New era begins for B-1 bomber as Air Force begins taking delivery of Lancer aircraft with major avionics upgrades
avionics intelligence.January 26, 2014
ティンカー空軍基地(オクラホマ州) 1月26日----米空軍爆撃飛行隊にボーイングB-1ランサーの最新改修ずみ機体の納入がはじまっており、同機の長い歴史の中でも最大規模のエイビオニクス改修になっている。
- 納入機材はボーイングによる統合戦闘ステーションBattle Integrated e Station を搭載し、前方・後方のコックピット改修、新型診断機能、Link 16データリンク装置で状況把握能力と通信能力の改善が実現している。
- B-1は1970年代前半に開発が進められたが、1977年にカーター大統領により開発が取り止めになっている。その後レーガン大統領が開発再開を決定し、1986年から空軍配備が開始された。
- 同機は超音速低空飛行で敵地に侵入し、核・通常兵器の爆弾あるいはミサイルを運用する。敵防空網の突破に飛行速度とともに高性能の電子戦(EW)システムを利用する。
- 1月28日火曜日に統合戦闘ステーション搭載の一号機が空軍に引き渡され、ダイエス空軍基地(テキサス州)へ常駐する。
- 近代化改修で乗員は戦闘地帯で何が発生しているかを知る乗員の状況認識能力が上がり、通信もより高速かつ秘匿性がましたので敵目標の攻撃能力が上がっている。
- 統合戦闘ステーションは従来のディプレシ複数を新型多機能からーディスプレイで置き換えており、集中診断機能と機体性能監視コンピューターとLink 16によるネットワーキング能力も導入しており、飛行計器はデジタル式になった。
- B-1の新型デジタルデータリンクにより後方コックピットにデジタル式エイビオニクス機能が加わった。このうちLink 16により見通し線を超えるアプリケーション・プロトコル方式のデータリンクが加わり、カラーデイスプレイ上に直感的に理解できるシンボルが移動式地図上に表示される。
- また中央統合診断システムにより後方コックピットにあった旧式コンピュータが不要となり、あらたにカラーディスプレイが付けられたので、機体性能の状況を常時監視できるようになった。これにより地上要員による機体システムの問題解決が楽になる。
- 空軍第76航空機保守グループ(ティンカー空軍基地)が統合戦闘ステーションを機体に装着している。改修費用は総額975百万ドルで現有B-1全61機への装着完了には8年間かかる。
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