よくわからないのがこういう機体を中国は何を目的に作っているのか、輸出用となれば安易に購入できることから韓国のFA-50を駆逐して途上市場を狙うのでしょうか。練習機で戦闘機にもなるといっても中途半端な性能では成熟した市場では需要が期待できません。また機体の信頼度も未知数ですから平気で購入するのは一部国だけでしょう。
China's HAIG rolled out its L-15B LIFT in a ceremony held at the company's Nanchang headquarters on 1 May. Source: CCTV via sina.com.cn
China's Hongdu rolls out L-15B lead-in fighter-trainer 洪都航空工業がL-15B戦闘練習機をロールアウト
04 May 2017
洪都航空工業集団Hongdu Aviation Industry Group (HAIG) がL-15A(JL-10)高等練習機/軽攻撃機の新型を発表し試作型が同社の本社南昌で5月1日にロールアウトしている。
同機は防空任務、対地攻撃任務に投入可能と中航技进出口有限责任公司(CATIC)が説明している。中国国内メディアは新型機は戦闘能力もさることながらL-15A練習機と同じ装備であり、韓国航空宇宙工業のFA-50戦闘練習機と同等だと説明。
ただし新型はL-15Aとはアフタバーナー付きデジタルエンジン制御エンジン双発となっている点が違う。イヴチェンコ-プログレス(ウクライナ)のAI-222-25Fの可能性が高く、海面上最高速は1,200キロだとJane's航空機年鑑に記述がある。
L-15Bは原型機とはもう一つ違う点がある。機首にパッシブ電子スキャンアレイ(PESA)レーダーを搭載し有効範囲は75キロといわれる。また電子装備でもレーダー警報受信機(RWR)を垂直安定板上部に取り付けているようだ。機首のフィンアンテナは敵味方識別(IFF)装置のようだ。
CATICによればL-15Bには武装用ハードポイント9点があり、ペイロードは3.5トンだ。
5月2日に中国国内ウェブサイトGuancha.cnに記事があり、翼端部は空対空ミサイル搭載に耐える強度があり赤外線・ヘルメット視野誘導方式の洛陽電気光学研究所製PL-9CAAMを搭載できると伝えている。■
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