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敵防空能力の向上でISR機材の対応も当然変化する

                         

USAF Plans Wrestle With New Lethal Airspace

aviationweek.com Feb 24, 2012    

米空軍は将来への備えとして宇宙空間とサイバー空間を活用し情報収集監視偵察(ISR)作戦を展開する計画を有している。この背景にはサイバー侵入事件の9割が情報収集目的で行われている事実がある。
  1. た だし、短期的にはISRは国防予算削減と運用上の再評価の対象となっており、とくにアフガニスタン作戦の縮小で顕著になってでる。そこで敵性国家が接近阻 止領空侵入拒否anti-access and aerial denial (A2AD)のための兵器・センサー類を運用する難易度が高い空域での作戦運用をどうするかが検討の中心になっている。
  2. そ こで高高度長距離飛行が可能なISR機材に批判の目がそそがれている。「高度を稼げば生存可能性が高まるのか、それとも現行のコンセプトにこだわることで 情報収集能力が飛躍的に向上する可能性はあるのか」とラリー・ジェイムズ中将Lt. Gen. Larry James(空軍副参謀長、前国家偵察局電波信号情報収集部長)は問題提起する。「まだ決定的な答えはありません」
  3. また空軍は小型無人機が高密度防空体制で有効性を発揮できるかを検証する。「超小型機や遠隔操作機を多数投入することでそのような環境の中で有効な情報が得られるでしょうか。まだこれを見極めなければ答えが得られません」(同中将)
  4. この分野の検討ではグローバルホーク、U-2、機体搭載レーダー、ISR基地、次世代無人機が関連してくる。敵防空網を突破し長期間戦闘空域に滞空できるステルス機の配備の必要性は今のところ弱くなっている。
  5. 「防 空網に侵入することは可能でしょうが、長時間の滞空はできないでしょう。別の方法で対象空域の監視ができるシステムとして宇宙空間やサイバー空間を考えて みることがよいのではないでしょうか。あるいはセンサー能力を引き上げれば敵の有効射程の外から探知が可能になるかもしれません。すべてをひとつの機材に まとめる必要はないと思います。そこで現在は画期的な新技術を検討する段階にあるのであり、たとえば極超音速機をISR機に利用することも考えています が、肝心の技術がまだ実用化されていません」
  6. ス テルス無人機MQ-Xの開発は予算削減で実施されないことになった。「海軍がこの分野で義技術開発中です。その結果を待って空軍として次世代機の開発の行 方を決めたいと思います。プレデターCアヴェンジャーを試験評価用に利用します。」(ジェイムズ中将) その結果と既存のリーパーの改修結果が新型機の決 定につながる。
  7. 地 上走行目標捕捉技術をE-8Cジョイントスターズ空中レーダー機とグローバルホークのブロック40に搭載することが2014年度国防予算案で検討される。 さらに特殊任務用途機を運用する空軍第55飛行隊も関心の対象となっている。同飛行隊はRC-135リベットジョイント、コブラボール、コンバットセント を運用している。「特殊任務の内容から機材とセンサー類でベストの選択を考える分析作業が進行中です」(ジェイムズ中将)
  8. グローバルホークのブロック30開発を取り消して有人U-2機の運用を延長する決断は今もペンタゴン内部で自問自答されている状態だ。このこととRQ-170一機をイラン領土内で喪失したことの関連はないとジェイムズ中将は語る。決定的な要因は性能価格比だという。
  9. 「昨 年のことですが、統合参謀本部は高高度運用要求内容でU-2とグローバルホークを対象に変更を行いました。その結果、U-2は要求性能を満足できることに なりました。センサー能力ではU-2は電子光学と赤外線センサーで優れており、電波信号の収集能力も優秀です。そこでグローバルホークのかわりにU-2に 資金投入することになりました。U-2は2020年代以降も使用します。同機のコックピットを与圧式に改造します。」(同中将)
  10. それではできたばかりのグローバルホーク運用施設はどうするのか。「グアムとイタリアに施設がありますが、施設撤去を計画しているところです」と同中将は明らかにした。

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