Analysis: Secret UAV Revelation Raises More Questions than Answers
USNI News By: Dave Majumdar
Monday, December 9, 2013
航空専門誌Aviation Weekによれば高性能ステルス長距離戦略無人情報収集監視偵察機(ISR)、ノースロップ・グラマンRQ-180が存在し、2015年に配備開始となるという。
- 同記事は「国防・情報機関関係者」を引用しているが、米空軍も同様の開発計画を認めている。
- 新型ISR機が空軍の極秘テスト施設グルームレイク(ネヴァダ州)で開発中とのうわさは以前から流れていたが、詳細ははっきりせず、「ステルス型のグローバルホーク」とだけといわれてきた。機体は全翼機型でノースロップ・グラマンRQ-4グローバルホークとほぼ同寸だが、細長い主翼は高高度での効率を最大限に発揮する。「広帯域」ステルス性があるとされ、高低双方の周波数帯レーダーに対抗できるという。
- Aviation Week記事では国防関係者が匿名で語り、真実と思われるが、RQ-180が存在するとして、なぜペンタゴンはわざわざこの時期に同機の存在を認めるのか。.
- 理由は予算だ。極秘計画が漏れるのは特定の課題が達成された後が多い。今回はRQ-180の予算を確保し、RQ-4Bグローバルホークを中止を議会に認めさせるのが目的だろう。
- 米空軍は懐疑的な議会へグローバルホークの大部分の処分を認めさせようとしてきた。RQ-4Bが投入できるのは自由に飛行できる空域のみで、防空体制が確立された空域に入れない。これが米軍が太平洋地域に軸足を移動させる際に問題になった。空軍上層部は今年に入り極秘の機体の存在を認めてきた。
- 「よく考えもせずに公表はしない」と空軍副長官付けの軍代表チャールズ・デイビス中将は下院軍事委員会で4月に発言している。
- RQ-180は開発中の長距離打撃機材(LRS) ファミリーの一部らしい。空軍説明では「ファミリー」は爆撃機以外に、巡航ミサイル、通常弾頭つき即座全地球攻撃ミサイル、および電子攻撃用とISR用機材を含むという。
- RQ-180はISR任務と電子攻撃ミッションを担当する機材なのだろう。ただ同機が本当に存在するのかそれとも以前のオーロラ極超音速機のように単なるうわさなのかは時がたたないとわからない。■
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