ロシアの無分別な行為は中国とも重なり、日本も黒海やバルト海での事件を傍観しているだけではすまなくなりそうですが、今回は事故にならなかったのが奇跡といえそうです。このままいけば、しかしながら、深刻な事故が発生するのは時間の問題かもしれません。
Russian Fighter Came Within 10 Ft. of Navy Surveillance Plane Over Black Sea
By: Sam LaGrone
September 7, 2016 1:43 PM • Updated: September 7, 2016 6:37 PM
https://news.usni.org/2016/09/07/russian-fighter-came-within-10-ft-navy-surveillance-plane-black-sea
P-8A Poseidon. US Navy Photo
9月7日黒海上空で、ロシア戦闘機が米海軍偵察機に10フィートまで接近してきたと国防関係者がUSNI Newsへ伝えた。
- 事件は同日午前11時20分(現地時間)黒海上空の国際空域で米海軍P-8AポセイドンとスホイSu-27フランカー間で発生したとの声明文をUSNI Newsは入手した。
- 「迎撃行為はおよそ19分間続き、Su-27は当初はP-8Aに30フィートの距離をとっていたがその後10フィート未満まで接近し、極めて危険かつ無分別な行為だ」と声明文にある。
- 「このような危険行為に深く憂慮せざるを得ない。また不必要な緊張を両国間に招き、偶発あるいは誤解から深刻な人命損傷につながりかねない」
Russian Sukhoi Su-27 Flanker Fighter
- P-8A部隊は先月から同地区で運用中と海軍関係者がUSNI Newに伝えている。ロシア海軍が黒海で潜水艦部隊を増強する中での配備だ。ロシアは改良型キロ級潜水艦4隻を黒海に配備している。
- 2014年からロシアとNATO間のバルト海、黒海での艦船航空機の異常遭遇事件が多発している。
- 2014年にはUSSドナルド・クック(DDG-75)が黒海に入るとスホイSu-24フェンサー一機が同艦上空を繰り返し通過飛行した。
- 同年後半にはやはり黒海でカナダ海軍フリゲート艦HMSCトロントがSu-23フェンサー編隊に嫌がらせを受けた。
- 今年1月には米空軍RC-135Uコンバットセント電子偵察機が黒海上空でフランカーの迎撃を受け、ロシア側は2014年以来米偵察飛行が増加していと不満を表明した。「RC-135偵察機はほぼ毎日飛来している」とヴイクトール・ボンダレンコ上級大将(ロシア空軍最高司令官)は2014年に発言していた。「2014年はRC-135は延べ140機が飛来したが、2013年はわずか22機だった」■
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