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中国埋め立て工事の監視飛行を開始した米海軍にPLANが妨害活動

米海軍撮影のビデオを見ると環礁では浚渫船が海底から土砂を集めて埋め立てをしている光景がわかります。辺野古で環境破壊を騒ぐ人たちはこれを見てなんというのでしょうか。それとも日本国しかも中国が行う行為にはほおかぶり? 重要な通商航路があることから日本としても看過できないのになぜかこの国では問題意識が低い気がします。国境線と利益線の違いを理解していない証拠ですね。 China Challenges P-8 Crew, On Video; Top Senators Condemn PRC By COLIN CLARK on May 21, 2015 at 10:05 AM http://breakingdefense.com/2015/05/rubber-hits-road-china-challenges-p-8-crew-on-video-top-senators-condemn-prc/feed/ WASHINGTON: スプラトリー諸島をめぐる米中ならびに域内各国間の緊張が高まる中、米海軍が本日公開したビデオでは人民解放軍海軍(PLAN)の妨害をものともせず、P-8の乗員が人工島嶼建設を監視する様子を伝えている。 中国がP-8飛行を認めない動きに出たのはこれがはじめてではない。昨年は中国戦闘機がP-8の下および側面20フィートの間隔で飛行し、その後上空でバレルロールをしているが、その際の距離は45フィートだった。本日公表のビデオを巡って有力上院議員3名が決議案を提出し、中国による人工島嶼建設を非難し、南シナ海領有問題を平和的かつ多国間で解決するよう求めている。 ブライアン・シャーツ上院議員 提出したのはブライアン・シャーツ(民、ハワイ、上院歳出委員会国防小委員会)、ジョン・マケイン(共、アリゾナ、上院軍事委員会委員長)、ダン・サリバン(共、アラスカ)の各議員だ。 「中国による一方的な海上国境線の引き直しにより、誤解、事故、武力衝突の危険性が増えている」とシャッツは声明文で表明。「この超党派決議案は中国に責任ある行動をはっきりと求めている。米国は域内の平和・安定の推進とともに、自国並びに関係各国の権益を守る責任を有し、各国とともに多国間プロセスで意見対立を解決するよう主張する」 上院議員三名による声明文では「中国が

★★ A-10海外販売を目論むボーイング

時代遅れみたいな格好をしたA-10ですが、現在は中東方面で結構活躍しているのはご承知の通り。米空軍は予算節約でまずA-10を処分従っています。一方で同機の威力に惹かれる市場もあるわけですね。そこで商売上手なボーイングがこの通りの改修を加えればA-10はさらに強力になります。一体どこが関心を示しているのでしょうか。またその導入国はどんな作戦コンセプトを持っているのでしょうか。ヒントとしては強力な制空権確保砲能力があり、高密度の(戦車機動部隊等)地上兵力の脅威に直面する国でしょうか。韓国という線はないでしょうかね。(ないか) Boeing touts A-10s for international customers should USAF divest fleet Gareth Jennings, San Antonio, Texas - IHS Jane's Defence Weekly 20 May 2015    http://www.janes.com/article/51570/boeing-touts-a-10s-for-international-customers-should-usaf-divest-fleet A-10が米空軍の第一線を退けば、同機取得の絶好のチャンスとなる国があらわれる。 Source: US Air Force ボーイングは米空軍(USAF)とフェアチャイルド・リパブリックA-10サンダーボルトII対地攻撃機の対外販売を協議中。これは空軍が同機運用を中止した場合の想定と5月20日に明らかにした。 ボーイングのグローバルサービス支援部門(テキサス州サンアントニオ)でボーイング社外機材担当の主任エンジニア、ポール・セハスは記者団にUSAFと余剰A-10を海外顧客(複数)へ売却する案を初期段階で打ち合わせ中と明らかにした。ただし国名は明らかにしていない。 ボーイングがA-10の事実上の主契約企業になっており、USAF運用中のおよそ300機のうち173機で主翼取替作業の契約を実施中だ。すでに105機の作業が完了しUSAFに納入済みで、契約は2017年第一四半期で完了する。 USAFはA-10退役を望んでいるが、そのとおり実施されれば(ただし米議会に根強い反対

インド>国産空母の完成近づく、二号艦は原子力推進へ

さすが悠久の時間の国、インドの建造計画ははゆっくりとしていますが、インド洋でインドががんばってくれればアジア太平洋の各国(中国除く)のエネルギー供給、通商で大いに頼りになる存在になりますね。米国以外に日本や豪州との協力関係も進むでしょう。一方、中国には目の上のたんこぶのような存在となり、中国自身の艦隊運用の活発化やスリランカ、パキスタンでの母港確保、更にはインドの仇敵パキスタンは潜水艦部隊整備で対抗すべく中国への依存を高めるでしょうから、インド洋をめぐる安全保障の地図はこれから大きく変わりそうです。その中で「利益線」を意識してどう動くべきかを日本は考えたら良いと思います。 India Will Relaunch First Domestic Carrier Vikrant Next Week, More Money Approved for Second Carrier By: Sam LaGrone May 21, 2015 11:55 AM http://news.usni.org/2015/05/21/india-will-relaunch-first-domestic-carrier-vikrant-next-week-more-money-approved-for-second-carrier インド初の国産空母ヴィクラントの初回進水式(2013年) 大幅に建造が遅れていたインドの国産空母が来週再進水式に臨むが、ナレンドラ・モディ首相は国産二番艦の建造予算増額を承認したと現地報道が伝えている。. INSヴィクラント Vikrant (排水量4万トン)は5月28日にコチン造船所の乾ドックを出る。初回進水式は2013年に執り行われている。 建造に苦労したヴィクラントの完成は大幅に遅れた。コチン造船所への契約交付は2005年で、建造は5年遅れ、40億ドルも予算超過したといわれる。 だが2014年に建造のピッチが上がったのはモディ首相が31億ドルを追加注入する案を承認したためだ。 モディ政権は国産空母建造を強く支援しており、中国の拡張傾向への対抗策として期待している伝えられる。中国はソ連時代の遼寧(旧ヴァリャーグ)を取得しているが、国産空母数隻を建造中と言われる。インドにはロシア製の空母 INS ヴィクラマデ

★米空軍>レーザー搭載戦闘機が2022年に登場

100kW級のレーザー光線でこれだけの仕事が本当にできれば革命的な変化ですね。敵を発見すれば即破壊できるのですから空の戦闘の様相が変化します。ただし文中にあるように大気中の航空機からの照射よりも軌道上から発射するほうが効果が高く、宇宙の軍事利用にこの先すすんでいくことになるのでしょうか。また1Lの航空燃料の発熱量は約37MJとのことですが、これがレーザー照射一回に必要なインプットとしても再照射に必要な時間間隔はどのくらいなのでしょうか。究極の姿としては小型核融合炉を搭載した大型戦闘航空機(UAVで護衛する)でほぼ無制限にレーザーを照射(複数方向へ)するというのはどうでしょうか。 Laser Fighters: 100 kW Weapons By 2022 By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on May 18, 2015 at 4:00 AM http://www.google.com/url?q=http%3A%2F%2Fbreakingdefense.com%2F2015%2F05%2Flasers-on-a-plane-air-force-wants-fighter-firing-100-kilowatts-by-2022%2F&sa=D&sntz=1&usg=AFQjCNGvrEeMtLfToMSS0d54uH62JKBrmA PENTAGON:. スター・ウォーズファンが興奮するかもしれない。米空軍は小型機から照射する100キロワット級レーザー兵器の実用化を目指している。空軍研究所が明らかにした。直近の航空機搭載レーザーはメガワット級のエアボーン・レーザーで747を改装した実験が2011年に中止されている。今回は2022年に実証を戦闘機で行う。 だがF-35Aへは搭載されない。ステルス戦闘機はレーダー断面積を小さくするため武装を内蔵するが、今回のレーザー装置は外部武装ポッドに内蔵する。 技術は着実に進化中とモーレー・ストーン Morley Stone  (空軍研究所技術主任)は語る。半導体レーザーの構造は有害な化学レーザーより数段簡単で小型にできる。エアボーン・レーザーは化学方式だった。技術が進歩したとはいえ、小型機へのレーザー搭載は容易ではない。そこで「機体内部への搭載の前

☆ 日本も陸上イージス導入か 米下院の国防法案修正に見る可能性

ミサイル防衛の整備は当然必要ですが、陸上配置型イージスシステムの導入を日本がまだ発表していない段階で米議会がこの動きをしたのは水面下で日本が導入を決めて米側と交渉している証拠なのでしょうか。また、東欧で先行して導入する施設は米軍が運用するのに対して、日本設置施設は日本単独あるいは日米共同運用と想定が異なっていますね。問題は設置箇所でしょうね。 House Paves the Way for Japan to Buy Aegis Ashore; Adds Anti-Air Warfare to European Sites By: Megan Eckstein May 18, 2015 4:45 AM • Updated: May 17, 2015 9:09 PM http://news.usni.org/2015/05/18/house-paves-the-way-for-japan-to-buy-aegis-ashore-adds-anti-air-warfare-to-european-sites 海上自衛隊のこんごう級誘導ミサイル駆逐艦JDSみょうこう(DDG-175)、パールハーバー・ヒッカム合同基地施設から出港し、リムパック2012演習に向かうところ。 US Navy Photo 国家防衛認可法案National Defense Authorization Act が5月15日に下院を通過し、米軍のイージス陸上型ミサイル防衛システム(陸上イージス Aegis Ashore)の性能向上とともに同様のシステムの同盟国向け売却が含まれている。 下院軍事委員会(HASC)の戦略兵力小委員会の委員長マイク・ロジャース議員(共、アラバマ州)が修正案を議場に堤出し、国防総省に陸上イージスの日本向売却を急ぐよう求めた。 「日本政府が陸上イージス導入を決定すれば、同国がすでに海軍艦船でイージス武装システムを導入していることから、相互運用能力ならびに対空、対ミサイル防衛の統合が密接な同盟である同国と更に進む大きな機会となり、戦力増強効果が生まれることから、多用途装備への配備を緩和する効果が期待される」と修正案は述べている。 この措置は国防法案の一部としてHASC所属の共和、民主両党議員が賛同した。 こ

★5月17日 MV-22>ハードランディングで一名死亡の第一報

鬼の首を取ったようにそれ見たことかとオスプレイの危険性を主張する向きがありますが、(沖縄県知事はオスプレイ飛行停止まで要求しそうな勢い)以下の記事のように今回の出来事は事故ではなく インシデント だというのが海兵隊の区分です。と言っても理性を失っている向きには意味が無いのかもしれません。まずは調査結果を冷静に待ちましょう。なお、オスプレイの運用が遅れれば喜ぶのはどの国かはいわなくてもわかりますね。 Marine Dies Following ‘Hard Landing’ of Osprey in Hawaii Training Exercise By: Sam LaGrone May 18, 2015 10:42 AM http://news.usni.org/2015/05/18/marine-dies-following-hard-landing-of-osprey-in-hawaii-training-exercise . ハワイでMV-22オスプレイがハードランディングし、海兵隊員一名が死亡。海兵隊が5月17日に発表。 機内の海兵隊員21名も病院へ搬送され、診断を受ける。 インシデント はベロウズ海兵隊演習地での訓練中に現地時間午前11時40分に発生した。 海兵隊は声明文で「通常の訓練を実施中だった」としている。 死亡した海兵隊員は第15海兵遠征部隊 (MEU)(カリフォーニア州キャンプ・ペンドルトン)所属でサンディエゴから強襲揚陸艦エセックスを中心とした揚陸即応部隊(ARG/MEU)に加わり、中東・西太平洋での7ヶ月間配備に先立ち訓練していた。 エセックスARGは大型揚陸艦USSエセックス(LHD-2)、ドック型輸送艦 USSラッシュモア(LSD-47)、、ドック型揚陸艦USSアンカレッジ(LPD-23)で構成。 同部隊はクレブラコア Culebra Koa 2015揚陸演習に今週参加する予定だった。同演習は海軍と海兵隊合同による大型運用演習。 インシデントの原因は調査中。 なお、ペンドルトン所属海兵隊員6名が先週死亡している。ネパールでの災害救助作戦中にUH-1Yヒューイが遭難したため。■

中国海軍は地中海で何をしているのか 地政学的に世界を考える

世界をチェス盤のように資源、通商、投資、人口などから冷徹に見る訓練が我々にはかけていますが、中国はその点で先を言っているようですので、ご注意。安全保障関連ではホルムズ海峡ばかりが例示されていますがもっと大きな視点がひつようですね。 Why the Chinese Navy is in the Mediterranean By: Magnus Nordenman May 14, 2015 5:48 PM http://news.usni.org/2015/05/14/why-the-chinese-navy-is-in-the-mediterranean 中国フリゲート艦濰坊は5月14日に黒海から出た。Photo by Yörük Işık 5月14日、中国人民解放軍海軍(PLAN)フリゲート艦臨沂 Linyi ・濰坊 Weifang の二隻はロシア海軍誘導ミサイルコルベット艦と黒海から地中海に入り初の中ロ合同演習海域に向かった。 演習は二国間の安全保障面でのつながりを象徴し、両国がグローバル段階に移行する努力のあらわれとなろう。 またロシア海軍の活動が各地で活発化しており中国にも地中海で海軍作戦を展開する背景がある。なお、中国が地中海で演習をするのは今回が初めてではない。 中国にとって地中海はエネルギー安全保障と貿易の両面で関心地区である。 中国がめざす中央アジアからヨーロッパ・中東までを経済的につなぐ「海のシルクロード」の西の終着点であり、海運の効率をあげようと中国企業は地中海各地の港湾施設に相当の投資を注ぎ込んでいる。そのひとつにアテネ郊外のピレウスf Piraeus 港がある。 地中海とペルシア湾までの地帯が中国が必要とするエネルギー供給の重要経路だ。中国のエネルギー面での関心はさらにその先に伸び、東地中海で新たに石油・ガスが発見されている。 また中東や北アフリカで混迷がつづいているが中国にとって意味がある。 中国はリビアのカダフィ政権への軍事力行使国連議決を棄権している。リビア国内で働く中国人の国外脱出を連合軍とNATO空爆開始前にPLANが実施している。 今年3月には同様にイエメンで中国市民の国外脱出作戦を実施した。 二例からアフリカ・地中海での中国企業・中国労働者