UK announces F-35 infrastructure contracts
Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly
07 April 2016
RAFマーハム基地内に新設される設備の想像図。2018年に完工し、英国用機材の到着に間に合わせる。
Source: BAE Systems
英国防省はロッキード・マーティンへ142百万ポンド(200百万ドル)で英軍向け共用打撃戦闘機の本拠となる基地で設備を新設する契約を交付した。
- 4月7日に発表されたもので、ノーフォーク州マーハムの英空軍基地で英海軍が導入する短距離離陸垂直着陸型F-35B向け支援用施設を三棟建設する。
- ロッキード・マーティンは118百万ポンドでBAEシステムズに建設の監理を再委託し、建設はバルフォアビーティ Balfour Beatty社が行う。対象は兵站業務センター、統合訓練センター、保守点検最終仕上げ棟の三つだ。建設は今月末から始まり、2018に完工する。この時期に第617「ダムバスター」飛行隊とF-35Bの初号機が同基地に到着する。
- BAEシステムズの生産施設(ランカシャー州サムルズベリ)で第10号機の機体部分が完成しており、テキサス州フォートワースのF-35最終組立て工場へ搬送される。
- BAEシステムズは2015年12月にサムルズベリ工場を拡張し増産に備えると発表していた。同社は機体後部、垂直・水平尾翼部分と空母運用型の専用翼端部分を製造する。同社は燃料系統、乗員緊急脱出システム、生命維持装置、機体状態の診断管理装備、英海軍空母での運用に向けた調整も同時に担当している。
- 英国はJSFのレベル(ティア)1協力国として唯一の存在でおよそ15%の製造を受け持つ。英国の観点からすれば総額1.5丁億ドルのF-35各国向け調達は国内総生産では300億ポンドの経済効果を2009年から2036年にかけてもたらし、25千名にのぼる国内雇用を生むことになり、航空宇宙産業基盤の相当部分を占める存在だ。■
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