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イラン攻撃に踏み切るのか微妙なイスラエルの動向に注意が必要

Israel Discussing Iran 'Red Line' With U.S.: Netanyahu


aviationweek.com September 10, 2012

イスラエルは米国イラン核開発の『最後の一線」“red line”をどこに引くかの検討をしているとベンジャミン・ネタニヤフ首相 Benjamin Netanyahuが発言した。
  1. これはカナダCBCテレビで日曜日放映されたインタビュー内での発言で放映はカナダがイランと核開発問題を巡り断交してから二日目の時点で、ネタニヤフからは明確な基準があれば軍事行動の実施を未然に防止できるとの発言があった。
  2. ネタニヤフが求めているのは世界主要国が「明白な基準線」を引くこと、つまりイランの核開発の進展を止める決意を示すことで、同首相が米国に対して特に不満の度を高めているあらわれだ。
  3. 米国政府はイランに最終警告を出すことに反対の姿勢だったが、イスラエルには外交による解決、制裁の効果でイラン核開発を平和裏に阻止するよう圧力を強めている。
  4. 最近イスラエル発の論調が強硬になっていることから同国がイラン攻撃に11月の米大統領選挙前にも踏み切るのではとの観測があり、オバマ大統領も親イスラエル票を敵に回さないよう軍事支援を与えるのではないかと見られている。
  5. これに対しネタニヤフはイスラエル単独攻撃案に国内安全保障トップだけでなくシモン・ペレス大統領Shimon Peresからも反対されている。世論調査ではイスラエル国民大多数は米国支援のないままイラン攻撃の実行には求めていないことが判明した。
  6. . 「イランが最後の一線を認識しているとは思いません。また早くこれを設定すればするほど別の行動の必要が減ります」とネタニヤフは発言しており、軍事行動 を暗示しているようだ 「もしイランが理解できればチャンスはある。保証はできないが、イランも一線を踏み出す前に小休止するはずだ」
  7. イスラエルおよび西側はイランは核兵器開発をめざし作業中と認識している。イスラエルは中東で唯一の核兵器保有国と広く信じられており、核武装したイランは同国の生存にとって脅威となるとしてきた。イランは核開発は平和目的限定だとしている。
  8. イスラエル政府の高官は匿名を条件にこの最後の一線について米国政府と協議中であるとあかしたが詳細は語らなかった。
  9. I イスラエル日刊紙ハアレツHaaretzは月曜日にネタニヤフ首相がドイツ外相ギド・ヴェスターヴェレGuido Westerwelleにもしイランがウラニウム濃縮度20%以上を達成したら、それ自体がレッドラインでイランが民用原子力利用の想定を超えて原子力兵 器開発に踏み込んだことを証明すると語っている。
  10. .兵器となる核燃料では通常は核分裂純度90%が必要だ。ハアレツ紙とネタニヤフ首相はともにイランが核兵器開発の開始を決断した瞬間から90%までの濃縮には6週間しか必要としないとしている。
  11. ただし中立系のアナリストの中にはイランはそんな短時間では兵器開発ができず数ヶ月あるいは一年以上ないと不可能と指摘する向きが多い。兵器用原料を核弾頭にし、さらにペイロードを搭載するミサイルに利用可能にするのは簡単ではないとする。
  12. .ネタニヤフ首相は今月の国連総会でイラン問題の演説を予定している。.その段階でオバマ大統領は再選に向けた選挙運動にかかりきりのはずであり、大統領自身の演説は首相到着の二日前に終わっているはずでもあり、大統領と首相の会談の予定はまだ確定していない。■


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