Singapore reveals delivery date for first Airbus tanker
シンガポールがエアバス給油機一号機の引き渡し予定を発表
フランス空軍C-135FRから空中給油を受けるオーストラリア所属のA330 (Airbus Defence and Space)
シンガポールはエアバスディフェンスアンドスペースA330多用途給油輸送機の初号機を今年後半に受領し、同国空軍の創立50周年に合わせる。
シンガポール国防省の報道発表では9月1日の空軍創設記念日にA330 MRTTが姿を現すという。
空軍報道官はDefense Newsに機体到着日は未確定だが、期日が近づけば詳細発表できると伝えてきた。
同機はツールーズ(フランス)で2017年11月に撮影されており、給油仕様改装後の性能評価に入っていた。その時点で同国空軍の指定色の塗装は未実施だった。
シンガポールはA330 MRTTを6機2014年3月に発注し給油能力の拡充を図る。現在はボーイングKC-135Rストラトフォートレス4機を運用している。各機は米空軍供用後に保管されていた機体を購入したもの。
シンガポール空軍はロッキード・マーティンC-130B/Hハーキュリーズ輸送機10機のうち5機を給油用にも使用できるよう改装したが現在は給油任務は実施していない。空軍にプローブ方式給油に対応する機材がないためだ。
引き渡しを待つA330 MRTTはMRTT高性能版仕様で空力特性、機体構造、エイビオニクスで改良を施す。フランスと韓国も同型機を受領する。
A330 MRTTはシンガポール空軍のみならず陸軍も海外演習で支援することになりそうだ。300名あるいは75千ポンド貨物を輸送、あるいは245千ポンド燃料を補給する能力を発揮する。
シンガポールは国土が狭いため訓練場所を海外に確保しており、ボーイングF-15SGイーグル、ロッキード・マーティンF-16C/Dファイティングファルコン両戦闘機がオーストラリア、タイ、インドに定期的に展開して訓練している。■
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