スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(韓国)が付いた投稿を表示しています

韓国が北朝鮮首脳部抹殺の作戦構想を立てていると判明

この記事を見て正直な感想は①韓国の装備で平壌を本当に全滅させられるのか ②どこまで作戦構想が現実的なのか ③統帥権を在韓米軍が握る中で韓国の暴走が許されるのか ④平壌を攻撃すればソウルも攻撃を受け、南北で血なまぐさい戦いに火がつくのではないか ⑤ 相次ぐ北の弾道ミサイル実験、核実験に精一杯対抗して情報を開示したのでは という点です。 S. Korea unveils plan to raze Pyongyang in case of signs of nuclear attack 2016/09/11 11:31 http://english.yonhapnews.co.kr/news/2016/09/11/0200000000AEN20160911000500315.html SEOUL, Sept. 11 (Yonhap) --韓国が北朝鮮の首都平壌の撃滅作戦を準備していることがわかった 。 核攻撃の兆しを北朝鮮が見せれば集中爆撃を加える構想とソウル軍事筋が明かした 。 「平壌市内各地特に北朝鮮指導層が身を潜める可能性が高い場所を徹底的に空爆するため弾道ミサイルと高性能弾薬を投入します。北が核兵器使用の兆候を見せれば迅速に実施します。言い換えれば北朝鮮首都は灰塵に帰し地図から抹消されます」(同軍事筋) 韓国のHyumoo II 弾道ミサイル ( Yonhap file photo provided by the Ministry of National Defense) 詳細な空爆構想は韓国国防省が「韓半島大規模懲罰報復」 (KMPR) 構想を先週国会に提出した中で明らかになった。これは北朝鮮の核実験に対応したもの。 「国防省の作戦構想KMPRの狙いは平壌の特定地区を地図上から抹消することにあります」(同筋) 作戦構想では先制攻撃を北に加え、金正恩ほか軍上層部を標的とする。これは北が核兵器を使用する意図があることを探知した場合、あるいは開戦の場合だと同筋は解説。 この作戦構想では国産地対地弾道ミサイルを使用する想定で、Hyunmoo 玄武2A、2Bおよび3を発射する。(有効射程は、それぞれ300、500、1,000キロ) 来年には各型ミサイルの発射実験が終わり、Huymooミサイルの整備は迅速に進むという。

★★北朝鮮ミサイルはレイルガンで一気に無力となる

レイルガン技術がどこまで進んでいるかはちっともわからないのですが、第三相殺戦略に怯えるのは北朝鮮だけではありません。これまでの投資がパーになるので必死にプロパガンダ攻勢をかけてくるのはTHAADの比ではありません。韓国国内でも当然同調する動きが出るでしょうが、レイルガンは艦艇に搭載できるので(電力に余裕があるズムワルト級がまず第一候補)国防部長官が6時間も住民により移動を封じられるような醜態は避けられるのではないでしょうか。ともかく技術の進歩に注意が必要で、北朝鮮の大言壮語が一晩にして無意味となればそれは愉快なことですね。 THE BUZZ How the Third Offset (Think Railguns) Could Nullify North Korea's Missiles Patrick M. Cronin August 26, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/how-the-third-offset-think-railguns-could-nullify-north-17484 金正恩が核弾頭つきミサイル配備を急いでいる。移動式ミサイルを陸上海中双方で実用化しようとしている。短距離ミサイルも入れればほぼ毎週発射している状況で、短距離スカッド、中距離ノドン、中間ムスダン、大陸間テポドンの各種がある。 だが今週水曜日の潜水艦発射式弾道ミサイル(SLBM)は日本に向け300キロ飛翔し、あらためて金がミサイル各種の整備に尽力しているのを示した。SLBM発射を「最大の成功事例」と述べたのは誇張ではない。北朝鮮のミサイル技術の進展は想定以上の速さだ。 だが成功は失敗への一歩かもしれない。金が危険な妄想でミサイル王になると悲惨な結末になる。一度上がったものは下がらざるをえない。外交態度を変えないと金は悪夢の未来2つにつきすすむ。 まずミサイル多数配備に勇気づいた金が危険な一線を超え、挑発行為のつもりが誤算あるいは偶発で紛争に火をつけ自らの破滅を招く可能性がある。あるいは貧しい国家財政をすべてミサイルにつぎ込んだあげく、韓国と米国がさらに先に行っている事実に直面する可能性がある。 米韓同盟は技術面で先を進み、ミサイル防衛の

2030年のアジア経済上位5カ国は

2020年はもうすぐ先なので予測としては2030年が浮上しているようです。安全保障の環境を考える際にも国力の推移を見通すことが大事です。以下の予測には驚くべき要素がありませんが、それだけ主要各国の方向が定まってきつつあることの裏返しなのでしょう。この経済力を背景とした安全保障の議論が必要ですね。   Asia's Top 5 Economies in 2030 Who are the winners and losers? Shanghai's financial district. Wikimedia Commons/@Yhz1221 Anthony Fensom July 8, 2016 http://nationalinterest.org/feature/asias-top-5-economies-2030-16898 日本が世界最大の経済大国になるといわれていた時代を覚えているだろうか。予測にはリスクがつきものであるが、最近も中国が二ケタ成長を永遠に続ける、インドが急速に「新しい中国」になるとの予測が流布している。 アジアが世界経済の主役になるのは幻想ではなく、中国とインドの台頭は戦後世界を米国が独占していた時代から歴史的な経済規範が復活してきただけと見る向きが多い。 20世紀半ばまでアジアは世界GDP比で20パーセント相当に甘んじてきたが、日本や韓国の「経済奇跡」、東南アジアの新興勢力、中国の経済好況により今や40パーセントになっている。国際通貨基金は今後数年で世界の経済成長の三分の二を占めると見ている。 2030年アジアの上位五カ国を大胆に占えば、中国、インド、日本、インドネシア、韓国と見る。ただし、リスクは多数あり、地政学や経済上のショックが出現するかもしれない。疾病、革命、テロリズム、戦争がいったん発生すればその国はあるいは地域としてコースを外れることもありうる。 たとえば中国で民主勢力が蜂起し共産党政府を揺るがしたら、あるいは南シナ海で戦争が勃発したらどうなるか。韓国は北と統一を実現するのか。日本が移民制限を撤廃したら。インドではテロ攻撃の他に核戦争のリスクもある。 それにしても可能性のバランスの下に以下の五カ国が2020年代末までにアジアを牽引しているはずだ。 1. 中

韓国へISISテロ攻撃の可能性浮上、警備体制を厳重にしています

不穏な情勢が韓国で何も発生しないことを祈るばかりです。 S. Korea beefs up security after Islamic State threatens US bases By Kim Gamel Stars and Stripes Published: June 20, 2016 http://www.stripes.com/news/s-korea-beefs-up-security-after-islamic-state-threatens-us-bases-1.415424 SEOUL, South Korea — 韓国政府は在韓米軍基地及び韓国一般市民がテロ攻撃を受ける脅威があるとし警備体制の強化を6月20日発表した。イスラム国に近い筋が韓国内の基地等を襲撃リストに載せているためと言われる。 懸念の浮上は週末のことでイスラム国が世界各国で合計77か所の米空軍、NATO軍基地の攻撃を想定し、韓国ではオサン、クンサンの両空軍基地がリストに入っていると韓国情報機関から発言があったためだ。また福祉機関に働く韓国人一名もリストにあると情報筋は述べている。 韓国は仇敵北朝鮮に加え新しい脅威が加わることになった。韓国・北朝鮮は1953年の休戦協定で戦闘は終わったものの戦争は終結しておらず、米軍はおよそ28,500名を韓国に駐留させている。 韓国国家情報院NISの発表では「韓国一般市民や国内の外国人がテロ攻撃対象になるのが現実味を帯びてきた」とある。 同機関が参照したのは今月初めにISIS寄りのハッカー集団ユナイテッド・サイバー・カリフェイトが公表したいわゆる殺人リストのことで、氏名、住所、電子メールアドレスおよそ8千名分を掲載している。リストではどういう基準で選ばれたのかは不明だ。 同グループは世界各地の米空軍基地の衛星写真も公表したが、同じ写真がグーグルアースで入手可能と6月8日に同リストの存在を報じた報道技術企業Vocativは指摘している。 NISによれば在韓米軍、韓国軍及び警察当局に警備を厳重にするよう伝え、言及のあった施設では警護を固めるよう要請した。 在韓米軍からは各施設の保安態勢を重視し朝鮮半島の安全に対し最大限の配慮をしているとの発表があった。 「警戒を

★北朝鮮が韓国へのサイバー攻撃でF-15技術情報を入手

2年間以上もハッキングされていると気づかないほど北朝鮮の手口は巧妙なのでしょうか。北朝鮮の標的が韓国だけとはとても思えず、我が国特にサイバー保安体制への支出を渋りがちな政府部門は警戒を強化し、点検をすべきではないでしょうか。いつも思うのですが、いいように攻撃だけ受けるのはいかがなものでしょうか。サイバー報復攻撃をそろそろ始動してもいいのではないでしょうか。 South Korea Charges That Pyongyang Hackers Stole F-15 Designs U.S. F-15C Eagle jet fighter / AP BY: Natalie Johnson June 13, 2016 3:39 pm http://freebeacon.com/national-security/south-korea-charges-pyongyang-hackers-stole-f-15-designs/feed/ 北朝鮮が広範囲なサイバー攻撃を韓国企業に加え米戦闘機の技術情報を盗んだと韓国政府が13日発表した。 犯行は2014年から始まり、国防関連文書4万点が韓国企業二社から盗まれたとロイターが伝えている。ハッキング行為の発覚は今年2月だという。 F-15戦闘機の設計図や無人スパイ機用の部品写真が大韓航空から盗まれた。同社は韓国空軍機の部品を製造し、F-15もそのひとつだとウォールストリートジャーナルは伝えている。 韓国国防筋によれば盗まれた書類に秘密文書はない。「今回の情報漏えいによる国家安全保障への影響は無視できる程度だ」 逆探知で判明したIPアドレスは平壌市内で、韓国で官民が使うソフトウェアを標的にしていた。 これに対し北朝鮮当局はサイバー攻撃への関与を否定しているが、同国のハッキング能力は飛躍的に伸びている。 韓国の情報機関は北朝鮮がサイバー攻撃をエスカレートし韓国の安全保障関係者40名の電話を盗聴していたと3月に発表。これについても北朝鮮は「ねつ造」と一蹴している。 . 米政府は2014年にソニーピクチャーズで発生した大規模情報流出を北朝鮮と関連付けた。この事件により同社は金正恩暗殺を描いたコメディ映画の上映を中止している。■

シャングリラ対話へ向かう機内でカーター長官が語った内容に注目

精彩を欠く末期のオバマ政権でこの人だけが光を出しているように思えてなりません。中国からは冷戦時代の思考だと批判されているようですが、むだに緊張を作り出し結果自らの首を絞めているのは中国でしょう。次期政権にも現行路線が継承されることを強く望みます。 US Won’t Back Off On Korean Missile Defense, South China Sea: SecDef By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on June 02, 2016 at 10:06 AM http://breakingdefense.com/2016/06/us-wont-back-off-on-korean-missile-defense-south-china-sea-secdef/ Defense Secretary Ash Carter speaks to reporters en route to Singapore. ABOARD SECDEF1:  アシュ・カーター国防長官はシンガポールのシャングリラサミットへ移動する専用機内で報道陣に太平洋での連盟づくりに向かう米国を批判する中国に全く動じていないと述べた。 カーター長官は土曜日に行うスピーチで重要点二つに触れるだろう。 まず今月中に韓国と米国はTHAADミサイル防衛装備の韓国配備を発表する公算が大きい。中国がTHAAD配備に反対を表明しているのはTHAADが北朝鮮ミサイルよりも中国領空内での迎撃を行うと危惧しているためだ。カーター長官は報道陣に「これは同盟国同士で決めたこと」と繰り返し発言しており、あくまでも自衛のためと強調、つまり中国政府の関与すべきことではないと述べている。 7月にはハーグで国連海洋法条約にもとづき南シナ海を巡る中国-フィリピンの意見対立で裁定が出る見込みだ。(これ以前に出る可能性もある) 中国はかねてから裁定に従うつもりはないとしており、逆に防空識別圏(ADIZ)を一方的に設定する可能性を示唆している。一方的に同地区での航空航行の権限を主張すると挑発行為と受け止められかねないが、「仮に宣言があっても東シナ海でのADIZ設定の時と同様に軍の活動に影響は出ないだろう」と国防高官は述べている。 Philippine pres

韓国がSLBMを開発中 中央日報記事より

下の中央日報記事を読む限りでは戦略抑止力というよりも先制攻撃の手段としてSLBMを想定しているようです。しかし通常弾頭で精度が低いとどこを狙うつもりなのでしょうか。また艦体が小さいことから想定するSLBMは相当小型のようです。北朝鮮を狙うのであれば近距離で事が足りるせいでしょうか。そのまま順調に整備できるかは不明ですが、完成し戦力化に成功すればこの地域の戦力バランスでまた一つ考慮すべき要素になるでしょうね。それにしてもいつの間に韓国はロシアからS400を入手していたのでしょうか。 South will develop its own type of SLBM: source May 30,2016 BY JEONG YONG-SOO [jeong.byungki@joongang.co.kr] http://koreajoongangdaily.joins.com/news/article/article.aspx?aid=3019321 韓国が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を開発中と軍高官が発言した。 「建造中の排水量3,000トンの 張保皐級 Jangbogo-III に垂直発射管が付く」と同高官は匿名を条件で発言している。「発射管を付けるのはSLBMが開発中だということだ」とし、国防開発庁が主導して開発中のミサイルは2020年までに完成するという。 韓国海軍の潜水艦には潜水艦発射巡航ミサイル(SLCM)があるが、北朝鮮がSLBM技術の完成に近づいていることから韓国軍内部で迅速に対応すべきとの声が高まっている。 「SLBMはSLCMの精密攻撃能力は期待できないが、速力と破壊力はずっと大きいものがある」と潜水艦部隊司令を務めた退役少将Kim Hyeok-sooは述べている。「スピードがありステルスのSLBMが手に入れば事態が緊急水準にエスカレートする前に北朝鮮を攻撃する能力が韓国海軍に生まれます」 別の関係者は「軍は地対空ミサイルで冷間発射方式を採用しています。これをSLBMに応用してミサイルは水中発射したあと、エンジンはある程度の高度に達して点火します」という。 「北朝鮮はロシア製地対空ミサイルS300で使っている技術をSLBMに応用しました」と韓国科学技術院の主任研究員Lee Choon-geunは述

カーター長官がTHHAD韓国配備は実施すると明言

Carter: THAAD in Korea 'Going to Happen' Aaron Mehta , Defense News 5:50 p.m. EDT April 8, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/international/asia-pacific/2016/04/08/carter-thaad-korea-going-happen/82803470/ (Photo: Ralph Scott/DoD) WASHINGTON — 最終段階高高度広域ミサイル防衛システムTHAADの韓国配備は実施に向かっているとアシュ・カーター国防長官が4月8日に発言した。 長官は外交問題評議会においてTHAADを朝鮮半島に配備するのかとの問いに単刀直入に答えている。 「配備は必要だ。これは米韓両国の問題で、半島内に駐留する米軍の防御に関することと同時に韓国防衛にもつながる。中国は関係ない。自国民を守るためであり、同盟諸国の防衛も必要だ」 相次ぐ北朝鮮のミサイル実験を受けて、韓国はTHAAD配備で米国との協議を公式に開始した。だが中国がTHAAD導入を巡って神経をとがらせており同時に導入するレーダーは中国領土内の監視スパイ活動につながると主張している。THAADの構成単位はトラック搭載発射台6基、迎撃ミサイル49発、射撃管制通信部分とAN/TPY-2レーダー一基だ。 中国はこれまでも米韓両国にTHAAD持ち込みを断念させようとしており、2月に米太平洋軍司令官ハリー・ハリス大将が以下述べていた。 「中国が米韓同盟関係に干渉しようとするのは本末転倒と言わざるを得ない。THAADは中国に脅威を与えるものではない」 同様にカーター長官もTHAADを米韓の問題と位置付けるが、強固な中韓のつながりに「大変勇気づけられている」と発言している。 長官は「中国がこちらと同じ方向に動き、北朝鮮にもっと効果的に働きかけ、ミサイル問題を阻止することを期待している」■

北京がTHAADの韓国導入に反対する理由は 北朝鮮ICBM発射の余波

なるほど中国がTHAAD導入にあれほど反対しているのはマスコミが言うようなレーダー探知距離の問題ではないことがよくわかりますね。北朝鮮についてはあれこれコメントがあると思いますが、米韓日の各国が比較的冷静に対応し、特に韓国が現実を直視した防衛対応をとることになれば雨降って地固まるでしょうか。 South Korea, U.S. in Talks to Increase Regional Ballistic Missile Defense Capability By: Sam LaGrone February 8, 2016 4:38 PM • Updated: February 8, 2016 5:51 PM http://news.usni.org/2016/02/08/south-korea-u-s-in-talks-to-increase-regional-ballistic-missile-defense-capability THAAD Missile Battery. Missile Defense Agency Photo PENTAGON — 北朝鮮が2月7日に弾道ミサイルを発射し衛星を低地球軌道に乗せたことを受け、国防総省報道官は米韓両国が韓国国内に新型移動式ミサイル防衛装備の導入で協議を開始したと確認した。 「北朝鮮の脅威が増している中で米国と韓国は正式にミサイル防衛の実効性を向上させる協議を始める決定を下した。具体的には最終段階高高度広範囲防衛システムを在韓米軍が運用することを検討する」とペンタゴン報道官ピーター・クックが8日報道陣に伝えた クック報道官の前に韓国国防筋から米国によるTHAAD搬入で導入済みのロッキード・マーティンMIM-104ペイトリオット短距離BMDの弱点をカバーする案の協議を始めたとの発表が出ていた。 800百万ドルのロッキード・マーティン製THAADは米陸軍のトラックに乗せ A/N-TPY-2 Xバンドレーダーと一緒に運用することで、射程120マイルを実現する。なおペイトリオットPAC-3は43マイルだ。 クック報道官は具体的な日程案は提示しなかったが、昨年、韓国関係者からTHAADの導入を米国に迫る動きがあった。北朝鮮弾道ミサイルの性能進歩を見ての

★韓国>KF-Xで先行き不透明のまま開発開始か

お隣の国ながら先行き心配な事業のスタートですね。なんとかなる、と始めるのはいいのですが、結局絵に書いた餅にならないよう必要な計画変更や予算手当をしてもらいたいところです。しかしダメダメな政府の代わりに借り入れで資金調達までしたKAIは立派ですね。 South Korea Contracts KAI For KF-X Development Dec 28, 2015  Bradley Perrett | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/south-korea-contracts-kai-kf-x-development SYDNEY—韓国政府は韓国航空宇宙工業(KAI)にKF-X戦闘機の調達契約を期間2016年から26年、納入開始を2026年設定で12月28日付けで交付した。 双発でユーロファイター・タイフーンとほぼ同寸のKF-Xの開発ではインドネシアの支援を受ける。だがKAIが2016年中に契約をどこまで履行できるか不明だ。国防省が確保した当初12ヶ月分予算がきわめて少ないため。 さらに米国技術にどこまでのアクセスを韓国が許されるかも不透明だ。 開発期間を10年半とすると韓国国防調達庁(DAPA)が発表している。 発足式典は1月予定と韓国経済日報が伝え、1号機は2026年9月に引き渡し予定だという。まず40機を生産し、その後80機を2029年から2032年に製造する。 KAIが2016年に支出できる額は不明だが小規模のようだ。国会は670億ウォンを認めたが国防省原案の1,620億ウォン、財務省が開発期間全体で認めた8.8兆ウォンに比べると相当低い。 インドネシア議会もKF-X向けに1.07兆ルピア(79百万ドル、910億ウォン)をすでに10月に承認しているが、全額が2016年に利用可能ではないものの、韓国自体の予算規模よりは大きくなるだろう。仮にインドネシアが20%に設定した開発費用の負担枠いっぱいに支出しても、当初10年間で想定した予算規模のわずか1.3%しか手当できないことになる。比較のため、F/A-18ホーネットでは開発初年度だけで総開発期間7年の7.5%相当の予算がついていた。 昨