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☆謎の機体好きにはたまらないノースロップ・グラマン重役の執務室模型の正体は?

すっかり先端機、高度技術機というとノースロップの名前が先に立つようになりましたね、それだけ今まで同社がブラックの事業に従事してきた実績があるためでしょうか。 This Northrop Grumman Exec Has Some Very Interesting Airplane Models On His Desk ノースロップ・グラマン重役の執務室で謎の機体を発見 For a guy that has likely seen it all when it comes to classified aircraft projects, the planes that adorn his desk are well worth checking out. 極秘機材の開発に従事した当の本人だけに、垣間見える機材はチェックの価値がある FREDERIC J. BROWN—AFP/GETTY IMAGES   BY TYLER ROGOWAY SEPTEMBER 3, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/14058/this-northrop-grumman-exec-has-some-very-interesting-airplane-models-on-his-desk クリス・ヘルナンデスChris Hernandezはノースロップ・グラマンの研究技術エンジニアリング部門担当副社長として驚異の成果を目のあたりにしてしてきた。LAタイムズがうまくまとめた記事を先週発表しており、本人の写真では模型飛行機多数のが写っている中に興味をそそるモデルがあった。 ヘルナンデスが携わった事業そのものが航空宇宙産業の過去三十年間の進展そのものだ。ノースロップ・グラマンのウェブサイトでは本人の経歴を以下まとめている。 「クリス・ヘルナンデスは研究技術エンジニアリング部門担当の副社長をノースロップ・グラマン・エアロスペースシステムズで務めている。軍用機、自律運用や宇宙システム、さらに次世代ソリューションで世界各国に分布する顧客を支援することで自由を守り、人類の好奇心をさらに進めるrうている。 ヘルナンデスは航空宇宙システムズ内の技術部門をまとめ、同部門の広範囲な製品群や事業の設計

米本土ミサイル防衛のシミュレーションをノースロップ・グラマンが公開

We Ran a Simulated ICBM Attack on the United States to Find Out: Could We Stop One? 米本土へのICBM攻撃シミュレーションを視察して:攻撃阻止は可能なのか Jul 06 2017 By Tom Demerly https://theaviationist.com/2017/07/06/we-ran-a-simulated-icbm-attack-on-the-united-states-to-find-out-could-we-stop-one/   ノースロップ・グラマン 社の弾道ミサイル防衛技術実証の実情を見る機会を得た。 将来のいつか、外交手段で解決できなくなったとの想定だ。米海軍艦船が某敵対国家の潜水艦と衝突した。米空軍偵察監視機材が国際空域ぎりぎりの地点で攻撃を受ける。ならず者国家は弾道ミサイルテストを続ける。 宇宙軍団の監視衛星がミサイル発射を探知したのは現地時間0234時、標準時1734GMT、サンフランシスコは日曜日午前10:34のことだった。 早期警戒監視の画面が無音で赤く点滅する。赤い円弧が囲む。速度、高度などデータが自動表示される。海上配備レーダーから情報が入る。もっと多くのデータが利用可能となる。軌道、加速度、最高高度、再突入地点、大気圏内減速が判明する。そこからミサイルの推定命中地点を割り出す。 ミサイル発射の瞬間 (credit: Northrop Grumman) 記者は椅子に座りICBMが米本土西海岸に向かう様子を見ていた。ミサイルは最高地点に達し、攻撃の最終段階に入る。変化が早い。見ていて汗が出た。実にリアルだ。ミサイルが目標に向かい高度を下げると減速するが、それでも相当の高速だ。 米本土がならず者国家が発射したICBMの攻撃下にある。米本土が攻撃を受けるのは第二次大戦後初の事態となる。迎撃戦が始まった。 情報機関の分析官は脅威の推定損害規模は中程度だとわかっているが、なすすべがない。弾頭は小さいようで、現在の標準から見て粗削りだ。機能しないかもしれない。誘導システムは精密ではないかもしれない。弾頭が太平洋上に落ちる、あるいはカリフォーニア州の山脈部分に落下するかも

B-21選定理由を公開した米会計検査院

LRSBの選定結果発表からもう一年ですか。ボーイング箱の発表で納得するのでしょうか。それはともかくちょっと気になるのはノースロップ、ボーイングともに相当低価格を提示してきていたということで、固定価格による調達を理解した上での提示とすれば新型設計機はファミリー構造となるので将来にかけて十分利益を計上するつもりだったのでしょうか。それだけにボーイングとしては収益源が手元に残らないことが我慢できなかったのでしょうか。次代戦闘航空機が大型化するという予想も出てきた中で、B-21がどんな機材に進化していくのか、興味をそそられるところではあります。 USAF’s Bomber Decision Came Down To Cost Oct 25, 2016 Lara Seligman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/usaf-s-bomber-decision-came-down-cost USAF 米空軍が先に選定した次世代ステルス爆撃機案でノースロップ・グラマン案を採択し、ボーイング主導のロッキード・マーティンを退けた理由はノースロップが提示した価格が相当に低かったためと判明した。米会計検査院(GAO)が発表した。 ノースロップが提示した技術・製造・開発(EMD)段階の価格水準は「同社の社内資金投入決定」によりボーイング案より「相当低い水準」だったとこのたびGAOが公表した大幅編集済み資料にある。これはボーイング、ロッキード・マーティンによる異議申し立てでGAOが開示した資料の一部だ。ノースロップがEMDで低価格を提示し同社自己資金ならびに労務費および労務費の値上げ分を吸収する構造を提示したとGAOはしており、いずれもボーイング提示水準を下回っていたという。実際の金額は編集され見れない。 両陣営ともに政府想定水準を下回る金額を提示し、空軍は最終提示額は新型ステルス爆撃機製造の設計、技術開発費用として「非現実的」と判定している。 「両提示案ともに最低評価価格を実現すべく意欲的な努力をした内容と思われる」との選定決定根拠文書にあるとGAOは紹介。「両提示案ともに提示EMD価格では必要なEMD作業を実施でき

★歴史に残らなかった機体 その3 YF-23

後世から見ればF-22およびF-35の採択が伝統的な単座小型戦闘機の時代の最後を招いたといえるのかもしれません。確かにYF-23の方が未来的な機体だったようですが、採択されていれば戦闘機主義が温存されるだけの結果になっていたかも。筆者は戦闘機が頂点の空軍戦力構造や組織構造には疑問を感じています。皆さんはどう思われますか。 A Look at the Plane that Lost Out to the F-22 ROBERT FARLEY Yesterday at 3:27 AM http://www.scout.com/military/warrior/story/1719946-a-look-at-the-plane-that-lost-out-to-the-f-22 高性能戦術戦闘機(ATF)競合選定は冷戦末期に実施され、驚異的な戦闘機設計が二案生まれた。結局、選定に残ったのは ロッキード・マーティン F-22ラプターで21世紀初頭では最高性能の制空戦闘機であるといわれる。敗れた ノースロップ・グラマン = マクダネル・ダグラス YF-23は現在はトーランス(カリフォーニア)とデイトン(オハイオ)の両博物館を飾っている。 ではペンタゴンはどのようにF-22を採択したのか。その影響はどうあらわれているのか。内情を知ることは不可能だが、供用中のF-22ラプターがペンタゴンの苦境を数回に渡り救ったのは確かだろう。 ATF競作の背景には1980年台初頭にソ連がMiG-29とSu-27の新型機を投入し米空軍の「ハイローミックス」F-15/F-16に対抗する動きを示したことがある。ATFは米空軍の優位性を改めて確立し、特にステルスでソ連を一気に引き離す狙いがあった。 そのためATF候補のいずれにせよ成功をおさめることが支配観念となった。選考途中でソ連は崩壊し、ヨーロッパ大手は同じ土俵(ステルス、スーパークルーズ、センサー融合)で競合せず、F-22またはF-23が21世紀最高の戦闘機になるのは確実だった。問題はどちらが投資対象として残るかだった。それぞれ有利な側面があった。YF-23はスーパークルーズ性能が抜きん出ており、ステルス性能もF-22を凌駕していた。F-22はより簡易な構造で設計は手堅いものがあったが、機動性

★★★ノースロップのT-X参入機体が姿を現した

Northrop T-X Breaks Cover At Mojave Aug 19, 2016  Guy Norris | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/northrop-t-x-breaks-cover-mojave LOS ANGELES – 米空軍T-X次世代練習機として ノースロップ・グラマン が採用をめざす機体がモハーヴェ ( カリフォーニア ) で地上走行テストを開始した 。 機体は同社内部のScaled Composites特別事業部が設計し、今週から高速地上走行テストを開始した模様。低翼単発機で空気取り入れ口が左右にあり、尾翼は通常形状。 T-38との類似性に加え、同社が以前断念したF-20タイガーシャークの特徴も見られ、空気取り入れ口前にエリアルールを採用し遷音速性能を確保し、垂直尾翼につながる背部も特徴的だ。機体底部はV字型になっており、三輪式降着装置がつき、機首と後部ノ降着装置との軸距は大きく取られている。 機体画像が8月19日に公表されたが、機体は簡素な後縁フラップと水平安定板を逆上半角をつけて配備しているようだ。またエンジンはアフターバーナーがないが実証機のみの措置なのか不明。同社からは2015年12月に機体コンセプト図が公表されており、空軍の求める高G持続時間、迎え角での機体制御、旋回性能を実現しつつ機体価格を一定範囲に抑える設計だと説明していた。 FAA機体登録情報では同機はモデル400の名称で、Scaled Compositesの設計番号が付いている。エンジンはジェネラル・エレクトリックF404-102D単発で、FAA登録は2015年6月中旬。 ノースロップはT-Xでは BAEシステムズ 、 L-3 と組んでおり、同機の初飛行を年末までに行う。T-X競作では ロッキード・マーティン = KAI がT-50Aを原型に、また ボーイング と Saab が新型機をそれぞれ提案する。レセオンはレオナルドとT-100として レオナルド (アレニア・アエルマッキ)M-346高等練習機を推している。 T-Xの提案要求は12月に空軍が公示する予定で、契約交付は20

★速報 LRS-B制式名は B-21、 米空軍が発表

US Air Force Unveils New B-21 Bomber By Lara Seligman, Defense News 9:57 a.m. EST February 26, 2016 http://www.defensenews.com/story/breaking-news/2016/02/26/b-21-bomber-air-force-lrsb/80976160/ (Photo: Courtesy of Ann Stefanek, US Air Force Pentagon) ORLANDO, Fla. — 米空軍長官が新型長距離打撃爆撃機の完成予想図を初公開し、制式名称はB-21だと発表した。 2月26日、空軍協会主催の航空戦シンポジウムの席上でデボラ・りー・ジェイムズ長官が次世代爆撃機予想図を披露し制式名称がB-21だと発表した。 ただし愛称は未定で、長官は空軍隊員に提案を求めた。 「これが機体の完成予想図で制式名も決まりましたがまだ名称がありません」とジェイムズは紹介し、「空軍隊員の皆さんにB-21の一番ぴったりする愛称案を提案してもらいたい」と述べた。「試作機も完成しておらず、本日公開した完成想像図は初期設計概念図を基にしている」と空軍は声明を発表。制式名の由来はLRS-Bが21世紀で初めての爆撃機になるためと声明で解説している。 ジェイムズ長官はB-21が同じノースロップが製造したB-2に酷似している理由にも触れている。 「B-21の設計は要求性能の実現のため最初から既存かつ成熟した技術内容を活用することに主眼を置いていた」 ジェイムズ長官発表を受けてノースロップ・グラマンの広報はB-21爆撃機が与える将来への意義を強調し。 「ノースロップ・グラマンは誇りをもってB-21爆撃機製造の主契約企業を務めます。米空軍と連携し、我が国の安全保障で死活的な性能の実現に努めます。ご質問は空軍あてにお願いします」 米空軍はB-21に関し技術開発、製造準備、開発業務での契約をノースロップへ昨年10月27日付で交付していた。配備開始は2020年代中頃と見込んでいる。■

★★★ノースロップの考える第六世代戦闘機はここが違う

お伝えしたようにF-35は日本国内生産も始まり、これから各国向けに普及が始まる段階ですが、一方で技術陣はその次の「第六世代」機の検討を始めています。ビーム兵器やおそらく電子戦装備でこれまでとはちがう性能を発揮することが期待されているのでしょう。また中露の数で勝る装備に対してこれらハイテクで技術的に優位に立つ第三相殺戦略の重要な一部となるはずです。今回はそのうちノースロップ・グラマンの最新動向をお伝えしましょう。 Northrop Grumman Studies Technologies for F-22, F/A-18 Replacement Dec 12, 2015  Guy Norris and Jen DiMascio | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/northrop-grumman-studies-technologies-f-22-fa-18-replacement Northrop Grumman PALMDALE -- 米空軍、米海軍が第六世代戦闘航空機材へ関心を高める中、 ノースロップ・グラマン は指向性エネルギー兵器と熱管理を将来の中核技術として研究を加速中。 同社はかつてYF-23で制空戦闘機参入しようとしたが、 ロッキード・マーティン のF-22の前に敗れた。今回、同社は高性能戦術戦闘機案として任意有人操縦可能な無尾翼機の構想図を発表し、ラプターやボーイングF/A-18E/Fの後継機を目指す。次世代制空戦闘機 next generation air dominance (NGAD)では不明な点が多々あると同社も認めつつ、熱負荷対策技術がカギになるという。 熱負荷は搭載兵装の高性能化とくに機内搭載レーザーや強力な電子装置、センサー類、推進系から発生する。この問題はF-35の初期テスト段階でも認識されており、今後登場するNGAD案ではもっと深刻な課題になると見られている。ノースロップはNGADとして空軍向けF-X(今やF-22に加え、F-15Cの後継機との位置づけ)、海軍向けF/A-XXの双方を開発する意向。 これまでの制空戦闘機と根本的にちがうのは指向性エネルギー兵器の搭載

LRS-B>ボーイング等の抗議により開発業務もストップ これでいいのか?

どうしても納得がいかないボーイング=ロッキード側が正式な不服申立てをしたため、空軍も対応してその間業務の実施を棚上げすることにしました。この分だけ時間とお金が無駄になるわけですが、結果としてLRS-Bの実現が遅れれば誰が利益を得るかは明らかですよね。 USAF Orders Northrop To Stop Work on LRS-B Nov 9, 2015 Amy Hillis | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/usaf-orders-northrop-stop-work-lrs-b LRSB 米空軍はノースロップ・グラマンに対して長距離打撃爆撃機LRS-B関連業務の停止を指示した。これは不服申し立ての対象になった契約業務での標準手順にしたがったもの。 業務停止指示は11月6日付で送付されたと空軍報道官ロバート・リース少佐が述べた。同日はボーイングおよびロッキード・マーティンが契約交付結果に対する不服申し立てを会計検査院(GAO)に起こしたのと同日。 ノースロップ・グラマン側はGAOが不服申し立てを審査する間は業務を続けるか言及を避けた。. 敗退した側は空軍が提案内容に伴うリスクを適正に評価しておらず、最新の生産方法・保守管理方法で事業支出額が低減するはずのところを無視していると申し立てている。また提案内容に空軍が不当にコストを上乗せしているとも主張。 二番目の論点はともかく、同チームがもっと大きな論点を提示していることに注目すべきだ。つまり選定作業全体が最初から間違っていたのかという点で、契約が成立してもコスト削減は実現しないのではないかという点だ。あたかも議会からペンタゴンの支出には厳しい目が向けられている。GAOはこの点では裁定をくだないが、議会は注目しそうだ。 あらためてGAOがボーイングやロッキード・マーティンの主張を認めるかが注目される。これまでの例ではKC-X事業で不服申立ての結果、選定が再度仕切り直しとなり、さらに数年を空費している。他の例では即座に提案内容の再採点が行われている。 空軍はLRS-Bはまず通常兵器運用仕様として2020年代中頃の就役をめざすとしている。核兵器の初期作

★★LRS-B>これがノースロップ・グラマンの勝因だ

一日経つと予想が大きく外れノースロップ・グラマンが受注決定業者になていました。以下その勝因の分析です。 LRS-B: Why Northrop Grumman Won Next U.S. Bomber Oct 27, 2015 Bill Sweetman | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/lrs-b-why-northrop-grumman-won-next-us-bomber ノースロップ・グラマン が長距離打撃爆撃機(LRS-B)の受注企業に決まり、年商で合わせて6倍の規模を有する競争相手チームを打ち負かす結果になった。 米空軍は10月27日に選定結果を発表し、ノースロップ・グラマンが ボーイング / ロッキード・マーティン を破り新型爆撃機100機の生産を担当する。初期作戦能力の獲得は2020年代中頃が目標だ。ペンタゴンによると次は技術製造開発(EMD)段階で2010年価格で214億ドル設定でテスト機材(機数不詳)を生産する。 これと別に190億ドルがリスク低減策に支出ずみで両陣営は初期設計を完了していた。2016年価格でのEMD経費見積もりは235億ドルとペンタゴンが発表。なお、2016年価格で換算するとB-2の開発には372億ドルかかっている。 空軍はノースロップ・グラマンの新型爆撃機(正式名称は未定)の調達単価は2010年価格で100機購入を前提で511百万ドルとしている。ペンタゴンも二種類の試算をおこない、550百万ドル(2010年価格)という目標水準を下回る見込みを確認した。この目標は2011年に当時のロバート・ゲイツ国防長官が承認した。 ノースロップ・グラマンの受注契約では固定価格制かつ報奨金を最初の低率初期生産5ロット分に認めている。初期生産機材は総平均機体価格を上回るはずだがその価格は公表されていない。生産が順調に進めば、800億ドルの事業規模になる。LRS-Bの運用開始は2020年代中頃の予定だ。ただし正確な予定は初期作戦能力の設定水準に左右され、今後空軍のグローバル打撃軍団が詳細を決定する。 事業規模が大きいため、業界ではかねてから敗れた側が結果に不服を訴える