スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

新型機登場 デファイアントはシコースキー・ボーイング合作の同軸ローター複合ヘリコプター

Watch Sikorsky And Boeing's SB>1 "Defiant" Compound Helicopter Fly For The First Time シコースキー、ボーイング合作のSB>1デファイアント複合ヘリコプターが初飛行 The long delayed flight is a big accomplishment for team Defiant and marks a new stage in the fight to own the Army's future helicopter order book. 待望の初飛行はデファイアント製作チームに大きな一歩、陸軍の次期ヘリコプター受注を狙う BY TYLER ROGOWAY AND JOSEPH TREVITHICK MARCH 21, 2019 THE WAR ZONE https://www.thedrive.com/the-war-zone/27098/watch-sikorsky-and-boeings-sb1-defiant-compound-helicopter-fly-for-the-first-time SIKORSKY S B>1デファイアントが初飛行した。同軸ローター複合ヘリコプターの同機は シコースキー のウェストパームビーチ工場を3月21日7:47 AM離陸し、およそ三十分飛行し低速での操縦性を試した。推進用プロペラは今回は運転していない。初飛行成功はシコースキー= ボーイング チームに大きな一歩となりSB>1は陸軍の次期垂直飛行機材への採用で量産化を期待し、それ以外の需要も狙う。 同機開発には技術障壁が立ちふさがり、初飛行も一年以上遅れた。 他方で競合相手 ベル のV-280ヴァラーが第二世代ティルトローター機として陸軍への採用を狙い、現時点で15ヶ月の飛行実績を有し、280ノットの前方飛行速度を達成したばかりだ。 シコースキー副社長(次期垂直輸送機担当)ダン・スプアは以下の報道発表をした。 「デファイアントは従来のヘリコプターのほぼ二倍の速度で二倍の距離を飛ぶ設計でありながら低速性能やホバリング性能はこれまでのヘリコプターに遜色ない。同機を

米空軍のAIウィングマン構想の名称がスカイボーグになった

Defense Newsが伝えるAIについての記事です。忠実なるウィングマンやヴァルキリーなどの機体はあくまでもハードウェア主体の装備で、操縦制御や作戦実施をし、有人機とやりとりするAIをスカイボーグと呼ぶことにしたようです。Sky +Cyborg ということでしょうか。新語辞典でもまだカバーしていない言葉を皆さんと共有しましたね。 Introducing Skyborg, your new AI wingman これからのウィングマン、スカイボーグ登場 By: Valerie Insinna    3 days ago https://www.c4isrnet.com/air/2019/03/14/introducing-skyborg-your-new-ai-wingman/ XQ-58Aヴァルキリー長距離亜音速実証機が2019年3月5日にアリゾナ州ユマで初飛行に成功した。 (DoD) 「お 前ならいつでも俺のウィングマンにしてやるぜ」、『トップガン』のアイスマンのせりふは人工知能版のマーヴェリックにむけられそうだ。 空軍研究開発本部AFRLがこれをスカイボーグ Skyborg 事業で実現させようとしている。 ウィル・ローパー空軍次官補(調達・技術・兵站担当)が想定するAIウィングマンのスカイボーグはパイロットと訓練で学習して技を磨き、パイロットのニーズに応え生身の人間では処理が困難な脅威に真正面から取り組む存在になる。 開発はまだ初期段階でAFRLは学界とAIの構築作業中だ。だがローパーによれば実現に向けた予算は確保済みで空軍はスカイボーグを無人機の ボーイング QF-16、 クレイトス のXQ-58ヴァルキリーやBQM標的機に統合する。ただし、今後の話だ。 「実験で終わらせるつもりはない。正式な事業にしたい」とローバーは報道陣に3月13日語った。「数年以内に実用に耐えるか本格的実証でみてみたい。もっとはやく実施させたい」 ローパーはスカイボーグをR2-D2になぞらえた。スターウォーズでルーク・スカイウォーカーがX-Wing機を操縦する際の助手だ。またワトソンの名もあげた。 IBM 開発のAIでクイズ番組でチャンピオンよりすぐれた回答をした。 スカイボーグを低コストで消耗品扱いのヴァルキリーに統合す

米海軍はステルス攻撃機事業を復活し、長距離打撃能力を中国を睨み実現すべきだ

このタイトルだけで勘の良い方はすぐA-12のことだとわかるでしょう。もし、あの機体が実現していれば....という妄想ではなく、現実世界でせっかくの企画をどう実現するかを考えるほうが遥かに前向きですね。技術がともなわずに流産したのがA-12なら、必要な技術がそろい要求性能を実現できる今からA-XXを作れば良いということですかね。 The Navy Tried to Build a Stealth Bomber for Its Aircraft Carriers. It Ended Badly.  米海軍の 艦載ステルス爆撃機構想は残念な結果に終わった During the closing stages of the Cold War, the United States Navy was developing a new long-range stealth bomber that could strike at even the most heavily defended targets from the deck of an aircraft carrier. 冷戦末期の米海軍が空母運用型の新型長距離ステルス攻撃機を開発し、最も強固な目標の攻撃も可能にしようとしていた by Dave Majumdar March 21, 2019   Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: A-12 Avenger Navy Military Technology World https://nationalinterest.org/blog/buzz/navy-tried-build-stealth-bomber-its-aircraft-carriers-it-ended-badly-48417 冷 戦末期の米海軍に長距離ステルス攻撃機を空母運用し最も強固な目標の攻撃も可能にする新型機開発案件があった。だが同事業は中止され、今も続く能力ギャップが海軍航空部隊に生まれている。 高性能戦術航空機(ATA)事業にマクダネル・ダグラス/ジェネラル・ダイナミクスA-12アヴェンジャーIIの呼称がついた同機は グラマン A-6Eイントルーダーの後継機のはずだった。だがソ連の脅威が消えると当時の国

F-15EX調達に警戒するロッキードと議会ロビイストの戦いが始まった

Lockheed Martin is Waging War on Boeing’s F-15EX  ロッキード・マーティンがボーイングF-15EXに宣戦布告 U.S. AIR FORCE PHOTO BY STAFF SGT. CLAYTON CUPIT BY MARCUS WEISGERBERGLOBAL BUSINESS EDITOR READ BIO MARCH 15, 2019 https://www.defenseone.com/business/2019/03/lockheed-martin-waging-war-boeings-f-15ex/155598/?oref=d-river The F-35 makers sees the Pentagon’s plans to buy new F-15s for the first time in 19 years as a threat. F-35生産関連企業にとってペンタゴンが新規生産F-15導入を決めたのは19年間ではじめての脅威となった F -35共用打撃戦闘機はネヴァダ上空の空戦演習で旧型機を次々に獲物にしたといわれる。その中に104対ゼロと圧倒的な実績を誇るF-15も含む。この二機種が今や熾烈なドッグファイトに向かう。ただし、ミサイルや銃は使わない。 ロッキード・マーティン F-35と ボーイング F-15EXの戦いを演じるのは議会内外のロビイストでペンタゴンの2020年度予算要求が戦いの口火を切る。今後10年間で数百億ドルが手に入るかの瀬戸際だ。 今週ペンタゴンから新規製造F-15を2001年以来初めて調達するとの発表があったが、空軍トップは2週間前にどうしても必要な機材ではないと発言している。ほぼ二十年近く、空軍はいわゆる第四世代の調達はしないと公言し、ステルスの第5世代機導入を優先してきた。 今回のF-15調達は小規模で2020年に8機、2024年までに80機だ。反面F-35は2020年に78機でうち48機が空軍向けだ。 だがペンタゴンの予算関連書類から空軍はF-15を今後10年で数百機調達する構想がわかる。まず144機を冷戦時のF-15Cに交替させる。さらにF-15C/DやF-15Eの更新も視野に

次の戦争は宇宙から始まる? 周回中の衛星多数への中国攻撃を想定する米国

War Is Boring記事のご紹介です。宇宙分野の戦いは目に見えませんが中国が先制攻撃で脆弱な衛星群を使えなくしたら米軍の活動は想定どおり展開できなくなります。もともと宇宙分野での軍拡をすすめないため米ロ両国は合意していましたが、ここでも中国が無関係に台頭してきたためINF条約同様に宇宙での装備展開の制約は早晩消えるでしょう。中国のなりふりかまわぬ進出はいたるところで世界に緊張を与えていますね 。 China looks to the stars to steal more power away from the U.S. 中国の狙いは宇宙で米国を弱体化させることだ FEATURED WIB POLITICS March 14, 2019 Andy Wolf 0 https://warisboring.com/china-looks-to-the-stars-to-steal-more-power-away-from-the-u-s/ 地 球周回中の衛星は現在1,957基あり、うち849基は米国が打ち上げているが、その中で外国勢力によるジャミングに耐えられる衛星は昨年打ち上げられた一基のみである。 そう述べると米国で警戒の念が強まるが、より多くの関心を寄せる国が別にある。中華人民共和国である。 人民解放軍は大幅な戦力増強中で、装備能力のみならず人工知能、衛星攻撃能力の技術面、さらに世界各地に米国同様に兵力投射する能力も着実に整備してきた。 多方面に手を伸ばした格好の中国だが宇宙分野でも活動を展開しデブリ除去もそのひとつとするが米国防情報局(DIA)はこれは米衛星をねらう作戦のカバーと見ている。 「中国の衛星運用は高度化しており軍民両用技術として対衛星攻撃に使うつもりだろう」とDIA報告書にある。 米衛星への奇襲攻撃の可能性について同報告書が中国が今後打ち上げる各種衛星について考察している。 「中国は各種衛星攻撃能力の開発を進め敵国の宇宙配備装備を有事の際に使用不能あるいは機能低下させるのがねらいだ」(DIA報告書) 衛星ジャマーや指向性エネルギー兵器以外に中国は運動エネルギー兵器も作成中で、2014年にテストした対衛星ミサイルもその一環だとする。 米国最大の優位点であり最大の弱点に 中国は 焦点を

カンボジアでの中国開発は軍事基地建設が真の狙いではないか

ASEANは結束力も弱く、中国としては自国にたなびくカンボジア、ラオスあたりを借金漬けにして言うことを聞かせたいのでしょう。南シナ海は軍事化しないなどと平気で嘘を言える国ですから信用できませんが、本当にカンボジアに軍事拠点ができれば、大変なことになります。本当に中国はいろいろお騒がせなことをしてくれますね。 Is Cambodia’s Koh Kong project for Chinese tourists – or China’s military? カンボジア・コッコン開発は中国旅行者向け事業か中国の軍事利用が目的なのか 中国企業Union Development Groupによる開発は順調なようだ 滑走路が異常に長い空港、港湾浚渫工事を見ると中国の軍事拠点づくりではないかと疑う向きがある Andrew Nachemson   Published: 7:03am, 5 Mar, 2019 https://www.scmp.com/week-asia/geopolitics/article/2188558/cambodias-koh-kong-project-chinese-tourists-or-chinas-military 衛星画像に現れたコッコンの怪しい大型滑走路。Photo: Handout 中 国が海外で大金を気前良く使う自国旅行客向けに海外観光地の開発に関心を示すのは極めて普通のことで、カンボジア沿岸にカジノ、ゴルフ場、豪華リゾートの開発が進んでいる。 カンボジアはコッコン地方の一等地および全海岸線の2割に相当する部分で中国企業Union Development Group(UDG)に観光業のメッカの建設を許可し、賃貸料は年間百万ドルと破格の条件だ。 これは表向きの説明だ。今回の条件があまりにも虫がよく、中国には別の思惑があるのではないかとの見方が出ている。中国は軍事利用をねらっているのではないか。 こうした見方が広がってきたのは欧州宇宙機関が配信した衛星画像で建設中の滑走路が民間機向けに不要なほど長いと判明したためだ。 カンボジア側は大深度港湾開発は中国の軍事利用の意図と無関係と繰り返し説明しているが、滑走路が浮上して軍民両用の狙いがあるのではとの疑い