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第六世代機は空軍調達予算を食いつぶす存在になるとのCBO分析が出ました



Stealth Swap: The Air Force Could Replace the F-22 with...the F-35 ステルス機の今後、F-22後継機がF-35って
And the reason is simple: money. その理由は簡単明瞭、予算


by David Axe Follow @daxe on TwitterL
December 18, 2018  Topic: Security Blog Brand: The Buzz  Tags: F-22F-35MilitaryTechnologyWorld

議会予算局(CBO)はF-22ラプターの後継機は2030年代の米空軍予算を食いつぶすと分析。
1980年から2018年まで空軍は現在のドル価値で新型機導入に平均120億ドルを使ってきた。だが約180機あるF-22を2030年代に全機新型機に切り替え、F-35の新規調達を続けながら、輸送機、給油機も導入すれば年間230億ドルが必要となるとCBOが2018年12月発表の報告書でまとめた。
飛行隊数を現行の312個から386個体制に拡充する空軍の案を実行すれば新型機への年間支出はさらに増える。「この国が必要とする規模に対し現在の空軍規模は小さすぎる」とヘザー・ウィルソン長官が今年9月に述べていた。
拡大構想では戦闘機部隊を7個追加し62飛行隊体制とするとある。

CBO報告書から重要な点が見える。F-22後継機を模索するよりF-35の追加調達をしたほうが新型機開発より予算を節約できるとしている。
空軍の予算問題は今日にはじまったものではない。新型機調達予算のピークは1986年の290億ドルで当時は依然としてヨーロッパで対ソ連戦を想定していた。
1991年にソ連崩壊で冷戦が終結。米国防予算は急減少し、1995年には機材調達予算が年間50億ドルまで減った。その後予算は堅実ながら増加した。2010年から2017年の平均では年間90億ドルを機体調達に使っているとCBOは分析。

空軍機材5.500機中の約1,500機が機齢26から35年に達しており、F-15やF-16の大部分がここに入る。

80年代の機材が更改の必要がある。だがF-35は単価が1億ドル程度で、年間60機の調達が精一杯だ。このためF-35合計1,800機の調達は2040年までゆっくり実施する。

F-22後継機を2030年代に導入すると空軍はステルス機二形式の同時調達になり予想費用は年間140億ドルに達する。同時に輸送機、給油機、爆撃機も必要なので総額は230億ドルに達するとCBOは警鐘を鳴らす。
そのためF-22後継機に...F-35が浮上する。空軍がまとめた「航空優勢2030構想」では「侵攻制空任務」の能力を強調している。言い換えれば高度の生存性を備えた空対空戦闘機のことだ。

「PCAの性能開発では航続距離、ペイロード、生存性、威力、価格、支援体制のいずれをどこまで犠牲にするかが重要課題となる」と空軍構想は指摘する。だが新型機開発が必須と記していない。CBOはF-22老朽化対策にはF-35の継続調達で対応可能としている。
「高コストと不確実性のためPCA構想を見直せば空軍予算動向のCBO予想にも影響が出る。たとえばPCAの想定性能が予算上実現不可能と判断してもF-35Aの追加調達で対応することも可能なはずだ。
「F-35の推定平均調達価格は94百万ドルで、PCAが300百万ドルの予想で機体調達ピークの2033年にPCAを選択しなければ260億ドルのかわりに200億ドルですむ」

空軍が事業費を落とすため調達機数を減らせば総機数は現行の5,500機から減る。ただ空軍企画には飛行隊を増やすとあるので機体数は減らず、増やすことになる。■

David Axe edits  War Is Boring. He is the author of the new graphic novels MACHETE SQUAD and THE STAN.

うーん、これはどうなんでしょう。数字だけの世界ではそうなるのですが、PCAで想定する性能がF-35で可能とは思えないのですが。今後の世界にむしろ「戦闘機」が必要なのでしょうか。ステルスは切り込み隊やセンサー中継機の役割で依然必要としても強力な攻撃力をもたせた機体はもはや高Gが不要となり、むしろ攻撃力や機内発電容量を考えると相当大きな機材になるのでは。Battle Planeの考え方ですね。それにしてもF-35にこれから自由世界が数十年振り回される可能性ってどうしたもんでしょうか。

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