Boeing Joins First KC-46A Airframe
By Guy Norris
Source: Aerospace Daily & Defense Report
December 12, 2013
米空軍向け次期空中給油機KC-46Aになる767-2C一号機の胴体と主翼がボーイングのエヴァレット工場(ワシントン州)で結合された。.
- 米空軍は2011年2月に総額44億ドルでKC-46の技術・製造・開発 (EMD) 業務を同社に発注した。
- EMD契約で試作型4機を製造し、フライトテストに使用する。この4機も含めた18機を実戦配備型機体として2017年8月までに空軍に引き渡す。
- 一号機は40-32工場で組み立て中で、隣ではフェデックス向け767-300Fも組み立て中だ。-2Cとは給油機モデルの名称。ボーイングの767受注残は44機で、今後はKC-46生産が増え179機を空軍に2028年までに納入する。
- 主要構造部品の納品はは予定通りで、最初の4機は2014年中ごろに完成する、と同社副社長(機動、監視、交戦担当)ティム・ピータース Tim Peters, Boeing’s vice president for mobility, surveillance and engagement.は説明。
- 最終機体組み付けで胴体部分に主翼、水平安定板、垂直尾翼が接合され、主降着装置が取り付けられ、油圧、空気圧、電気の各系統も同時に取り付けられる。最終組み立て工程に移動する前に機体はジャッキで持ち上げられ、電源、油圧が入り、主翼・降着装置のテストを行う。給油機ならでは特殊装備として給油システム、あらかじめ結束してある油圧管などがある。
- ー2C一号機の初飛行は2014年6月の予定で、一方機体装備を完全搭載したKC-46Aの初飛行は2015年1月。767-200ERの基本設計にー2Cでは貨物搭載室の床を強化し、貨物搬入扉、他貨物機機能が加わり、コックピットは787を基にしており、燃料搭載量を増やすため補助タンクがあり、給油用に配管、配線がついている。
- ボーイングは4機を投入してFAAの型式証明を二部に分けて取得する。まず767-2C「臨時貨物機」の改正証明は空中給油装置他軍用エイビオニクス、防御装置をつけていない機体向けだ。その後完全装備したKC-46A用に追加型式証明(STC)を申請する。
- VH001は型式証明完了までは-2C仕様のままとし、VH002は上記STC手続きの開始前にKC-46Aとして完成させる。三号機VH003は-2Cの型式証明テストに、4号機はKC-46A二号機として完成させる。■
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