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空中空母の実現方法を公募中のDARPAは真剣

DARPAはいつも奇抜なことを考えているように見えますが、現実の世界にとらわれず究極のあるべき姿を見ているのかもしれません。その点で思考方法が柔軟なのでしょうね。 Pentagon Wants to Build Aircraft Carriers in the Sky by MIKE HOFFMAN on NOVEMBER 12, 2014 http://defensetech.org/wp-content/plugins/w3-total-cache/pub/minify.php?file=M9bPKixNLaoEAA.js ペンタゴンの中心的研究部門が母機に小型無人機を搭載する方法を模索し、軍事応用の経済効果を見極めようとしている。 国防高等研究プロジェクト庁(DARPA)から発表があり、提案競争で大型機(ほぼC-130なみ)に無人機複数を搭載し、広い地域に無人機を発出させる案を公募している。DARPA関係者によると無人機の空中発進のみならず回収方法も募るという。 大型有人機で通常型航空攻撃を実施すると費用がかさむだけでなくパイロットにも危険が伴う、とDARPAは説明し、そのためペンタゴンは「混合法」“blended approach” で小型無人機の飛行距離を伸ばし、有人機に搭載して運ぶ方法を求めるのだという。 「まず小型機の性能を引き上げる方法がほしい。その有力な候補は既存大型機に最小限の改修を加え、『空中空母』にすること」とDARPA主査のダン・パットDan Pattは言う。 DARPAが求める飛行実証では母機と無人機を今後4年以内に飛ばす。関係者の期待は今回の提案から正式なDARPA案件としてシステムを構築することだ。 今回の発表ではDARPAが無人機を小型化し、価格も低くすることを期待していると強調。軍司令官が求めるのは費用対効果の高い空爆の実施案だ。■

中国の新型ターボプロップ輸送機 珠海ショー余聞①

Avic Shows Model Of New Turboprop Airlifter Nov 10, 2014 Bradley Perrrett | AWIN First http://aviationweek.com/zhuhai-2014/avic-shows-model-new-turboprop-airlifter ZHUHAI, China – Avicがロッキード・マーティンC-130とほぼ同寸のターボプロップ軍用輸送機の模型を珠海航空ショーで公開した。 同社は以前から新型機開発を言及しており、公開された模型は60トンクラスで情報が一致する。 機体構造は高翼、主着陸装置は機体取り付け型でT字尾翼と6枚ブレイドのプロペラ推進だ。 名称はないが、中型輸送機と分類されている。展示された模型には8316との番号、RSの文字が尾翼にあり、中国空軍の標識がついていた。 現在中国で運用中の中型輸送機Y-9(アントノフAn-12の国産化)やY-9(Y-8を大幅に改修)よりも胴体直径が大きくなっている。Y-8とY-9はともに陝西飛機工業 Shaanxi Aircraft が生産している。同社はAvicで大型機生産を担当。 この新型機の開発状況は明らかにされていない。エンジンはWJ-16(出力3,782 kw (5,072 hp.))と推測される。もし、WJ-16を採用しC-130Jと同等の推力重量比とすれば、機体総重量は88トン近くとなる。■

新戦略思考 第三相殺Third Offsetの内容とは F-35削減、長距離爆撃機、UAV優先を提唱

本来なら装備はバランスよく、いろいろな事態に備えるべきものですが、現在の財政状態ではこれは無理です。そこで新戦略思考ではUAVを優先、F-35や大型水上艦は削減というのが「革命的な」提案を盛り込んだ報告書の骨子ですが、なんでも調達できた時代ではないので考えてみれば当たり前の内容ですね。しかし軍と民間に根付いた既成の考え方(F-35がその頂点)を放棄するのは簡単ではないでしょう。もたもたしているうちに数で勝利する中国他が先に進んでしまいかねません。この数年が新思考が実現するかの勝負とみているのですがいかがでしょうか。 New Strategy Would Cut F-35s, Boost Bombers and UAVs The U.S.’s air-centered strategy has top-level backing Oct 31, 2014  Bill Sweetman | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/new-strategy-would-cut-f-35s-boost-bombers-and-uavs Revolutionary Roadmap 今も機密扱いのノースロップ・グラマンRQ-180無人機がCSBA報告書でもそれとなく言及され、精密攻撃や電子攻撃ミッションに投入されるのだという Ronnie Olsthoorn Concept for AW&ST 中国その他が進める接近阻止領域拒否(A2AD)には今日の米軍兵力投射装備および現在計画中の装備では効果的に対抗できない、との戦略予算評価センター(CSBA)報告書が発表され、第三相殺Third Offset として知られる防衛戦略の新しい方向性を説明している。 かわりにペンタゴンは汎地球偵察攻撃global surveillance and strike (GSS) のシステム開発を中心とすべきで、この範疇に収まるのが長距離打撃爆撃機(LRS-B)や長距離高ステルスの無人戦闘航空機システム(UCAS)や潜水艦であるという。戦術戦闘機や水上戦闘艦、重装備の陸上部隊は削減すべきだとの趣旨で、予算との関連で戦力構造を再調整すべきとする。

F-35主翼生産ラインがイスラエルで生産開始 米イ関係の象徴として重要な存在

Accent on US-Israel Alliance as IAI, Lockheed Launch F-35 Wing Line Facility To Build 811 Wing Sets Under $2.5B Industrial Deal Nov. 4, 2014 - 06:06PM   |   By BARBARA OPALL-ROME   |    Comments http://www.defensenews.com/article/20141104/DEFREG/311040028/Accent-US-Israel-Alliance-IAI-Lockheed-Launch-F-35-Wing-Line イスラエル航空宇宙工業でF-35主翼の生産ラインが開所式を迎えた。写真左から、ヤーコフ・ロズマン(ラハヴ事業部)、パトリック・デワー(ロッキード・マーティン国際事業部)、クリストファー・ボグデン米空軍中将(ペンタゴンF-35開発室)、ダン・シャピロ米大使、ラフィ・マオルIAI会長、モシェ・ヤーロン(イスラエル国防相)、ハイム・カッツ国会議員(IAI労働組合委員長) (Israel Ministry of Defense) BEN-GURION AIRPORT, ISRAEL —合衆国とイスラエル双方が10年以上にわたる国防産業協力の一里塚とたたえるのが国営イスラエル航空宇宙産業(IAI)によるロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機用の主翼生産ラインの操業開始だ。 25億ドル総額といわれる産業協力案件として新工場がIAIのラハヴ事業部 Lahav Division に竣工し、月産4基で2030年までに811セットを生産する。. イスラエル製主翼は米空軍とイスラエル空軍向け機体の他に将来の輸出機体に装着すると当地の業界筋は見ている。生産は既に開始されており、イスラエル製主翼の一号は来年中ごろにロッキードへ納入される。 本案件は総額40億ドルとロッキードが確約したイスラエル向け事業の大きな部分となり、イスラエルは2010年にF-35飛行隊の編成を決定していた。イスラエル国防省は事業規模は50億ドルに膨れると見ており、すでに調達機数は44機に増えている。 ロッキード・マーティンで国際事業を

★★中国ステルスJ-31はF-22.F-35に匹敵する性能があると見る米関係者の声

U.S. Pilots Say New Chinese Stealth Fighter Could Become Equal of F-22, F-35 By: Dave Majumdar Published: November 5, 2014 12:53 PM • Updated: November 5, 2014 http://news.usni.org/2014/11/05/u-s-pilots-say-new-chinese-stealth-fighter-become-equal-f-22-f-35 瀋陽J-31 撮影日不詳 来週に開催の珠海国際航空ショーで中国が公開する 瀋陽 J-31ステルス戦闘機は米側のステルス戦闘機以上の実力を発揮するのではと複数の米側軍事関係者、業界関係者が見ていることが分かった。 J-31は中国による第五世代ステルス戦闘機の最新版で、 ロッキード・マーティン のF-22ラプターあるいはF-35ライトニングII共用打撃戦闘機と同等の性能とされる。 F-35開発に詳しいある米国戦闘機パイロットが USNI News に語る。「開発中でありどうしても高性能機に見える」「わが方の第五世代戦闘機と同等の存在だろう。産業スパイ活動は活発に続けられている」 瀋陽J-31 撮影日不詳 J-31そのものがロッキード・マーティンF-35(開発費用総額4,000億ドル)から盗んだ技術で設計されたと信じる者は多い。 「F-35やF-22によく似ている」と空軍テストパイロットが USNI Newsに語っている。 F-35共用打撃戦闘機. Lockheed Martin Photo F-35に詳しい先のパイロットはF-16ファルコンの操縦経験も豊富で、 USNI News にJ-31は第四世代機であるファルコン、ボーイングF-15イーグル、海軍のF/A-18E/Fの性能を上回ると見る。「四世代機では手に余る存在だろう」 海外製ハードウェアに詳しい元空軍戦闘機パイロットからは中国との戦争になれば中国が送り出す多数の戦闘機対訓練で優れる米パイロットの戦いになると見ている。「機体よりも機数が心配だ」 「向こうの機体も兵装もきわめてすぐれている

今年の珠海航空ショーの注目機体はこれだ

何と言っても注目すべきはJ-31でしょう。F-35のコピーとも輸出を狙う機体との報道もあり、その実態がよくわからない機体です。 China Airshow Will Unveil J-31 Nov. 3, 2014 - 11:47AM   |   By WENDELL MINNICK   |    Comments http://www.defensenews.com/article/20141103/DEFREG03/311030009/China-Airshow-Will-Unveil-J-31 J-31の模型が2012年珠海航空ショーで展示されていた(Wendell Minnick/Staff) TAIPEI — 中国の珠海エアショー関係者がステルスJ-31戦闘機が来週開催の展示会でデビューすることを確認した。 第10回目となる珠海ショーは正式名称中国国際航空宇宙展示会で11月11日から14日を会期に700社120機が出展する。 J-31は双発で 瀋陽航空機 Shenyang Aircraft製で出展されれば初の公開となる。機体は単発の ロッキード・マーティン F-35ステルス戦闘機と類似しており、中国語軍事ブログでは同機が珠海上空で展示飛行する写真を掲載している。 人民解放軍空軍(PLAAF)からはJH-7AとJ-10戦闘機のほか、Z-8KAヘリコプターと改良型H-6M中距離爆撃機(巡航ミサイル搭載)が出展される。 洪都 Hongdu L-15ファルコン戦闘練習機はまだ出展の予定がないが、同社はすでに中東やアジアの展示会を利用して売込みを図っている。 パキスタン製JF-17戦闘機は2012年に出展されていたが、今回はリストに入っていない。しかし 中国航空工業集団AVIC はFC-1戦闘機(JF-17の中国版)を出展する。同機は 成都航空機 と パキスタン航空工業 の共同事業。 ロシアのSu-35高機動性戦闘機も初の展示となる。中国とロシアは同機を2006年から商談中だが11月末に妥結するかもしれない。 「24機分の機体と呼びエンジンで契約となると思う」とロシア戦略技術分析センターの専門家ワシリー・カシン Vassily Kashin は語る。「エンジン技術移転の交渉は別個に継続中で

やはり韓国はBAE契約をペンタゴン通じ破棄しました

韓国の話題です。先日お伝えした件、やはり韓国が原契約の破棄を米政府に迫り、結果ロッキードがこのままだと改修契約を獲得しそうというお話です。何かと騒ぎが発生するのがお隣の国の常のようですね South Korea, Pentagon Kill BAE F-16 Upgrade Contract Nov. 5, 2014 - 08:17PM   |   By AARON MEHTA   |    Comments http://www.defensenews.com/article/20141105/DEFREG03/311050037/South-Korea-Pentagon-Kill-BAE-F-16-Upgrade-Contract A contract with BAE to upgrade South Korean F-16s has been canceled at the request of Seoul. (South Korean Defense Ministry / AFP) WASHINGTON — 韓国からの要請を受けたペンタゴンがF-16改修事業で BAE との契約を正式に取り消した。これにより韓国は ロッキード・マーティン 含む企業に再入札させることになりそうだ。 ペンタゴンが134機のKF-16を対象とした「第一段階」の契約は「便宜上」終了させたと5日に発表。 本件は有償対外軍事援助のため、合衆国政府が韓国に代わり契約を終了させたが、韓国は二週間前から想定外の価格上昇が第二段階で出ていると抗議をしていた。 メーカーのロッキード・マーティンが絶対的に有利とみられていただけにBAEの契約獲得は大きな突破口とみられていた。第1段階が始まった今年は順調に推移している一方で第二段階の交渉が始まっていた。 10月になり韓国高官がこっそりと費用上乗せしていると文句を言い始めたのは予想外で、韓国軍事筋は合衆国政府が470百万ドル、BAEが280百万ドルを追加してきたが、当初の合意内容に反すると主張。価格を巡る意見対立は急速に進展し、5日に公式に契約破棄となった。 BAE広報からは同社が決定に「失望」し、原契約の第一段階分の業務は完成ずみと強調する声明を発表している

★J-20戦闘機は手ごわい相手になる予想 スピード、機動性をバランスしたステルス機

h 中国の大型ステルス機J-20の最新状況です。ソ連と今の中国を比較する論調でJ-20をTu-22バックファイヤーに比較して厄介な存在だとしていますね。米軍機を本土に近づけないための「長い槍」の役割を中国は期待しているのでしょう。開発ペースが急加速することもあり、今から対策を練っておく必要がありますね。 J-20 Stealth Fighter Design Balances Speed And Agility Unique J-20 could fit anti-access role Nov 3, 2014 Bill Sweetman | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/j-20-stealth-fighter-design-balances-speed-and-agility J-20の外観上の特長のひとつが大型カナード翼だ   Photo via Internet 成都航空機 のJ-20ステルス戦闘機は中国の航空宇宙工学の頂点ともいうべき存在だが、その開発の実態は謎に包まれており、試作一号機が突如2010年末に登場したが、その後2012年5月に二号機がデビューしている。二機には2011と2012と言う番号がついており、一緒に飛行しているのが目撃されている。 【試作2号機】 2号機で大きく目立つ違いは機体後部の着陸装置が細くなり、両エンジンの間の機体下部トンネルが深くなっていること。全可動式垂直尾翼の後ろに伸びるブームが長くなり、機体下部の固定式安定板が後部に移された。垂直尾翼の後縁とカナード翼が短縮され、前縁の基部はこれまでの曲線から直線形状になっている。 超音速空気取り入れ口の外壁の上部ラインは曲げられ、着陸装置の格納扉の形状が変わっている。扉が閉まるのは着陸装置が伸びきってからで機首の着陸装置扉も形状を変えている。F-22と同様の一体型フレームなしキャノピーは分割式風防とキャノピーの分割構造に変更され、キャノピーは緊急脱出時に破砕される。赤外線探査追尾装置を収めるとみられる部分が機首下部に追加され、ミサイル接近警告用のセンサーをいれたフェアリングが胴体下についている。 二号機は一号機初飛行の3年後に登