スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

★★自国防衛を全うできない北朝鮮への軍事作戦は成功できるか

北朝鮮がこのまま存続を続けるのはいよいよ困難になってきています。大惨事を巻き起こすことなく現体制を終わらせることが可能なのかわかりません。地上戦は中国に任せ、米韓軍は空爆で対応するという可能性はどうでしょうか。中国寄りの新政権宇編まれては困るので米韓軍もDMZから北方に一部進軍し緩衝地帯を北にずらすというのはどうでしょう。 All of the Crazy Ways North Korea Could Strike Back If America Attacks  米国が北朝鮮攻撃に踏み切れば北朝鮮はどう対応するか Kyle Mizokami May 13, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/all-the-crazy-ways-north-korea-could-strike-back-if-america-20644?page=show ここ数十年は北朝鮮の核兵器開発で不正行動が出るたびに軍事介入で対応すべきとの声が上がってきた。1994年にはビル・クリントン大統領が 寧辺 Yongbyon核施設空爆の寸前までいった。空爆は十分成功の可能性があったが、金日成と合意形成ができ断念された。政策決定層は全面開戦になる事態を憂慮していた。 この23年で問題は一層複雑になった。 寧辺 は稼働中で核弾頭11発を製造した。北朝鮮の大規模通常兵力、核兵器、生物化学兵器の存在、さらに崩壊後の社会混乱を予測すると周辺国や米国は軍事行動に二の足を踏んでいる。だが有事の際に北朝鮮は世界有数の軍事大国の行動を抑止しつつ自国を防衛できるのか。 北朝鮮には軍事行動を抑止する方法が複数ある。まず大規模軍組織で旧式装備で補給も乏しいが朝鮮人民軍(KPA)は1.19百万名体制で量で質を補うレーニンのことばを実現している。戦闘構想は攻撃重視で有事の際には早期のソウル占領をめざすだろう。 核兵器、化学兵器、放射性兵器の整備も敵攻撃の抑止手段だ。核兵器が少量でも所在は誰にもわからず、どこでどのように使う意図があるのかも不明だ。化学兵器も同様で、KPA部隊が核危険物質マークつきのバックパックを付けているのが目視されている。このことからいわゆる「汚い爆弾」など放射性散布兵器攻撃を想定して

★★サイバー攻撃でF-35技術を盗んだ中国に対抗を迫られる米国の苦悩

サイバー攻撃がここにきてニュースになっているのは氷山の一角で、実行犯はなかなか判定できません。情報社会で開かれた社会を逆手に取るスパイ活動はこれまでもありましたが、サイバースパイはコストパフォーマンスが高いのが特徴です。では西側はどんな対抗策がとれるでしょうか。米国もやられる一方でたまらないので早々に抜本的対策を発表するのではないでしょうか。ロシアや中国に対抗すれば相手同様の社会になってしまう矛盾が生まれます。 US F-35 & F-22 vs. China's J-30 & J-31 DAVE MAJUMDAR Yesterday at 12:23 AM http://www.scout.com/military/warrior/story/1777967-us-f-35-f-22-vs-china-s-j-30-j-31 ロシアと中国はサイバー戦、サイバー諜報活動で米国に対抗するはずだ。 両国は情報を盗んでおり、米国のインフラを攻撃する能力を整備している。極秘データとされてきたロッキード・マーティンF-22ラプター、F-35共用打撃戦闘機、ベル=ボーイングV-22オスプレイの技術情報がサイバー諜報活動で敵の手にわたっている。 「サイバー脅威により世界各地の政府機能、規範への信頼が揺らいでおり、世界規模で余分な費用を生んでいる」と米国家情報長官ダニエル・コーツが5月11日に議会証言している。「サイバー脅威で公衆衛生、安全、経済活動にリスクが増えており、サイバー技術が重要インフラの一部に入り込んでいるからだ」 サイバー空間ではロシアが一番手ごわい敵だ。「ロシアはサイバー攻撃で相当の実力があり最近は攻撃姿勢を一層強めている」とコーツは陳述している。「攻撃姿勢が表面に出たのは2016年の米大統領選挙への影響行使で、実行を承認できたのは最上級指導層だけで、攻撃目標の影響度と脆弱性を狙って選挙関連データが盗まれ暴露された作戦だった」 脅威は強まる一方で、クレムリンはさらに能力増強を続けている。「ロシアのサイバー作戦は今後も米国や同盟国を狙い情報収集をロシアの政策決定に活用し、ロシアの政治目標やロシア軍の支援につながる世論操作を行う。さらに将来の有事発生時に備えてサイバー環境を整備

★★米海軍空母の将来像と最新フォード級空母の特徴

ちょっと長いですがご勘弁を。ここにきてスーパー空母というまで肥大化した空母に未来はあるのかという議論が米海軍では盛んなようで、一つの考えが小型空母(といっても6万トンクラスですが)CVLの復活となっているようです。あえて議論させて将来にも有効な戦力構造を確保したいという米海軍の考え方が見えてきますね。 Navy Contemplates Results of a Future Aircraft Carrier Study - Will New, Smaller Carriers Emerge in the Future? 米海軍が次世代空母のあるべき姿を検討中。新型艦は小型空母として登場するのか。 KRIS OSBORN 8:03 AM http://www.scout.com/military/warrior/story/1708337-will-the-navy-build-faster-smaller-carriers 米海軍は将来建造する空母の検討に入った。艦体、大きさ、設計がどう変わるか。最新兵器で空母は脆弱になるのか、陳腐な存在になるのか。海軍はどんな答えを出すだろうか 米海軍が将来の空母で規模、形状、技術仕様、任務内容を変更する可能性が出てきた。海軍は外部シンクタンクの力を借り今後登場する脅威内容を検討したと海軍上層部が述べている。 海軍に協力したのは戦略予算戦略センター(CSBA)で技術モデル、形状、規模、技術面で将来の脅威に対応できる代替策を検討した。 長距離精密誘導対艦ミサイルや次世代極超音速兵器の前に航空母艦が無用の長物になるとの議論はずっと続いている。 海軍は空母仕様の代替案を今後検討しそうで、今年後半に就役する最新鋭ハイテク次世代空母がきっかけとなる。 フォード級空母三隻、USSフォード、USSケネディ、USSエンタープライズの調達事業そのものには変更がないが、検討内容によってはそれ以降の米海軍空母の姿が変わる可能性がある。 現時点で具体案は明らかでないが、将来の空母では高性能のハイテクセンサーや防御兵装が導入され、高速かつ操艦性能を向上し敵攻撃を回避しつつ無人機の運用能力が付与されるはずだ。艦体は小さくなり、操艦性が上がり、無人機や長距離精密兵器を運用すると検討で

★★北朝鮮対策で日本に必要な装備品はこれだ

今朝もミサイル発射がありましたが、北朝鮮との「冷戦」は長引きそうで、その間に以下推奨されている装備も順次導入されそうです。そこまで抑止力を整備されて困るのは中国なので、北京も北朝鮮による事態の進展を快く思わないのは当然でしょう。 5 Weapons Japan Desperately Needs to Fight North Korea  日本が北朝鮮に対抗するためどうしても必要な装備品5種類 Kyle Mizokami May 13, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/5-weapons-japan-desperately-needs-fight-north-korea-20637?page=show 平和主義を目指し、国家政策実現の手段としての戦争を放棄した日本にとって北朝鮮は全く異質の国だ。不幸にも両国は336マイルの海で隔てられているだけだ。北朝鮮は旧宗主国を攻撃すると何度も脅かしている。核兵器、弾道ミサイル両面で技術開発を躊躇せず進める北朝鮮の脅威は今や日本にとって現実のもので、核攻撃を再び受ける可能性が出てきた。 韓国情報機関によれば北はノドン中距離弾道ミサイルへの核弾頭装着を実用化済みで、日本も射程に入る。日本にはイージス戦闘システムとペイトリオット迎撃ミサイルという二重の弾道ミサイル防衛体制があるものの、三番目の防衛策を追加する必要を感じているようだ。北朝鮮ミサイル脅威に対抗する日本に必要な装備品は以下の5種類だ。 1. イージスアショア イージス戦闘システムの陸上版で、日本にはイージス搭載駆逐艦が4隻しかなく陸上に恒久施設を置き毎日24時間稼働させれば駆逐艦を本来任務に解放できる。また陸上装備を整備するほうが駆逐艦建造より安上がりだ。 イージスアショアのなかでもベイスライン9版でSM-3ブロックIB迎撃ミサイルを運用すれば北朝鮮の短距離、中距離ミサイルに有効だ。また中国によるミサイル大量発射の事態にも対応可能だ。 2. グローバルホーク 日本はすでにRQ-4無人機を3機導入する予定で北朝鮮を意識しているのは間違いない。だがこれでは不十分だ。有事の際には北朝鮮ロケット軍は探知を逃れるため各地に分散するだろう。ミサイルの移動先は

★★★ついに100年飛ぶことになったKC-135

機体に窓がないKC-135は恐ろしく長い期間にわたり供用されており、さらに延長されることになりました。もちろん空軍整備陣の保守管理もあるのですが民間では考えられない事例ですね。しかし100年間の供用期間というのはすごいですね。B-52等もあり空軍の機材が高齢化していくということですね。 This Air Force plane will be over 100 when it flies to the boneyard  この空軍機は100年飛び続けてから機体墓場に送られる By idcosta May. 10, 11:32 AM http://www.wearethemighty.com/uncategorized/the-kc135-will-be-over-100-when-it-flies-to-the-boneyard KC-135ストラトタンカーは今でも米軍装備で最古の機体に属すがさらに供用期間を40年延長され最古の機体になると航空機動軍団司令官のカールトン・エバーハート大将が述べている。 同機が退役すると100年を超える供用期間となり、米史上他に例がない事態となる。供用開始の1956年以来米国が関与した戦役すべてを支えてきたストラトタンカーは米空軍でもっとも親しみを持たれる機体といえよう。 KC-135全機がボーイングKC-46ペガサスにより更新の予定だった。だが予算削減とKC-46調達削減により空軍は給油機不足に各地で直面し戦闘機材の活動にも支障がでてしまう。そこでKC-135を「スーパーストラトタンカー」とでも呼ぶべき仕様に改修し40年の供用期間延長を狙う。その時点でKC-Z後継機がストラトタンカーに交代する予定だ。 Crew members from the 第340遠征給油飛行隊の乗員が飛行前準備にあたるこのKC-135はイラク上空で空中給油にあたり不朽の決意作戦を支援する。 KC-135は50年にわたり米空軍の空中給油の中心でさらに40年間の供用が決まっている (U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Douglas Ellis/Released) 物議をかもしたKC-X事業から生まれたKC-46はKC-135より大型で飛行距離も伸び

★北朝鮮が韓国内THAADの「衛星写真」を公表

あれ、北朝鮮には偵察衛星はなかったのでは。そうなると「衛星写真」はオープンソースで入手した画像の可能性が高いですね。どこまでもはったりの好きな国のようです。一方、文大統領は革命を起こせると思っているようですが海外と取り交わした合意や約束は自分の好みで自由に変更できると信じ込んでいるようですね。韓国が国際社会で尊敬を集めるのは難しそうです 。 北朝鮮の朝鮮中央テレビがTHAADの韓国内配備状況と称する写真を5月8日に放映した。(Yonhap) N. Korea unveils 'satellite photos' of THAAD in S. Korea 北朝鮮が韓国内に配備したTHAADの「衛星写真」を公表 2017/05/10 17:13 http://english.yonhapnews.co.kr/news/2017/05/10/0200000000AEN20170510009000315.html SEOUL, May 10 (Yonhap) -- 北朝鮮が韓国に配備したTHAADミサイル防衛装備の衛星写真と称するものを公表した。韓国に対し自国の情報収集力を誇示する狙いがあるものとみられる。 北朝鮮の国営朝鮮中央テレビ局がTHAAD装備がゴルフ場に展開しているとの説明で写真二枚を放映した。THAADは韓国南部星州郡Seongjuに展開している。 「衛星写真でTHAADミサイル発射装置が星州ゴルフ場でXバンドレーダー他の装備と展開している様子がわかる」と番組で解説している。 韓国が入手した北朝鮮写真ではTHAAD発射装置とレーダーが黒丸で囲まれている。 だが写真が配備場所のものとしても北朝鮮が写真をどこで入手したのか放送では説明がなかった。撮影時期や撮影方法も説明がない。 関係筋によれば放送では衛星写真と称するもので韓国へ軍事圧力をかける狙いがあるとし、北の情報集能力をあえて示したのだとする。 放送では「THAADは核大惨事をわが民族にもたらしつつある」と述べ、配備で「朝鮮半島が大国間の核戦争の戦場になる」と述べた。 また米国が韓国新政権誕生前に装備搬入を急いだことも番組が批判した。大統領選挙の二週前に米韓両国はXバンドレーダーとミサイル発射機を設置した。 大統

★中国の新型練習戦闘機L-15Bは途上国向けの選択肢か

よくわからないのがこういう機体を中国は何を目的に作っているのか、輸出用となれば安易に購入できることから韓国のFA-50を駆逐して途上市場を狙うのでしょうか。練習機で戦闘機にもなるといっても中途半端な性能では成熟した市場では需要が期待できません。また機体の信頼度も未知数ですから平気で購入するのは一部国だけでしょう。 China's HAIG rolled out its L-15B LIFT in a ceremony held at the company's Nanchang headquarters on 1 May. Source: CCTV via sina.com.cn China's Hongdu rolls out L-15B lead-in fighter-trainer  洪都航空工業がL-15B戦闘練習機をロールアウト Richard D Fisher Jr, Washington DC and Gabriel Dominguez, London - IHS Jane's Defence Weekly 04 May 2017 http://www.janes.com/magazines/ihs-janes-defence-weekly 洪都航空工業集団 Hongdu Aviation Industry Group (HAIG) がL-15A(JL-10)高等練習機/軽攻撃機の新型を発表し試作型が同社の本社南昌で5月1日にロールアウトしている。 同機は防空任務、対地攻撃任務に投入可能と 中航技进出口有限责任公司 (CATIC)が説明している。中国国内メディアは新型機は戦闘能力もさることながらL-15A練習機と同じ装備であり、 韓国航空宇宙工業 のFA-50戦闘練習機と同等だと説明。 ただし新型はL-15Aとはアフタバーナー付きデジタルエンジン制御エンジン双発となっている点が違う。 イヴチェンコ-プログレス (ウクライナ)のAI-222-25Fの可能性が高く、海面上最高速は1,200キロだとJane's航空機年鑑に記述がある。 L-15Bは原型機とはもう一つ違う点がある。機首にパッシブ電子スキャンアレイ(PESA)レーダーを搭載し有効範囲は75キロといわれる。ま