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ヘッドライン11月26日

11月26日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 ロシアが鉄道移動式新型ICBMを開発中 ロシア報道では専用鉄道車両からの新型バルグジンICBMが発射前起立待機テストに成功した。専用車両で6発のRS-24ヤルスミサイルを運用する。次は発射テストで、2018年までに実用化を狙う。 https://sputniknews.com/military/201611231047745620-russia-yars-barguzin/ F-35C運用開始を2018年に設定した米海軍 海軍初のステルス機材としてF/A-18E/Fスーパーホーネット、E-2Dホークアイで構成の空母航空戦力に加わる。デルタフライト・パスで空母着艦のパイロット負担を軽減する。空母運用を考慮して主翼を拡大したC型はすでに海軍運用の実証試験を第三段階までこなしている。 http://www.scout.com/military/warrior/story/1697805-special-carrier-landing-a-navy-stealth-f-35c 米海軍13万名の個人情報流出 契約企業ヒューレット・パッカードのノートパソコンから13万4千名の名前、社会保障番号が流出したと海軍が発表。NCISが同社と捜査を続けている。現時点で個人情報が悪用された兆候はないという。 https://news.usni.org/2016/11/24/navy-personal-data-134k-sailors-compromised イランは民間機でテロリスト向け武器を輸送していた レバノンのヒズボラ向けに武器等を密輸していたと米情報機関が把握しており、議会に報告しえいる模様。イラン向けに大量の旅客機販売を認可したオバマ政権だがこのままでいいのか。 http://freebeacon.com/national-security/iran-using-planes-smuggle-weapons-terrorists/ インドが33年かけて開発した軽戦闘機はまだ完成の域に達していない ヒンドゥスタン航空工業製Tejas軽戦闘機を低価格で整備が簡単と途上

黒海上空でまたもや危険なロシアの嫌がらせ飛行、今回はP-8Aへ10フィートまで接近

ロシアの無分別な行為は中国とも重なり、日本も黒海やバルト海での事件を傍観しているだけではすまなくなりそうですが、今回は事故にならなかったのが奇跡といえそうです。このままいけば、しかしながら、深刻な事故が発生するのは時間の問題かもしれません。 Russian Fighter Came Within 10 Ft. of Navy Surveillance Plane Over Black Sea By: Sam LaGrone September 7, 2016 1:43 PM • Updated: September 7, 2016 6:37 PM https://news.usni.org/2016/09/07/russian-fighter-came-within-10-ft-navy-surveillance-plane-black-sea P-8A Poseidon. US Navy Photo 9月7日黒海上空で、ロシア戦闘機が米海軍偵察機に10フィートまで接近してきたと国防関係者がUSNI Newsへ伝えた。 事件は同日午前11時20分(現地時間)黒海上空の国際空域で米海軍P-8AポセイドンとスホイSu-27フランカー間で発生したとの声明文をUSNI Newsは入手した。 「迎撃行為はおよそ19分間続き、Su-27は当初はP-8Aに30フィートの距離をとっていたがその後10フィート未満まで接近し、極めて危険かつ無分別な行為だ」と声明文にある。 「このような危険行為に深く憂慮せざるを得ない。また不必要な緊張を両国間に招き、偶発あるいは誤解から深刻な人命損傷につながりかねない」 Russian Sukhoi Su-27 Flanker Fighter P-8A部隊は先月から同地区で運用中と海軍関係者がUSNI Newに伝えている。ロシア海軍が黒海で潜水艦部隊を増強する中での配備だ。ロシアは改良型キロ級潜水艦4隻を黒海に配備している。 2014年からロシアとNATO間のバルト海、黒海での艦船航空機の異常遭遇事件が多発している。 2014年にはUSSドナルド・クック(DDG-75)が黒海に入るとスホイSu-24フェンサー一機が同艦上空を繰り返し通過飛行した。

★南シナ海問題で支持が得られず苦悩する中国外交

面子がすべての中国人の価値観ですから中国の言う通りに動かない各国にはイライラしていることでしょう。いまだに一般中国国民が査証なしで旅行できるのが聞いたことのないような数か国しかない中で大幅に査証条件を緩和する日本の動きはいかがなものでしょうか。逆切れした中国がロシアと悪の枢軸になる可能性が高まっていることには注意が必要ですね。 China Seeks Global Support for South China Sea Policies Associated Press | May 06, 2016 | by Christopher Bodeen http://www.military.com/daily-news/2016/05/06/china-seeks-global-support-south-china-sea-policies.html BEIJING -- 友邦国を巻き込んで南シナ海から米国と同盟国を排除しようとした中国外交だが、強力な経済力と裏腹に限界を露呈している。 北京の大きな支えはロシア外相セルゲイ・ラヴロフが同地に領土がない各国は口をはさむべきでないと先月発言したことだ。 その後ブルネイ、ラオス、カンボジアから相次ぎ中国を支持する表明が出たことをシンガポール外交官オン・ケン・ヨンが強く批判している。ヨンは中国がアセアンを分断すると指摘。中国はカンボジアと合意形成したと発表したが、カンボジア政府は否定している。 それでも「国際社会は中国の主張を理解し南シナ海問題、国際仲裁裁判所の双方で中国政府を支持している」と中国外務省国境海洋局長 欧阳玉靖 Ouyang Yujingが6日報道陣に話している。 欧陽局長は中国の南シナ海領有主張に対抗するフィリピンが国連仲裁裁判所に2013年に審理を求めたことを言及した。中国は法的作業に一切参加せず、裁定結果に従わないと公言している。裁定はあと数週間で出るとみられる。 この中国の動きについて米海軍兵学校で中国政治を専門とするYu Maochunは南シナ海問題で国際社会からの孤立を避けても「わずかな自己満足」が得られるだけだと指摘した。 その意味でロシアの支持は大きな意味があり、反米、反西側世界の共同戦線になるとYuは言う。「世界にとって大きな危険に

★武居海上幕僚長に聞く Defense News インタビュー

どうして我が国の海軍部隊トップ本人の見解を米メディアを通じてしか知ることができないのかはなはだ疑問に思います。例によって国内向けには護衛艦としているところは駆逐艦と訳出していますのであしからず。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Interview: Adm. Tomohisa Takei, Chief of Staff, Japanese Maritime Self-Defense Force Christopher P. Cavas , Defense News 9:43 a.m. EDT March 30, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/show-daily/singapore-air-show/2016/03/30/admiral-tomohisa-takei-japanese-maritime-self-defense-force-jmsdf/81858684/ (Photo: Christopher P. Cavas/Staff) 日本は過去の教訓を心に軍事抑止力の行使に徹し、米軍を大々的に支援しながら軍事強硬策に訴えることを回避してきた。だが中国が尖閣諸島で、北朝鮮が絶えず神経を逆なでし、ロシアが再び自信をつけるなど近隣諸国からの危険が増大する中で日本の軍事力は明らかに警戒度を上げている。 特に海軍力の近代化は一貫して続いている。海上自衛隊(JMSDF)は24千トンの新型ヘリコプター搭載駆逐艦二隻を投入し、イージス弾道ミサイル防衛部隊の整備を続けている。そうりゅう級潜水艦には高性能の推進方式が搭載されて毎年一隻が建造されており、川崎重工のP-1は海上哨戒任務で旧式化してきたP-3Cオライオンに交代しつつある。 Defense Newsは海上幕僚長武居海将に2月に東京の防衛省で取材した。海将は一部英語で、その他は通訳者を介して話してくれた。 米海軍との関係をどう表現するか? 米海軍特に第七艦隊と海上自衛隊の関係は日米同盟の

中ロ関係の背後に見える両国の異なる思惑から正しく南シナ海情勢を理解する

Brookings Panel: Improved China – Russia Relationship is a Marriage of Convenience By: John Grady March 24, 2016 12:43 PM http://news.usni.org/2016/03/24/brookings-panel-recent-china-russia-relationship-is-a-marriage-of-convenience 習近平とウラジミール・プーチンが共同海軍演習に参加した中露海軍関係者を出迎える。上海、2014年5月20日。Xinhua Photo ここ数年で中国とロシアの接近が目立つが、その関係は便宜上の結婚のようなもので両国にとって最重要な外交関係国は実は米国である。 ブルッキングス研究所主催のフォーラムがワシントンDCで開かれ、九州大の 益尾知佐子 准教授は「中露関係は強いが永続しない」と述べた。 ロシアにとって「中国は信頼できるただ一つの友好国」で貿易相手国としても大きな存在だ。ロシアの軍需産業基盤を支援する形で中国はロシアから高性能ミサイルや航空機を購入しており兵力投射能力を向上させている。 ただ益尾准教授は両国関係でほころびが明白になっているとも指摘。中央アジアではロシアが歴史的に安全保障で強力な役割を果たしてきたが、今や中国が経済面で上海協力機構の仕組みを使い旧ソ連共和国各地で重要度を高めているという。 これに対しユーラシアグループのデイヴィッド・ゴードンが追加コメントした。「ロシアは次々に自らが二番目の役割を演じていることに気付いている」と二国関係では中国が経済力を背景に強大になっていることを言及した。「両国が協力しながらも競争する場面が増えている」 中露関係が密接になったのは2014年にロシアがクリミア半島を併合し、ウクライナ東部の分離主義勢力を軍事的に支援したため米国、EUからの厳しい経済制裁を受けたことがきっかけで中国へ天然ガス売却の合意が成立したことだ。「このヘッジはうまく機能しているとはいいがたい」(ゴードン) 「エネルギー問題は今後も両j国関係に影響を及ぼす」が、両国の二国間協力は「まだ始まったばかり」とゴードンは述べ、ロシアはまだ

米情報機関トップの考える脅威対象の序列が興味深いものになっています。

情報機関トップ二人が現在の課題、状況を国民にも伝わる形で述べる、これが民主主義でしょう。また行数の多さ、位置関係からどの問題を深刻に考えているかがよくわかります。北朝鮮についてもミサイル開発そのものよりもWMDの海外販売を米上院議員は憂慮していることがわかりますね。また北朝鮮に比べるとイランのほうが相当たちが悪いことがわかります。 National Intelligence Director Clapper: ISIS ‘Most Significant’ Non-State Threat to U.S., Allies By: John Grady February 9, 2016 5:36 PM http://news.usni.org/2016/02/09/national-intelligence-director-clapper-isis-most-significant-non-state-threat-to-u-s-allies 国家情報局長ジェイムズ・クラッパーと国防情報局局長ヴィンセント・スチュワート海兵隊中将が上院軍事委員会で証言した。2016年2月9日C-SPAN Image 米国や同盟国にとって最大の非国家勢力の脅威は依然イスラム国だと国家情報長官が上院軍事委員会で述べ、イスラム国が引き続き外国人戦闘員の勧誘やリビアはじめとする各地で勢力を拡大していることを理由に挙げた。 イスラム国 イラク・シリアのイスラム国(ISISあるいはISIL)の脅威は「アルカイダを超えている」とジェイムズ・クラッパー長官は冒頭でまずこう述べた。 これは2017年度予算案関連で委員会が初めて開いた公聴会で直面する脅威内容や軍事対応について意見を聞いた。 国防情報局長官ヴィンセント・スチュワート海兵隊中将はこう発言している。「もしイスラム国に立ち向かっているスンニ派を支援しないと、この人たちは死に絶えてしまう」 中将はシーア派が独占しているバグダッド政権にスンニ派も加えるべきだと主張。さもないと各派は「旗色を伺うか最悪の選択」としてイスラム国との協調に向かうだろうとした。 中将とクラッパー長官はともにイラクでの進展に楽観的な見方を紹介したが、スチュワートはモスルの今年中の奪回には否定的だ。モスルは人口2

★Su-24撃墜事件は今後どんな影響を与えるのか

今回の撃墜はトルコとしては忍耐を試された格好ですが、NATO軍という文脈で見ないと事実が見えなくなりますね。禍を持って福となるのか、それともロシアが突っぱねるのか、この数日が注目でしょう。陸上選手のドーピング問題でもロシアは当初西側の勝手な理屈だと反発していましたし、エジプトでのロシア旅客機墜落事件でも西側による爆弾テロ説を露骨に退けていましたが、結果は皆さんご承知のとおりです。 Analysis: Implications of Turkish Shoot Down of Russian Warplane By: Cmdr. Daniel Dolan, USN (Retired) November 24, 2015 2:19 PM • Updated: November 24, 2015 3:08 PM http://news.usni.org/2015/11/24/analysis-implications-of-turkish-shoot-down-of-russian-warplane トルコ空軍により撃墜されたロシアのSu-24フェンサー。Nov. 24, 2015. シリア国内の戦闘が24日火曜日新しい曲面に入った。トルコ空軍ロッキード・マーティンF-16 がロシア空軍スホイSu-24フェンサー戦闘爆撃機一機を撃墜したとの報道が入ったためだ。フェンサーは搭載能力が高く、友邦関係にあるバシャ・アルーアサド政権の支援にロシア軍は好んで投入している。同機は撃墜前にトルコ国境付近の目標を爆撃していたと伝えられている。 少なくとも3つの点は確実だ。問題のフェンサーは少なくとも10回にわたりトルコ航空管制官から同国空域を退去するよう警告を受けている。トルコ側はばレーダー画面を公表し、同機がトルコ領空に侵入していた証拠を見せる用意があるという。またロシア機はシリア国内のラタキア地方の北東部トルクメン居住地を攻撃していた。 ロシアとトルコは緊張を高めていた。先月はトルコ空軍F-16がロシアのMiG-29戦闘機をインターセプトしている。同機はトルコ領空に侵入していた。また先週もBBC報道によればトルコ外務省がロシア大使を呼び、ロシア

空母ロナルド・レーガンにロシア爆撃機編隊が異常接近飛行したことの意義

先週はスプラトリー諸島へ米海軍が予想より早く艦艇を通行させた事件が大きく伝えられましたが、並行してロシアも大胆な行動で米海軍に挑んでいます。 まずDefense NewsはNavy Timesからの転載として以下伝えています。 Russian bombers buzz carrier Reagan amid exercise By David Larter, Staff writer 4:45 p.m. EDT October 29, 2015 http://www.navytimes.com/story/military/2015/10/29/russia-bear-overflight-carrier-reagan/74805130/ (Photo: MC1 Abraham Essenmacher/Navy) 空母ロナルド・レーガンが4機のF/A-18を武装付きで27日緊急発艦させ、接近するロシア爆撃機2機に対応させていた。ロシア編隊は同艦上空を低空通過して米海軍を驚かせた Tu-142ベア編隊は高度500フィートで空母から1マイル未満の地点へ侵入。レーガンは韓国との共同演習中だった。海軍によればホーネットを発艦させたのは海軍艦艇近くに接近する航空機対応として標準対応だという。ただ海軍関係者によれば今回の事態は危険をともなっていないという。 レーガンからはロシア機に交信を試みたが、返答はなかったと海軍報道官ウィリアム・マークス中佐が声明文を発表。今回のロシア機接近はまずStars and Stripesが報じていた。ベアは長距離飛行性能を生かして偵察任務に投入されているが、巡航身猿や対潜兵器の搭載も可能だ。 米海軍艦艇がロシア偵察機と接近遭遇することは冷戦時代は日常的に発生していたが、ソ連崩壊後に減り、2014年のクリミア併合以降再び増える傾向にある。ヨーロッパ、アジアの各国でロシア機による領空侵犯に対する懸念が深まっている。 急増中のロシア偵察機の飛行パターンからロシアが活動を増加させていると見る専門家は多い。 「ロシアはやる気があるところを示そうと長距離飛行させている」というのはブライアン・クラークだ。潜水艦勤務の経験があり、現在は戦略予算評価センター(ワシントンDC)でアナリストを務める。「わがほうはずっと