これはロシアの嫌がらせ行為でしょう。しかも場所は公海上です。軍艦は他国の領海でも通行することが無害通航として認められていますが、ロシアはこれも認めていませんでした。国際ルールを守るようにロシアに要求すべきでしょう。翻って東シナ海などでも同様の事態が起きないとは限りません。ルールの意味を再度確認願いたいところですね。
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Russian attack aircraft just flew within 30 feet of a U.S. Navy ship
ロシアSu-24が米海軍駆逐艦ドナルド・クックに極端な接近飛行をしている。バルト海で4月12日に撮影したビデオが国防総省により発表された。
ロシア軍機がここ数年で一番過激な行動をがし、米海軍艦艇に「模擬攻撃行為」をバルト海で4月12日に取った。数回にわたり艦の上空30フィート以内を通過飛行したと国防関係者が述べている。
- 駆逐艦ドナルド・クック (DDG-75) の乗組員によれば同機は海面に衝撃波が秘跡を残すほど低空を飛行し、艦を囲む形で飛行しており、艦長は「危険かつ非常識」な飛行だったと述べている。
- 「ここまで危険な行為はこれまで見たことがない」と上記国防関係者は匿名を条件で述べている。米側は今回の事件を公式に発表していない。
- 同艦の乗組員によれば機体はスホイSu-24で主翼の下はすっきりしていた、つまり爆弾など武装はしていなかったと上記国防関係者は紹介している。
- 軍艦上空の飛行は「模擬攻撃」とされ、1973年の米ロ条約で禁じられている行為だと国防関係者は指摘している。
- ロシア機は11日、12日と続けて危険な飛行を行っている。
- 駆逐艦ドナルド・クックはポーランドのグディニアを11日に出港し、国際公海でポーランド所属ヘリコプターと行動していた。NATO加盟国同士の共同訓練として普通の行動だった。
- この途中でロシアのスホイSu-24一機があらわれ、20回ほど通過飛行をし、同艦から1,000ヤード以内で高度100フィートの飛行を繰り返している。このためドナルド・クックの艦長はヘリコプター運用を中止した。
- 12日火曜日にドナルド・クックはバルト海でロシアのKa-27へリックス・ヘリコプターから7回にわたり上空飛行され写真撮影されたと上記黄公方関係者が述べた。このヘリコプターが姿を消すと、Su-24が単機で「超低空」上空飛行をし、「模擬空爆」のパターンであったという。同機は計11回も艦上空を通過した。
- 駆逐艦から数回にわたり無線交信を試みたが、同機から回答はなかったという。
- 正式な調査結果を受け米政府はロシアへ正式に抗議するだろうと国防関係者は述べる。
- この数年でロシア機が危険な上空通過飛行をする事例が増えており、米海軍は「無茶」な飛行と表現してきたが、今秋火曜日の事件では初めて「危険」な行為だと評したという。
- 1973年に米国は当時のソ連政府と条約を締結し、海上事故を防止することを目指した。同条約では明確に「模擬攻撃行為」を禁止していると米国務省はウェブサイトで紹介している。
- 問題の機体はロシア軍のカリングラード基地から飛来したとみられる。カリングラードはポーランドとリトアニア間にあるバルト海沿岸のロシアの飛び地領土。■
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