スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

新型戦闘機開発のあり方を根本から変えようとする米空軍にはiPhoneが念頭にあるようです

USAF Sees Five-Year Window To Invent A New Fighter Aircraft Industry 今後五年間で戦闘機産業の再構築を狙うUSAF Oct 29, 2019 Steve Trimble and Lee Hudson | Aviation Week & Space Technology https://aviationweek.com/defense/usaf-sees-five-year-window-invent-new-fighter-aircraft-industry 米空軍は今後五年間で機体設計の新方法の実効性を試すとしており、次世代戦闘機開発を立ち上げることとはしない。 Credit: Lockheed Martin ま るで アップル が iPhone各種を製造するように高性能戦闘機各種を迅速に製造したいとする米空軍だが、極秘の次世代航空優勢(NGAD)事業での立案方法を変えることが第一の関門となる。 これまで3年をかけて空軍は ロッキード・マーティン F-22の後継機種を2030年までに実現する方法を検討してきた。当初は侵攻制空戦闘機として構想された機種は次世代F-X戦闘機として各種の新技術を搭載するものとして適応サイクルエンジンから高性能兵装や新型センサーを搭載する構想だった。 その後、2年間の期間延長が認められ代替策検討をしてきたが、2018年央に結論の目処がつくと、空軍はアプローチを変更することにした。新戦略ではNGAD事業に計上した132億ドルのほぼ半分を使う。F-Xをゼロから開発するのではなく、現行のロッキードF-35A、 ボーイン グF-15EXなど既存機種の改修を含めることにした。. 「新しい方法を試す好機と言える。第5世代機向けの生産が佳境に入っており、第4世代機にも多額の予算で近代化改修が進んでいるからだ」と話すのは空軍で調達、技術、補給活動を総括するウィル・ローパー次官補だ。 「つまり新方法を五カ年に渡り試す好機で、Xプレーン一機種二機種の製造と1000機規模の大量生産の中間で新機材を準備できるかを試したい」とローパーは新NGAD戦略についてAviation Week取材で答えている。 ローパー発言から極秘NGAD事業で

F-35やF-22の情報をサイバー活動でハッキングした中国、米大統領選挙の情報を入手したロシアにより西側社会は大きな損失を被っている

How China Stole Top Secret Information on the F-22 and F-35 A terrible hacking. by TNI Staff November 9, 2019  Topic: Security   Region: Asia   Blog Brand: The Buzz   Tags: F-22 F-35 J-20 China Military Hacking Cyber Attack https://nationalinterest.org/blog/buzz/how-china-stole-top-secret-information-f-22-and-f-35-94201 Key point: Beijing was able to get detailed information on America's best stealth fighters. ロ シア中国両国がサイバー戦、サイバー情報収集活動で米国に対抗する場面が近い将来に生まれそうだ。 両国には高度の能力を備えた部隊があり、米国から情報を盗む他、インフラ攻撃が可能だ。例として高度軍事ハードウェアの極秘情報があり、ロッキード・マーティンF-22、F-35やベル-ボーイングV-22オスプレイの情報が海外敵対勢力の手に渡っている。 「サイバー脅威のせいでグローバル体制、統治体制、社会規範への一般の信頼が揺らぐ一方で、米国等の各国に出費が強いられている」とは国家情報長官ダニエル・コーツが今年5月の議会証言で述べた一節だ。「重要インフラでサイバー技術と重要インフラが統合されているため、サイバー脅威により国民の健康、安全、繁栄が危険にさらされる」  サイバー空間ではロシアが最強の敵対勢力である。「ロシアはサイバー攻撃の分野で相当進んでおり、ことに最近は強硬な姿勢をサイバーで強めている」「その姿勢が2016年米大統領選挙で如実に示され、同年の選挙関連データを盗み取り、把握できたのはロシアの最高位高官だけだったのではないかと見ている」とコーツは述べている。  脅威は増加の一途で、クレムリンは能力拡大に走っている。「ロシアのサイバー運用は今後も米国や同盟国を標的として情報収集しつつロシアの政策決

米空軍の重武装機構想はまだ消えていない 大量の兵装とネットワークで攻撃部隊の後衛となるのか

  USAF Leaders Considering Arsenal Plane Options 11/4/2019 ​—RACHEL S. COHEN http://www.airforcemag.com/Features/Pages/2019/November%202019/USAF-Leaders-Considering-Arsenal-Plane-Options.aspx デボラ・リー・ジェイムズ前空軍長官が戦略装備整備室主導の重武装機構想を2016年に発表していた。 Air Force illustration. 米 空軍が「重武装機」構想のテストを計画中だ。構想では複数機材に大量の兵装を搭載し、攻撃部隊の支援が可能か試す。 重武装機は遠隔操縦機や戦闘機を引き連れ戦闘区域に進出し、「ネットワーク化で準自律運用可能な兵器」を運用するというのが2016年に公表された空軍ビデオの内容だった。構想はその後国防総省の戦略装備整備室が温めてきた。 「最古参機体をあらゆる種類の通常型ペイロードの発射台にする」構想と前国防長官アシュ・カーターが2016年に述べていた。「重武装機は超大型の空中弾倉となり、第5世代機を前方配備センサーとして照準ノードにしてネットワークでつなぐ」 上層部はこうした機材を運用した場合の効果を引き続き検討中と空軍広報官カーラ・バウジー大尉が11月3日認めている。原型機としてB-52が有望との声があるが、機動力に優れた輸送機も候補にあがっている。 空軍協会が今年9月に開いた航空宇宙サイバー会議で空軍のグローバル打撃軍団司令官ティモシー・レイ大将から空軍が実験を重ねていくとの発言があった。 空軍の調達を仕切るウィル・ローパーは以前は戦略装備準備室長で、9月末に同構想の説明を受けている。 機動性のある機体が重武装機に適しているのか。戦略国際研究所で航空宇宙安全保障プロジェクトをまとめるトッド・ハリソンによれば搭載する兵装の種類により変わるという。 「空対空兵装なら外部搭載兵器が理想的だ。しかし機動力を重視した機材の多くは外部搭載を想定していないので、相当の改装が必要だろう」「一方で対地攻撃手段を搭載するのなら、後部ランプから展開すればいいので大規模改装は不要となる」. また、B-52が選択肢

第6世代ステルス戦闘機は実現できるのか。期待と危惧、新技術の採用が鍵、財政は大丈夫化?

The 1 Thing That Could Crush a Sixth-Generation Stealth Fighter And it has nothing to do with an F-35, F-22, Russia or China. by Sebastien Roblin September 14, 2019  Topic: Security   Region: World   Blog Brand: The Buzz   Tags: Sixth-Generation Fighter Military War F-35 Defense https://nationalinterest.org/blog/buzz/1-thing-could-crush-sixth-generation-stealth-fighter-80726 第 6世代有人戦闘機の新規開発に乗り出す動きが数カ国で見られる。第5世代機のF-35ライトニングや中国のJ-20の後継機としてだ。 ロシアと日本は迎撃機に焦点を当てており、日本は三菱F-3、ロシアはMiG-41だ。フランス、ドイツは次世代戦闘機を将来型戦闘航空機システム(FCAS)の一部として開発しようとし、英国にはテンペストがある。各機は2030年代ないし2040年代の供用をめざしている。 これに対し米空軍では次世代航空優勢(NGAD)構想があり前身は侵攻制空戦闘機としてB-21ステルス爆撃機に随行し敵領空に侵入する構想だった。 米海軍にはFA-XXがあり、艦隊防空迎撃機に最適化するようで、F-35Cを攻撃任務の中心とするようだ。 2019年初頭に中国航空産業企業も第6世代機開発に乗り出したとの報道がでた。 だが「第6世代ジェット機」とは理論上の存在だ。期待される性能特徴は以下に要約できる。速力と航続距離の重視とともに、レーダー非探知性も重要で、指向性エナジー兵器を搭載し、AIが補助し、無人運用への切り替えも可能、ネットワーク化したセンサー、進化した電子戦装備、さらに無人機編隊の統制も行う。 だが専門家や業界筋と話すと、以上がすべて実現すると見る向きは少ない。少なくとも有人機としては。理由として予算が莫大になることがあり、政治的決断が必要なこともある。他方で無人機ならず

要塞艦隊:外洋では米海軍に撃破される中国海軍のねらいは自軍に有利な近海部での海戦に持ち込むこと

Fire the Missiles! The U.S. Navy Is Ready To Sink China's New Aircraft Carriers Here is how it could go down.  by James Holmes November 2, 2019  Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: Navy Military China U.S. Navy DF-21D Carrier-Killer PLAN https://nationalinterest.org/blog/buzz/fire-missiles-us-navy-ready-sink-chinas-new-aircraft-carriers-93061 Key point: The U.S. Navy remains stronger than the PLA Navy in open-sea battle. 米海軍がPLA海軍に対し優位性を発揮できるのは戦闘が外洋で発生した場合だ。 中 国は米原子力空母(CVNs)を駆逐する誘導ミサイル各種を「空母キラー」として永遠に喧伝するつもりなのか。注目されるのが対艦弾道ミサイル(ASBMs)のDF-21D、DF-26で人民解放軍(PLA)が接近阻止領域否定(A2/AD)防衛体制の要としている 中国政府はペンタゴン含む重要な相手に中国軍事力の威力をまんまと信じ込ませてしまった。事実、ペンタゴンによる直近の中国軍事力年次報告書でPLAがDF-21Dで「空母含む艦船を攻撃する」とあり、中国沿岸から900マイル地点でも攻撃可能としている。 だが米海軍にも空母キラーがある。正確に言えば艦船キラーというべきか。空母に打撃を与えたり撃沈できる兵器なら小型艦など簡単に相手にできる。また対艦兵器は射程、威力など多様に進化しており、米海軍は冷戦終結後の休日状態から覚醒しつつある。ではどちらの空母キラーが艦艇を撃破するのか。 まず空母キラーということばだが、中国のロケットが米海軍の誇りを遠距離から狙い、アジア域内の同盟国を支援する米国の努力を無にするとの響きがある。またPLAからすれば艦船を外洋に派遣せずに世界の歴史を変えることができると聞

X-37Bが連続軌道周回飛行記録を更新し帰還:少しわかってきた同機の本当の活動

Air Force's Secretive Space Plane Touches Down After 2-Year Mission 2019年10月27日、NASAのケネディ宇宙センターのスペースシャトル着陸施設に帰還した空軍のX-37B軌道試験機。 (U.S. Air Force/Jeremy Webster) 28 Oct 2019 Military.com | By Oriana Pawlyk https://www.military.com/daily-news/2019/10/28/air-forces-secretive-space-plane-touches-down-after-2-year-mission.html 米 空軍のX-37B軌道試験機が無人機による宇宙ミッションの記録を更新して地上に帰還した。 極秘試験宇宙機は2年超の軌道飛行を終え、NASAのケネディ宇宙センターのあるフロリダに10月27日に着陸したと空軍が発表。X-37Bの宇宙ミッションとして5回目で、前回は宇宙空間で718日を過ごし2017年5月に地上に帰還している。 「同機が軌道飛行の記録を更新し無事帰還できたのは政府と産業界の革新的な協力の産物」と空軍参謀総長デイヴィッド・ゴールドフェイン大将が声明を発表した。「空軍にとって空の限界はなくなった。議会承認が得られれば米宇宙軍にも同様となる」 X-37Bは2017年9月7日に打ち上げられた。 同機のペイロードや活動状況は大部分が秘密のままだが、空軍によれば今回は「空軍の研究実験用高性能構造組み込み型熱拡散装置(ASETS-II)がペイロードで電子装置の実験とともに熱パイプ振動実験を長期に渡る宇宙環境で試した」とある。 さらに同機は「軌道上で780日を過ごし、二年以上の軌道飛行として記録更新した」と発表している。これでX-37Bは通算2,865日を地球軌道上で飛行したことになる。 直近のミッション2回で同機の飛行性能限界がさらに押し上げられた。当初の想定は270日連続の地球周回軌道飛行を想定していた。 X-37Bは何をしているのか。空軍によれば同機は「再利用可能宇宙機技術」の技術を探索しながら、宇宙技術の実験をしているとある。 空軍迅速性能