米軍では第二次大戦から無人機に改装した戦闘機を使っており、標的機として各種老朽機材を投入しています。F-4もアメリカの空から消える日が来たのですね。日本ではまだまだ現役ですが。国土の違いなのか、財務省の国有財産処分方針の違いなのか日本では無人標的機というものは知りませんが、ここらに無人機への認識の違いがあるのかもしれません。
ちなみにドローンという言葉をマスメディアで根付かせたのはヒラリーでその理由はmanという単語が一部に入っているからです。嫌な女です。
USAF QF-4 Phantom is shot at by an F-35 with two AIM-120s during last unmanned mission (and survives)
最終フライトで無人ファントムはF-35の標的となりAIM-120ミサイル二発が発射されたが、無事帰還してきた。
- 米空軍からQF-4無人機の最終飛行状況の映像画像が公開された。興味深いことに無人標的機の最後のご奉公は8月17日のF-35ミッション支援だった。
- 第八十二空中標的飛行隊のロナルド・キング中佐によれば同機へF-35ライトニングIIがAIM-120AMRAAM二発を発射したしたという。兵器テストの詳細な条件やシナリオはわからないが、不調でミサイル発射が失敗したのか、中止になったのか、あるいは命中しなかったのか(命中精度100%のミサイルは存在しない)不明だが、無人ファントムはホローマン空軍基地に無傷で帰還している。
- QF-4が撃墜されなかったことからテストがAIM-120ミサイルの命中精度を確かめる内容ではなく、F-35の標的追尾能力とAMRAAM誘導を試したのではないか。ミサイルの命中範囲まで入れば自動誘導で無人機に向かったはずで、わざわざ高価な無人標的機を破壊する必要はない。AIM-120は命中直前に自爆するよう設定できる。
- だが一部読者から以前のテストで物議をかもした「不発」事例があったと指摘する向きがあろう。(「無人機は有視界範囲位にありAIM-120Cは命中前に自爆するよう設定されていた」) また別のテストでは(AIM-9X関連など)QF-4やもっと高価なQF-16にミサイル直撃(「発射後、ミサイルは目標を捕捉し迎撃パターンに乗り無人機を破壊、F-35初の空対空戦命中となり、無人標的機撃墜に成功したパイロットが使う無線交信『ブーラブーラ』を発した」
- QF-4が今年12月をもって終了する中で8月17日の無人機ミッションは最終フライトとなった。82空中無人標的飛行隊は12月1日にQF-16へ機種転換する。
- ホローマン空軍基地(ニューメキシコ)はQF-4が配備された唯一の基地で、第82隊は本拠地がティンドールAFB(フロリダ)でQF-16を2014年以来運用している。
- キング中佐はUSAF配信資料で「ほろ苦い気分」と評し、「F-4はヴィエトナム戦で忠実に働き、湾岸戦争まで第一線にありました。退役し飛行機の墓場に行っても国のために役立つことは同機の設計陣、テストパイロット、整備陣がこの長い期間に渡り同機を支えた証であり、同機が偉大な機体であることの証であり、その偉大さは最新機、最新装備のテストにも役立ったことが自ら証明しています」
Image credit: U.S Air Force
映像はここをご覧ください。https://youtu.be/6s7LMuHWQrk
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。