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★緊急記事 ウクライナで何が起きているのか

The Coming War over Ukraine? ウクライナ巡りロシアと開戦が近づいているのか The danger of escalation is real and must be treated as such.エスカレーションの危険は現実であり準備が必要だ by Jonas Driedger November 26, 2018   Topic: Security   Region: Europe   Tags: Ukraine Sea Of Azov Russia Crimea War https://nationalinterest.org/feature/coming-war-over-ukraine-37177 11 月25日、ケルチ海峡でロシアがウクライナ海軍舟艇3隻を攻撃し拿捕した。ウクライナ海軍によればロシア側が先に攻撃を開始し、ウクライナ海軍に少なくとも六名の負傷者が発生したという。 同日にウクライナのポロシェンコ大統領と戦時内閣はウクライナに戒厳令を敷く決議を採択した。ウクライナ議会は本会議で11月26日に可決する見込みだ。 ロシアがケルチ海峡で強硬な態度に出たこと、ウクライナ側の対応が従来と異なることは両国の軍事衝突にエスカレートの危険が増えていることを示す。 ケルチ海峡は地理戦略上で大きな意味がある。東にロシア本土があり、西にはロシアが占拠するクリミア半島がある。同海峡はアゾフ海、黒海を結ぶ唯一の水路のため、アゾフ海沿岸に重要な意味を有する。ウクライナのマリウポリはロシア分離勢力が繰り返し占拠をねらう地点だ。 そのためウクライナ、ロシア両国が同海峡をめぐり2014年以降繰り返し衝突をしているのは不思議ではない。 ソ連崩壊でケルチ海峡は法律、政治両面で対立の対象となった。ウクライナが一方的に国境線を同海峡に敷いたのは1999年のことでアゾフ海の一部も国際水面と宣言した。 これに対しロシアは2003年に本土から両国がそれぞれ領土を主張するツツラ島につながる堤防を構築しはじめた。この事案をウクライナ指導層・専門家ともにロシアの侵略的態度の象徴としている。 ロシアはケルチ海峡の支配を更に追求し、クリミヤ半島まで手を伸ばしたため両国は2014年以前にも軍事衝突一歩手前になってい

★ウクライナで墜落のSu-27で米空軍パイロットが死亡。同地で何をしていたのか

‘Emergency’ Caused A Ukrainian Su-27 Fighter To Crash, Killing A US Pilot 「緊急事態」のためウクライナSu-27が墜落し米パイロット一名が死亡した事故について This is the latest. by Task and Purpose Jeff Schogol November 9, 2018   Topic: Security   Region: Europe   Blog Brand: The Buzz   Tags: Ukraine Su-27 U.S. Air Force Seth Nehring Operation Clear Skies https://nationalinterest.org/blog/buzz/%E2%80%98emergency%E2%80%99-caused-ukrainian-su-27-fighter-crash-killing-us-pilot-35827 飛行中の緊急事態でウクライナ空軍所属のSu-27Bが墜落し米人、ウクライナ人のパイロット各一名が死亡する事故が10月に発生した。このたびウクライナ空軍トップが以下発表した。 「問題のSu-27戦闘機は上昇中に緊急事態に陥り、このため大惨事につながった」とウクライナ軍上級大将セルギイ・ドロズドフが述べている。「ウクライナ国防省は調査委員会を組織し調査が続いている」 米側も調査に陪席し、透明性を極力確保する。ドロズドフ大将は今週木曜日に米空軍参謀総長ディヴィッド・ゴールドフェイン大将と会見し報道陣に上のように語った。調査で事故原因が正確に把握次第ウクライナ政府が発表することになっている。 カリフォーニア州軍航空部隊第144戦闘航空団のセス・「ジェスロ」・ネーリング中佐は事故発生の10月16日に習熟飛行で同機に搭乗していた。事故地点はキエフ南西175マイル地点。同乗中のウクライナ空軍イワン・ペトレンコ中佐も死亡した。 ドロズドフ、ゴールドフェイン両大将は木曜日の会見後で5年計画で両国空軍同士の協力関係拡大を検討していた。会見後に報道陣に対し空軍パイロット喪失は大変な事態とゴールドフェイン大将は以下述べている。 「御遺族に心からの哀悼をお伝えしつ

2018年の世界 危険な場所はここだ

新年といってうかれているわけにはいきません。現実世界は待ってくれないのです。視野を広げましょう。北朝鮮だけが危険なのではありません。われわれは相互依存の世界に生きていますので遠い地点での危機もわれわれの危機につながりかねません。国境線だけでは安全は守れないのです 。 5 Places World War III Could Start in 2018 2018年第三次世界大戦がはじまりそうな場所   Robert Farley December 15, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/5-places-world-war-iii-could-start-2018-23686?page=show 2017年の世界は大国間の衝突なく対処できた。シリアなど一部で緊張が大きく下がったが、状況が悪化した地方もある。以下2018年に大国間の武力衝突の発生可能性がある場所を見てみよう。 北朝鮮 北 朝鮮が最も深刻な外交危機なのは疑いない。弾道ミサイル開発に成功し、トランプ政権が外交に不慣れなことが重なり非常に危険な状況が生まれている。ミサイルと核の実験を繰り返す北朝鮮は米圧力で自ら滅びるつもりはないと表明している。米外交が首尾一貫しないのは政府高官間で矛盾する発言が出ているのも原因だ。  問題を複雑にしているのは北朝鮮と米国ともにいつ先制攻撃してもおかしくない理由があることだ。米国は北朝鮮の通信施設を地上攻撃に先立ち破壊し、北朝鮮は攻撃を受ける前に先に手を出してもおかしくない。このままだと双方が誤った判断をして開戦になってもおかしくなく、日本、中国も巻き込まれる可能性がある。  ここにきて中国の軍部、外交部からそれぞれ乱暴な発言が出ているのはPRC内部で軍事バランスが中国に有利と判断する考えがあるためだろう。この認識は時期尚早であり、中国指導部がすべて同じ見方をしているわけではない。中国は北朝鮮付近での軍事活動を強化しており、同国のその他国境地帯でも同じ傾向がみられる。  米国はこれに対して冷静に対応しており、中国の動きは非難し台湾向け大規模武器販売を発表している。ただしトランプ政権は北朝鮮に対するスタンスで混乱を示し外交上は苦境にあり、中国へ一層の制裁実施を

★★中国は超大型機An-225を入手して何をするのか

中国には技術を自国で物にするためには時間と労力が必要だとの認識が近代化開始からずっと欠けたままです。今回も金の力で苦境にあるウクライナから技術を獲得する良い取り引きができたと思っているのでしょうが、長い目で見ればどうなのでしょう。戦略では長期的な視点が目立つ中国が技術戦略ではどうして同じことができないのか。それは科学技術の意義が理解されていないためとズバリ指摘しておきます。An-225は確かに巨大ですが、あまり意味のない機体でしょう。 We go to war so you don’t have to Antonov Airlines’ An-225. Karlis Dambrans photo via Flickr China to Build the World’s Largest Plane — With Ukraine’s Help The An-225 could assist Beijing’s space program, or something else by ROBERT BECKHUSEN https://warisboring.com/china-to-build-the-worlds-largest-plane-with-ukraine-s-help-8f5fd7375463 ウクライナの航空機メーカー、アントノフはソ連時代の伝説的企業でロシアのクリミア侵攻で存続が危うくななった。同社の主要顧客であるロシア政府が一夜にして望ましくない顧客に変身したためだ。 以前にも苦い経験はあった。ソ連時代の1980年代にアントノフは世界最大の輸送機An-225ムリヤ(「夢」)を企画し現在一機だけ飛行可能な状態にある。 今日ではこの唯一の機体が民生貨物輸送機として超重量級発電機、タービンブレイド、石油掘削装置まで運んでいる。興味深いことにアントノフはもともと同機をスペースシャトル搬送用に使おうとしていた。 さこで中国が同型機をまず一機生産させようとしており、追加もありうる。 両国は協力取り決めに8月30日に調印し、未完成のままのAn-225二号機を完成させ中国航空工業集団に納入する。「第二段階でAn-225のライセンス生産を中国国内で認める」とアントノフは報道資料で説明。

黒海>ウクライナも参加して海軍演習Sea Breeze開幕、ロシアの動きは

力づくで現状を変更して既成事実化していく勢力に対して西側は一致して反対の姿勢を示していますが、伝統的に自国領土が侵攻されると恐怖心を抱くロシアは過剰反応しがちなので、今回の演習でも事故が発生しないことを祈るばかりです。なおドネツク共和国というのはロシアの表現であると今回知りました。ロシア官製メディアには注意しないといけませんね。 U.S., Ukraine Exercise Sea Breeze Begins in Black Sea, Russia Promises to Observe By: Sam LaGrone September 1, 2015 12:51 PM http://news.usni.org/2015/09/01/u-s-ukraine-exercise-sea-breeze-begins-in-black-sea-russia-promises-to-observe 誘導ミサイル駆逐艦USSドナルド・クック(DDG-75)がボスフォラス海峡を通過し、黒海に入るところ。2015年8月28日撮影。US Navy Photo 米国とウクライナが正式に二週間の海軍演習を8月31日に開始し、黒海を中心に今年のシー・ブリーズ Sea Breeze演習の一部とする。 ロシア軍は11ヶ国参加の同演習を注視するとし、クリバク級誘導ミサイルフリゲート艦ラドニ Ladny で米誘導ミサイル駆逐艦USSドナルド・クック(DDG-75)を追尾させている。米駆逐艦は先週黒海に入ったとロシア通信社インターファックスが報じている。 ロシアのクリミア半島編入(2014年)をめぐり、ロシア国境近くのウクライナで内戦も続く中でロシアと西側諸国が緊張を高めている。 ロシア下院 State Duma は紛争中のウクライナ支援を続ける米ーNATO側は挑発的と非難。 「今回の多国間演習は米およびNATOがウクライナ軍の戦闘能力、戦略的立場をあからさまに強化する一環であると見るべきだ」と下院軍事委員会のフランツ・クリンツェヴィッチ議員 Franz Klintsevichはロシア国営通信RIAノーヴォスティに語っている。「ドンバス地区で続く戦闘でウクライナ側に強力な兵器を供与するのと同じ効果がある」 ウクライナ首相アルセニー

フランスがロシア向けヘリ空母引き渡しを保留

問題の艦はフランス設計ですが、ロシア仕様になっていますので、簡単に西側で引き取っても運航できないようです。また、引き渡しになってもウラジオストックに回航し、西太平洋で運用するのがロシアの案なので、日本としても安心できませんね。結局はロシアが西側の圧力に屈し、ウクライナの現状回復に同意するか、ではないでしょうか。(難しいでしょう) France Suspends Mistral Warship Delivery to Russia Nov. 25, 2014 - 09:49AM   |   By PIERRE TRAN   |    Comments http://www.defensenews.com/article/20141125/DEFREG01/311250031/France-Suspends-Mistral-Warship-Delivery-Russia PARIS — フランス大統領フランソワ・オランド François Hollande はミストラル級ヘリコプター空母のロシア向け引き渡しを延期する 。これはウクライナ情勢をにらんだものと大統領府が説明。 「共和国大統領は現在のウクライナ情勢のままでは一番艦引き渡しはできないと判断」と大統領府は説明。「輸出申請は当面保留するのが適当と判断された」 オランドは引き渡しに二つの条件を付けた。ウクライナ休戦と、ロシア・ウクライナ間で政治的合意が形成されることだ。 国連の人権監視組織からはウクライナでは9月の休戦合意以後11月18日までにほぼ1千名の死者が発生との報告がある。平均一日13名が死亡しており、4月に親ロシア勢力が東ウクライナを占拠してからは4,300名の人命が奪われている。この中にはMH17便事故(7月)の298名も含む。 同艦建造の主契約企業は国営DCNSで二隻受注の一番艦ウラジオストックの引き渡し式典を準備済みだった。また二番艦セヴァストポリの進水式が11月14日に予定されていた。DCNSは式典を取消したとロシアRIA通信が報じている。セヴァストポリの引き渡しは2015年第四四半期を予定している。 フランスは総額12億ユーロ(14億ドル)で2011年に商談をまとめたが、西側各国の外交圧力を受け、引き渡しを拒んでいる。■

黒海で増強されつつあるNATO艦船の動き

ウクライナでロシアが真っ先に狙ったのがクリミヤ半島です。黒海を裏庭と考えるロシアにはNATO艦船の動きは神経をいらだたせていることでしょう。国内では黒海の動きは報道されていないと思いますので、今後も動静をフォローしていきます。 Four NATO Ships Due in Black Sea Ahead of Maritime Exercise By: Sam LaGrone Published: September 3, 2014 3:24 PM Updated: September 3, 2014 3:26 PM アーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USS ロスRoss (DDG 71) 乗組員が小舟艇の訓練を8月3日に行っている様子 US Navy Photo NATO艦船4隻が黒海に数日以内に移動し、ウクライナ含む国際演習に臨むことが米海軍発表から判明した。今回の4隻を加え、NATO艦船は黒海に9隻、過去最大規模になる。 誘導ミサイル駆逐艦USSロス Ross (DDG-71) がボスポラス海峡を通過したと米第六艦隊から発表あり、フランス海軍フリゲート、コマンダン・ビロ Commandant Birot (F796)も通過するという。 ロスの派遣はNATO加盟国ならびに域内提携国の集団的安全保障への米国の真剣さを示す目的があると第六艦隊は発表している。 カナダ海軍のハリファックス級フリゲートHMCSトロント Toronto (FFH-333) 、スペイン海軍誘導ミサイルフリゲート艦アルミランテ・フアン・ド・ボルボーン Almirante Juan de Borbón (F-102) も9月7日までに黒海に移動するとロシア通信社イタル-タスが報道している。 各艦は演習シー・ブリーズが9月8日から10日にかけ実施されるため派遣されたとペンタゴン報道官スティーブ・ウェーレン大佐が報道陣に3日発表している。演習では海上阻止行動、防御、航法、人道災難救援humanitarian and disaster relief (HADR) を実施する。7月には機雷対応を主眼とした海軍演習が行われている。 フランス海軍の情報収集艦デュピュイドローム Dupuy de Lôme (A759)は