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速報>シリアにロシアが軍用機28機を展開中と判明

US Officials: Russia Deploys 28 Combat Planes In Syria Agence France-Presse 3:29 p.m. EDT September 21, 2015 (Photo: Syrian Arab News Agency via AFP) http://www.defensenews.com/story/defense/international/europe/2015/09/21/us-officials-russia-deploys-combat-planes-syria/72575214/ ロシアがシリア国内に戦闘航空機を28機展開中と米関係者が21日に述べ、ロシアがシリアで軍事プレゼンスを増大させていることが裏付けられた。 「西部のラタキアの基地に戦闘機、爆撃機計28機が配備中」と米政府関係者はAFPに匿名を条件で明かしている。 別の米政府関係者も匿名を条件でこの数字を裏付けた。同基地に20機の戦闘用航空機、輸送用ヘリコプターが展開しているという 同関係者はロシアがシリア上空で無人機を運用しているとも述べたが、詳細は語らなかった。

★★★ファイターギャップを埋める役割が期待されるF-15C

もともと二番手のF-35にすべてを期待することは不可能です。F-15は優秀な機体ですが、経年変化には勝てません。当面F-Xが登場しない以上(航空史で主力戦闘機の空白時期が発生するのは異例)、F-15を機体強化しても徹底的に使いこなすしか手がないのではないでしょうか。 Fighter Gap Forces Questions On USAF F-15C Plans Sep 17, 2015  Amy Butler | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/fighter-gap-forces-questions-usaf-f-15c-plans 米空軍F-15Cの退役日程が示されていないのは同機の将来が明るいこと証拠だ。 ボーイングは改修提案を繰り返している。以前の案サイレント・イーグルは失敗しているが。 空軍所属機は退役予定日を予定も含め記録するのが通例だ。だがF-15Cの場合は興味深い。当初はF-22で全機更改の予定だった。だがF-22の高コストで当時のロバート・ゲイツ国防長官は生産打ち切りの決定を2009年に下し、生産は187機で止まった。予定は350機の整備予定だった。そこでF-15C部隊は想定より長く供用されることになり、F-22の後継機種(次世代制空戦闘機Next-Generation Air Dominance aircraftの名称がついている)が就役するまで飛行することになった。 「次期制空戦闘機の生産は2030年代以降で、少数配備のまま2040年代に入るるはず」と ボーイングでF-15事業を担当するマイク・ギボンズMike Gibbons副社長は言う。 空軍関係者はまだ「ギャップ」が生じるとまでは言い切っていないが、戦闘機数の不足は明らかだ。空対空ミッションで計画立案に影響が出る。10年前には「ハイ・ロー」ミックスでF-22が制空任務全般を、F-35が多用途任務機として制空、敵防空網破壊、近接航空支援を担当する想定だった。F-35の空対空戦闘能力は限定的で第一線の制空戦闘機ではない。 ボーイングが提案するF-15C改良では空対空ミサイルを満載する点で、以前のステルス性追求と好対照だ。

シリア情勢>ロシアの動きに神経を尖らせる米はじめ西側諸国 難民問題の遠因はロシアではないのか

ロシアの動きが西側の警戒心を招いていることは明らかですが、西側がアサド政権の消滅を狙っている以上同盟関係にあるロシアも別個動かざるを得ないという構図ではないでしょうか。そうしている間にシリアが国家として崩壊に向かい、もっと多くの難民が国外に脱出することになるでしょうね。 US: Russian Military Buildup Continues In Syria Agence France-Presse 9:39 p.m. EDT September 9, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/international/mideast-africa/2015/09/09/us-russian-military-buildup-continues-syria/71977666/ WASHINGTON —シリア国内で軍事力を増強するロシアを米側は警戒している。ロシアの意図は不透明なままだ。 偵察画像からロシアがバセル・アル・アサド国際空港、地中海側のラタキアとタルタスのロシア海軍施設に重点を置いていることがわかる。 匿名を条件に米関係者はAFP通信にタルタス港に戦車揚陸艦2隻が入港し、ロシア製装甲兵員輸送車十数台がバセル・アル・アサド空港に到着していると告げた。なお、同空港の名称は現大統領の兄にちなむもの。 同関係者はシリアにロシア海軍陸戦隊が到着しているといい、その役割は到着する軍事ハードウェアの防御で、直接戦線に向かうことはないとする。 巨大なアントノフAnt-124コンドル軍事輸送機が同空港に飛来しており、この数日間で輸送飛行の回数が急増しているという。 AFPは火曜日にロシアが「数百名」分の組み立て式家屋を同空港に完成させ、簡易式航空管制施設も持ち込んだと伝えている。 シリア内戦はさらに悪化の様相を示しており、2011年から今日まで25万人が死亡したといわれる。これが引き金となり難民が発生し、ヨーロッパに多くが向かっている。 ロシア政府は人道救難援助だとしているが、米国はロシアが長くからの同盟アサド政権を助けるべく反乱分子の攻撃をするのではと憂慮している。 「情報各機関ではこの点で合意が生まれているわけではない」と別の米政府関係者は述べ

★ここまでわかったLRSB、でもまだ大部分は秘匿のまま

USAF's Secret Bomber: What We Do And Don’t Know Air Force hints at a solid plan to procure a new stealthy bomber, but details remain shrouded in secrecy Sep 10, 2015 Amy Butler | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/usafs-secret-bomber-what-we-do-and-don-t-know 総額800億ドルともいわれる新型爆撃機の選定結果発表が近づく中で知らされていることが知らされていないことより少ないのはやむを得ないのだろうか。 長距離打撃爆撃機(LRSB)と呼ばれる同機に要求される航続距離、ペイロード、最高速度については知らされていない。また同機が軍の他装備とネットワークでどこまで結ばれるのかも知らされていない。エンジンの数も知らされていない。また重量30,000-lb.の大型貫通爆弾を運用できるのかも知らされていない。なお、B-2はこの運用が可能だ。こういった点が設計を決定してくる。つまり同機がどんな外観になるのか誰もわからないままで、わかっているのはステルス性の機体となり、B-2に似た三角翼になるのか、もっと変わった形になるのかもしれないという点だけだ。 わかっているのは新型ステルス技術が応用され、F-35を超えたステルス性能、残存性、生産のしやすさ、保守点検の容易さが実現することだ。また最新鋭の推進力、防御能力、通信技術に加え製造技術でも全米から最良の部分が集められることだ。 空軍によるブリーフィング(9月1日)では内容が慎重に統制されていたため、結局のところ同機の調達手順でわかったことはごくわずかだ。というよりも空軍が開示したい情報だけだ。関係者からは迅速戦力実現室(RCO)が関与し、通常の調達部門ではないとの説明は出ていた。ただし空軍によるブリーフィングではRCOの活用は従来型の調達部門を低く見ていることではないとの説明があった。鍵となる技術(その内容はまだ公開されていない)の選定、開発、統合のなため必

★F-35>現状と展望 完全な機体はまだ一機もない

プロジェクト管理の視点でF-35の規模は大きすぎたのでしょうか。管理そのものがことごとく難航してきたのがF-35の歴史なのですが、これだけ自信に満ちた展望を公表するボグデン中将はどんな心情なのか、本音を聞きたいところです。とはいえ現室長になってプロジェクトがいい方向に進んできたのも事実ですが。単に機材だけでなく、インフラまで相当の規模の投資が必要だということですね。そして完全な機体はいつまでたっても存在しないのがF-35なのかもしれませんね。よく言えば進化しつづけるのでしょう。 F-35: Now For The (Next) Hard Part, Says Bogdan By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on September 09, 2015 at 5:30 PM http://breakingdefense.com/2015/09/f-35-now-for-the-next-hard-part-says-bogdan/feed/ NATIONAL PRESS CLUB: ペンタゴン史上最大規模の調達事業で良いニュースは困難な初期段階がほぼ完了したこと。悪いニュースはまだ難関が待ち構えていることだ。 「時間をとられたが着実にF-35事業は進展している。加速・拡大曲面に入った」とクリス・ボグデン中将が事業統括担当官(PEO)の立場でF-35事業をこう評している。20年に渡る高い水準の技術を導入する困難な開発段階は500億ドル近くを費やして2017年に完了する。次の課題は大量生産と世界各地に展開する機材の維持管理で、種類は異なるが本質的に困難ではない。 「生産規模を3年で3倍、配備数も3倍にする」とボグデン中将はいい、年間生産を40機から120機に引き上げる。「これが達成できれば息がつける」 「最大の心配は供給体制だ」とボグデンは言い、生産規模が拡大すれば納入業者も生産を拡大する必要があるが、配備機数も増えれば同じ業者は予備部品を追加生産する必要があるのだ。双方の需要が一度に増える。多く生産すれば、多く配備されればその分だけ補給保全修理活動も増えるということだ。 このため浮上するのが短期的な課題だ。F-35の完成済み機体には何らかの改修が全機で必要だ。なかでも3Fソフトウエアパッケージが重要だ

☆★★T-X>ボーイング案の初公開が近づく、F-15仕様変更提案も

T-Xでボーイングがどんな設計をしているのかが注目です。ダークホースは運航費用を大幅に下げるスコーピオンだと思うのですが。一方、F-15の方はミサイルを大量に搭載して敵の数を減らす発想ですね。モデル末期で何か哀れさも感じさせるのですが、こちらのほうが注目かもしれません。来週まで待ちましょう。 Boeing To Provide First Glimpse of T-X at Conference By Aaron Mehta 10:04 p.m. EDT September 9, 2015 Aerospace Giant Also To Unveil New F-15 Configuration at Air Force Association http://www.defensenews.com/story/defense/policy-budget/industry/2015/09/09/boeing--provide-first-glimpse--t-x--conference/71979416/ ST. LOUIS — ボーイング は来週に開催される空軍協会年次総会でT-X次期練習機の概要を初公開するとみられるが、観覧は一部に限られる。 同社はT-X試作機のモデルをトレーラーで会場に持込む。設計は サーブ との共同作業。年次総会はメリーランド州ナショナルハーバーで開かれる。. あわせてF-15の新諸元も紹介するだろう。空対空兵装の搭載数を16発に増やす。 T-Xを見ることができるのは招待者のみでボーイング関係者によると同社ブースで公開予定はないという。つまり同機の諸元はひきつづき固く秘匿されるということだ。 見ることを許される一人がアシュ・カーター国防長官でボーイングノセントルイス事業所で事業概要の説明を受けている。 設計案から漏れ伝わる内容が少なく、ボーイングは「完全新設計」で米空軍の要求に応じた練習機を作るとだけ言われている。 設計案はサーブのグリペン戦闘機の焼き直しではないとの関係者発言が出ている。ボーイングは今年末に新型練習機の初飛行が実現するとほのめかしているが、公式発言ではない。 ボーイングのファントムワークスで開発戦略をひきいるスチュ・ヴォボリルは9日水曜日に報道

★英が導入するゼファー太陽光UAVはすごい

UK MoD To Acquire High-Flying Zephyr 8 UAVs By Andrew Chuter 1:22 p.m. EDT September 9, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/isr/2015/09/09/uk-mod-acquire-high-flying-zephyr-8-uavs/71932756/ (Photo: Airbus Space and Defence) LONDON — 英国防省は太陽光発電で高高度飛行可能なUAVを3機をエアバスから調達する。 ゼファー8はエアバス・ディフェンス・アンド・スペースが製造し高度約7万フィートで三ヶ月連続滞空する性能があり、軍当局は連続監視あるいは通信中継機能が衛星や有人機の数分の一の費用で実現する。 英軍は同機を作戦能力実証の一環として2機を同時飛行させると同社でゼファー事業開発を率いるスティーヴ・ホイットビーが報道陣に明らかにした。 同社は国防省と覚書を交わしており、商談の最終段階にあるという。 エアバスは同機を高高度擬似衛星 High Altitude Pseudo-Satellites と呼称し、15ないし18ヶ月後に納入を完了する。英軍はすでにゼファーの小型版で飛行テストを実施済みだ。 ゼファーは14日間の連続飛行記録があり、ホイットビーによると太陽光動力の他機より性能をはるかにしのぐ。 ゼファー8は翼巾28メートルに太陽光電池を搭載しプロペラ2基を回転させるもので、来年夏に初飛行する。偵察あるいは通信用ペイロードは5キロ。だが同機を上回る大きさと性能のゼファー9の設計が始まっており、二年半後に飛行可能とエアバスは説明している。 英国防省はゼファーはISTAR機材の更新用に導入する。ホイットビーによれば国防安全保障分野での応用には英国以外も関心を示しているという。 シンガポールと共同でゼファーの運用可能性を検討している。またゼファー用のレーダー開発も共同で検討している。ゼファーの通信能力に着目したドイツ軍・警察当局とも検討をしており、米国防総省他機関とも将来の活用方法を検討している。 ゼファーの開発元は英企業Qin

★中国元級潜水艦の性能、運用思想を推測する

ソ連時代のように現代の中国装備を限られた情報から性能や運用想定を推測する仕事が重要になってきました。中国語の壁のため西側は情報に振り回されている観があります。日本でも似たようなものですが、文化的な近似性を活かして日本ならではの情報解析ができるといいですね。その場合に必要なのが下の著者のような深い専門知識に基づいた観測です。おそらくONI海軍情報部にもパイプがある著者と思われますが、論理的に展開していく様は非常に参考になりますね。それにしても日中がそれぞれ大型通常型潜水艦を整備しているのはヨーロッパからは理解できないでしょうね。 Essay: Inside the Design of China’s Yuan-class Submarine By: Capt. Christopher P. Carlson, USN (Retired) August 31, 2015 2:13 PM • Updated: August 31, 2015 5:39 PM http://news.usni.org/2015/08/31/essay-inside-the-design-of-chinas-yuan-class-submarine 人民解放軍海軍(PLAN)の元級潜水艦 伸張めざましい中国の潜水艦部隊は真剣な検証と議論にふさわしい対象だ。議論は政策決定者のみならず一般市民にも有益で、その際は健全な分析を元に正確な事実を議論すべきだ。ただ残念なことに英語による人民解放軍海軍(PLAN)報道ではその両方が欠けている。直近のUSNI Newsでもこの傾向が見られる。ヘンリー・ホルストはタイプ039A/B元級潜水艦は「対艦巡航ミサイル(ASCM)を搭載し、長時間潜姿を隠すことができ、アクセスが困難な浅海で潜むことができる」と書いている。 ホルストは元級が大気非依存型出力(AIP)を搭載し、長距離ASCM発射能力を有するので沿海部の浅海域作戦に適しているとする。タイプ039A/Bが優れた対艦戦用の潜水艦であることは著者も同意するが、上記記事のポイントはデータの読み間違いによる誤解だ。本稿では同記事の誤謬を検証し、タイプ039A/B元級潜水艦は実は深海作戦用でPLANの海洋戦略では本国に近い海域で積極防衛を実施する手段だと指摘する。また同艦は台