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★4月15日平壌軍事パレード登場の装備の実力は?

北朝鮮が瀬戸際政策でハッタリをかけているのはわかっていますが、個別に技術と運用を見ていかねばなりません。記念日に合わせて突貫工事で作った一見最新のビジネス居住街区は実は壁だけのセットだとGoogle Earthでバレて失笑のたねです。(この件は既存メディアでは報道されていませんね)指導体制の護持(帝国日本の国体護持を思わせます)しか頭のなかになく(しかも国民を70年間洗脳している)、北も引くに引けないのだとは思いますが、飢餓まで発生する中でこれだけの装備を整備しているのは(さらにここに核、生物化学兵器が加わります)正当な政府の資格がないと言わざるを得ません。運命のカギは米中の秘密交渉にかかっているようですが、異様な技術体系を整備する 朝鮮民主主義人民共和国 (3つの嘘で構成された国名)は存在しないほうが人類の幸福につながるのではないでしょうか。 Analyzing North Korea's Missile Parade: Prescription For Fear, Dose Of Reality  4月15日軍事パレードに登場したミサイルを分析する Here are the technological highlights from yesterday's military parade through Kim Il Sung Square. 金日成広場の軍事パレード搭乗装備の技術内容 BY TYLER ROGOWAY APRIL 15, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/9331/analyzing-north-koreas-missile-parade-prescription-for-fear-dose-of-reality WONG MAYE-E—AP 平壌での軍事パレードにはいつもより多くの関心が寄せられた。米朝間でこれまでになく緊張が高まっている中、実際に開戦の想定もあり、情報機関、報道機関は北朝鮮の軍事装備を注視した。 軍事パレードで登場する装備を実証ずみ軍事技術と誤解する向きが多いようだが、パレードは見栄えする装備を見せびらかす場であり、それ以上の意味はない。 北朝鮮がテストしているミサイルの性能は判明しており、今後の北の狙い

★★国防力の源泉は経済力、HMSオーシャン売却を迫られた英海軍の惨状

オーシャンは商船構造で経費をケチって建造した英海軍の苦しい台所の象徴のような大型艦ですが一般人には空母に見えるので海軍力の象徴なのでしょう。また艦齢も若く、それを手放さざるを得ないところまで英海軍は追い詰められているのでしょうね。日本で言えば、「かが」一隻しかないところに後継艦建造の予算がなくみすみす売却するようなものでしょうか。国防力の充実には経済力がまず必要だと改めて教えてくれる事象です。   HMS Ocean could be sold to Brazil for £80million  英海軍唯一のヘリ空母HMS オーシャンをブラジルに売却 By Gayle_Herald  |  Posted: April 13, 2017 http://www.plymouthherald.co.uk/8203-royal-navy-flagship-hms-ocean-could-be-sold-to-brazil-for-80million/story-30269389-detail/story.html ダベンポートを出港するHMSオーシャン 英海軍旗艦のHMSオーシャンがブラジルに80.3百万ポンドで売却されるとの報道がある。 ブラジル記者ロベルト・ロペスがプリムスに母港をおくヘリコプター空母は来年にも退役除籍の予定でブラジルが購入を狙っていると伝えている。 Ukdefencejournal.org.uk へロペスは80.3百万ポンド(約110億円)で決まったと伝えブラジル海軍は分割払いで購入したい旨提示しているという。 HMSオーシャン 英国防省MoDは先週、HMSオーシャンの外国売却を検討中であると認めていた。 ブラジル報道によれば政府関係者が価格は妥当と判断し、購入に前向きだと言う。 MoDは「選択肢を検討中」で他国への売却もありうるとしているが、軽空母HMSイラストリアス(愛称ラスティ)がトルコのスクラップ業者に2百万ポンドで売却されたとの発表が数ヶ月前にあったばかりだ。 売却で英国は空母が皆無の状態になることに批判 2015年11月にMoDはHMSオーシャンを2018年に国防支出削減策で後継艦調達予定ないまま退役させると発表。同艦は2014年に65百万ポン

韓国が国防力整備の一環で軍事衛星運用を計画

まずリースで利用してから国産衛星で監視体制を整備するとのことですが、日本の運用する衛星を有効に活用するほうが遥かに実効性があるのではないでしょうか。どことなく当事者意識が希薄に聞こえる国防省の計画ですが、今回の危機を乗り越えられれば、あるいは新大統領が誕生すれば後退する可能性はないでしょうかね。さらに統帥権の問題もあり、韓国が独自に作戦を実施するのは現状では無理です。 S. Korea to fully reinforce defense system in 5 years  韓国国防力整備5カ年計画で情報衛星運用も想定 2017/04/14 15:00 http://english.yonhapnews.co.kr/news/2017/04/13/0200000000AEN20170413005300315.html SEOUL, April 14 (Yonhap) --韓国は来年にも軍事衛星数機を外国よりリースで導入し北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応すると韓国国防省が14日発表した。 韓国は238兆ウォン(2,100億ドル)を投じ軍事攻撃力を2018年から2022年にかけ整備する。韓国軍は625千名態勢で北の1.1百万名の軍事力に「3軸」で優位性を確立をめざす。3軸とはキルチェーン先制攻撃、対空ミサイル防衛(KAMD)および大量懲罰報復(KMPR)の戦略案だ。 「北朝鮮全土に有効な監視攻撃能力を向上させる一方で中核施設の防衛能力を伸ばし、単独大量報復攻撃能力を整備する」(韓国国防省) 韓国軍は早ければ2020年代初頭までに三部構成で軍事力を整備する予定で、従来の2020年代中頃を前倒しすると韓国国会に報告した。 玄武 Hyunmoo-3 巡航ミサイル (Yonhap) この決定は北朝鮮の大量破壊兵器(WMD)の開発状況のため従来より迅速な問題解決に迫られていることの裏返しだ。 先制攻撃で北の核・ミサイル施設をねらうため軍事偵察衛星5機を2022年までに調達するのが一兆ウォンの「425計画」だ。それに先立ち、衛星をリース運用する。 「現在三ないし四カ国と交渉中です」と国防高官は背景説明で報道陣に説明。「そのうち一カ国と早ければ来年早々に契約できると見ています」 韓国軍は新型攻撃手段の早期運

速報 ペンス副大統領韓国入りの前に北朝鮮がミサイル発射

ピリピリした中での速報でしたが、NHKはのんびりとした日曜朝の番組をそのまま流していましたね。国民を不要に心配にさせない意図があるのか、大ニュースではないと判断したのでしょうか。民放の裏番組で生放送中に専門家の意見まじえ放送していたのと好対照でしたね。そんなNHKを信頼していいのかと思いました。 North Korea Fires Missile As Vice President Pence Heads To Asia 北朝鮮がペンス副大統領のアジア移動中にミサイルを発射 Ryan Pickrell April 15, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/north-korea-fires-missile-vice-president-pence-heads-asia-20212 北朝鮮が型式不明の弾道ミサイル一発を日曜日朝に発射した。 同ミサイルは韓国標準時6:20 A.M.にシンポから発射されたが、失敗に終わったと韓国軍が発表。米太平洋軍はミサイルは発射直後に「ほぼ瞬間に爆発した」と述べている。 今回の発射は北朝鮮が新型兵器数種類を平壌軍事パレードで初展示した翌日のことで、マイク・ペンス副大統領のソウル移動中のタイミングだった。 北朝鮮はやはりシンポから長距離型スカッドミサイルを一発先月発射し、ドナルド・トランプ大統領が中国習近平主席との首脳会談の前のタイミングを狙った。この時もミサイルは失敗している。 軍はミサイル型式を特定できていないが、内部筋によればICBMではない。今回の発射はトランプ大統領就任後五回目の弾道ミサイル発射であり、ミサイル全体では8回目の発射。 ペンス副大統領は本件で大統領と連絡を保持している。日本は緊急対策チームを招集し、韓国も安全保障会議を開催し状況把握と北朝鮮の強硬姿勢に対抗策を検討する。 国防長官ジェイムズ・マティスは現地時間土曜日夜に報道陣に対し「大統領は特にコメントは出さない」と述べた。トランプが北朝鮮に対し次にどんな動きに出るかは不明。USSカール・ヴィンソン空母打撃群が朝鮮半島近辺海上で作戦行動中だ。■ Content created by The Daily Caller News Founda

米空軍F-35A戦闘飛行隊が初の欧州展開に出発

今回の派遣はシンボリックなものですが、記事にあるように本格欧州展開にむけた地ならしの意味もあるのでしょうね。それにしても東西での緊張要因が増えるばかりで米軍装備は薄く展開せざるを得ません。それだけにNATO各国が「ただ乗り」してきた状況に米国も忍耐の限界を感じているのでしょう。(NATO主要国ではやっと2016年から国防予算増加に転じています) US Air Force F-35s making first operational deployment to Europe this weekend  米空軍は今週末にもF-35部隊に初のヨーロッパ派遣を実施 By: Valerie Insinna, April 14, 2017 (Photo Credit: R. Nial Bradshaw/U.S. Air Force) http://www.defensenews.com/articles/air-forces-f-35-to-make-first-operational-deployment-to-europe-this-weekend WASHINGTON — 米空軍F-35Aが今週末に初の海外展開でヨーロッパに向かい、NATO同盟国と共同訓練するとペンタゴンが14日発表した。 国防総省は発表内容を絞っており、「少数の」F-35Aが第388戦闘飛行隊(ユタ州ヒル空軍基地)からヨーロッパ内の非公開地点に展開するとしている。 F-35隊は今週末に米本土を離陸し、ヨーロッパに数週間程度駐留し、ヨーロッパ内同盟国との軍事的つながりを強化する欧州再保証事業の一環となり、ロシアのヨーロッパ侵攻を食い止める抑止効果を期待する。 国防総省は「今回の訓練ではF-35事業の大きな一歩となり、空軍は第五世代戦闘機の作戦能力をさらに示す効果を上げることになる。さらにゆくゆくF-35Aのヨーロッパ駐留が2020年代初頭に予定されており、今回は細部をつめる意義もある」と声明文を発表している。 今回の派遣をトランプ大統領がロシアとの関係でぎくしゃくしていることと結びつけたくなるが、F-35の欧州派遣はオバマ政権時代から企画されており、昨年12月に前空軍長官デボラ・リー・ジェイムズからも今年に入り空軍部隊のヨーロッパ派遣を匂わせる発言があっ

北朝鮮問題は中国の動向がカギ まず石炭輸入を停止したと言うが...

中国がとっているのはポーズであり、表向きの措置と別に迂回ルートなど同じ効果がある手段を取っていることに要注意です。原油供給を止めないと効果はないのですが、現在も資源供給を続けている事自体が国連決議に反しているのではないでしょうか。米中首脳会談がなければ相変わらず国際社会の合意に反する行動をとっていたのでしょうか。 China Halted Coal Shipments from North Korea the Day After Trump Bombed Syria  中国はシリア空爆翌日に北朝鮮産石炭輸入を止めた Michael Bastasch April 12, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/china-halted-coal-shipments-north-korea-the-day-after-trump-20142 中国関係者によれば北朝鮮産石炭を満載した貨物船がトランプ政権によるシリア空軍基地へのミサイル攻撃を命令した翌日に出発港へ戻ったという。 北朝鮮産石炭の輸入停止命令はトランプとの首脳会談直後に出ている。 ロイターによれば北朝鮮船籍の石炭貨物船十数隻が母港に戻る指示を受けている。 北朝鮮産石炭の最大の輸入商社Dandong Chengtai Trade Co.によると港湾で60万トンの石炭が行き場を失っており、さらに中国国内の港湾にも2百万トンの石炭が北朝鮮へ返送を待つ状態だと同じくロイターが伝えている。 中国が必要とするコークス製造用の石炭には米国炭が代用されている。トランプの大統領選挙運動で訴えていた国内雇用創造効果は小さいが、2月だけでも米国炭40万トンを輸入している。 中国は表向きには北朝鮮産石炭の輸入を2月に禁じていたが、米関係者は引き続き中国に圧力をかけ禁輸措置の艦船実施を迫っていた。 中国は北朝鮮最大の貿易相手国であり、中国の巨大な鉄鋼産業には北朝鮮は重要な石炭供給元だ。 米国連大使ニッキ・ヘイリーは中国が依然として北朝鮮産石炭を「別経路から」輸入しているとし、中国に「世界各国同様に禁輸措置を真剣にとらえるように」求めていた。 トランプ政権は海軍空母打撃群を周辺海域に送っており、北朝鮮が手に負えな

★北朝鮮の防空態勢を軽視出来ない理由

太平洋戦争開戦前、日本の技術力は無視軽視されており、驚くべきことに黄色人種に近代装備の展開は不可能とさえ言われていたのです。零戦を見て偏見を後悔した米軍ですが、今回北朝鮮と再び軍事衝突すれば同じ現象は起こるのでしょうか。日本国内にも同じ傾向が見られませんでしょうか。正確な情報収集と分析が必要です。しかし北朝鮮の軍事力情報についてはロシアに頼らざるをえないのが現状です。 If Donald Trump Attacks North Korea: Beware of Kim's Air Defense Systems 北朝鮮空爆時には北朝鮮防空網に要注意 Dave Majumdar April 14, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/if-donald-trump-attacks-north-korea-beware-kims-air-defense-20207 トランプ政権が北朝鮮介入に動けば、北朝鮮が予想より手強い敵だとわかるはずだ。 北朝鮮の防空体制は予想以上に進歩している。平壌には米軍の空爆に耐える態勢も整備している。民主主義人民共和国と自称する同国は朝鮮戦争時の教訓を守り、技術的には交戦状態のままだ。 「1950年から53年にかけて米空軍・海軍が北朝鮮を徹底的に空爆したのでNORKSは再発防止策を65年かけて考え強力な防空壕やトンネル多数を完成させている」とマイク。マクデヴィット退役海軍少将が The National Interest に語っている 。 だが平壌は高性能防空装備も整備している。たしかに全国的には旧ソ連装備が多いが、一部で国産高性能装備も実用化させている。 「旧ソ連時代のSAMでS-75、S-125、S-200やクヴァドラがあるが良好な状態になっていない」とワシリー・カシン(モスクワの高等経済研究所付属総合欧州国際研究所の主任研究員)は解説している。「S-75は国産化し性能を向上させた。2010年代に入りKN-06と韓国米国が呼ぶ国産SAMの配備が始まっています」 KN-06SAM部隊の編成数は不明だが、北朝鮮製装備は意外に高性能でロシア製S-300初期型に匹敵する。カシンは「KN-06はフェイズドアレイレーダーを