スキップしてメイン コンテンツに移動

初笑い 北朝鮮のプロパガンダを見る


5 of the silliest means of propaganda used by North Korea

北朝鮮で見つけた馬鹿げたプロパガンダ材料5点
By Eric MilzarskiDec. 29, 02:12 PM

1950年6月25日、共産北朝鮮軍が韓国国境を越え侵攻してきた。戦火の惨状は筆舌に尽くしがたく結末も休戦のままだ。金日成は自国を世界から断絶し自身をカルト的に祭り上げた。国民は鉄拳制裁を恐れるあまり神のごとく尊敬しはじめた。
 今日の金正恩は祖父の域には達していない。西側世界はこのWe Are The Mightyブログ含めこのおかしな独裁者と自身をカルトの域に祭り上げようとする有様をからかってきた。
 今回は同国のプロパガンダ工作五例を見てみよう

5. 国営ニュース

 米国発の政治ニュースと別だが朝鮮中央通信は信じられないフェイクニュースを平気で報道している。
 「一角獣は存在し北朝鮮のものだ」とか「北朝鮮国内の飢餓は金がハンバーガーを発明して終焉した」などと報道すればジャーナリストの資質はどこかへ消えるだろう。
KCNA news lady
(Image via KCNA)

4. 独自の「歴史」と教科書

歴史は勝者が書くものだ。世界から隔絶されていれば誰も事実チェックを入れるものもなくどんなたわごとでも平気で書けるというものだ。
 児童向け算数問題でも影響が現れている。例: 「祖国解放戦争で、勇敢なる朝鮮人民軍のおじさんたちは最初の交戦で米帝の野郎ども265名を殺しました。二回は70名多く殺しました。では二回目で殺した米兵は何名ですか。また、米帝の野郎どもは全部で何人殺されましたか」

3. 映画テレビ

国営ニュース報道だけが反米なのではない。映画産業全体が反西欧だったり日本の盗作一色に染まっている。1985年に北朝鮮は勧告映画監督を拉致しプルガサリの製作をさせた。これはゴジラの盗作で舞台は封建時代の朝鮮にしたものだった。興味あればYouTubeで同作品を鑑賞できる。一言でプルガサリは...ひどい。
 子どもの洗脳も続いており、その真骨頂がばかげたアニメだ。ある作品では子どもにも米帝のオオカミ退治の手助けができるとし分度器とコンパスの使い方を教え、ミサイルをこちらに向けて発射できるとする。

2. ビデオゲーム

こどもたちも韓国同様にビデオゲームに夢中である。ただしタイトルは「ヤンキー狩り」である
 「絶好大人気」のゲームだがプレイステーション初代のレベルでプレイヤーは狙撃手となり米兵を狙う。当地では今年のヒット作である。
Hunting yankees
好意的に考えれば北朝鮮ゲームでは米製ゲームのようにネット接続や追加料金さらに巧妙に盛り込まれた販売策など心配せずプレイに専念できるところがよい。(Image via Telegraph)

1. 芝居じみた写真

北朝鮮だって悪いことばかりじゃないといわんばかりの写真がある。
 金正恩が国内視察先はいつも笑いに満ちていると国営メディアが伝える。たしかに本人と取り巻きは笑っているが、その他の人が本心から笑っているようには見えないのだが....
Kim Jong-un with babies
金正恩が一般国民からどう思われているかをこの写真以上に示すものはない。児童と看護師の表情に注目。 (Photo via AFP)

 

番外編 対米戦争に耐えられるとの自慢
 1990年当時で世界第五位の軍事力を有するといわれたのがイラクだった。たしかに数の面、技量・経験でさらに資金面で圧倒しクウェートを侵攻した。だが米軍はイラク軍を4週間で撃破した。
 北朝鮮も兵員数で圧倒すると自慢しているが、栄養不足で不健康、訓練設けず装備も貧弱なままだ。空軍機材、走行車両、砲も60年経過した旧式だ。北朝鮮軍から脱走兵が絶えないのは戦闘する意思がないことを意味している。
sad kim jong-un
がんばってください。ずんぐりむっくりさん。(Image via Reddit)

コメント

このブログの人気の投稿

フィリピンのFA-50がF-22を「撃墜」した最近の米比演習での真実はこうだ......

  Wikimedia Commons フィリピン空軍のかわいい軽戦闘機FA-50が米空軍の獰猛なF-22を演習で仕留めたとの報道が出ていますが、真相は....The Nationa lnterest記事からのご紹介です。 フ ィリピン空軍(PAF)は、7月に行われた空戦演習で、FA-50軽攻撃機の1機が、アメリカの制空権チャンピオンF-22ラプターを想定外のキルに成功したと発表した。この発表は、FA-50のガンカメラが捉えた画像とともに発表されたもので、パイロットが赤外線誘導(ヒートシーキング)ミサイルでステルス機をロックオンした際、フィリピンの戦闘機の照準にラプターが映っていた。  「この事件は、軍事史に重大な展開をもたらした。フィリピンの主力戦闘機は、ルソン島上空でコープ・サンダー演習の一環として行われた模擬空戦で、第5世代戦闘機に勝利した」とPAFの声明には書かれている。  しかし、この快挙は確かにフィリピン空軍にとって祝福に値するが、画像をよく見ると、3800万ドルの練習機から攻撃機になった航空機が、なぜ3億5000万ドル以上のラプターに勝つことができたのか、多くの価値あるヒントが得られる。  そして、ここでネタバレがある: この種の演習ではよくあることだが、F-22は片翼を後ろ手に縛って飛んでいるように見える。  フィリピンとアメリカの戦闘機の模擬交戦は、7月2日から21日にかけてフィリピンで行われた一連の二国間戦闘機訓練と専門家交流であるコープ・サンダー23-2で行われた。米空軍は、F-16とF-22を中心とする15機の航空機と500人以上の航空兵を派遣し、地上攻撃型のFA-50、A-29、AS-211を運用する同数のフィリピン空軍要員とともに訓練に参加した。  しかし、約3週間にわたって何十機もの航空機が何十回もの出撃をしたにもかかわらず、この訓練で世界の注目を集めたのは、空軍のパイロットが無線で「フォックス2!右旋回でラプターを1機撃墜!」と伝え得てきたときだった。 戦闘訓練はフェアな戦いではない コープサンダー23-2のような戦闘演習は、それを報道するメディアによってしばしば誤解される(誤解は報道機関の偏った姿勢に起因することもある)。たとえば、航空機同士の交戦は、あたかも2機のジェット機が単に空中で無差別級ケージマッチを行ったかのように、脈絡な

主張:台湾の軍事力、防衛体制、情報収集能力にはこれだけの欠陥がある。近代化が遅れている台湾軍が共同運営能力を獲得するまで危険な状態が続く。

iStock illustration 台 湾の防衛力強化は、米国にとり急務だ。台湾軍の訓練教官として台湾に配備した人員を、現状の 30 人から 4 倍の 100 人から 200 人にする計画が伝えられている。 議会は 12 月に 2023 年国防権限法を可決し、台湾の兵器調達のために、 5 年間で 100 億ドルの融資と助成を予算化した。 さらに、下院中国特別委員会の委員長であるマイク・ギャラガー議員(ウィスコンシン州選出)は最近、中国の侵略を抑止するため「台湾を徹底的に武装させる」と宣言している。マクマスター前国家安全保障顧問は、台湾への武器供与の加速を推進している。ワシントンでは、台湾の自衛を支援することが急務であることが明らかである。 台湾軍の近代化は大幅に遅れている こうした約束にもかかわらず、台湾は近代的な戦闘力への転換を図るため必要な軍事改革に難色を示したままである。外部からの支援が効果的であるためには、プロ意識、敗北主義、中国のナショナリズムという 3 つの無形でどこにでもある問題に取り組まなければならない。 サミュエル・ P ・ハンチントンは著書『兵士と国家』で、軍のプロフェッショナリズムの定義として、専門性、責任、企業性という 3 つを挙げている。責任感は、 " 暴力の管理はするが、暴力行為そのものはしない " という「特異な技能」と関連する。 台湾の軍事的プロフェッショナリズムを専門知識と技能で低評価になる。例えば、国防部は武器調達の前にシステム分析と運用要件を要求しているが、そのプロセスは決定後の場当たり的なチェックマークにすぎない。その結果、参謀本部は実務の本質を理解し、技術を習得することができない。 国防部には、政策と訓練カリキュラムの更新が切実に必要だ。蔡英文総統の国防大臣数名が、時代遅れの銃剣突撃訓練の復活を提唱した。この技術は 200 年前のフランスで生まれたもので、スタンドオフ精密弾の時代には、効果はごくわずかでしかないだろう。一方、台湾が新たに入手した武器の多くは武器庫や倉庫に保管されたままで、兵士の訓練用具がほとんどない。 かろうじて徴兵期間を 4 カ月から 1 年に延長することは、適切と思われるが、同省は、兵士に直立歩行訓練を義務付けるというわけのわからない計画を立てている。直立歩行は 18 世紀にプロ