今年も当方のつまらないブログにお付き合いいただきありがとうございました。今年の新規記事で読まれた数でベストテンを作ってみました。なお、アクセス数は12月24日現在のものです。
第一位 ★★航空自衛隊F-15新規改修の方向性が見えてきた#F-15, #航空自衛隊, #日本の安全保障
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2018/12/04
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2018/12/04
F-15は今年後半になり話題が次々に生まれましたね。ブログでは取り上げていませんがデジタル改装ができない旧仕様の機体の米国売却案も出てきました。米空軍では不要なので台灣あたりに売却することになると思いますが、来年には政治問題になりそうですね。北京も当然噛み付いてきますが、例によって中国の代弁を喜んでする政治家は日本に多くいますので容易に想像できます。この記事は12月のものなのですが堂々一位になりました。
第二位 ★★★F-3開発:急浮上したF-22生産再開提案は日本に費用負担大半を求める内容#USAF, #航空自衛隊, F-22生産再開, F-3, F-35
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2018/04/2
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2018/04/2
F-22に今でも期待する向きが多いのか、国産F-3構想が実現できなくなる可能性が注目を集めているのか、この記事も注目を集めました。
第三位 ★★わかりにくなってきたF-3開発への道:心神からF-3? それとも海外との共同開発?#F-3, ATD-X心神
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F-3の開発方向性ではやはり資金面がネックのようです。エンジン開発も話題になっていますが、機体のハードウェアはいいとしてもいかんせん日本に統合能力の知見がないのが弱点です。とはいえ、日本の工業力のレベルの高さから海外からも注目されがちですね。世界各地の新型機開発ガスローダウンしていますので、こうした画期的な新型機がいいのか、実績のある機体の改良型(F-15X、F-16V等)を整備したほうがいいのか悩ましい事態です。
第四位 ★★日本をファイブアイズに加盟させるべき、という主張をが主要シンクタンから発表されました#日本の安全保障, ファイブアイズ、
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2018/10/05
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2018/10/05
この記事もここに来て再び注目されているようです。情報の世界の「列強」になんとしても加わりたいと言うのが日本の心情ですが、機密保持など日本にはまだまだ改良すべき点があり、情報の安全保障という観点からも引き続き健全な方向に進めていく必要があります。
第五位 ★★ここまでわかったシリア攻撃の内容、ミサイル105発のスタンドオフ攻撃#4月14日シリア空爆作戦, JASS-ER, SCALP, ヴァージニア級攻撃型潜水艦, ストームシャドウ, トマホークTLAM
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2018/04/15
一体この攻撃はなんのためだったのでしょうか。データとして有効に今後活用できるのですが、あげくのはてはシリアからの撤兵と全然攻撃した意味がなくなった...と考えるのが普通でしょうが、実は南シナ海の中国基地に対するメッセージであったというのは考えすぎでしょうか。トマホークミサイルは日本も今年になり調達に乗り気になったのでこの攻撃もそれなりに意味があったのかもしれません。
第六位 今度はタイフーン戦闘機ほぼ全機が稼働できない状態。大丈夫か、ドイツの国防体制#ドイツ, A400M, トーネード, メルケル連立政権, ユーロファイター・タイフーン
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2018/05/08
ドイツでは潜水艦、戦闘機とまともに動かない装備の話題が連続して出てきました。EUの盟主のお膝元がこれでいいのか、というのがシュピーゲルなど地元メデイアの問題提起なのでしょうが、根っこには戦後ドイツが「ナチ清算」の反動でバランスを欠いた安全保障観を国民に許しているのではないでしょうか。日本にとっても目をつぶっていられる事態ではないですね。2019年は「健全な」価値観が日本国民の間でも広がるといいですね。今回の韓国海軍の不祥事からその気運が広がりそうです。
第七位 ★★★F-22/F-35ハイブリッド構想の実現可能性はないF-22/F-35ハイブリッド構想, ロッキード・マーティン, 米空軍PCA構想、次世代ステルス戦闘機
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2018/04/23
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2018/04/23
かなり早い段階でロッキード構想が日本で話題になっていたことがわかりますね。
第八位 ★★ロシア機迎撃に投入して露呈したF-22の弱点とは---F-22は迎撃機には不適なのか#F-22, #Su-35, #USAF, 制空任務, 領空侵犯対応
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2018/10/03
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2018/10/03
ロシア機がF-22の写真を撮ったとか末梢の話題が注目されましたが、インターセプトにステルス機を動員することに疑問あり、というのがこの投稿の趣旨でした。そこでF-35Aの追加調達を決めた日本ですが、直後にF-15Xの話題が出てきて困惑していないでしょうか。日本に必要なのは今後20年にわたり第一線で活躍してくれるF-15新型ではないでしょうか。購入の意志決定がどうなっているのか、「専門家」の意見はどこまで政治家に理解されているのか疑問に思える決定ではありましたね。
第九位 ★★F-22生産再開研究の米空軍検討内容が明らかになった#F-22再生産構想, #USAF, イスラエル, 日本、オーストラリア
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2018/05/0
F-22が未だに話題になっていますが、これはロッキードがぶち上げた話題でさすがに実現性は薄いと言わざるを得ませんね。ましてや日本に負担させようというのでは虫が良すぎます。
第十位 ★ロッキードのCFR小型核融合炉が米特許を取得-----人類の生活を一変させる可能性と疑問ロッキード・マーティン, 小型核融合炉CFR
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2018/03/28
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2018/03/28
同じロッキードでもこちらは画期的核融合炉の話題です。その後、同社から全くこの話題が聞こえてこないのはやはり実現が難しいのか、あるいは水面下で着々と進展があり、将来のロッキードは画期的なエネルギー企業になるのか、お金に余裕がある人は同社の株式を購入されてはいかがでしょうか。(当方は責任を持ちませんよ)
こうしてみると皆さんはやはり戦闘機の話題に敏感ですね。一方で従来型の戦闘機の形態が大きく変わる予見もでていますので戦闘機ファンの皆さんも心の準備をしておいたほうが良いのかもしれません。(例ドッグファイト性能の放棄、全方位ステルス性能に備えた大型化、F-15Xに見られる重武装化など)
当方が一番関心があるISR機材では大きな話題がありませんでしたが、来年は2010年代最後の年、話題は2020年代を飛び越し2030年代も範囲に入っており、SR-72以外にブラックのプロジェクトがひょっとして露呈するかもしれません。こうした支援機材は何かと軽視されがちですが、重要なこうした機材を中国が撃ち落とそうとしている動きを忘れてはいけません。
ここに来て読者の皆さんのコメント投稿が増えています。これ自体は良い兆候ですが、マニアのみなさんからすればなにか言いたい気持ちなのでしょう。ただ他の方の非難中傷は困ります。おたがい知らないことは教えてもらい、楽しく有意義にフォーラムとして活用してもらえればと思います。
2019年も多難な年になるかもしれませんが、日本の中でも突出した安全保障関連の装備品等の知識を持った皆さんがバランスのとれた、しかし健全な観点で少しでも日本を良い方向に持っていく一助になっていただければ当ブログとしてもその意義を果たしたことになります。
では皆様、良いお年をお迎えください。
お世話になりました。
返信削除戦闘機の記事が人気なのは、もちろんT2さんのブログ(ブログだったのか!?)が航空軍事関連だからでしょうけど、やはり格好いいのと今後の日本の航空防衛産業に直結する話題だからでしょうか。