スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

米韓軍事演習がまたも中止になったが、こんなことでいいのか

今回の中止はいかにも米国の都合のようないいぶりですが、米国政策決定層での韓国の評価が気になるところです。大統領が北の首領の使い走りをしているような状況ですのでワシントンも韓国の最近の動きを苦々しく思っているのではないでしょうか 。 America Just Cancelled another Military Exercise with South Korea. We Have All the Details. 米国が韓国との共同演習をまたもや中止した。背景はなにか Is this a good idea? これでいいのだろうか by Task and Purpose https://nationalinterest.org/blog/buzz/america-just-cancelled-another-military-excercise-south-korea-we-have-all-details-33972 米 軍が韓国との軍事演習をまたもや中止した。トランプ大統領が北朝鮮の金正恩と核兵器合意を目指す中の決断だ。 毎年好例の航空戦演習ヴィジラントエースは今年12月に開催されない。これは米空軍、海軍・海兵隊航空部隊が韓国空軍と技量を向上する目的の演習で、昨年は230機が参加した。 「国防長官ジェイムズ・N・マティス、国家防衛相Jeong Kyeong-dooは外交工程の継続を助けるべくヴィジラントエース演習の実施見送りを決めた」とペンタゴン主席報道官デイナ・ホワイトが10月19日発表した。 「両国は今後も演習を続け両国部隊の即応体制を維持する。両国は今後の演習実施に関する調整と効果測定を続ける」 金曜日の発表は朝鮮半島で開催・中止が続いてきた両国共同演習の最新状況だ。6月にトランプ大統領は今年のウルチフリーダムガーディアン演習の中止をペンタゴンに命じ、「高額につきすぎる」とともに「挑発的すぎる」と評していた。 マティス長官は8月28日に今後の演習中止は考えていないと記者団に語っていたが、米国政府はフォールイーグル、ウルチフリーダムガーディアン両演習の2019年実施の可否をまだ決めていない。 関連 韓国は原子力潜水艦建造に踏み切るのか 北朝鮮の冬季五輪の罠に落ちるな 北朝

☆航自向けE-2D>追加調達9機で13機体制へ

Japan to buy nine more E-2D aircraft from the United States 日本はE-2D9機を米国から追加調達する Kosuke Takahashi, Tokyo and Gabriel Dominguez, London - IHS Jane's Defence Weekly 12 October 2018 https://www.janes.com/article/83775/japan-to-buy-nine-more-e-2d-aircraft-from-the-united-states    米海軍のE-2D AEW&C機。日本は10月12日に既に導入決定の4機に加え9機の追加導入を発表した。Source: US Navy 日 本は ノースロップ・グラマン E-2D発展型ホークアイ空中早期警戒統制(AEW&C) 機の9機追加導入を決めたと岩屋防衛相が10月12日発表した。 「E-2C退役があと10年後と待ったなしとなり、厳しい安全保障環境を考慮すればE-2Dによる機材更新は絶対必要だ」と岩屋防衛相は記者会見で述べた。 同大臣によれば追加購入は防衛大綱と中期防衛計画の双方に盛り込まれる。ともに年末までに公表の見込みだ。 並行して米国防安全保障協力庁 (DSCA) が9月10日に日本からのAEW&C機材追加購入要望を米国務省が認可したと伝えていた。機材・装備購入価格は31.4億ドルとの見積もりがあり、機体、システムのほか訓練、支援等も含む。 その5日前に米国防総省(DoD)から日本が発注済みE-2D4機分の最終号機の導入契約を承認したとの発表もでていた。以前の購入契約は2015年2016年2018年で合計三機分が確定していた。 日本はE-2D調達にここまで9.5億ドルを投入し、初号機は航空自衛隊(JASDF)に2020年末までに納入の予定だ。■

対米貿易黒字改称にフォード級空母四隻購入すればよいとの人民日報社説はアメリカに喧嘩を売っている

今回は人民日報英語版の社説です。米最新鋭空母をまとめ買いするなどと冗談にせよ普通は言わないのではないでしょうか。悪いのはトランプだとし自国は何も悪いことはしていない、国連システムの内側で行動しており何らやましいことはないとの主張ですが、そもそも今の問題がどこから発生しているのか、地政学的にあまりにも露骨な米国への挑戦的態度が対立の根底にあることは都合よく忘れているようです。なお当ブログは中国政府の主張を代弁するものではありませんのであしからず。   Op-ed: US not at a disadvantage in economic and trade ties with China 社説 米国は対中貿易で何ら不利な状況に追いやられていない By Zhong Xuanli ( People's Daily )    10:12, October 12, 2018 http://en.people.cn/n3/2018/1012/c90000-9507833.htm l 米 国は中国との貿易赤字で「不利な状況」におかれ「経済侵略を受けている」と主張しているがこれは全くの誤りだ。 米中貿易は相互に自主性がありかつ補完的である。中国は一度も米国との貿易関係を強制的にすすめようとしたり、貿易黒字を希求したことはない。 国連統計によれば2017年の米国による対中輸出は1,298.9億ドルで2001年の191.8億ドルから577パーセント増加している。米国の各国向け輸出の伸び平均112パーセントを遥かに上回る伸長ぶりだ。 米国が対中輸出品目を制限し一部ハイテク製品の販売を禁止しながらこれだけの成長を実現したことに注目すべきだ。 米国の対中貿易赤字は米国がハイテク製品の対中輸出を解禁すれば減少するだろう。 もし米国がフォード級空母四隻(単価150億ドル)を売却すればそれだけで赤字分600億ドルが消える計算だ。 「下線ブログ筆者) カーネギー平和財団が2017年春に発表した報告書では米国が対中輸出制限を撤廃し、ブラジルやフランス並の扱いにすれば米国の対中貿易赤字は24パーセントから35パーセント減ると指摘している。 自国内で製品設計と販売活動を展開しながら生産活動は海外に移転する傾向が米国でこの

★中国J-20対米F-35、台湾F-16、日本F-15の勝者は誰か

Showdown: China's J-20 Fighter vs. America's F-35, Taiwan's F-16 and Japan's F-15 (Who Wins?)対決:中国のJ-20対米F-35、台湾F-16、日本のF-15の勝者は? So who would win a future battle for Asia’s skies? Read on. アジアの空を巡る次の戦いの勝者は誰か。 by TNI Staff October 10, 2018 https://docs.google.com/document/d/1VkG3xpxao260nYAGW2_QCHsDqadYZLQ5uCllAsi5T3k/edit 中 国軍はこの四半世紀で劇的なまでの変貌を遂げた。訓練もろくに受けない志願兵でいっぱいの部隊の姿はもはやない。大規模戦に必要な装備が揃わない部隊もない。 各種装備に予算投入した中国は、台湾、東シナ海、南シナ海で米国に挑戦する立場になった。DF-21D(「空母キラー」)、巡航ミサイル、高性能機雷、潜水艦、無人機、その他接近阻止領域拒否兵器が登場している。 空でも大きな進展を見せており、特筆すべき存在が新型第5世代戦闘機J-20だ。米軍の第四世代機、第5世代機を狙う同機は同時に日本、台湾、他の空軍にも脅威となる。 だが実戦で同機はどこまでの威力があるのか。F-35共用打撃戦闘機が相手ならどうなるのか。台湾のF-16や日本のF-15の場合は。以下、これまでの記事数点を一つにまとめたのでお楽しみいただきたい。 米空軍はJ-20をどう見ているのか 米空軍は西太平洋で今後も敵対勢力に対し「一方的な」優位性を維持する。これは人民解放軍空軍PLAAFが 成都 J-20ステルス戦闘機を実戦配備しても変わらない。というのが空軍トップの考え方だ。新型中国機の登場で地政学的な影響はどうなるかと聞いた際の答えだ。 「第5世代技術とは単なる機材にとどまらず複数システムのファミリーになる」と空軍参謀総長デイヴィッド・ゴールドフェイン大将がペンタゴンで報道陣に8月10日語っている。「ネットワークとなり、一方的な優位性を実現してくれるのでF-35対J-20の対決などというのは意味

☆F-35は現代のF-4ファントムなのか---ステルス機の展望と限界を正しく理解しよう

Good News and Bad News: The F-35 Might Just Be This Generations F-4 Phantom  F-35は 良くも悪くも現代のF-4ファントムである by Sebastien Roblin October 3, 2018   Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: F-35 f-4 Military Technology Air Force jet fighter https://nationalinterest.org/blog/buzz/good-news-and-bad-news-f-35-might-just-be-generations-f-4-phantom-32527 我 々は過去を忘れて同じことを繰り返す宿命なのか。戦争では次の戦いの様相が想像できず過去の戦闘イメージで戦うことから脱却できないのだろうか。 軍事戦略の観点では過去の作戦経験に学ぶことは重要だが、将来の戦争が全く同じ様相になると信じ込んではならない。このことを数千機を導入しようとする米国の三軍および九カ国に言いたい。 多任務機の想定のF-35は飛行速度と操縦性で第四世代機やF-22ラプターに劣る。ライトニングは対地攻撃に焦点をあてつつ、視界外(BVR) での空対空ミサイル運用も重視しているが、願わくば視界内 (WVR) ドッグファイトは避けたいところだ。探知され、敵機より操縦性が下回るからだ。 こう言うと米軍がヴィエトナム戦に投入したF-4ファントムと似ているように聞こえるという向きもあろう。 関連記事 F-35はもうひとつのF-4 ファントムになる? F-35ステルス戦闘機は「新しい」F-4ファントムになるのか F-35はこのままでは戦闘投入できない .F-4ファントムは巨大な野獣のような機体で強力なJ79ターボジェットエンジン双発でマッハ2まで加速し、当時としては強力なレーダーを機首に収めた。武装はAIM-7D、E型のスパロー中距離ミサイルとAIM-9サイドワインダー、AIM-4Dファルコン熱追尾の短距離ミサイルだった。 米空軍が当初期待したのはファントムで数十マイル先から敵機を探知したあ、音