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アフガニスタン情勢が悪化し、米軍の空爆規模がここ10年で最大規模になっている

US records highest airstrike rate in Afghanistan for nearly a decade

Gareth Jennings, London - Jane's Defence Weekly
08 October 2019

米空軍のF-15Eストライクイーグル編隊がアフガニスタンで爆弾を投下中。空爆がここ数年で最大規模になっている。9月に米軍は10年近くで最大規模の空爆を実施。これは同国の治安が悪化しているための措置だ。 Source: US Air Force

9月の米軍のアフガニスタン空爆規模が2010年以降で最大規模になったと空軍中央司令部(AFCENT)が発表している。
連合軍航空部隊司令部(CFACC)の統計記録が10月8日発表となり、9月には948回のミッションが展開されたことがわかる。これまで最大規模だったのが2010年で同年10月に1,043回だったのが最高記録だ。
AFCENTの発表統計はアフガニスタンで米軍、連合国が運用する有人機、無人機のうちCFACCの隷下機材が対象だ。アフガニスタン空軍(AAF)機材は対象外で、現時点でアフガニスタンで航空作戦を展開するのは米国だけなので今回の数字は米軍のみのものとなる。

米軍および連合軍のアフガニスタン航空作戦は公式には2014年に終わったことになっているが、CFACC指揮下の航空攻撃は同年の2,365回から2015年は947回にまで減っていた。だが2016年になると再び増加し、1,337回になり、2017年に4,361回、2018年は7,362回まで増えた。9月の新記録の前に8月も9年来で最高で、783回の空爆を実施している。2019年9月末までの合計は5,431回でアフガニスタンに最大量の弾薬が投下されたことになる。■

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