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これが世界最大の防衛企業ロッキードが注目する重点技術分野だ

量子コンピューターには過大な期待が証券市場で見られるようですが、今回発表した技術分野はそれぞれロッキードが公表しても無害と判断した分野だけでしょう。実際にはもっと奥深いものがあるはずで、そういえば常温核融合技術はあれからどうしたんでしょうか。日本企業もどんどん未来に向けた投資が必要なはずですが、内部告発がなければ長年の悪い習慣が破れないのは如何した者でしょうか。 Inside the ‘foundational’ future technologies of the world’s largest defense company 世界最大の国防企業が考える「基礎的」将来技術の内側を見る Lockheed Martin's concept art reflects its belief in the potential for directed-energy weapons against unmanned systems. (Lockheed Martin) By: Aaron Mehta    18 hours ago https://www.c4isrnet.com/show-reporter/ausa/2017/10/19/inside-the-foundational-future-technologies-of-the-worlds-largest-defense-company/ WASHINGTON ― ロッキード・マーティン は世界最大の国防契約企業で2016年の総売り上げは470億ドルだった。今後も首位に残るためには新技術開発を続ける必要があり、同社技術のトップが金のなる木と見ている内容を明らかにしてくれた。 ケオーキ・ジャクソンKeoki Jacksonはロッキードの最高技術責任者で「基本」技術体系で同社がこれから数十年にわたり投資していく分野を10月11日の報道陣懇談会で明らかにしている。 技術内容は三つに大分類される。まずジャクソンがいうところの「戦略技術面」で「海中から宇宙まで広がる全ドメインでロッキード・マーティンの得意分野を活用すること」だという。 ここには自律運用、指向性エネルギー、情報処理通信技術、センサー、組性能サイバーセキュリティが含まれる。 実用段階の指向性エネ

★スーパーホーネット大改修の内容がわかった ボーイングはこの通り契約を獲得できるのか

Stealthy Super Hornet In Cards As Boeing Plans Major Overhaul ボーイングが大幅改修するスーパーホーネットはステルス性能を付加 F/A-18: Boeing Oct 18, 2017 Lara Seligman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/stealthy-super-hornet-cards-boeing-plans-major-overhaul 米海軍のスーパーホーネットの耐用年数限界に近づく中、 ボーイング は大幅改修案を検討中で機体構造アップグレードとともにステルス塗装処理を施せばF/A-18E/Fは今後も稼働可能になるという。 ボーイングはスーパーホーネットの耐用年数改修 service life modification (SLM) の開始を2018年4月と見ているとSLM事業を率いるマイク・シアーズ Mark Sears がAviation Weekに10月17日述べている。契約が成立すれば同社はスーパーホーネットの飛行時間を現行の6千時間にさらに3千時間追加する作業を開始する体制にあるという。 改修は構造強化と一部サブシステムが中心だが、同時に各機を最新ブロックIII仕様にするとシアーズは述べている。低視認性(LO)表面塗装とレーダー波吸収剤(RAM)の改良策も選択肢のひとつだという。 最新ブロックIII仕様のスーパーホーネットがどこまでステルス性能を有するのか不明だ。ブロックIIIは2020年にロールオフする。米海軍は「高度非探知性向上策」を2018年予算要求に盛り込んでいるがボーイングによればブロックIIIはLOを中心に置いていない。 「ステルス性についてはある水準で線を引き、バランスの取れた残存性を確保できると判断しており、それが現状の水準です」とF/A-18とEA-18事業を担当するダン・ジリアン Dan Gillian が述べている。「F-35は確かにステルス性能が優れていますが当社はバランスを重視し残存性と電子戦装備と自機防御能力を進めました」 スーパーホーネット改修は米軍にいかにも時期の悪いタイ

イスラエルはF-35を実戦投入したのか

うーんこれはどうなんでしょう。イスラエルがいち早くF-35を実戦投入していた可能性はあると思うのですが、バードストライクというのも怪しいですね。中東地区ではF-35を運用するイスラエル軍の立ち位置は他の追随を許さないはずなのですが。イスラエルが常識を超えた運用をしてた可能性もあり、なんともいえません。日本からすればイスラエル軍への関心が高まればいいですね。日本ではまだテスト中ですが、イスラエルは機体を受領してしかも謎の自国製装備まで搭載してI型にしているのですね。イスラエルには敬意をひょします。 The F-35 Rumor Mill Is Spinning After Israeli Counter Strike On Syrian SAM Site イスラエルのシリアSAM陣地攻撃でF-35投入の噂が乱れ飛ぶ A belated report about a bird strike on an F-35I has resulted in theories of an Israeli coverup being parroted around social media. F-35Iバードストライク報道があとから出てきたのはソーシャルメディアで流布する噂のカバーアップか BY TYLER ROGOWAY OCTOBER 17, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/15212/the-f-35-rumor-mill-is-spinning-after-israels-counter-strike-on-syrian-sam-site OFER BERKOVICH—OFER BERKOVICH イスラエルがシリアのSA-5地対空ミサイル陣地を攻撃して一日たち情報が増えきたが、F-35Iがシリアミサイルの攻撃をうけ損傷したとの噂が流れている。 第一撃ではイスラエル機がシリアSA-5ミサイルの有効射程内に入り、ミサイルが発射されたとイスラエル国防軍が発表している。交戦は現地時間午前9時ごろのようだ。イスラエル機材の種類は不明だ。一部報道ではF-16編隊としており、別の筋では写真偵察任務中のF-15C一機が加わり、護衛機よりも国境に接近したとする。イスラエル空軍はF-15Cに大

★★韓国KF-X開発の最新状況

FA-50でロッキードの助けをかりていますが、KF-Xでも同様のようです。もっともF-35を採用したのもKF-X開発のためのようにも見られますが、そもそもKF-X開発の動機が理解困難です。韓国が米国離れしたところで基礎技術等しっかり米国から逃げられない構造のはずですし、米国の代わりに欧州に頼っても同じ構図でしょう。 South Korea's KF-X Grows Considerably In Development 韓国KF-Xの開発状況 Two-seat version and European weapons added to Seoul’s new fighter 複座仕様と欧州装備の採用が韓国の新型戦闘機構想の中心 これは KF-X のC105 あるいは C106設計案で現在は C107になっている。 Credit: DAPA Oct 13, 2017 Bradley Perrett and Kim Minseok | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/south-koreas-kf-x-grows-considerably-development 韓国航空宇宙工業 (KAI)のKF-X戦闘機が拡大を続けている。コンセプト構築時にはユーロファイター・タイフーン程度の大きさだったが繰り返し寸法が拡大している。 国産戦闘機を目指す同機は複座だと開発元は確認しているが初期は単座だった。 MBDA のメテオおよび Diel のIRIS-T空対空ミサイルを装備すると韓国国防調達部門は述べており、米製兵器への依存度を解消する考えだ。 双発のKF-Xは初飛行2022年をめざす。韓国空軍とKAIは初号機引き渡しを2024年に設定しているが、2026年以前の機体は開発用のはずだ。実戦対応の初号機は2026年に初めて出現するはずだが装備は完全ではない。インドネシアがKF-X開発のジュニアパートナーとなっている。 国防省の国防開発庁(ADD)が開発を主導しており、KAIが詳細開発を担当する。さらに調達部門の国防調達事業庁(DAPA)が ジェネラルエレクトリック F414エンジンを2016年

NZ現地紙に見る次期輸送機調達、C-2の存在感なし

C-2/P-1のペアはニュージーランドに本当に売り込みを図っているのでしょうか。この記事からは存在感が伝わりません。一つの理由が現地メディア対応でしょう。英語が不得手ならロビーストを雇えばいいのでは。それだけの予算もかけられないのであればそもそも海外販売をする意欲もないのでしょうね。お分かりのように現地の期待はC-130Jに傾いているようですが、調達規模が少ないからと馬鹿にしていいのか、日本の(本来はメーカーの責任ですが、大使館はじめ本省がかなりピッチを入れているのも問題では)姿勢が問われそうですね。といいつつ日本のC-130Hも早晩後継機調達の話が出そうですね。ニュージーランドの政治情勢というのがよくわかりませんがご存知の方はご教示ください。 New government will have to make a call on Hercules replacement C-130J Hercules that Lockheed Martin hopes to sell to New Zealand. Photo / Supplied 15 Oct, 2017 7:30pm By: Grant Bradley Aviation, tourism and energy writer for the NZ Herald grant.bradley@nzherald.co.nz @gbradleynz http://www.nzherald.co.nz/business/news/article.cfm?c_id=3&objectid=11932974 ニュージーランド新政権がまず手掛けるべき仕事の一つがハーキュリーズ輸送機の老朽化に対応した後継機選定だ。 導入後52年が経過した機材は耐用年数の終わりに近く、メーカーのロッキード・マーティンはニュージーランド防衛軍(NZDF)の5機に残された飛行時間を算定中というが、新型機導入は待ったなしになっている。 国防関係者による詳細な検討内容が年末までに内閣に提出されるが、ニュージーランド第一党の副代表と国防省報道官を兼務するロン・マークRon Markが次期輸送機選択のカギを握りそうだ。 だが本人は近年の国防調達事業に対して鋭く批判している。 ロッキード・マー

53歳になったCH-53の過去、現状、未来

先週沖縄で発生した事故は深刻でしたが、例によって日本側の反応は感情的でCH-53全体の飛行をやめろ、とか危険な機体扱いにしてしまいましたね。住民に被害がなくて幸いでしたが、だれも米側乗員の安否を気遣わなかったのはどういうことでしょう。また、今後新g奈多のスタリオンが登場してもやはり危険機材扱いするつもりなのでしょうか。オスプレイと重なるところがありますが、背後に政治的な動機があるのか注視する必要もありそうです。また報道機関にはCH-53E(CH53ではありません)と明記してもらいたいものです。 The CH-53's Dark Present But Bright Future On This The Chopper's 53rd Birthday 明暗分かれる現状と将来の中、53歳になったCH-53 The type has gone through a turbulent patch in recent years but a new super powerful variant could revitalize its legacy for decades to come. 近年、つらい境遇にあったが、新型機の登場で再活性化され偉業はこれからも続く STEVEN KAETER/SIKORKSY BY TYLER ROGOWAY OCTOBER 14, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/15146/the-ch-53s-dark-present-but-bright-future-on-this-the-choppers-53rd-birthday 巨大な シコースキー CH-53が53歳になった。「スタリオン」の初飛行は1964年10月14日で現在は三世代目のCH-53Kキングスタリオンが登場している。CH-53に代わる機体はCH-53の改良型しかないとはよくいったものだ。この事はイスラエルが最近身をもって知ったばかりだ。 SIKORSKY ARCHIVES YCH-53Aとして1964年10月14日に初飛行 Flightglobal.com によるとイスラエル空軍はMV-22オスプレイの評価を中断したが、CH