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1.5 Million Dead: This Is What Would Happen If America Nuked North Korea's Capitol
北朝鮮首都を米核攻撃すれば死亡150万人
November 24, 2017
米情報機関にとって北朝鮮は最も手ごわい情報収集対象だ。情報の収集解析は時間がかかり危険な作業で、現地協力者の確保には数か月数か年もかかる。中央情報局、国家安全保障庁、国家情報局も北朝鮮国内の情報源は極めて乏しい。ワシントンがあてにできるのは衛星画像や電子信号傍受だが国家情報局長ダン・コーツ Dan Coats も上院情報委員会で「成果は極めて限られている」と述べていた。
ただし、一つ確実なことがある。金正恩が核ICBMを米本土内の都市に向け発射命令を出す狂気のシナリオ(米攻撃すれば米国が折れると金正恩が信じるという前提)ではドナルド・トランプ大統領は躊躇せず「怒りと炎」の核報復攻撃を命令する。実施の可否は議論とならず、北朝鮮のどこを狙うかが議論対象だろう。
核報復攻撃では首都平壌が標的になるのはあきらかだ。金正恩は一族や軍高官と地下退避壕に隠れているはずだが、それでなにも違いは生まれない。米報復攻撃の目的は北朝鮮軍の指揮命令機能を崩壊させ、経済体制や統治機構を抹殺し、国家として金正恩が核攻撃を継続できなくすることにある。発射可能な核が残らないのが理想的だ。
アレックス・ウェラーステイン Alex Wellerstein の主宰するNukeMapウェブサイトを使い、米国が平壌中心部に750キロトン核兵器を投下した場合の人的被害を推定してみた。なお、米国で最大威力の核兵器はB83で1.2メガトンである。平壌は高密度都市のため150万人が死亡すると分かった。国連人口統計では北朝鮮人口は25.3百万人で、750キロトン核爆発一回で人口の6パーセントが消滅することになる。これを米国に当てはめれば19.3百万人が一度に死亡するのと同じ意味を有する。
推定負傷者855千名をくわえると合計死傷者は2.3百万人になる。
では平壌で消える地点、残る建造物はどこか。戦勝祖国解放戦争博物館が平壌北東部にあり、訪問中の人たちは50ないし90パーセントが死亡する。ケソン青少年公園では建物の崩壊で死亡するものが多数発生するだろう。大同江をはさむ模範労働者施設でも悲惨なん光景が展開する。熱と放射能の範囲内の住民は第三度の火傷で四肢切断しか生き残る手段がなくなる。その範囲は11.1キロ四方に広がる。金正恩の肝いりで生まれた高層建築物は無駄な投資になる。
もちろんこのような人の手による大災害の発生を望むものはない。人命をここまで簡単に消失させるのはそれぞれの人生の可能性を否定し全くの無駄であり、道義上も問題がある。世界のいかなる地点であれ核攻撃は人類文明の進展を止め、医学が進歩したといえども21世紀の住民は穴居人並みに原始的であることが判明する。
北朝鮮は幻想をいだくべきではない。米本土を核攻撃する常軌を逸した決断をすれば、自国の消滅を覚悟せねばならない。ドナルド・トランプには強力な核報復攻撃しか選択がないはずだ。■
Daniel DePetris is a fellow at Defense Priorities.
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