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日本にも参考となるか、USSアメリカがF-35B運用に向け改装工事

Navy USS America Amphib Gets New Tweaks for F-35B Attacks 米海軍USSアメリカ揚陸強襲艦でF-35B運用改装工事 Lockheed Martin by Warrior Maven https://www.themaven.net/warriormaven/sea/navy-uss-america-amphib-gets-new-tweaks-for-f-35b-attacks-BOo4ATLii0SrrUZcMuaIZA 米 海軍は民間企業と揚陸作戦の将来に大きな一歩となる強襲揚陸艦USSアメリカ(LHA-6)でのF-35B共用打撃戦闘機用の改装をまもなく開始する。 USSアメリカは最新鋭級揚陸艦の一号艦で太平洋と中東で7か月運用を終えサンディエゴに帰港したばかりだ。 飛行甲板改装ではJSF搭載のセンサーや兵装と同期させることとF-35B排気熱に耐えるようにすることが主眼だ。F-35BはUSSアメリカ艦上でフライトテストを展開している。` 海軍技術陣は耐熱かつ滑り止め効果のある素材を既に飛行甲板と下部構造に塗布しており、今回は着艦スポット7番、9番の下にも追加する。 センサー類、各種戦闘システム、レーダーや兵装類もF-35運用を前提に各種改修を受ける。またJSFのフライトパス確保のため一部アンテナも再調整される。 アメリカ級には艦防御システムの呼称で新規技術が導入されている。その内容にはローリング航空機ミサイルRIM-116 Mk 49発射機二つ、レイセオン製20mmファランクスCIWS二基、.50口径機関銃二門を7か所に装着する。 アメリカ級二号艦USSトリポリ(LHA-7)は昨年5月進水し、ハイテク艦内情報処理機能のConsolidated Afloat Network and Enterprise Services(CANES)が搭載されている。 USSトリポリは全長844フィート、全幅106フィートで排水量44千トン。燃料効率が高いガスタービン推進で最高速力は20ノット超とハンティントンインガルスが公表している。 三号艦は2024年に完成予定でウェルデッキが復活する。 F-35Bは従来のハリヤーとは大幅に異なる機体で運用方法、戦術や手順が大幅

Stratforは日韓の空母保有の動きをこう見ている

地政学の本家たるフリードマンが主宰するストラトフォーが日韓で進む空母保有の動きにコメントを出しています。国会では相変わらず空論を論じているようですが、現実の日本は大きく変質しているということで国際社会が認めるのに国内が認めないという奇妙な事態になっているようです。 Japan and South Korea Consider Carrier Options  日韓両国で空母保有の検討が進行中 (MATT CARDY/Getty Images) Feb 13, 2018 | 09:00 GMT https://worldview.stratfor.com/article/japan-and-south-korea-consider-carrier-options まとめ ●東アジア二国が 艦船を改修し F-35Bステルス戦闘機運用をめざす ●両国とも海軍部隊の規模は比較的小さく改修範囲は限定される ●中国が大型空母整備を進めており、米海軍なみのカタパルト運用を実用化しそうだ 周 辺状況があわただしくなり東京とソウルはそれぞれ次の策を検討中だ。中国海軍の拡充から北朝鮮の核戦力整備までの要素で地政学上の流れを加速中だが、日韓両国は空母戦力の整備を検討している。ただし、両国の戦略は限定的になりそうだ。それぞれ国防予算に限りがあり、日本の場合は歴史の点でも制約がある。にもかかわらず両国が海軍力増強を真剣に検討しているのは同地域で海の支配をめぐる競合が過熱していることの裏返しだ。 恐る恐る足を水に入れる 日本はかつて世界最強の空母部隊を運用した。その空母部隊が先鋒となった過去の戦争に懲りた戦後日本は空母保有を求めてこなかった。日本の平和憲法は「攻撃装備」保有を認めず、空母が当てはまるかは議論があるが、海上自衛隊はヘリコプター空母の艦容をほこるひゅうが級、いずも級はヘリコプター護衛艦(駆逐艦)と呼ぶほどだ。 だがすべての状況が変わりつつある。共同通信によれば日本政府はいずも級二隻を完全な空母に転換し部隊運搬以外にF-35Bステルス戦闘機運用を可能にする。まだ構想段階だがこの提案は日本が正常な軍事力を整備する動きから出てきたようだ。北朝鮮ミサイル基地への先制攻撃や中国海軍の急整備に対して

★空母キラーへ対抗し中国の想定を崩すF-35B、中国が日本の同機運用に反撥する理由がよくわかります。

The F-35 can make China's carrier killer missiles 'irrelevant’ このF-35で中国の空母キラーは「無意味」になる 米海兵隊F-35BライトニングII(海兵隊戦闘攻撃飛行隊VMFA-121所属)が垂直着陸を岩国海兵隊航空基地で行っている。 Nov. 15 2017. (U.S. Marine Corps photo by Cpl. Carlos Jimenez) Alex Lockie Business Insider Feb. 02, 05:30 PM http://www.wearethemighty.com/news/the-f-35-can-make-chinas-carrier-killer-missiles-irrelevant 中 国が南シナ海で軍事拠点化を進め、米国排除の影響圏を広げる中、米海兵隊はバブル突破の切り札としてF-35Bの戦力化を進めている。 人民解放軍ロケット軍がいわゆる空母キラーミサイル多数を保有していると判明しており、最大800マイル遠方の艦船を狙えると評価されている。 米海軍で最長の有効距離を有する装備が空母だが約550マイルが有効半径であり中国は理論的には米国を南シナ海から締め出すことができるわけだ。 ただし理論や紙の上の前提で米海軍を実戦で破ることは不可能だ。 接近阻止領域拒否A2AD戦略を進める中国は米軍機は空母あるいは陸上基地から発進する前提だが、F-35Bにこの前提がきかない。 「F-35Bは文字通りあらゆる場所から飛ばせる」と海兵隊中佐(退役)デイヴィッド・バークは述べる。「中国のミサイル攻撃で作戦基地が使えなくなれば、F-35Bの出番だろう」 離陸に数百フィートあれば十分で着陸に場所を選ばないF-35Bで海兵隊は大規模で狙われやすい基地から自由になる。 中国が空母を狙うのなら、米国は空母を使わなければいい 海兵隊はこの作戦構想を太平洋で訓練中で、2018年1月にF-35Bをスロープ状の場所に着陸させ、どこにでも着陸できる能力を実証した。 昨年を通じF-35B乗員は「ホットローディング」「ホット燃料補給」を訓練し、F-35の再装備をあたかもNASCARのピットスト

米国外生産で初のF-35B初号機がイタリア海軍へ納入!

The First F-35B Assembled Outside The U.S. Delivered To The Italian Ministry Of Defense Today 米国外で初のF-35B 完成機がイタリア国防省へ引き渡し イタリア製F-35B一号機(BL-1)がイタリア国防省に納入され、イタリア海軍に配属された。1月25日、カメリFACO。I(Ministry of Defense Photo)   By David Cenciotti   Jan 25 2018 https://theaviationist.com/2018/01/25/the-first-f-35b-assembled-outside-the-u-s-delivered-to-the-italian-ministry-of-defense-today/ イ タリア製のF-35BライトニングII短距離離陸垂直着陸型 (STOVL) 一号機がカメリ最終組立点検施設(FACO)でイタリア国防省に納入されイタリア海軍に1月25日配属された。 同機は軍高官が出席する式典で正式にイタリア海軍に引き渡された。 ロッキード・マーティン からはダグ・ウィルヘルムDoug WilhelmF-35事業統括副社長が出席した。 従来通り、イタリアが報道関係は一切シャットアウトしたため式典の様子はお伝え出来ないが、イスラエル向けあるいはオランダ向け初号機の際は鳴り物入りで広報したの対照的だ。イタリア国防省はF-35に関する限り一貫して「低姿勢」を守っている。 イタリアのF-35は発注が131機から90機に削減されさらに縮小の可能性もある中でイタリア国防予算の相当な部分を占めている。このためイタリア国防政策ではF-35の動向が注目されがちだ。物議をかもす存在にもなっており、一般国民のみならず国会議員にも同機への反対姿勢が相変わらず存在するのはティアII参加国で産業界へ大した恩恵がないまま苦しい財政の中存続させられないからだ。にもかかわらず政府はF-35事業を温存しイタリア空軍に第五世代戦闘機を配属し、老朽化してきたAMXとトーネード戦闘爆撃機に交替させ、海軍にはF-35BでAV-8B+ハリアーの後継機とさせたいとする。 これでカマリFACOはF-35Aは9

USSワスプが佐世保到着、F-35B搭載運用はいつ開始するのか

First F-35B shipboard deployment to begin as US warship arrives in Japan 米艦艇の日本到着でF-35B初の艦上運用が始まる F-35B ライトニングIIが米海軍揚陸強襲艦ワスプから離陸する。運用試験Iの昼間運用中。 (Cpl. Anne K. Henry/U.S. Marine Corps)   By: Mike Yeo    16 hours ago https://www.defensenews.com/global/asia-pacific/2017/12/26/japan-south-korea-may-refit-naval-ships-for-f-35-fighters/ MELBOURNE, Australia — 米海軍揚陸強襲艦ワスプが日本の新しい母港に到着し、ロッキード・マーティンF-35BライトニングII戦闘機が初の海上配備に今年末に展開することになった。 1月14日に佐世保基地に到着した同艦はノーフォーク(ヴァージニア)を昨年8月出港し28,400マイルの行程を終えた。途中、カリブ海のハリケーン災害救援活動に従事し1,129名を収容し、26,720ポンドの装備、170万ポンドの補給物資を運んだ。 「USSワスプの到着は軍事力強化とともに同盟国等への安全保障面と地域安定で米国がコミットメントを貫く姿勢を示すもの」とワスプ艦長コルビー・ハワード大佐が述べている。「F-35B共用打撃戦闘機との組み合わせで各種運用を危機対応や災害救難含め可能になる」 ワスプはボンノムリチャードに代わりタスクフォース76旗艦となり、第七艦隊の揚陸部隊全部を率いることになる。なお、同部隊は米海軍で唯一の前方配備打撃集団を構成する。佐世保にはこのほかに三隻の揚陸強襲用艦船がある。 ボンノムリチャードは五年間に及ぶ日本配備を終えサンディエゴに戻る前にタイがコブラゴールド演習に2月中旬に参加する。 ワスプは初の定期出動を今年末に予定し、沖縄駐留の第31海兵遠征部隊とF-35B海兵隊戦闘攻撃飛行隊121を搭載する。同飛行隊は2017年早々に岩国に移駐し、海兵隊初のF-35B作戦部隊として岩国に16機を配備している。 単距離陸垂直着陸型のF-35BはAV

★日本、韓国のF-35B運用構想から出そうな影響効果は

国内報道では空母としてのイメージが先行してやれ軍備増強とか軍国主義とか偏向した内容がめだちますが、そもそも中国のミサイルで国内基地が大打撃を受ける可能性(隣接する市街地も被害を免れないはず)があっての今回の構想だという点が見逃されているのはいかがなものでしょう。北朝鮮ミサイルには警戒しても日本が中国ミサイルの標的になっていることさえも知らない人が多いというのも驚きです。もっと多角的な視点をもってもらいたいものです。韓国の動きはみごとにみすかされていますね。   Who Wants to Operate Carrier-Based F-35Bs in Asia? Apparently, Japan and South Korea 日本、韓国以外にF-35B空母運用を目指す国は出るか What to make of recent reports that Japan’s Izumo -class and South Korea’s Dokdo -class vessels may operate these fighters? 日本いずも級、韓国独島級で戦闘機運用を狙うとの報道に触発される国があらわれそうだ By Robert Farley January 02, 2018 https://thediplomat.com/2018/01/who-wants-to-operate-carrier-based-f-35bs-in-asia-apparently-japan-and-south-korea/ F -35Bに異常なほど関心を寄せる海軍国が突如として現れた。  日本のいずも級ヘリコプター空母でF-35Bを運用するとの報道が現れ、日本関係者は本気でない形で報道を否定していたが、報道はスキージャンプの追加や耐熱性甲板改修を取り上げていた。いずも級は排水量24千トンあり共用打撃戦闘機を搭載すれば相当の脅威となるが、その他の用途は犠牲となる。  日本に続き韓国も独島級揚力強襲艦でF-35B運用を韓国海軍が前向きに検討中との報道が入った。独島(14千トン)はいずもより相当小さく当然能力も劣る。F-35B運用には相当の改修が必要であり、二号艦が建造中だが今から大改修を受けることになる。スペインの

★2018年の展望----韓国の漂流と日本敵視の発想

2018年の展望----これまで日本に追随するように揚陸艦でF-35を運用する韓国の思考が理解できなかったのですが、北朝鮮を韓国が仮想敵国に想定していると考えるからわからないのであり、日本を敵国想定しているからF-35Bの導入はすっきりとするのでしょうか。韓国はいよいよ西側から離脱する動きを今年見せるのか、これも注目です。 Korea's military mulls operating F-35B stealth aircraft aboard new amphibious assault ship 韓国軍がF-35Bを揚陸強襲艦上で運用する案を検討中 By Yonhap Published : Dec 25, 2017 - 11:09 Updated : Dec 25, 2017 - 11:09 http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20171225000070 韓 国軍が2020年を目標にF-35B運用を最新鋭揚陸艦独島級二号艦(14,000トン)で始める検討を開始した。 「軍トップがF-35B戦闘機少数の運用を新型艦からはじめようとしています」と匿名軍事筋が聯合通信に語っている。 「対象艦艇の戦略価値を最大限にするため構想は重要視されている」 就航中の独島が輸送ヘリコプター運用能力限定なのは甲板の素材が戦闘機の排熱に耐えられないためだ。 「飛行甲板改修でF-35Bが運用できるのか、建造中の二号艦ではどうなるか検討を続けている」と別の筋が語った。 2014年に韓国はF-35A戦闘機を7.3兆ウォン(67.5億ドル)で40機調達すると決定していた。 現有のF-4とF-5の退役が近づく中で韓国がF-35Bを導入するとの観測は前からあった。 F-35B導入構想を巡ってはパイロット養成や機材整備で運用費用が肥大化するとの恐れが出ている。 他方で日本の海上自衛隊がF-35Bを同国最大級の艦艇に搭載する案を検討中との報道があり、日本は42機導入する予定のF-35Aの一部をF-35Bに変更する案あるいはF-35Bの追加調達を検討しているという。 その通りなら日本の軍備増強は同国が戦後堅持してきた防衛を中心にする原則がないが

2018年の展望---日本の「空母」保有に向けた動きが正式に決まる

他国から憲法違反と言われる筋合いもないのですが、憲法改正が待ったなしにきているのかなと思います。2018年は「いずも」問題が政界の中心的話題になりそうですね。その場合、現実をベースにした議論を期待したいのですが、中国の発言をいいことにまた反対のための反対を言い出す議員が現れそうで不安になります。このほか、イージスアショアやオスプレイさらにはF-35の増備など2018年は安全保障問題でにぎやかになりそうです。ぜひ、メディアにはF35などというふざけた呼称は即刻辞めていただき正確に伝える努力をしていただきたい。また各装備の意義や能力を大まかでもいいので勉強してから報道してもらいたいものです。 Will Japan Become an Aircraft Superpower Again? 日本は再び空母運用で大国になるのか Zachary Keck December 29, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/will-japan-become-aircraft-superpower-again-23854?page=show 日 本が再び空母運用国になろうとしているとロイターが伝えている。 今週ロイターは匿名の政府関係者三名の談として日本がいずも級ヘリコプター駆逐艦を米製ステルス戦闘機運用艦に転用しようとしていると報じている。別の新聞報道もこの記事を裏付けており、別の日本政府内筋の発言を引用した。 ロイター報道内容を受け小野寺五典防衛相は否定したものの歯切れが悪かった。「我が国の防衛姿勢についてはつねに各種検証を行っているが、具体的にF-35B導入あるいはいずも級護衛艦の改修を検討しているわけではない」としたが、「各種選択肢の必要はたえずある」と述べた。 生ぬるい否定の仕方だが両艦を空母に変換する日本の構想はとんでもない内容ではない。一号艦が登場した2013年の段階で多くの声が「皮をかぶった空母」だと表現していた。理由は想像に難くない。全長250メートルで排水量24,500トンだ。新型ヘリコプター「駆逐艦」はそれまでの日本最大の艦ひゅうが級より50%大きく、スペインやイタリアの短距離離陸垂直着陸(STOVL)空母よりも大きい事実を指摘する人も多かった。 ロイターの

USSワスプが佐世保へ回航中、F-35B運用能力が注目される

ワスプは排水量41千トンといずもより大型艦ですが、全長はそんなにかわらないのですね。佐世保に来ればいずもの改装前に大いに参考になる点をつぶさに見られるのでしょうか。先代のワスプ級空母には日本は散々な目にあいましたが今度は一緒に抑止効果を狙うことになるとは歴史の皮肉というやつでしょうか。ボンノムリチャードはフランス人の名前なのでリシャ―ルと無理な表記をしていることが多いのですが、米人はリチャードと呼ぶはずですのでこう表記しました。   USS Wasp with stealthy F-35B makes stopover on way to Japan  F-35運用可能なUSSワスプが日本へ回航中 By U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Zachary L. Borden [Public domain], via Wikimedia Commons By William Cole December 28, 2017 Updated December 28, 2017 2:03pm http://www.staradvertiser.com/2017/12/28/breaking-news/uss-wasp-with-stealthy-f-35b-makes-stopover-on-way-to-japan/ 強 襲揚陸艦USSワスプ(LHD-1)がパールハーバーに本日到着した。同艦は日本への回航の途中でF-35B艦載能力を有し、北朝鮮や中国が控える緊張の高い地区に配属される。 全長843フィート(257メートル)の同艦はUSSボンノムリチャードと交替し前方配備揚陸部隊旗艦として佐世保を母港とし西太平洋の守りにつく。 ステルスF-35Bは海兵隊仕様の共用打撃戦闘機で短距離発艦垂直着艦が可能だ。 「最先端の航空戦力が前方配備される意義は大きい」とワスプ艦長アンドリュー・スミス大佐がノーフォーク(ヴァージニア州)で昨年述べていた。「F-35Bと組み合わせ第七艦隊の精密打撃能力が増強される。ワスプはインドアジア太平洋地区の海上安全保障と安定に責任を果たす米国の努力の一助となる」 海軍によればワスプは「戦力増強した遠征打撃群」