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★インド>ラファール36機を88億ドルで調達へ

India To Pay $8.8 Billion for Rafale Fighter Jets: Reports Agence France-Presse 3:52 p.m. EDT April 16, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/international/asia-pacific/2016/04/16/india-pay-88-billion-rafale-fighter-jets-reports/83120806/ (Photo: Pascal Pochard-Casabianca/AFP via Getty Images) NEW DELHI — インドは総額88億ドルでフランスのダッソー・ラファール戦闘機36機の調達に合意したとの報道が15日金曜日に出た。商談が長引いていたが、間もなく成約になりそうだ。 ラファール導入の商談は2012年にはじまっていたが、機体価格を巡り難航していた。 「交渉は最終段階で今のところまだ結論は出ていない」とインド国防関係者が述べている。 インドNDTVの報道ではインドは88億ドルを支払う都市、最終合意はインド国内で三週間以内に成立するとしているが、機体の引き渡しは18か月後としている。 ダッソーアビアシオン社長のエリック・トラピエは最終合意があと数日のところまで来ていると述べ「契約調印はまもなく」とフランスのメディアに語っている。 ただフランス国防省は本件についてコメントを拒んでいる。 インドはラファール126機の購入で交渉を開始したが、機数は交渉が難航する中で縮小し、価格とインド国内生産を巡り意見がまとまっていなかった。■

日曜日の話題 中国の「国家安全教育日」に登場した奇抜なビデオ宣伝作品

中国国内向けだから版権も著作権も関係ないというのが制作側の考えなのでしょうが、今やこうして世界がすぐその内容を知ってしますのですから、中国政府の姿勢はかなり遅れているとしか言いようがありません。コメディとしてYouTubeにアップロードされると娯楽にはいいかもしれません。とはいえ、こうして大衆は教育されていくとしたら恐ろしいですね。ただし、中国人には多様な価値観があるようで、健全な意見も散見されるのが救いでしょうか。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------- China’s Latest Bizarre Propaganda Videos Use Batman and Mr. Bean to Explain State Secrets 11:48 AM ET BY ZHEPING HUANG JOSH HORWITZ QUARTZ http://www.defenseone.com/ideas/2016/04/chinas-latest-bizarre-propaganda-videos-use-batman-and-mr-bean-explain-state-secrets/127538/?oref=d-channelriver スーパーマン、ジョーカー等のポップカルチャーの人気者が中国のオンラインプロパガンダ宣伝に登場している。本日4月15日は新たに制定した全国安全教育日として国家機密保護の重要性を訴える記念日だ。 この機会に国家保安省がアニメビデオを製作し、ポップカルチャーで政府の意思を伝えようとしている。ジェイムズ・ボンドなどハリウッド映画の登場人物を使ったヴィデオ作品5作で国家安全保障での党基本方針を防諜法と国家安全保障法(2014年、2015年それぞれ成立)の側面から解説している。内容は奇抜としかいいようがない。 あるストーリーでは国家安全保障法を説明し、一般市民に外国人スパイを摘発するよう勧める。「特殊部隊、FBI、CIA以外にもスーパーマン、バットマン、アイアンマン、スパイダーマン、キャプテンアメリカもスパイだ」とナレーションが入る。

★南シナ海>中国がウッディ島に戦闘機を一挙に16機配備中

Defense official: China deploys 16 fighter jets to disputed South China Sea island By Corey Dickstein Stars and Stripes Published: April 13, 2016 http://www.stripes.com/news/defense-official-china-deploys-16-fighter-jets-to-disputed-south-china-sea-island-1.404391 WASHINGTON — 中国が南シナ海で領有を主張するウッディ島にこれまでで最大規模の戦闘機部隊を展開していることが米関係者の発言で4月13日明らかになった。 瀋陽J-11戦闘機16機が4月7日に同島へ移動したと国防関係者は匿名で述べている。匿名とするのはこの件を公式に発言する権限がないためだという。この規模の展開は前例がないが、中国は以前から同島へ戦闘機を配備しており、パラセル諸島で最大の面積を有する同島がる南シナ海で重要な存在であることを示している。 同島に軍用機を配備するのは南シナ海の軍事化はしない、との習金平主席発言(2月のワシントンDC訪問時)と矛盾する。 米側は今回の戦闘機配備は南シナ海で進む人工島の建設とともに、域内の安定を損ねる行為とみている。米国は中国他南シナ海領有を主張する各国に軍事拠点化はしないよう繰り返し求めてきた。 現在フィリピンを公式訪問中の国防長官アシュ・カーターは、中国の野望を食い止めるために米国はフィリピン国内基地の利用を検討しており、長官は候補地を訪問する。各基地はスプラトリー諸島からおよそ100マイル離れている。 カーター長官は米国はフィリピン基地を整備し、米軍部隊を交代で配備すると述べた。 「関係する各国が一方的な埋め立て工事、土地造成工事、軍事拠点整備を実施しないことが肝要だ」とジョン・ケリー国務長官は2月に発言している。「だが現実には中国、ヴィエトナム他が作業しており、不幸なエスカレーションが生まれている」 ウッディ島は中国が1950年代から実効支配しているが、台湾、ヴィエトナムも領有権を主張す る。中国が滑走路を建設

バルト海での危険なロシア機飛行の背景にある緊張状態を読み解け

Russian Flyby of USS Donald Cook Highlights International Tension in the Baltics By: Magnus Nordenman April 15, 2016 10:34 AM https://news.usni.org/2016/04/15/russian-flyby-of-uss-donald-cook-highlights-international-tension-in-the-baltics ロシアのスホイSu-24攻撃機が低空飛行でUSSドナルド・クック(DDG-75)上空を通過した。2016年4月12日。US Navy Photo バルト海でUSSドナルド・クック(DDG-75)へロシアのスホイSu-24フェンサーが危険な接近飛行をしたことで、同海がロシア、米国、NATO加盟国のせめぎあう場所になっていることが浮き彫りにした。 今回の事件では同時にロシアが軍事戦略上で広い地帯を想定し、米軍・NATO軍を有事の際には排除することを考えており、平時でも米軍、NATOの作戦行動を可能な限り困難にさせようとしていることがわかる。 バルト海での米ロ遭遇事件は今回が初めてではない。2014年には米空軍の偵察機が飛行を中断しスウェーデン領空に退避せざるを得なくなった。ロシア戦闘機が危険な接近飛行をしてきたためだ。バルト海各国はロシア軍に不愉快な思いを何度となくされており、ロシアのフリゲート艦がスウェーデン・フィンランド合同の海洋調査船に接近してきた事態もあった。ロシアのバルト海艦隊の説明では同船がロシア海軍の演習地に近づいたためだとする。スウェーデンとフィンランドの間に海底ケーブルを敷設する際にロシア海軍艦艇が近くにいるため作業を中断するのは日常茶飯事だ。またロシアのものと疑われる潜水艦がスウェーデンやフィンランドの領海に忍び込んだ事件も記憶に新しい。 ロシアのSu-24攻撃機がUSSドナルド・クック (DDG-75) へ低空通過飛行をしてきた。2016年4月12日。 US Navy Photo ドナルド・クックへの嫌がらせやその他海上での遭遇がこの数年間続いているのはロシアが接近阻止領域拒否l (A2/AD) の姿勢をバル

速報 北朝鮮が弾道ミサイル発射に失敗

North Korea missile launch fails on founder’s birthday By Kim Gamel Stars and Stripes Published: April 14, 2016 http://www.stripes.com/news/pacific/north-korea-missile-launch-fails-on-founder-s-birthday-1.404589 SEOUL, South Korea — 北朝鮮は本日ミサイル発射に失敗した。本日は同国の祖金日成104回目の誕生日にあたる。 米関係者は匿名を条件で「米戦略軍はミサイル発射を探知し、追跡した。打ち上げは失敗に終わったという評価だ」 韓国の統合参謀本部によれば中距離弾道ミサイル一発が北朝鮮東海岸から発射されたと述べたが、「打ち上げは失敗したようだ」と韓国聯合通信は伝えている。 ミサイルは射程は1,800マイルのムスダンと思われ、その存在が今週初めに確認されていた。 金曜日に金日成104回目の誕生日を祝し北朝鮮がミサイル発射に踏み切る予想は前からあった。北朝鮮は米韓合同軍事演習に怒りを表明しており、核開発で国連制裁が追加されたことも不満の種でさらに北朝鮮要人が韓国亡命を繰り返していることで神経を逆立てていた。亡命にはスパイ組織偵察総局の大佐一名も含まれている。 金正恩は党大会を来月に招集すると見られ、この機会に統制を強めるとの観測がある。 今年に入って北朝鮮は挑発を繰り返しており、1月には第四回目の核実験、その翌月には長距離ロケット発射に踏み切っている。■

リン少佐情報流出事件の続報 国家安全保障警報が出ていたほどの深刻な内容か

Early Results of Edward Lin Espionage Investigation Triggered National Security Alert By: Sam LaGrone April 13, 2016 10:40 AM • Updated: April 13, 2016 7:43 PM https://news.usni.org/2016/04/13/early-results-of-edward-lin-espionage-investigation-triggered-national-security-alert 大尉時代のエドワード・C・リン 中国および台湾へ極秘情報を流した疑義の海軍航空士官の捜査から国家安全保障上の警報が海軍とペンタゴン上層部へ発出されたことをUSNI Newsは海軍関係者二名から確認した。 エドワード・チー・リアン・リン少佐(39歳)は昨年9月に任務を解かれヴァージニア州チェサピークで拘束されたままだ。少佐はVPU-2特殊プロジェクトパトロール飛行隊(ハワイ)で勤務していた。軍事法廷開廷前の身柄拘束措置を受けている。 拘束開始の三か月後にペンタゴン及び海軍上層部に極秘情報流出の可能性があるとの警告が出たと関係者二名が確認している。 警告の発出は海軍法務部編のハンドブックで国家安全保障事例の訴訟事件で必要としている。 同ハンドブックによれば法務部の国家安全保障情報法務課は「海軍省法務顧問(DON GC)に重大な職務違反事案で極秘情報が流出している場合に通達をすること」とある。 さらに同課は海軍長官及び海軍作戦部長の両名に対しあるいは必要に応じ海兵隊総監に対し該当事案の状況を常時伝える責任を有する。 海軍上層部以外に上下両院の軍事委員会にもリン少佐が9月に拘留された時点で本人に関する疑惑が伝えられていたと委員会関係者からUSNI Newsに明かしている。 海軍から事件の詳細が発表されていないが、国防関係者複数から先週金曜日にUSNI NewsへNCISとFBIが共同で捜査中と伝えてきた。 リン少佐の配属場所は海軍で最も機密度の高い信号情報電子情報偵察部門で敵に回る可能性のある国つまり中国やロシアの防衛システムの性能・弱点を確認する

ロシア機が米海軍駆逐艦に危険な接近飛行を繰り返す事態がバルト海で発生

これはロシアの嫌がらせ行為でしょう。しかも場所は公海上です。軍艦は他国の領海でも通行することが無害通航として認められていますが、ロシアはこれも認めていませんでした。国際ルールを守るようにロシアに要求すべきでしょう。翻って東シナ海などでも同様の事態が起きないとは限りません。ルールの意味を再度確認願いたいところですね。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Russian attack aircraft just flew within 30 feet of a U.S. Navy ship ロシアSu-24が米海軍駆逐艦ドナルド・クックに極端な接近飛行をしている。バルト海で4月12日に撮影したビデオが国防総省により発表された。 Andrew Tilghman , Military Times 3:57 p.m. EDT April 13, 2016 http://www.defensenews.com/story/military/2016/04/13/russian-su-24-attack-aircraft-us-navy-destroyer-donald-cook-baltic-sea/82979184/ (Photo: U.S. European Command) ロシアのスホイSu-24攻撃機が低空でUSSドナルド・クック(DDG-75)上空を通過飛行している。2016年4月12日撮影。ドナルド・クックはアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦でスペインのロタに前方配備されている。  U.S. Navy photo ロシア軍機がここ数年で一番過激な行動をがし、米海軍艦艇に「模擬攻撃行為」をバルト海で4月12日に取った。数回にわたり艦の上空30フィート以内を通過飛行したと国防関係者が述べている。 駆逐艦ドナルド・クック (DDG-75) の乗組員によれば同機は海面に衝撃波が秘跡を残すほど低空を飛行し、艦を囲む形で飛行しており、艦長は「危険かつ非常識」な飛行だったと述べている。 「ここまで危険な行為はこれまで

中国初の海外基地がジブチに開設されたことの意味:中国による説明はこうだ

帝国としてのロシアは中国よりはるかに精緻な思考訓練を積んでいると思いますが、いかんせん経済の勢いが足りません。逆に中国は経済が先行している印象がありますが、政治を担当する党員は長年にわたりレトリックの訓練をしていますので、日本が対応するのは大変です。以下の公式説明はプロパガンダですがきわめてわかりやすく中国人の考え方を伝えています。中国がすでに国境線でななく利益線で世界を見ていること=地政学思考をしていることがわかります。日本もうかうかしていられません。しかし遠洋航海をした任務部隊で乗組員の半数以上が精神上の問題を抱えていては任務が遂行できません。中国人にとって外洋航海を続けることはそんなに負担なのでしょうか。またジブチが第一歩なら次はどこなのか、今後の拡大を堂々と主張する中国に注視していく必要があるでしょう。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------- PLA's first overseas base in Djibouti Source: China Military Online Editor: Zhang Tao 2016-04-12 11:280 http://english.chinamil.com.cn/news-channels/pla-daily-commentary/2016-04/12/content_7002833.htm ジブチには各国基地がある (File Photo) BEIJING, April 11(ChinaMil) -- 2013年に人民解放軍(PLA)付属の国防大学(NDU)から調査報告が中央軍事委員会 (CMC) に提出され軍事基地をジブチに設置することを提言していた。 習近平主席は中央軍事委員会の委員長も兼ね、この報告書を承認した。その瞬間からジブチという中国人には耳慣れないアフリカの小国が中国初の海外軍事基地の場所として歴史に残すことになった。 中国に海外基地が必要な理由 PLAの第一線将兵はかねてから海外基地を求めていた。このことが海外に基地を設ける際に重要な理由になった。

ハイテク戦の混乱状態こそ人員の資質が試される場になる 第三相殺戦略との関連

高度技術で敵を制圧する相殺戦略構想ですが、敵も同様の手段を講じればこちらはせっかくのハイテクが使えなくなる状況を覚悟しなくてはいけません。しかし状況は待ったなしです。有事には情報データが思ったように流れず、指示待ち人間では状況に立ち行かなくなる。だからシステム信奉もほどほどにということですね。たしかに米国人は自由な行動を勇気をもって実施する特質があると思いますが、中国人だって自由奔放さは半端ではありません。だからこそ統制が必要なのですが。では日本人は? 「想定外」と思考行動が固まってしまい、流動的な戦場の状況に対応できなくなるかもしれませんね。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------   Counting On Chaos In The Offset Strategy: SCO By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on April 12, 2016 at 6:03 PM http://breakingdefense.com/2016/04/counting-on-chaos-in-the-offset-strategy-sco/ CAPITOL HILL: 国防長官直属の秘密組織、戦略能力開発室(SCO)はハイテク武器の整備を活性化するのが目的だ。だが現時点のSCO指揮官は米上院に対し技術を過度に信頼しないよう警告している。戦時になればすばしこい敵の攻撃を受けてシステムは機能しなくなるとウィリアム・ローパーは述べ、、勝利を収めるの側は混乱状態にうまく適応できる人員がそろっている方だという。このクラウゼビッツ流の現実感には三つの原則がないとペンタゴンが目指す相殺戦略は実現しない。権限分散、自律そして信頼だ。(ローパーの表現ではない) 「どうしても中央で統制したくなる傾向がある。司令部にデータをすべて集め、命令を隅々まで伝えようとする」とローバーは上院小委員会でこう話している。だが戦時には「データは分断され、思った通りに流れなくなる」 どうしてそうなるのか。理由は簡単だ。敵が妨害するからであり、こちらの衛星を

★2030年に戦闘機は主役の座から離れる 米空軍の検討結果 

よくわかりません。戦闘機ではこれから必要となる性能を実現できないからなのか、それでは次世代の機材構成はどうなるのか。また戦闘機を頂点とした空軍力の整備が大幅に変わってしまうことで組織は維持できるのか。中露が依然として戦闘機を主力とした構成で西側に対峙してきたらどうするのか。こういった素朴な疑問はこれからの空軍内検討チームが逐一回答を示してくれるはずで、楽しみです。でも答えが出るまで時間がかかりそうですね。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ Beyond the Fighter Jet: The Air Force of 2030 Lara Seligman , Defense News 11:48 a.m. EDT April 8, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/2016/04/08/beyond-fighter-jet-air-force-2030/82767356/ WASHINGTON — 空を制圧するのはジェット戦闘機ではなく各種機材を束ねた統合システムのネットワークだとする検討を米空軍が進めている。 米空軍が昨年発足させたチームによる検討結果の初期報告を公表している。チームは将来の空における優位の確立方法を検討した。同チームは航空優勢2030各種能力統合チーム the Air Superiority 2030 Enterprise Capability Collaboration Team と呼ばれ、最善策は「システムファミリー」を開発し、高度に防空体制が整備された環境下で脅威各種に対応させることと結論した。 ほぼ互角の実力を有するロシアや中国が能力差をうめつつあり、長距離ミサイルを開発し、対衛星兵器、対空兵器を整備している。すべて米軍の侵攻能力の無効化をめざすものだ。米空軍はこの条件で航空制圧をどう実現できるかを模索する必要がある。 「脅威環境は今後15年から20年で拡散するとみており、現在は想像もつかない状況に地球上あるいは