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グローバルホーク最新型の開発状況


Block 40 Global Hawk Faces Hurdles

aviationweek.com 6月26日

ノースロップ・グラマンはグローバルホークのブロック40一号機を6月25日同社パームデール工場でロールアウトした。現在同機の全体計画は順調ではない。国防長官官房および米空軍はブロック20/30分のグローバルホークの初期運用能力テスト・評価(IOT&E)の遅れを生む要因の解決を進めている。業界筋・政府筋はIOT&Eが8月開始・11月完了の予定が解決に9ヶ月かかるのではないかと見る。

【予算削減か】 他方、下院は2010年度予算案にグローバルホーク計画の削減を盛り込む検討をしている。空軍の概算要求は次年度に667.8百万ドルで機体生産をし、317.3百万ドルで研究開発を継続するもの。下院動議は次年度購入機数を5機から3機に減らす内容。ただ次年度予算が削減されるとさらに実戦配備は遅れる異なると関係筋は語る。

【求められる同機の能力】 計画が遅延してもグローバルホークの運用能力への期待は減っていない。ペンタゴンはグローバルホーク(ブロック20)2機に戦闘地域空中通信ノード(BACN)を追加搭載することとした。これはアフガニスタンとイラクの現地指揮官からの要請の応えて通信中継機能を加えるもの。イラク、アフガニスタンの現地指揮官は地上監視能力の不足に悩んでいる。

ペンタゴンの調達責任者アシュトン・カーターはロット8生産分としてブロック30(情報収集機材搭載)を2機、ブロック40(ノースロップ・グラマンとレイセオンによるMP-RTIPアクティブ電子スキャンレーダー搭載で地上監視能力を提供)を3機の生産をノースロップ・グラマンに発注した。カーターはブロック40のIOT&Eが32ヶ月遅延しているのはMP-RTIP開発の遅れが主な原因としている。同レーダーの作動モードのうち二つはテスト機上で作動テストが完了しているが、まだ残る二つのモードのテストが残っている。これは並行作動により各種データを同時に収集してレーダー効率を最大化する設計で、テストが完了するのは10年の第二四半期だと米空軍は説明する。

【調達コスト単価を引き上げている】 また、ペンタゴンの計算した平均調達単価(APUC)を航空機で見ると、2007年の90.8百万ドルが102.4百万ドルに上昇している。この単価に含まれるのは計画費用全部として試作、テスト、ハードウェアおよびソフトウェア、技術データ、管理費、支援・訓練装置等である。今年の上昇に一番寄与しているのがグローバルホークのセンサー類および予備部品であるという。

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