First F-35B shipboard deployment to begin as US warship arrives in Japan
米艦艇の日本到着でF-35B初の艦上運用が始まる
F-35B ライトニングIIが米海軍揚陸強襲艦ワスプから離陸する。運用試験Iの昼間運用中。 (Cpl. Anne K. Henry/U.S. Marine Corps)
MELBOURNE, Australia — 米海軍揚陸強襲艦ワスプが日本の新しい母港に到着し、ロッキード・マーティンF-35BライトニングII戦闘機が初の海上配備に今年末に展開することになった。
1月14日に佐世保基地に到着した同艦はノーフォーク(ヴァージニア)を昨年8月出港し28,400マイルの行程を終えた。途中、カリブ海のハリケーン災害救援活動に従事し1,129名を収容し、26,720ポンドの装備、170万ポンドの補給物資を運んだ。
「USSワスプの到着は軍事力強化とともに同盟国等への安全保障面と地域安定で米国がコミットメントを貫く姿勢を示すもの」とワスプ艦長コルビー・ハワード大佐が述べている。「F-35B共用打撃戦闘機との組み合わせで各種運用を危機対応や災害救難含め可能になる」
ワスプはボンノムリチャードに代わりタスクフォース76旗艦となり、第七艦隊の揚陸部隊全部を率いることになる。なお、同部隊は米海軍で唯一の前方配備打撃集団を構成する。佐世保にはこのほかに三隻の揚陸強襲用艦船がある。
ボンノムリチャードは五年間に及ぶ日本配備を終えサンディエゴに戻る前にタイがコブラゴールド演習に2月中旬に参加する。
ワスプは初の定期出動を今年末に予定し、沖縄駐留の第31海兵遠征部隊とF-35B海兵隊戦闘攻撃飛行隊121を搭載する。同飛行隊は2017年早々に岩国に移駐し、海兵隊初のF-35B作戦部隊として岩国に16機を配備している。
単距離陸垂直着陸型のF-35BはAV-8BハリヤーIIと交替する。なお、ハリヤー最後の分遣隊は昨年8月に日本を出発して帰国についていた。
ワスプの配備とF-35搭載による後日の航海は通常型式の前方配備海軍部隊の運用で国防総省が目指す同盟国支援策として最高峰の装備を前方配備する方針に沿う。だが通常の西太平洋配備の装備と違う意味合いが今回は見られる。米国とアジア域内諸国が北朝鮮のミサイル核兵器テストに対応を迫られているからだ。■
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