛行はロシア外相セルゲイ・ラヴロフRussian Foreign Minister Sergei Lavrovが合衆国が1936年の通称海峡通過に関するモントルー協定に違反したとの発言に続くもの。モントルー協定では黒海に領土を持たない国家の軍艦は21日以内に退出することを求めている。
クックには弾道ミサイル防衛用のイージス防空システムを搭載している。同艦は弾道ミサイルとともに航空機も撃退することが可能。
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