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第三次大戦はこの場所から始まる: 世界は危険な場所になってきた

When World War III Happens, It Will Start In One Of These 5 Places 第三次世界大戦はこの5地点から始まる Diplomacy is needed to calm these conflicts. 外交努力で武力衝突を回避できるか by Robert Farley   October 12, 2019  Topic: Security   Region: World   Blog Brand: The Buzz   Tags: World War II World War III Military Technology History https://nationalinterest.org/blog/buzz/when-world-war-iii-happens-it-will-start-one-these-5-places-87471 Key point: The flashpoints for future conflict already exist.引火点はもう存在している 1 945 年以来大国間の武力衝突は回避されてきたが、米ソ両国では数回にわたり冷戦下で危機に近づいたのも事実だ。ベルリンの壁が崩壊し20年が経過した今は超大国の交戦は事実上想像しがたい事態だ。だが中国の軍事力が増加しており、ロシアが国際秩序の受け入れをあからさまに拒否する中、大国間の軍事衝突が再度想定されるようになっている。 TNIは将来予測をここ数年続けているが2019年の現在、最も危険度が高い引火点となる地域はどこか。 南シナ海: 南シナ海(SCS)は米中両国の貿易戦争の影に隠れている。今のところ両国の対立は関税や貿易制裁の域にとどまっている。米国、カナダは中国技術系企業ファーウェイ幹部の逮捕で事態をエスカレートさせ、中国はカナダ国民や米企業への制裁で対抗した。 米中両国は貿易戦争はSCSでの対立にからめられていない。しかし、両国関係が今後悪化すれば、一方が経済行為、言葉の応酬、法的措置の枠を超える決定をしないとは限らない。仮に米中両国が通商関係を停止すれば(この関係こそ今までの世界的な経済成長の基本条件であった)、大きなリスクとなり直接武力衝突が避けら

C-2グレイハウンドの退役が迫り、オスプレイに交代するとCOD任務はこうなる

With the Osprey Waiting on Deck, Delivery Service to Carriers is About to Change オスプレイの艦上運用が近づき、空母への貨物輸送任務が変わる Farewell to the Grumman C-2 Greyhound, which has been running supplies at sea for more than 50 years. 海上の空母へ物資人員を50年にわたり運んできたグラマンC-2にお別れのとき MV-22オスプレイがUSSワスプに接近している。2018年撮影。新型オスプレイが長年稼働してきたグレイハウンドに交代し2021年から空母への補給活動に従事する。 (US Navy / Specialist Daniel Barker) By Zach Rosenberg AIR & SPACE MAGAZINE | SUBSCRIBE OCTOBER 2019 https://www.airspacemag.com/airspacemag/greyhound-and-osprey-180973131/ 払 暁の空を ノースロップ・グラマン C-2グレイハウンド「ローハイド78」がフロリダ北東沖合100マイル地点の空母USSハリー・S・トルーマンに向かい悪天候の雲を通過している。トルーマンは9ヶ月におよぶ配備の準備中で艦載機でいっぱいだが離着艦はしていない。今日は艦長の交代式典の日だ。ローハイドの搭載貨物は軽微だ。F/A-18のアクセスパネルがかさばるものの一点、乗組員の私物二十点ほど、乗客用座席が28も空席だが、不安を隠しきれない筆者が一席を占める。数分前に別のC-2が式典に参列する幕僚多数を乗せ先に飛んでいる。 C-2はいとこの関係のE-2ホークアイとともに最重量の空母艦載機だが、パイロットは空母艦上での運用に誇りを感じている。高度800フィートで空母艦上を通過し、機体を激しく左バンクし、フラップと降着装置を下ろし、高度と速度を下げる。グレイハウンドがトルーマンのグライドスロープに乗ると機体は甲板の三本のワイヤーを捉え、停止する。即座にパイロットは主翼を畳み、駐機場へタキシーさせる。 機体移動中でもランプは下が

フィリピンがUH-1飛行再開に日本が贈った部品を有効利用

Philippine air force reactivates seven old Huey helos thanks to spares from Japan By: Mike Yeo    1 day ago https://www.defensenews.com/global/asia-pacific/2019/10/11/philippine-air-force-reactivates-seven-old-huey-helos-thanks-to-spares-from-japan/   フィリピン国軍、米軍の隊員が強襲訓練でヘリコプターから展開中。2014年、フィリピン国内フォート・マグサイサイにて。フィリピン空軍はヘリコプター部隊の維持のため日本から寄贈された予備部品を使用している。 (U.S. Army Photo by Spc. Michael G. Herrero/Released) フ ィリピンが日本提供の予備部品を利用して米国製ヘリコプター機材の現役復帰をめざす。同国は新規製造ヘリコプターの導入も進める。 フィリピン空軍(PAF)報道官アリスティデス・ガラン少佐は ベル UH-1「ヒューイ」7機を飛行可能状態に復帰するに当たり日本政府が今年3月に寄贈した部品を使用すると述べている。 少佐によれば、PAFの第205戦術ヘリコプター飛行隊から査察官が部品保管所に赴き検査したところ、7機分の飛行再開に必要な部品が利用可能と判断したという。 対象はローターブレイド、テイルローターのブレイド、テイルローターの駆動軸で第205戦術ヘリコプター飛行隊に引き渡された。 PAFは1960年代製造の旧式UH-1を大量に保有し、一部は米軍事装備の余剰品として引き渡されていた。ただ機材維持に苦労し、一部はモスボール状態や飛行不能になっていた。 「UH-1の復元と維持が人命救難や災害対応、さらに輸送、情報収集監視偵察といったPAF活動の実施に不可欠」とガラン少佐は説明。 残る寄贈予備部品はPAFのその他UH-1機材の維持に活用し、PAFは稼働率を向上させる。(同少佐) フィリピンはUH-1を多様な任務に投入しており使い勝手がよい機材ととらえている。また同国内には共産勢力、分離勢力も活動しており対応作戦でも需要があ

米空軍が第6世代機開発の専門部局を発足、めざすのは機材ではなく相互接続したシステムのかたまり

Air Force Launches Office to Plan Future Fighter Jets 米空軍は2016年発表の「侵攻制空」構想からさらに踏み込んで「ファミリーオブシステムズ」手法へ移行している。 4 Oct 2019 Military.com | By Oriana Pawlyk https://www.military.com/daily-news/2019/10/04/air-force-launches-office-plan-future-fighter-jets.html 米 空軍から戦闘機の将来像の発表が出て三年が経過したが、空軍は構想を現実に移する専門部局の発足を公表した。 調達・技術・兵站担当空軍次官ウィル・ローパー博士がオハイオ州ライト・パターソン基地基地で「高性能航空機事業執行室」Program Executive Office for Advanced Aircraftのリボンをカットした。 ローパーはデイル・ホワイト大佐を室長に指名した。公式記録によればホワイトはペンタゴン内の空軍迅速性能整備室でB-21レイダー開発の物資面統括官を務めてきた。同爆撃機はペンタゴン史上最大規模の機体調達事業となりF-35共用打撃戦闘機を追い抜く見込みだ。 「今回の事業ではホワイト大佐に期待しているのは最高の技術力を応用しながら業界の実情を理解すること。というのは我々が業界にとって有益な存在でなければ、イノベーションの継続が実現しないし、より小規模で迅速かつ機動性を発揮しないとことを実施できないし、契約相手の企業がわざわざ業務を複雑にする必要はないためだ」(ローパー) 特別な役割を与えられた部局が以前も存在したが、今回の「高性能航空機」センターは将来の戦闘機像の作成に専念する初の組織、と空軍広報官カーラ・バウジー大尉が説明。 6月のパリ航空ショーでローパーは空軍内部で第6世代戦闘機構想の要求性能で議論中と述べ、F-22ラプターやF-35の後継機に触れていた。 「デジタル技術」で従来の部品製造工程を省略すれば開発元は設計内容をもっと柔軟に変更できるとローパーは語っていた。 デジタル時代のセンチュリーシリーズにはデジタル技術以外に相互接続性のあるアジャイルソフトウェアやプロトタイピング技術で実

謎の中国新型潜水艦はセイルなしの画期的な形状、艦名、任務等は一切不明

経済誌のフォーブスでもこういう記事が出ているんですね。また潜水艦に的を絞ってフォローするジャーナリストというのもすごいですね。それはいいのですが、小型潜水艦というのは中国の防衛思想に合致しており、今後どう発展していくのか注目されますが、完全自律運用の潜水艦になるのか不明です。 The Chinese Navy’s New Mystery Submarine H I Sutton Contributor  Aerospace & Defense I cover the changing world of underwater warfare. Oct 9, 2019, 07:50am https://www.forbes.com/sites/hisutton/2019/10/09/china-navy-new-mystery-submarine/#4a4e555655ac 「セイルなし」潜水艦の進水式(2018年10月)で公式に発表された写真。艦名、任務等は一切不明。江南造船集団。 中 国により防衛分野の世界が驚かされることが続いている。同国は詳細を漏らすことなく潜水艦をまるまる建造できる世界唯一の存在ではないか。米海軍では艦名、艦の規模、一般特徴は進水式の相当前から判明している。一年前、中国は誰も想像できない形の潜水艦を進水させ、世界が驚いた。そして今回、オープンソース情報から同艦の詳細が浮かび上がってきた。 これまでは進水時写真から艦体を推定してきた。今回、同艦を建造所で捉えた商用衛星画像の解析から全長が150フィート、直径15フィートと判明した。これは当初の予想よりやや小さく小型潜水艦と見られるが、潜水艇とするには大きすぎる。衛星が上空通過したのは9月のことで同艦は建造所公試に投入されており、現時点では配備前段階だ。 同艦の計上で特徴的なのはセイルが見当たらない点だ。これ以外の潜水艦にはことごとくヒレ上の構造物が艦中央部から伸びており、潜望鏡の上下の動きに対応する。これが潜水艦共通の特徴だったが、同艦の艦体にはこれがなく、セイルがつくべき場所に小さなコブが見られるだけだ。この理由が各種の推測を呼んでいる。一つの仮説は同艦を無人潜水艦だとし、艦長が立ち観察するセイルが不要になったとする。そうだとすると世

アフガニスタン情勢が悪化し、米軍の空爆規模がここ10年で最大規模になっている

US records highest airstrike rate in Afghanistan for nearly a decade Gareth Jennings, London - Jane's Defence Weekly 08 October 2019 https://www.janes.com/article/91767/us-records-highest-airstrike-rate-in-afghanistan-for-nearly-a-decade 米空軍のF-15Eストライクイーグル編隊がアフガニスタンで爆弾を投下中。空爆がここ数年で最大規模になっている。9月に米軍は10年近くで最大規模の空爆を実施。これは同国の治安が悪化しているための措置だ。 Source: US Air Force 9 月の米軍のアフガニスタン空爆規模が2010年以降で最大規模になったと空軍中央司令部(AFCENT)が発表している。 連合軍航空部隊司令部(CFACC)の統計記録が10月8日発表となり、9月には948回のミッションが展開されたことがわかる。これまで最大規模だったのが2010年で同年10月に1,043回だったのが最高記録だ。 AFCENTの発表統計はアフガニスタンで米軍、連合国が運用する有人機、無人機のうちCFACCの隷下機材が対象だ。アフガニスタン空軍(AAF)機材は対象外で、現時点でアフガニスタンで航空作戦を展開するのは米国だけなので今回の数字は米軍のみのものとなる。 米軍および連合軍のアフガニスタン航空作戦は公式には2014年に終わったことになっているが、CFACC指揮下の航空攻撃は同年の2,365回から2015年は947回にまで減っていた。だが2016年になると再び増加し、1,337回になり、2017年に4,361回、2018年は7,362回まで増えた。9月の新記録の前に8月も9年来で最高で、783回の空爆を実施している。2019年9月末までの合計は5,431回でアフガニスタンに最大量の弾薬が投下されたことになる 。■

ベルが米陸軍向け新型偵察ヘリ ベル360 を発表

Bell Unveils Army Scout Helicopter — With Wings ベルが新型陸軍用偵察ヘリコプターを発表、主翼を搭載 With its trademark tiltrotors too big for the Army’s FARA requirement, Bell is squeezing every ounce of performance out of a helicopter. Will it be fast enough? お得意のティルトローターでは陸軍のFARA要求水準には大きすぎるため、ベルは小型化で性能を引き出す構想とした。だが十分に高速なのか。 By   SYDNEY J. FREEDBERG JR. on October 02, 2019 at 5:00 AM https://breakingdefense.com/2019/10/bell-unveils-army-scout-helicopter-with-wings/ Bell 360インヴィクタス Invictus の概念図 米 陸軍の将来型攻撃偵察機材構想 Future Attack Reconnaissance Aircraft への ベル 提案には驚くべきパラドックスが見られる。ベル360インヴィクダス(ラテン語で征服されざるもの)の名称がつき、各社提案の中でもっとも強力に見える一方、高速飛行性能と引き換えに低運行費用は劣る存在になっている。 前方に機関銃を配備し、薄い主翼をつけ、非対称型テイルローターのベル360の機体には数々の革新的技術が詰まっている。目には見えないが、性能の発揮に欠かせないのが完全デジタル制御システムで民生用ベル525リレントレスからの流用だ。525は現在FAA型式証明の取得中で初のフライ・バイ・ワイヤ操縦のヘリコプターとなる。電子制御の最高速度200ノットが実現する。ベルは360でも同程度の速度になるのか言明していないが、コンピュータモデリングと風洞テストで抗力の低減に相当努力しているのは事実だ。 だがベル360は通常型ヘリコプターの一種である。大型ローターで揚力と推進力を稼ぐものの、飛行距離と速力で制約から逃れられない。この壁の突破にベルはV-22やV-280の両テ