Boeing awarded USD6.17 billion for 36 F-15QA fighters for Qatar
ボーイングが61億ドルでカタール向けF-15QA戦闘機36機を受注
27 December 2017
カタール向け高性能版イーグルはF-15QAと呼称される。同国は36機を発注し2022年までに受領する。
ボーイングは61.7億ドルでF-15QAを36機製造しカタールに納入する。
海外軍事販売(FMS)制度による契約で米国防総省が2017年12月22日発表した。全機がカタール首長国空軍(QEAF)へ2022年12月30日までに引き渡される。
契約はカタールと米国の6月の合意に基づくものでボーイングの最新型戦闘機が対象だ。合意内容では36機でカタール政府は120億ドル支払うとされていた。つまり、別の36機追加もありうるのか、当初の合意内容で未発表の別装備の導入が高性能版イーグルと関連して予定されているのか。
カタールにはF-15QAがあと36機必要ではないのは明らか(そもそも湾岸の小国である同国にそこまで空軍力を拡大しても運航人員があるのか)だ。ただ同国の最近の調達実績を見ると軽視できないのも事実だ。
同国の近年の戦闘機調達発表内容には驚くべきものがある。ダッソーラファール36機、ユーロファイター・タイフーン24機を発注している。合計60機に高性能イーグル36機を追加発注するが代替対象はダッソーミラージュ2000の12機なのだ。■
では高性能版イーグルとはどんな機材なのか復習しておきましょう。まず基本形がサウジアラビア向けF-15SAで、大きな変更点は主翼下の武装搭載ポイントが2か所増えて計11か所になったこと、コックピットの画面大型化、フライバイワイヤ制御、レイセオン製AESAレーダーAN/APG-82(V)1、ジェネラルエレクトリックGE F110-129エンジンの搭載、デジタル式新型ヘルメット、デジタル方式電子戦装備が搭載されます。カタール向け機材がSAと同一課は不明です。
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