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★深刻なサイバー攻撃の発信源は北朝鮮との証拠現る

北朝鮮が麻薬、密輸、化学兵器、ミサイル、とあらゆる悪事の温床であることが明らかです。目的のためには手段を選ばず周辺国が悪いと責任を転嫁する思考方法は全く受け入られません。仮に現体制が崩壊してもこの思考と技術を持った人員が拡散するのでは救いようがありません。 Made in North Korea: The WannaCry Ransomware Attack?  サイバー攻撃に使われたワナクライ・ランサムウェアは北朝鮮製? Ryan Pickrell May 16, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/made-north-korea-the-wannacry-ransomware-attack-20686 「ワナクライ」ランサムウェアにより世界各地のコンピューターシステムが混乱させられているが、見つかった証拠から北朝鮮による犯行の可能性が出てきた。 Google のセキュリティ専門家ニール・メータは15日にツイッターでワナクライの初期型とラザルスグループが使った悪意のあるコードを比較している。ラザルスは北朝鮮とのつながりが指摘されている。 ラザルスはまずバングラデシュ中央銀行に攻撃をかけ、ニューヨーク連邦準備制度内の同行口座を狙ったが発信元のIPアドレスは北朝鮮のものと カスペルスキーラボ が伝えている。ラザルスは81百万ドルを盗んだ。ラザルスの活動は今までもあったが、北朝鮮とのつながりが発見されたのは最近のことである。またSonyへのサイバー攻撃、ポーランド銀行への侵入にも関与している疑いがある。 カスペルスキーはメータの発見を「ワナクライの発信元を探るうえで今までのところ最大の証拠」と述べている。さらに解析が必要と認めつつ、カスペルスキーの研究解析チームはメータが「ワナクライでロゼッタストーン級の発見をした」とForbes誌に述べている。 今回のランサムウェアが使うコードは北朝鮮とつながるサイバー犯罪者に特有のものだとニューヨークタイムズが報じている。 「現段階でつながりはまだ決定的ではありません」とシマンテックの調査員エリック・チエンがニューヨークタイムズに伝えている。「コード上の類似性がもう少しわかればもっと確実になります」

四回目で成功したKN-17の異例の飛翔は弾頭再突入技術の確立(で成功したらしい)

North Korea Tested Warhead Reentry in Latest Missile Launch 北朝鮮の最新ミサイル発射実験は弾頭部の再突入のねらいか New KN-17 intermediate-range missile can hit Alaska, Guam with nuclear warhead 新型KN-17中距離弾道ミサイルはアラスカ、グアムも核攻撃可能 KN-17 launch / Getty Images BY: Bill Gertz May 15, 2017 4:33 pm http://freebeacon.com/national-security/north-korea-tested-warhead-reentry-latest-missile-launch/ 北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル実験の狙いは核弾頭の大気圏再突入だったとペンタゴンが見ている。 ミサイルは南東部のコソンから発射され米情報機関はKN-17だとし、核弾頭搭載時の射程3,400マイルでアラスカとグアムに届く。 ミサイル発射は土曜日の東部標準時4:30 p.m.で異例なまでの高高度およそ1,200マイルに到達しており、核弾頭の大気圏再突入能力を試している。 「核ミサイル開発で重要な一歩だが今の段階では同国は技術を獲得していない」と情報に詳しい国防関係者が述べている。 大気圏再突入後のミサイルは発射地点からおよそ400マイル先の日本海に着水した。 KN-17は先月の平壌軍事パレードにも移動式発射台に乗せられて目撃されていた。ただし土曜日の発射は固定発射台からで移動式発射台は使っていないと上記国防関係者は述べている。 北朝鮮は第六回核実験を先月実施すると見られていたが、今のところ先送りになっている。ただしそのため中国が北朝鮮に強い圧力をかけたとの観測があった。 北朝鮮国営のKCNA通信社は15日になり、ミサイルは中距離弾道弾火星Hwasong-12で「主体兵器」のひとつ、つまり国産であると伝えた。また金正恩がテストに立ち会い、「ロケット研究関係者を抱きしめ、これまでの精進が大きな成果を生んだと述べた」と伝えている。 「試射は最大仰角で行い周辺国の安全に配慮した

★★★破損機材二機からF-15を再生したイスラエル空軍の実力に脱帽

すごい。やはり国家の存続がかかった緊張状態を毎日続けて70年になる国は違いますね。イスラエルを敵に回したくないものです。 Meet the Israel Air Force unit that frankensteined a totaled F-15 F-15二機の使用可能部分をつなぎ合わせて一機再生してしまったイスラエル空軍 By: Barbara Opall-Rome, May 15, 2017 (Photo Credit: Photo by Heidi Levine) http://www.defensenews.com/articles/meet-the-israel-air-force-unit-that-frankensteined-a-totaled-f-15 TEL NOF AIR BASE, Israel – ボーイング や ロッキード・マーティン など米企業がさじをなげたことをイスラエル空軍第22補給処が普通にやりとげてしまった。 2011年の事故でボーイングが喪失扱いと断念したF-15Bアローヘッドが飛行再開している。来月で事故から6年になる。事故は離陸直後にペリカンを空気取り入れ口に吸ったことで大火災が発生した。乗員2名は緊急着陸に成功したが、機体後部は完全に焼け落ち修理不可能と判定された。 その後三年余り、機齢35年の同機の処遇で議論が続いていた。機体の前方部は無傷なのでコックピットとエイビオニクスは予備部品にすればよいという声が出た。そこに第22補給処が前方部分と20年間も「機体の墓場」に放置されたままの単座型F-15の後部と接合する提案をしてきた。 「その案が出たのでボーイングに実施可能か照会したが、答えは返ってきませんでした」と第22補給処の指揮官マキシム・オルガド中佐がDefense Newsに語っている。「再度同社に聞くと、冗談と思って真剣にしなかったと判明したのです」 第22補給処は事故機の前方部分と20年間も「機体の墓場」で放置されていた別の機体の後部を接合した。 Credit: Photo by Heidi Levine ボーイングは声明文で第22補給処との協力関係は40年続いており、イスラエル空軍F-15の即応体制維持の一助となっている「同部隊

★★★米空軍軽攻撃機OA-X実証は来月実施へ、スコーピオン、AT-6、A-29が登場

Scorpion: Textron Airland 鳴かず飛ばずのスコーピオンですが、ここでひとつ当たりを付けたいところでしょう。しかし軽攻撃機の本命はターボプロップ機でしょうか。ここでも軽攻撃用途以外も想定しパイロット養成が米空軍の急務であるのがうかがわれます 。 Scorpion, AT-6 and A-29 Chosen For Light Attack Demo 軽攻撃機実証の対象に選ばれた三機種はスコーピオン、AT-6、A-29 May 15, 2017  Lara Seligman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/scorpion-6-and-29-chosen-light-attack-demo 米空軍が今夏実施する軽攻撃機OA-X実証の対象機に テキストロン からスコーピオン・ジェット機およびAT-6ウルヴァリン・ターボプロップ機、そして シエラネヴァダ = エンブラエル のA-29スーパー・トゥカーノの三機種が選ばれたのは業界で当然との声が強い。 各機は低コスト軽攻撃機として対テロ任務用に採用となる可能性がある。 このうちスーパー・トゥカーノは米空軍軍用機型式証明を有する世界唯一の軽量小型支援機で本命といわれてきた。近接航空支援(CAS)用のターボプロップ機で低脅威環境での対ゲリラ戦や偵察ミッションを想定し、アフガン空軍が供用中だ。高温かつ過酷環境での運用を想定し、操縦性がすぐれ高温を放射しない。またジェット機のほとんどより運航経費が低い実績は、予算が厳しい中で有利だ。米空軍はOA-Xのねらいのひとつが経済性だと述べている。 「A-29は戦闘機パイロット養成にぴったりの機体です」と エンブラエル・ディフェンス&セキュリティ の社長兼CEOジャクソン・シュナイダーは語る。「つまりパイロット訓練を念入りに行い、迅速かつ安価にこれを実施すれば他機材は本来の任務に専念できます」 テキストロン・エイビエーション のAT-6も低価格ターボプロップ機で原型はビーチクラフトのT-6テキサン練習機だ。米軍で広く使われており、カナダ、ギリシア、イラク、イスラエルにも採用されている。

★★DDG-51最新のフライトIIIはどう進化したのか

アーレイ・バーク級は大量建造しつつブロック式にその時点で成熟化した技術を導入して戦力を拡張する設計思想になっています。ズムワルト級、LCS(沿海域戦闘艦)ともに期待された戦力にならず、当面はバーク級が米海軍の大黒柱になりますのでこの拡張性は大きな意味がありますね。またシリア空爆で示されたように対地攻撃能力もあり大変頼りがいのある艦です。 The U.S. Navy's Next Generation Flight III DDG-51 Destroyers are About to Get a Powerful New Radar 米海軍の次世代DDG-51級駆逐艦フライトIIIに強力な新型レーダー搭載へ Dave Majumdar May 10, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-us-navys-next-generation-flight-iii-ddg-51-destroyers-20604 レイセオン が米海軍から327百万ドルでAN/SPY-6(V) 対空ミサイル迎撃レーダー(AMDR)の低率初期生産契約を交付された。レーダー三基を製造し、フライトIII版のアーレイ・バーク級 (DDG-51) 駆逐艦に搭載する。 「生産段階に入るのはレイセオン、海軍、ならびに各一流メーカーのたゆまぬ努力の成果です。わずか三年で技術開発、製造開発段階を終え、技術実証モデルの技術成熟度を上げ、高性能レーダーを実現したのです」とレイセオンで防空ミサイル防衛レーダー開発を担当するタッド・ディッケンソン部長が述べている。「本日生産を開始します。納入に一歩近づき、海軍向けに防空・ミサイル防衛双方に対応可能なレーダーが生まれます」 ガリウム窒素技術をもとに生まれた新型レーダーは現行AN/SPY-1の数倍強力となる。AN/SPY-1はアーレー・バーク級駆逐艦およびタイコンデロガ級巡洋艦が搭載中。DDG-51各艦が搭載するSPY-1D(V)と比較すればSPY-6(V)は二倍の距離で現行の性能限界の半分の大きさの目標を探知できる。レイセオンは「AN/SPY-1D(V)比で30倍以上の感度が実現する」と述べる。 同装備は完全デジタル式でソフトウェアによ

★★自国防衛を全うできない北朝鮮への軍事作戦は成功できるか

北朝鮮がこのまま存続を続けるのはいよいよ困難になってきています。大惨事を巻き起こすことなく現体制を終わらせることが可能なのかわかりません。地上戦は中国に任せ、米韓軍は空爆で対応するという可能性はどうでしょうか。中国寄りの新政権宇編まれては困るので米韓軍もDMZから北方に一部進軍し緩衝地帯を北にずらすというのはどうでしょう。 All of the Crazy Ways North Korea Could Strike Back If America Attacks  米国が北朝鮮攻撃に踏み切れば北朝鮮はどう対応するか Kyle Mizokami May 13, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/all-the-crazy-ways-north-korea-could-strike-back-if-america-20644?page=show ここ数十年は北朝鮮の核兵器開発で不正行動が出るたびに軍事介入で対応すべきとの声が上がってきた。1994年にはビル・クリントン大統領が 寧辺 Yongbyon核施設空爆の寸前までいった。空爆は十分成功の可能性があったが、金日成と合意形成ができ断念された。政策決定層は全面開戦になる事態を憂慮していた。 この23年で問題は一層複雑になった。 寧辺 は稼働中で核弾頭11発を製造した。北朝鮮の大規模通常兵力、核兵器、生物化学兵器の存在、さらに崩壊後の社会混乱を予測すると周辺国や米国は軍事行動に二の足を踏んでいる。だが有事の際に北朝鮮は世界有数の軍事大国の行動を抑止しつつ自国を防衛できるのか。 北朝鮮には軍事行動を抑止する方法が複数ある。まず大規模軍組織で旧式装備で補給も乏しいが朝鮮人民軍(KPA)は1.19百万名体制で量で質を補うレーニンのことばを実現している。戦闘構想は攻撃重視で有事の際には早期のソウル占領をめざすだろう。 核兵器、化学兵器、放射性兵器の整備も敵攻撃の抑止手段だ。核兵器が少量でも所在は誰にもわからず、どこでどのように使う意図があるのかも不明だ。化学兵器も同様で、KPA部隊が核危険物質マークつきのバックパックを付けているのが目視されている。このことからいわゆる「汚い爆弾」など放射性散布兵器攻撃を想定して

★★サイバー攻撃でF-35技術を盗んだ中国に対抗を迫られる米国の苦悩

サイバー攻撃がここにきてニュースになっているのは氷山の一角で、実行犯はなかなか判定できません。情報社会で開かれた社会を逆手に取るスパイ活動はこれまでもありましたが、サイバースパイはコストパフォーマンスが高いのが特徴です。では西側はどんな対抗策がとれるでしょうか。米国もやられる一方でたまらないので早々に抜本的対策を発表するのではないでしょうか。ロシアや中国に対抗すれば相手同様の社会になってしまう矛盾が生まれます。 US F-35 & F-22 vs. China's J-30 & J-31 DAVE MAJUMDAR Yesterday at 12:23 AM http://www.scout.com/military/warrior/story/1777967-us-f-35-f-22-vs-china-s-j-30-j-31 ロシアと中国はサイバー戦、サイバー諜報活動で米国に対抗するはずだ。 両国は情報を盗んでおり、米国のインフラを攻撃する能力を整備している。極秘データとされてきたロッキード・マーティンF-22ラプター、F-35共用打撃戦闘機、ベル=ボーイングV-22オスプレイの技術情報がサイバー諜報活動で敵の手にわたっている。 「サイバー脅威により世界各地の政府機能、規範への信頼が揺らいでおり、世界規模で余分な費用を生んでいる」と米国家情報長官ダニエル・コーツが5月11日に議会証言している。「サイバー脅威で公衆衛生、安全、経済活動にリスクが増えており、サイバー技術が重要インフラの一部に入り込んでいるからだ」 サイバー空間ではロシアが一番手ごわい敵だ。「ロシアはサイバー攻撃で相当の実力があり最近は攻撃姿勢を一層強めている」とコーツは陳述している。「攻撃姿勢が表面に出たのは2016年の米大統領選挙への影響行使で、実行を承認できたのは最上級指導層だけで、攻撃目標の影響度と脆弱性を狙って選挙関連データが盗まれ暴露された作戦だった」 脅威は強まる一方で、クレムリンはさらに能力増強を続けている。「ロシアのサイバー作戦は今後も米国や同盟国を狙い情報収集をロシアの政策決定に活用し、ロシアの政治目標やロシア軍の支援につながる世論操作を行う。さらに将来の有事発生時に備えてサイバー環境を整備